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2016/02/27 Sat *渚にて / The Rolling Stones

20160227therollingstonesno2


渚にて。
ホテルのレストランで。
ランチをとりながら。
窓の外に広がる。
海を眺めている。

海は。
広いな。
大きいな。
そんな歌を。
つい、口ずさんでしまいそうになる。

陽光の下。
青く広がる海。
打ち寄せる波。
鳥が風に乗り。
大小の船が行き交う。

遠く目を凝らせば。
対岸の街の様子が見える。
あの街にも。
人がいて。
こちらに目を凝らしているのかも。

漠然と。
そんなことを考えながら。
微睡の誘惑に誘われながら。
身も心も。
弛緩させてゆっくりと時を過ごす。

渚にて。
暫し。
いつもの。
流れから。渦から。
離れて。気を解放させている。

『The Rolling Stones 2』'69年リリース。
何でもありだったキング・レコード時代のローリング・ストーンズ。
既に日本でもリリース済だったアルバムをシリーズ化して再リリースするに際して。
何を思ったのか。ジャケットをサイケと言うかアートと言うか。
何ともキッチュなデザインで統一してしまったと。如何に自由な時代だったとは言え。
これはやり過ぎでしょとか言いながら。楽しんでいる自分も確かにいたりします。
このアルバムはそのシリーズの2枚目で。中身は『12×5』のステレオ盤です。
シリーズ共通の特典として内ジャケットにミニ・ポスターが綴じ込まれていて。
このアルバムにはキース・リチャーズの雄姿?を捉えたものが付いています。
さて。『12×5』ですから曲目はA面が「Around And Around」で軽快に始まって。
「Confessin' The Blues」「Empty Heart」「Time Is On My Side」「Good Times, Bad Times」
そして「It's All Over Now」で軽快に締めくくられると。さて。ひっくり返してB面へ、
「2120 South Michigan Avenue」でクールに始まって。「Under The Boardwalk」
「Congratulations」「Grown Up Wrong」「If You Need Me」そして「Susie Q」で粗雑に締めくくり。
一見無造作な選曲、曲順の様に見えて、思わせておいて。これはこれで計算されていて。
軽快なロックンロールと無骨なブルースで荒々しいストーンズを印象付けて。
後半はクールに、スタイリッシュにR&Bを決めてみせるストーンズを引き出して。
最後に、如何にもって粗雑さで、粗暴な問題児としてのイメージを強烈に焼き付けてみせると。
センスと言うか、戦略と言うか。アンドリュー・ルーグ・オールダムらしいなぁと。
批判的な見方をされることの多いアンドリューですが貢献も多かったのですよ。
さて。もうどれほど聴いたかわからないこのアルバム・・・ってか『12×5』ですが。
ここ最近はB面の頭の2曲、「2120 South Michigan Avenue」「Under The Boardwalk」の流れがいいなと。
クールでスタイリッシュ。でもどこか、いなたい。それもまたこの時代のストーンズの魅力なのです。

渚にて。
遊歩道に下りて。
散歩をしながら。
目の前に広がる。
海を眺めている。

海は。
広いな。
大きいな。
そんな歌を。
つい、口ずさんでしまって、苦笑する。

陽光の下。
青く透き通った海。
打ち寄せては砕ける波。
鳥が風を翼に受けて悠々と。
大型船がゆっくりと通り過ぎる。

遠く目を凝らせば。
靄の向こうに霞んで見える。
あの街から。
ここまで来たのだなと。
遠い様で近くて。近い様で遠くてと。

漠然と。
そんなことを考えながら。
微睡の誘惑に誘われながら。
身も心も。
弛緩した時の中を歩いている。

渚にて。
暫し。
いつもの。
流れから。渦から。
離れて。気を呼吸している。

渚にて。
非日常の。
風景。
空気。
時の流れ。

そいつに。
触れ。
抱かれ。
弛緩して。
解放して。呼吸して。

毒気を。
吸い取られたかの様に。
新鮮な気が。
身と心に。
流れ始める。巡り始める。

脱皮。
再生。
どうやら。
定期的な。
メンテナンスが。浄化が。必要なのだろう。

渚にて。
再生したら。
さぁ。
あの街に戻って。
新たなビートを響かせよう。

渚にて。
新たな気を。
纏い。
充満させて、循環させて。
また、新たな日々を転がり始めるのだ。



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