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2015/09/02 Wed *魂の奏でるもの / Arthur Conley

20150902sweetsoulmusicmono


魂が。
奏でる。
魂が。
踊りだす。
止まることなく。

この瞬間。
この時間。
その間だけは。
自分の魂を。
コントロールすることは出来ない。

魂が。
弾む。
魂が。
叩き出す。
駆け出していく。

この瞬間。
この時間。
その間だけは。
許される中で。
魂の赴くままに任せよう。

奏でられる。
メロディーに乗り。
叩き出される。
ビートに乗り。
弾んで。踊っていよう。

この瞬間。
この時間。
その間だけは。
許される中で。
魂を解放していよう。

『Sweet Soul Music』'67年リリース。
サザン・ソウルの爆弾小僧?アーサー・コンレイの1stアルバム。
サム・クックを敬愛し、オーティス・レディングに見いだされたアーサー。
もう、その経歴だけで。サザン・ソウル・ファンとしては堪らないものがあります。
そして。その若さ故の。実に小気味のいい。乗りの良さ、そのスピード感。
勿論、若さ特有の蒼臭さもあるのですが。それすら可愛く、痛快に感じられてしまう。
その典型がタイトル・ナンバーの「Sweet Soul Music」で。
敬愛するソウルマン達の名前と、代表曲のフレーズを織り込みながら乗りに乗りまくる。
その高性能エンジンを搭載して、足回りもチューンナップされた小型のスポーツ・カー。
その軽快な走りを連想させるアーサーの勢いが何とも、魂を弾ませてくれるのです。
(因みにアーサーとオーティスの共作とのことですが。サムの某ナンバーのパクリかな)
兎に角。アップテンポの、スピード感溢れるナンバーを歌わせたら絶品のアーサー。
実際、小柄だった様ですが。その全身から発せられるエネルギーの凄さ。
オーティスが見込んだだけのことはあるなと。そう思わされる弾ける様が最高です。
それ比べて、ミドルからスローバラードでは。深みに欠けるとも言われますが。
それも。若さ故の。甘さ、蒼臭く夢を見ている。その真直ぐな感じがいいかなと。
いつまでも。手垢のつきそうもない。純真でひた向きな歌声。
駆け引きも、打算もない、ストレートな甘さ。それもアーサーならではの魅力かなとも。
夢みて。魂、弾ませて、焦がして。純粋に。恋を、愛を歌い上げてみせる。
その時の。魂のドキドキ感まで伝わってくる様で。聴いていて、楽しくなってくるのです。
オーティスの突然の死によって後ろ盾を失って。失速して消えていったアーサー。
だからこそ。このアルバムの若い魂の輝きは、永遠のものになったのかもしれません。

魂が。
共鳴する。
魂が。
踊り続ける。
疲れることも知らず。

この瞬間。
この時間。
その間だけは。
自分の魂でも。
ブレーキをかけようとは思わない。

魂が。
歌う。
魂が。
叫ぶ。
喜びのメロディーが溢れだす。

この瞬間。
この時間。
その間だけは。
許される限り。
魂の赴くままに任せよう。

歌われる。
メロディーに共鳴し。
喜びを。
ビートに変えて。
弾んで、踊り続けていよう。

この瞬間。
この時間。
その間だけは。
許される限り。
魂の自由に任せよう。

たまさか。
訪れる。
この夜。
その間だけは。
酔いしれていよう。

甘く。
甘美な。
魂の。
揺れに。
総てを委ねていよう。

甘く。
切ない。
魂の。
喜びに。
総てを委ねていよう。

瞬く間に。
過ぎていく時間の中。
瞬きも惜しんで。
魂の歌声に。ビートに。
乗っていよう。

次は。
いつ。
訪れるかも。
知れず。
そして。

これ以上。
先へは進めないと。
わかっている。
だから。
今だけは。

甘く。甘美で。切ない。
魂の奏でる音楽と共に過ごしていよう。



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