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2016/02/10 Wed *彼等の未来 / Steve Miller Band

20160210childrenofthefuture


彼等の。
未来が。
取引されている。
それも。
あまり宜しくない取引だ。

どう。
考えても。
何度。
考えても。
間違いではなさそうだ。

厭な。
臭いがする。
空気が支配する。
そんな未来に。
向っている。

否。
そんな未来を。
自ら。
手招きしてやがる。
奴等が蠢いている。

どんよりとした。
抑圧的で。
息苦しい。
そんな未来の。
足音が聞える。

残念ながら。
この手の。
予感は。
当たる確率が。
高いのだ。

『Children Of The Future』'68年リリース。
サイケなジャケが時代を感じさせるスティーヴ・ミラー・バンドの1stアルバム。
当時の邦題は『未来の子供達』だったとか。それはスティーヴ・ミラー・バンドそのもの。
新しい胎動が始まっていた米国西海岸のロック・シーン。そこから出てきたバンドの中で。
実は、最も期待されていたのがスティーヴ・ミラー・バンドだったとの話もあって。
レコード会社との契約金も破格のものだったとスティーヴ自ら語っていたとか。
元々はスティーヴ・ミラー・ブルース・バンドと名乗って活動していたとかで。
後年のポップなイメージからは想像がつかない程のブルース・マニアだったスティーヴ。
何でも父親がかのレス・ポールと知りあいだったとかで。幼い頃に手ほどきを受けて。
その本格的なブルース・ギターは地元では早くから評判をとっていたとか。
そして。フラワー・ムーブメント、サイケデリックの影響を受けて。新しい時代に対応し。
ブルースとサイケデリックの出会いとも言われた、そのサウンドを確立させて。
鳴り物入りで世に打って出たバンドだったのです。恐るべき子供達でもあったのかな。
このアルバムはA面がサイケデリックで、B面がブルースでと。色分けされている感じで。
融合とまではいってないものの。ブルースとサイケデリックの共鳴は感じられるかな。
タイトル・ナンバーでもある「Children Of The Future」等の浮遊感溢れるサウンドと。
カヴァーにおけるキャンド・ヒートにも匹敵するかの本格的なブルースと。
その両面を兼ね備えていたのは間違いが無くて。確かに、新しい何かを感じさせるかなと。
西海岸組としては後発に当るせいか。その描く未来像も手放しで能天気では無いところ。
明るい未来が必ずやって来るとは思っていなくて。掴み取らなければいけないとの意志・・・
その様なものが一本の筋として通っている様に感じられる骨太さが、いい感じなのです。
そうそう。このアルバムと次作にはボズ・スキャッグスがギタリストとして参加していて。
AORに堕落する前のボズも。かなりのブルース・マニアだったことを窺わせてくれます。

彼等の。
未来が。
売り飛ばされ様としている。
それも。
あまり宜しくない相手に。

どう。
分析しても。
何度。
分析しなおしても。
答えは変わらなさそうだ。

厭な。
風が吹いている。
雰囲気に押し潰される。
そんな未来が。
やって来る。

否。
そんな未来を。
喜んで。
築こうとしてやがる。
奴等がのさばっている。

光も射さない。
暴力的で。
空恐ろしい。
そんな未来の。
喘ぎが聞える。

残念ながら。
この手の。
予見は。
そうそう。
外れたためしが無いのだ。

彼等。
未来の。
子供達。
その生きる。
生きざるを得ない。

社会は。
世界は。
今のままでは。
とてもじゃないが。
明るいものにはなりゃしない。

いま。
この瞬間にも。
彼等の。
未来の。
子供達の。

その。
行く手には。
巨大な黒雲が。
勢いを増して。
広がりつつある。

それを。
止められるのは。
例え。
それが。
微かな希望に過ぎないとしても。

その。
一縷の光を。
残す為には。
我々、一人一人。
そうは思わないか。

何故なら。
過っては。
我々も。
彼等と同じく。
未来の子供達だったのだから。

彼等の。
そして。
我々の。
未来を。
諦めるのは未だ早い。だから、今こそ立ち上がるのだ。



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