« 2016/01/25 Mon *一流でも、A級でもない / Jet | トップページ | 2016/01/27 Wed *週の半ば / Rubettes »

2016/01/26 Tue *覚悟を胸に / Roxy Music

20160126vivaroxymusic


覚悟を胸に。

いつ。
その時が。
来るか。
訪れるか。
そいつはわからない。

だが。
いつかは。
その時が。
来るのは。訪れるのは。
間違いないのだから。

常に。
この懐に。
その思いを。
抱いて。
臨んでいよう。

勿論。
簡単に。
諦めはしない。
止めはしない。
しぶとくやり続ける。

それでも。
常に。
その時が。
来た時の、訪れた時の。
覚悟を胸に。

挑んでいよう。
踊っていよう。
謳っていよう。

『Viva ! Roxy Music』'76年リリース。
ロキシー・ミュージックの初めてのベスト・アルバム。
'73年~'75年の間の三回のライヴでの録音から編集されていて。
オリジナル・アルバム未収録だった「Pyjamarama」を収録するなど。
ベスト・アルバム的な性格も帯びているアルバムです。
何故ならば。このアルバムを以ってロキシー・ミュージックは一度解散したのですね。
結果的にはご存じの様に'70年代後半には再結成しているので。
今では解散ではなく休止扱いとも言われていますが。当時は間違いなく解散だったのです。
キング・クリムゾンの初期メンバーだったピート・シンフィールドのアイデアで生まれて。
ブライアン・フェリーと、イーノ。2人のノン・ミュージシャンを擁して。
デカダンスでキッチュ。そしてレトロでと。人工的なイメージを創造する為に結成されて。
それ故にメンバーの個性や自我などは必要とされていなかった筈で。
極端な言い方をすれば。デビュー・アルバムを発表した時点で役割は終えていたと。
勿論、その役割を演じ続けることで得られる成果。それは魅力的ではあったのですが。
各メンバーのフラストレーションは、活発なソロ活動でも解消されることはなく。
解散を決断したと。そしてある意味、人形であった自分達の活動に落し前をつけたと。
冷静に分析するとそんな背景があるアルバムなのですが。これが熱いのですよね。
特に'75年のライヴはウェンブリー・アリーナで収録されたもので。
1万人を収容する会場での盛り上がり、熱気がそのままに捉えられており。
女性コーラスも加わったライヴが如何に熱狂的な人気を博していたかが感じられます。
最初から、ある程度終わりの時、その訪れを覚悟して。胸に秘めていたからこその。
退廃的でありながらも、その瞬間、その瞬間に賭けていた証が刻まれたアルバムなのです。

覚悟を胸に。

いつ。
その時が。
来ても。
訪れても。
それでも構わない。

だが。
いつかの。
その時が。
来るまでは。訪れるまでは。
思い悩みも、迷いもなく。

常に。
この懐に。
その思いを。
抱いて。
歩み続けよう。

勿論。
簡単に。
行きはしない。
進めはしない。
諦めてしまいたくもなる。

それでも。
常に。
その時が。
来るまでは、訪れるまでは。
覚悟を胸に。

挑み続けよう。
踊り続けよう。
謳い続けよう。

決められた時間。
限られた時間。
終りを迎えることを。
その始まりから。
避けることのできない定め。

期限。
有限。
遥か先ではない。
そこに見える。
終焉。

ならば。
その時まで。
そこまで。
いくだけ。
やるだけ。

その覚悟を胸に。
挑み続けよう。
踊り続けよう。
謳い続けよう。
道化であろうとも、人形であろうとも。

その覚悟故に。
その挑みは。
その踊りは。
その謳いは。
何かを焼き付けるだろう。

覚悟を胸に。



web拍手 by FC2

|

« 2016/01/25 Mon *一流でも、A級でもない / Jet | トップページ | 2016/01/27 Wed *週の半ば / Rubettes »

001 British Rock」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/188094/63126997

この記事へのトラックバック一覧です: 2016/01/26 Tue *覚悟を胸に / Roxy Music:

« 2016/01/25 Mon *一流でも、A級でもない / Jet | トップページ | 2016/01/27 Wed *週の半ば / Rubettes »