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2016/03/04 Fri *夜の街角で / UFO

20160304strangersinthenightukorg


多分。
思いは。
目指すところは。
そう。
核となるところは。

同じだと。
そう。
思いたい。
そう。
信じたい。

けれども。
時として。
どうにも。
歯痒い空気。
馴染めない匂い。

そいつを。
感じてしまって。
そいつを。
嗅ぎ取ってしまって。
不安になる。

夜の街角で。
その闇の中で。
気が付けば。
見知らぬ者達の中に。
ただ独り。

そんなことは無い。
そんな筈は無い。
頭では理解していても。
心が受け入れられない。
そんな瞬間もあるのだ。

『Strangers In The Night』'79年リリース。
‘78年の全米ツアーで収録されたUFOの2枚組ライヴ・アルバム。
マイケル・シェンカー在籍時の間違いなくUFO絶頂期のライヴを捉えていて。
やっぱり、UFOを聴くなら。このアルバムは絶対に外せないなと思うのです。
何しろ、マイケルのギターが恐ろしいまでにキレキレッで。凄まじいなと。
多分に神経症的な気配も窺い知れるその繊細でもあるギター、そのフレーズ。
敢えてカテゴライズすると。ここで聴けるのはブリティッシュ・ハード・ロックですが。
その延長線上に、ブリティッシュ・ニュー・ウェイブ・オブ・ヘヴィ・メタルがあると。
その一翼をマイケル・シェンカー・グループが担った。その原点がここにあるかなと。
それ程に、マイケルのギターは境界線上にあり、時に越境していると感じられるのです。
UFOの、マイケルの代名詞とも言える「Rock Bottom」も「Doctor Doctor」も。
勿論、オリジナルのスタジオ・ヴァージョンも十分に素晴らしいものでしたが。
このアルバムでは、また更なる進化を遂げている、飛翔していると。そう凄まじいのです。
これ程までに凄まじく、繊細なギター。その裏にはマイケルの精神的な葛藤があって。
ドイツ人で英語を殆ど話せなかったらしいマイケルの他のメンバーに対する違和感。
そこから生じる孤独感は相当なものだった様で。度々、レコーディングやライヴを欠席。
やがて神経を病んで、薬物にも走り、失踪騒ぎも起こす様になっていったと。
その時期のライヴなだけに。張りつめた細い一本の糸で何とか繋がっている状態。
そんな極限の緊張状態が生みだした、そんな緊張状態をぶつけたが故のプレイなのです。
そんな状態が長続きする筈もなく。このアルバムのリリース直後(だったかな?)に。
遂にマイケルはUFOを脱退。来日が決まっていた日本のファンを大いに落胆させたと。
そして。その後、暫くマイケルは沈黙の世界へと。それだけの代物だったのですね。
因みに、このアナログ盤、実はライヴの完全収録でもなく曲順も変えられていたのですね。
後に2曲追加されて曲順も実際のライヴ通りに戻したCDがリリースされました。
尤も。既に聴き込んでいた身としては。やはりアナログ盤の曲順がしっくりときますけど。

恐らく。
志しは。
目的の地は。
そう。
核とすべきところは。

同じだと。
そう。
思っている。
そう。
信じている。

けれども。
時として。
どうにも。
諦めに近い空気。
端から否定的な匂い。

そいつを。
感じてしまって。
そいつを。
嗅ぎ取ってしまって。
不安定になる。

夜の街角で。
その闇の中で。
気が付けば。
よそを見ている者達の中に。
ただ独り。

それは考え過ぎ。
それは思い込み。
そう理解していても。
猜疑心が囁く。
そんな瞬間もあるのだ。

事が。
大きければ大きいほど。
重ければ重いほど。
単純ではない。
簡単ではない。

理解し合い。
共同体として機能するまでには。
鬩ぎ合いもある。
凌ぎ合いもある。
一筋縄ではいかない。

それは。
理解している。
理解しているからこそ。
不安になる。
不安定になる。

思いは。
目指すところは。
そう。
核となるところは。
同じなのだろうなと。

志しは。
目的の地は。
そう。
核とすべきところは。
ずれてはいないだろうなと。

ねぇ。
先生。
ちょっと。
彼等の頭の中を、胸の内を。
診てもらえませんか。

でなけりゃ。
先生。
彼等の頭の中を、胸の内を。
覗ける様になる薬でも。
処方してもらえませんか。

そんな名医が現れたら、失業しちゃうけどさ(笑)。



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