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2015/09/18 Fri *海賊王は目指さねど / Rickie Lee Jones

20150918pirtates


終りだ。
誰が。
何を言おうと。
今日は。
そして暫くは。終りだ。

ちょいと。
長めの束の間の。
休息だ。
のんびりと。
ゆっくりと。

しかし。
ちょいと。
脱け出して。
何処かを。
目指して。

ちょいと。
日常は。
置いといて。
少しばかり。
非日常の中へ。

いつかは。
帰還するにしても。
楽しみに出かけよう。
ひょっとしたら。
そのままに。

そいつは。
そいつも。
その時に。
感じるままに。
赴くままに。

『Pirates』'81年リリース。
リッキー・リー・ジョーンズの2ndアルバム。
ブラッサイの“Lovers”を使用したジャケット。
そのモノクロームの一葉が、このアルバム、そしてリッキーの音楽を。
あまりにも見事に捉えているので。それ以上、語ることも無いのですが。
このアルバム1stアルバムから2年半の間隔が空いているのですね。
今では別に驚くことではありませんが。当時としては珍しいと言うか。
幾ら1stが大ヒットしたとは言え。未だ新人の部類なのにそれが許された。
そこにリッキーに対するレコード会社の期待と信頼が窺えます・・・なんて。
きっとね。レコード会社は焦れてたと思うのですが。リッキーが我関せずだったと。
それが真相だと思うのですね。凛として悠然と。納得するまで録音していたと。
その頑固とも言える、独自のタイム感、そいつがね。リッキーの音楽の魅力でもあると。
物憂げで、ジャージーで。なんて紋切型では片づけられないものがあるのです。
スローなナンバーにも躍動感があり。逆にアップなナンバーにもダウナーな感覚がある。
そして。地に足が着いている様で。実はいつも。どのナンバーでも漂っている。
そうした漂泊者、流離うものとしての魂を宿して。日常に留まることを良しとはしない。
その、軽々とハレとケの境界を飛び越える自由さ。それを支える頑固で強靭な心。
それが。リッキーを他の女性シンガーと隔てているものだと思います。
もう20年以上前ですが。来日公演のステージ上で生き生きと歌い踊るリッキー。
その姿に我を忘れて見惚れていたのを思い出します・・・
見惚れると言えばその美脚。このアルバムのインナー・スリーブなど陶然とさせられます。
特に男性諸氏。是非、アナログ盤を入手してご覧になることをお勧めします(笑)。

始まりだ。
誰が。
何を言おうと。
今夜から。
そう今から。始まりだ。

ちょいと。
長めの束の間の。
休暇だ。
急くことはない。
焦ることもない。

しかし。
ちょいと。
漂流して。
何処かに。
辿り着いて。

ちょいと。
ケは。
置いといて。
少しばかり。
ハレの中へ。

いつかは。
帰還するにしても。
遊びに出かけよう。
もしかしたら。
そのままに。

そいつは。
そいつも。
その時に。
聞えるままに。
誘われるままに。

海でも。
空でも。
路上でも。
何処でも。
構わない。

ちょいと。
踏み出して。
ひょいと。
乗り越えて。
後は。

流れのままに。
漂い。
流離い。
遊んで。
楽しんで。

束の間。
ちょいと長めに。
此処から。
離れて。
何処かへと。

帆を上げて。
舫いを解いて。
岸壁を蹴って。
手を振って。
寝転がろう。

そう。
帰還する。
その時まで。
でも。もしかしたら。
そのままに・・・



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