« 2016/01/29 Fri *穴があったら、風が吹いたら / The Searchers | トップページ | 2016/01/31 Sun *面倒な奴等 / Paul Jones »

2016/01/30 Sat *面白いんじゃないの / The Rolling Stones

20160130gotliveifyouwanyitusmono


どうにも。
認めたくないのだが。
どうやら。
当らずとも遠からず。
否、当たっているらしい。

理不尽とか。
無理強いとか。
強要とか。
抑圧とか。
その手のことに直面すると。

瞬間湯沸し器に。
点火するのだが。
怒りの為だけではなく。
どうやら。
喜ぶ気持ちもあるらしい。

勿論。
怒っているし。
腸が煮えくり返り。
頭に血が昇るのだが。
その一方で。

目が輝き。
微笑を浮かべ。
血沸き肉躍り。
面白いじゃないのと。
楽しんでしまう。

つまりだ。
喧嘩を売られるのが。
嫌いでは無い。
むしろ闘志が湧くらしい。
生命力が漲るのだ。

『Got Live If You Want It !』'66年リリース。
米国でのみリリースされたローリング・ストーンズの初めてのライヴ・アルバム。
尤もロンドン・レコードが勝手に企画したものだとしてメンバーは認めていないとの説も。
確かに実際と異なってロイヤル・アルバート・ホールでの録音として売り出されて。
(まぁ、'70年代まではそれを疑うファンなどもいなかったと思いますが・・・)
しかも実際のライヴ音源に、特にミックのヴォーカルを中心にかなり加工を施して。
更には「I’ve Been Loving You Too Long」「Fortune Teller」の2曲はスタジオ録音で。
それに歓声を被せた疑似ライヴだったりするので。完全なライヴ・アルバムではないと。
(まぁ、ストーンズの場合は殆どのライヴ・アルバムに手を加えていますけどね・・・)
そんな背景もあってか。少し前まではストーンズ関連の書籍や音楽雑誌でも評価が低く。
特にその音質の悪さが必要以上に喧宣された嫌いもあって・・・確かに悪いのですけどね。
ところが。この音質の悪さが、当時の荒らしいストーンズの魅力を倍加させていると。
そんな捉え方もあるのではないか。むしろそれが正しい聴き方なのではないかと。
特にオリジナルであるアナログのモノラル盤に繰り返し針を落としているうちに思えて。
ヴォーカルとサウンドだけでなく歓声もごっちゃになって一塊となって、音の礫となって。
スピーカから聴く者に襲いかかってくる。その混沌とした熱気と迫力こそが。
'60年半ばまでのストーンズの、ライヴにおける観客を惹きつけて止まない魅力であった。
もう殆ど、そう確信しているのですけどね。その生々しい臨場感はそれこそ。
前述の疑似ライヴである2曲にも乗り移っている感すらあります。それほどの勢い。
それを今に伝える貴重なアルバムであると。そう断言したくなるのです。断言しちゃおう。
実は綿密に計算された戦略の上とは言え、当時は世の大人達を敵に回していたストーンズ。
敵が増えれば増える程、叩かれればたたかれる程。それを面白がって、楽しんで。
生き生きとして、勢いを増していったで、あろうその姿に、やはり血沸き肉躍るのです。
そして。それは。現行の中途半端に整理されたCDの音源では味わえないと。
ここは。どうしてもモノラルのアナログ盤で聴かざるを得ないアルバムだと言えるのです。

どうにも。
自覚はないのだが。
どうやら。
知らぬは当人だけで。
皆、周知のことらしい。

理不尽にとか。
無理にとか。
強要されるとか。
抑圧されるとか。
その手に出てこられると。

瞬間湯沸し器に。
点火するのだが。
怒りの為だけではなく。
どうやら。
待ち望んでいる節もあるらしい。

勿論。
怒っているし。
腹が収まらなくて。
怒髪天をついているのだが。
その一方で。

目は爛々。
血色が良くなり。
血を沸かせ、肉躍らせて。
面白いんのじゃないと。
呼びこんでしまう。

つまりだ。
好んで喧嘩は仕掛けないが。
売られたら拒否はしない。
むしろ闘志に火がつくらしい。
生命力が蘇るのだ。

いいよ。
そっちには。
そっちの。
理屈も、理由も。
あるのだろうよ。

だけど。
それを。
きちんと。
説明したか。
筋を通したか。

何よりも。
今の今まで。
首尾一貫。
徹底していたか。
見逃していなかったか。

そちらも。
そして。
こちらも。
緩い部分はあったのだろうよ。
そいつが。続けば暗黙の了解だ。

そいつを。
いきなり。
一方的に破って。
強権的に。
仕掛けてきたのだから。

覚悟はあるよな。
抑えていたもの解き放って。
一塊となって。礫と化して。
野生のままに。銃声のままに。
相手してやるから。

そうさ。
そいつこそが。
俺が欲しかった。
生の実感、生そのものだ。
そいつを得ない手はないからな(笑)。



web拍手 by FC2

|

« 2016/01/29 Fri *穴があったら、風が吹いたら / The Searchers | トップページ | 2016/01/31 Sun *面倒な奴等 / Paul Jones »

001 British Rock」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/188094/63149490

この記事へのトラックバック一覧です: 2016/01/30 Sat *面白いんじゃないの / The Rolling Stones:

« 2016/01/29 Fri *穴があったら、風が吹いたら / The Searchers | トップページ | 2016/01/31 Sun *面倒な奴等 / Paul Jones »