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2015/10/15 Thu *遠慮と配慮 / Eric Clapton

20151015meandmrjohnson


遠慮など。
するものではない。
してもろくな事にはならない。
思うことや、言いたいこと。
あるのであれば。

ぶつけてみればいい。
口に出してみればいい。
そうやって。
動いてみなければ。動かしてみなければ。
何事も始まらない。

年齢も。
性別も。
肩書も。
立場も。
遠慮する理由にはならない。

遠慮などと言う。
体のいい言葉に隠れて。
避けてはならない。
逃げてはならない。
そう。遠慮はいい訳なのだ。

言いたいことがあるなら。
やりたいことがあるなら。
遠慮は邪魔なだけ。
思いのたけを口にして。
思いのほどを露わにして。

開くか、開かないか。
動くか、動かないか。
進か、進まないか。
そんなものは。
やってみなきゃ、ぶつかってみなきゃ。わかりはしないのだから。

『Me And Mr.Johnson』'04年リリース。
エリック・クラプトンによるロバート・ジョンソンのカヴァー・アルバム。
この年代の作品のアナログ盤は珍しいのですが。運よく安価で巡り会いました。
全14曲。アコギで、エレキで。クラプトンが敬愛するロバジョンのカヴァーをやる。
言ってしまえば、それ以上でもそれ以下でもない。それだけのアルバムです。
ブルースに魅せられて。ブルースマンに焦がれて。自らもギターを手にして。
クリームでは「Crossroads」の名演を残したクラプトンです。しかしながら。
どうしても。本物のブルースはやれない、本物のブルースマンにはなれないと悩んで。
薬物や酒に耽溺して。一時はそのキャリアを棒に振り、再起不能に陥りかけたクラプトン。
(まぁ、それ以外にもパティ・ボイドとの許されない恋とか、様々な要因はあったのですが)
そのクラプトンが焦がれたブルースマンの中でも特別な存在だったのが。
ロバジョン、ロバート・ジョンソンで。思えば、ブルースブレイカーズ在籍時代に。
初めて公式に歌声を披露したのもロバジョンの「Rumblin’ On My Mind」のカヴァーでしたからね。
クラプトンがソロ・アルバムで丸ごと真正面からブルースに取り組んだのは『From The Cradle』が初めてで。
アンプラグド・ブームの火付け役となり、商業的な成功も知名度もそれ以前とは比較にならないものになって。
しかし、それだけでは。アダルトなロックを奏でるアルマーニを着込んだお洒落な小父さんのポジションだけでは。
居心地が悪くなったのか、単純にその成功で好きなことをやれる権利を手にしたからなのかは分かりませんが。
その、ひたすらにブルースだけを弾きまくる熱さには、こちらの胸も熱くなったものでした。
それと比較すると。実に淡々と。肩の力も抜いて(抜けて?)大好きなロバジョンのブルースを弾き、歌うだけ。
なので。拍子抜けすると言うか。これなら別にロバジョンのアルバム聴けばいいじゃないと言う声もあって。
それはそれで正論なのですが。遠慮なく敬愛するロバジョンのカヴァーのみでアルバムを制作したその意思と。
一方でロバジョンに対する敬意を表し、配慮して自分のブルースとして表現しようとしているその姿勢。
その両面にクラプトンの。ブルースへの、ロバジョンへの愛情が感じられて。これはこれでいいかなと思うのです。

配慮だけは。
忘れてはいけない。
忘れたらろくな事にはならない。
思うことや、言いたいこと。
あるのであれば。

ぶつけてみればいい。
口に出してみればいい。
その時に。
どう動くのか。どう動いてもらいたいのか。
それを想定しながら。

年齢や。
性別や。
肩書や。
立場や。
相手の属性をよく考えて、おもんばかって。

配慮と呼ばれる。
その行為の意味を考えて。
傷つけない様に。潰さない様に。
だけど。逃げられない様に。
そう。配慮は戦略の一種でもあるのだ。

言いたいことがあるなら。
やりたいことがあるなら。
細心の配慮をして。空気を創り上げて。
それから。思いのたけを口にする。
その中で。思いのほどを露わにする。

開くか、開かないか。
動くか、動かないか。
進か、進まないか。
そんなものは。
やってみなきゃ、ぶつかってみなきゃ。わかりはしないからこそ。

熱い。
思い。
強い。
意思。
それがあるならば。

それを。
言うのも。
主張するのも。
具申するのも。
躊躇ってはいけない。

相手が。
誰であれ。
何者であれ。
何様であれ。
遠慮する必要は無い。

熱い。
思い。
強い。
意思。
それがあるならば。

それを。
言う為に。
主張する為に。
具申する為に。
怠ってはいけない。

相手が。
誰であれ。
何者であれ。
何様であれ。
必要な配慮はある。

遠慮は。
関係を硬直させる。
過度な配慮は。
遠慮と等しい。
正しい配慮は潤滑油となる。

遠慮と。
配慮と。
その違いを。
胸に刻んで。
いざ、事を進めよう。



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