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2015/10/24 Sat *抱くだけ / B.B. King

20151024lucille

抱くだけ。
癒されるだけ。
ただ。
それだけ。
それが難しい。

抱く。
その手触り。
その感触。
その空気。
その匂い。

抱かれる。
その手触り。
その感触。
その空気。
その匂い。

その時。
その瞬間。
奏でられる。
生まれる。
何ものか。

それが。
自分を。
相手を。
包んだ時。
感じるもの。

自分は。
相手は。
何を感じているのか。
互いの。反応は。手応えは。
癒しとなっているのか。

『Lucille』'68年リリース。
あまりにも有名な相棒、愛器の名前をタイトルに冠し。
見開きジャケットにその美しい姿を用いたB.B.キングのアルバム。
'67年の12月に急遽集められたメンバーを相手にした、たった2日間のセッション。
そこでの、実にリラックスしながらも充実した演奏が収録されています。
A面1曲目の「Lucille」はその愛器を手にした長尺のギター・ソロ、そして語りかける様なヴォーカル。
その穏やかながら、情熱に溢れた10分を超えるナンバーとなっていますが。
なんでもルシールを爪弾くともなく弾いていたB.B.にいきなりスイッチが入って。
その瞬間を見落とさなかったエンジニアが咄嗟に録音したものだそうです。
つまり。まるっきり即興、アドリブだった訳で。B.B.とルシールの間には、そんな瞬間が。
触れ合っている内に。何かが降ってくる、何かが生まれる瞬間が。何度もあったのだろうなと。
その深い絆に。思わず震えたりもします。ブルースマンとギター。それを超えた何ものか。
B.B.とルシールの間には、それがあったのだろうなと。手に馴染むなんてレベルを超えて。
一体化するほどの深い絆、関係にあったのだろうと。そう思えてならなくなるのです。
そうだな。自分に例えて言えば。あの中華鍋じゃないと駄目なのだよな。みたいなね(笑)。
実際にB.B.はルシールを抱いていると生身の女性を抱いているのと同様に癒されると語っていたそうですが。
そうであっても不思議は無いなと。よく、ギターのそのシェイプは、女性の身体に例えられますが。
このジャケットのルシール、確かに美しいと言うか、艶かしいと言うか、そして温かいと言うか。
女性の後ろ姿に見えてくるから不思議なもので。そうだよなと。抱いて。触れ合って。奏でて。
それは、愛の営みと同じで。そこに癒しや、歓びがあっても、生まれても何の不思議も無いよなと感じるのです。
その愛情の強さ、深さこそがB.B.の懐の深いブルースの源泉だったのかもしれませんね。
自分も中華鍋にもっと愛情を・・・生身の女性がいいよな、やっぱり、そこは(笑)。

抱くだけ。
愛し合うだけ。
ただ。
それだけ。
それが難しい。

抱く。
その手触り。
その感触。
その空気。
その匂い。

抱かれる。
その手触り。
その感触。
その空気。
その匂い。

その時。
その瞬間。
奏でられる。
生まれる。
何ものか。

それが。
自分を。
相手を。
包んだ時。
感じるもの。

自分は。
相手は。
何を感じているのか。
互いの。反応は。手応えは。
愛し合っていると言えるのか。

何かを。
誰かを。
抱きたい。
ただ。
それだけ。

それだけ。
それだけ故に。
何ものも。
生まれない。
虚しさなど感じたくない。

そこに。
その間に。
何ものかが。
あってほしいと。
生まれてほしいと。

抱いて。
触れ合って。
奏でて。
癒しが、歓びが。
生まれる。

そんな。
絆を。
そんな。
関係を。
誰もが探している、欲している。

そんな。
絆が。
そんな。
関係が。
続くことを。誰もが望んでいる・・・のかな。



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