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2016/01/28 Thu *ここは / Thin Lizzy

20160128fightingus_2


微笑みを絶やさず。
心に余裕を持ち。
常に話に耳を傾け。
頷いてみせる。
されど。水面下では。

頭を動かし。
計算をしながら。
感情は押し殺し。
如何に有効な。
戦略を立てられるか。

何処に。
誰を投入すれば。
何処に。
どれだけ投下すれば。
効果が得られるか。

それのみを。
冷徹に考えている。
それを。
如何に納得させるか。
それのみに注力している。

人情の柵も。
感情の揺れも。
内に秘めて。
受け止めた振りをして。
受け流すことに努める。

何故ならば。
ここは戦場なのだ。
闘いに。
勝つ為には。生き残る為には。
冷静でなければならない。

『Fighting』'75年リリース。
シン・リジィのヴァーティゴでの2枚目、通算5枚目のアルバム。
ブライアン・ロバートソンとスコット・ゴーハムのツイン・ギター。
2本のレスポールによる太く厚く、そして華麗なツイン・リードが牽引する。
言わば、シン・リジィとしてのスタイルを確立したとも言えるアルバムです。
シン・リジィのギタリストと言うと。どうにもゲイリー・ムーアのイメージが強くて。
確かにごく短期間の在籍ながらその印象は強烈なものだったのですが。
ムーアはどうしても唯我独尊で弾きまくっちゃいますからね。それが魅力なのですが。
ツイン・ギター、ツイン・リードによる美しさ、完成度と言った点では。
このアルバムで2枚目となったロバートソンとゴーハムのコンビがベストだったかなと。
ヴァーティゴへ移籍した理由が米国も含む世界的なマーケットへの進出だったからか。
A面の1曲目がボブ・シーガーのカヴァー「Rosalie」だったり。
フィル・リノットの書くナンバーを従来に比べて、シンプルでストレート。
明らかに世界を相手闘う姿勢が選曲やサウンドにも反映されているのですが。
リノットの本来の資質の一部である。抒情的な側面は隠しようもなく、滲み出ていて。
それが結果的にはハードで華麗なサウンドを彩るアクセントとして効いている。
その抒情、哀感の存在こそが実はシン・リジィのシン・リジィたる故でもあるので。
リノットの本意は別として。その滲み出ちゃうところにファンは惹かれるのですよね。
それが失われてしまった(様に感じられる)'80年代のアルバムは面白く無いかな。
因みに今回載せている、ジャケットは米国盤のもので。
英国盤と日本盤は別ジャケットで、メンバーが凶器(?)を持っているのですよね・・・

微笑みを浮かべ。
余裕を漂わせ。
聞く姿勢を見せ。
同意する素振りで。
されど。その裏では。

表情一つ変えず。
秒単位で。
思考を組立。
如何に確実に。
論破し説得できるか。

こちらの。
思いのままに投入すれば。
こちらの。
思うがまま投下すれば。
戦果が期待できるか。

それのみを。
冷徹に考えている。
それを。
如何に否定させないか。
それのみに注力している。

流されず。
角が立つことを恐れず。
思いは秘めて。
理解を示す振りをして。
理解しないことに努める。

何故ならば。
ここは戦場なのだ。
闘いに。
負けない為には。生き延びる為には。
冷徹でなければならない。

勿論。
情も。
思いも。
感情も。
大切。

そいつを。
蔑ろに。
するつもりはない。
踏みにじる。
気持ちもない。

ただ。
そこを。
堪えて。
耐えて。
物事を判断して推し進める。

そいつが。
そんな役割が。
戦場では。
必要で。
不可欠だと言うこと。

後は。
それでも。
滲み出るものを。
感じてくれたなら。
それだけでいい。



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