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2016/02/03 Wed *燃やしておけばいい / Neville Brothers

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慌てず。
焦らず。
奔流とならず。
ゆっくりと。
ゆったりと。

流れていこう。
流されていこう。
もし。
思い定めたことが。
必要ならば。

いつか。
その時が来る。
その地へと流れ着く。
恐らくは。
そんなもの。

無理に。
流れを。
作らず。
広げず。
早めず。

今は。
火の酒でも。
口にして。
己が内で。
燃やしておけばいい。

慌てず。
焦らず。
奔流とならず。
ゆっくりと。
ゆったりと。

『Fiyo On The Bayou』'81年リリース。
ネヴィル・ブラザーズの2枚目となるアルバム。
アート、チャールズ、アーロン、シリルのネヴィル4兄弟。
アートは'50年代初頭から音楽活動を始め。アーロンは大ヒット曲を放っていて。
チャールズ以外の3人はミーターズでの活動歴もあってと。実績十分ながら。
4人が全員揃ったのはネヴィル・ブラザーズが初めてで。
伯父にあたるビッグ・チーフ・ジョン・リー率いるワイルド・チョピトウラス。
そのバックを務めたことをきっかけにして家族の絆を再確認して結成されたと。
確かこのアルバム制作前にそのジョン・リーが亡くなり、彼に捧げられたのかな。
そんな背景や経緯もあり。当然、そのサウンドの骨格となり土台を成しているのは。
ニューオーリンズ特有のセカンドライン・ファンクなのですが。
それだけに収まらないところがネヴィル・ブラザーズの魅力でもあって。
ミーターズのナンバー、「Hey Pocky Way」「Fire On The Bayou」で跳ね捲ると共に。
「Sitting In Limbo」や「Mona Lisa」ではアーロンの甘い歌声で滔々と聴かせると。
このアーロンの歌声は、本当に素晴らしくて。ただただ聴き惚れるしかなくて。
強力なリズム、グルーヴで火をつけて。甘く美しいバラードで蕩けさせるのです。
ただ。その魅力は両刃の剣でもあって。ニューオーリンズ・ファンクの真髄。
そいつにぶっ飛んでいると。いきなり静謐な世界へと誘われると。
それが。多分に統一感の無さ、焦点の甘さと感じられなくもないのですよね。
そう。ニューオーリンズ・ファンクだけを求めるならミーターズを聴くよねと。
これを言っちゃうと身も蓋も無いのですが。でもそれが事実であって。
その代わりに。ミーターズよりも。ゆっくりと、ゆったりと包んでくれるのです。
ただ。それでも。そのライヴを何回となく生で体験している身からすると・・・
物足りないかな。どうも作り込み過ぎちゃうのですね。それでも素晴らしいけれど。

急がず。
走らず。
濁流とならず。
ゆっくりと。
ゆったりと。

流れていよう。
流されていよう。
もし。
思い願うことが。
必然ならば。

いつか。
その時が訪れる。
その地へと流れ着く。
大概は。
そんなところ。

変に。
流れを。
曲げず。
濁さず。
堰き止めもせず。

今は。
火の酒でも。
楽しみながら。
己が内で。
燃やしておけばいい。

急がず。
走らず。
濁流とならず。
ゆっくりと。
ゆったりと。

ある瞬間。
ある時。
ある日。
急激に。
燃え上がり。

思いのままに。
溢れるままに。
流されるかと。
昂ぶりも。
するけれど。
ある瞬間。
ある時。
ある日。
急激に。
静謐が訪れて。

思いを沈めて。
胸に秘めさせて。
流れに浮かんで。
穏やかにも。
なったりする。

その繰り返し。
それがいつまで。
続くのか。
その時がくるのか。
その地に流れ着くのか。

わからない。
わからなくてもいい。
ゆっくりと。
ゆったりと。
弾み、跳ねることだけ忘れずに。

ゆっくりと。ゆったりと。燃やしておけばばいい。



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