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2016/01/05 Tue 再来 / Roy Buchannan

20160105roybuchanan


救世主が。
再び現れるだろうなどと。
そんなことは。
思いもしないし。
考えもしないが。

年末年始の。
お休みが。
何かの間違いで。
再び目の前に現れないかと。
そんなことは。

漠然と。
思っている。
考えている。
だってなぁ。
たかだか一週間。

それで。
身も心も。
蘇る。
生き返る。
そんなに都合よくはない。

未ださぁ。
ほろ酔いで。
甘い夢の中に。
漂って。
ギターの音色にでも酔いしれていたい。

なんだけど。
否応なしに。
目を覚まさせられる。
しかたねぇなぁ。なんとか時間作って。
頭の中であのフレーズを。

『Roy Buchanan』'76年リリース。
オリジナル・アルバムと間違えそうなタイトルが冠されていますが。
ロイ・ブキャナンの正式な。そして恐らくは初めてのベスト・アルバム。
ロイのアルバムって。なんか日本では長い間、ポリドールが発売していたのですが。
米国では4枚目をもって。ポリドールからアトランティックに移籍していたと。
そこで。去られたポリドールが契約枚数の関係からか企画して。
当然の如く、最初の4枚のアルバムから上手い具合にバランスよく選曲して編集したと。
それにしても。このタイトルは。どう考えてもオリジナル・アルバムと勘違いさせようと。
そんなポリドールのある意味、悪意のこもった企みが透けてみえるかな。
ジャケットもやる気があるのだか、ないのだか分からない感じだしねぇ。
まぁ、中身は名手ロイの初期の名演から選りすぐった全12曲。悪い訳もなく。
「Sweet Dreams」とか「The Messiah Will Come Again」を当然の様に含んで。
テレキャスターの魔術師と言われた。ロイ独特のトーンで奏でられるブルース。
そいつが。何とも。心の襞を慰撫すると言うか、柔らかいところを静かに震わせるのです。
ジェフ・ベックもロイの大ファンで、エリック・クラプトンに至っては。
何でもロイのブートレッグをコレクションしていたと言う。プロに惚れられるギタリスト。
あの、ストーンズでさえも。ミック・テイラーの後釜にと考えたとか、いないとか。
その凄腕を凄腕と感じさせない。世間ではなく業界の達人には感じさせられたロイ。
それが本人にとって心から満足のいく結果であったかどうかはわかりませんが。
少なくとも。このアルバムで聴ける、そのトーン、フレーズ、プレイには。
心のままに。自分の足取りで歩もうとする意志が感じられるんですけどね。
ただ、その足取りが時に千鳥足に過ぎたことが、ロイの不幸だったんでしょうけどね・・・
兎にも角にも。心の片隅、記憶の辺土で鳴り止まないロイのブルース、好きなのです。

救世主が。
再び現れるだろうなどと。
そんなことは。
望みもしないし。
求めもしないが。

学生時代の様な。
冬休みが。
何かの間違いで。
再び目の前に現れないかと。
そんなことは。

真剣に。
望んでいる。
求めている。
だってなぁ。
たかだか一週間。

それで。
身も心も。
存分に休まる。
浄化される。
そんな訳はないだろうと。

いま暫くさ。
千鳥足で。
甘い夢と共に。
浮かんで。
ブルースの音色にでも酔いしれていたい。

なんだけど。
否応なしに。
現実とやらを突き付けられる。
しかたねぇなぁ。なんとかサボって。
頭の中であのブルースを。

未ださぁ。
いま暫くさ。
休みをくれとは言わない。
そんな贅沢は言わない。
ただ、慣れるまで。戻るまで。

暫く。
ほろ酔い加減で。
千鳥足で。
心、ここにあらずで。
見果てぬ再来を妄想している。

そんな余韻が。
そんな余裕が。
あってもいいだろうと。
ギターのトーン。
溢れ出すブルース。

そいつに。
身も心も。
浸ったままで。
徐々に目覚めていく。
そんな程度でいいじゃないかと。

そうさ。
考えているのは。
思っているのは。
望んでいるのは。
求めているのは。

記憶の辺土の。
その懐かしくも。
温かい記憶の中の。
ブルースが再来することなのだから。
それでしかないのだから。



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