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2016/02/19 Fri *恋をしましょう、恋をして / Frankie Miller

20160219fallinginlove


恋をしましょう。
恋をして。
浮いた。
浮いたで。
暮らしましょう。

なんて。
いつも。
いつまでも。
そんなので。
いいのかなと。

思わないでも。
無いけれど。
恋なくて。
何が己の桜かな。
なぞとも思うしと。

そもそも。
ときめきとか。
ドキドキとか。
焦がれて、切なくて。
そんなものが無かったら。

生きていても。
毎日が。
味ない、味ないと。
やっぱり。
恋はするものでしょうと。

人として。
乾きたくないからさ。
いつまでも。
艶っぽくないとね。
楽しくないものね。

『Falling In Love』'79年リリース。
米国では『A Perfect Fit』とのタイトルが冠されたフランキー・ミラーのアルバム。
白いオーティス・レディングとの異名をとり。かのロッド・スチュワートをして。
白人最高のシンガーと言わしめたともされるミラー。6枚目となる、このアルバム。
いい感じに肩の力が抜けて。その歌声の魅力が素直にわかりやすく伝わってくるかな。
その反面。昔からのファンからは。迫力が足りない、甘すぎる、売れ線狙いと。
当時は結構叩かれたらしいです。確かに初期のアルバムに比較すると、抑え目で。
骨太で、ゴツゴツとしたロックな感じは後退していて。そこは好き嫌いが分かれるのかな。
でも。抑えているから伝わる、その甘くも渋く切ないミラーの歌声の魅力。
抑えて、軽く歌っていても。聴く者の胸を打ち、震わせることのできるその力量。
ミラーがブルー・アイド・ソウル・シンガーとして傑出した存在であることの証明だと。
そう感じるのですけどね。哀感、哀愁。そんなものをあざとくならずに表現できる。
その点では。マーキュリー時代のロッドと双璧、決して引けをとりはしないと思うのです。
ミラーの不幸は。その実力が何故か商業的成功になかなか結び付かなかったことで。
レコード会社は、それこそ第二のロッドに仕立て上げようとしていた節が強くて。
そうなると。どうしても。バックのサウンドやアレンジが過剰に甘く、派手になると。
けれど。このアルバムから、生まれた待望の全英TOP10入りを果たしたナンバー。
「Darlin'」も「When I'm Away From You」もミラーの抑え気味の歌声を前面に出した。
シンプルなサウンドとアレンジのナンバーだったと。ミラーはミラーのままで良かったと。
その辺りにもっと早く気づける、そんな環境が整っていればね。知る人ぞ知る存在などで。
終わらなかった。そこに留まる様なレベルのシンガーでは無かったのにと。惜しいなと。
「Is This Love」「If I Can Love Somebody」「Falling Love With You」…
その歌声に宿る艶っぽさ。それを耳にして恋に落ちない、焦がれないなんて嘘だろう。
そう感じさせてくれる、思わせてくれるミラー。うん。やっぱり大好きなのです。

恋をしましょう。
恋をして。
浮いた。
浮いたで。
暮らしましょう。

なぞと。
いつも。
いつまでも。
こんな調子で。
いるのだろうかと。

思うことも。
あるけれど。
恋なくて。
花も実もありゃしない。
なぞとも思うしと。

そもそも。
ときめきも。
ドキドキも。
焦がれもせず、切なくもならなかったら。
そんなことになったら。

呼吸するだけの。
毎日なんて。
栓ない、栓ないと。
やっぱり。
恋はするものでしょうと。

人として。
干されたくないからね。
いつまでも。
艶っぽくないとね。
面白くないものね。

恋をしましょう。
恋をして。
浮いた。
浮いたで。
暮らしましょう。

恋は。
愚か者の。
落ちるもの。
ならば。
愚かで構わない。

恋は。
死ぬまで。
治らない。
ならば。
不治の病で構わない。

誰かに。
恋が出来るのなら。
恋が出来る。
誰かがいるのなら。
それで構わない。

そう。
恋は神代の昔から。
思うだけで。
叶わなくて。
涙を流しても。

それも。
また。
恋のうち。
恋をせずには。
生きられはしないのだから。

恋をしましょう。
恋をして。
浮いた。
浮いたで。
暮らしましょう。

だから。今夜も恋の中。



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