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2016/03/25 Fri *ラ、ラ、ラ、ララララ~! / T. Rex

20160325trexgoldengreats_4


ラ、ラ、ラ、ララララ~!

苦戦した。
引っ掻き回された。
どんでん返しも食らった。
ちょいとミスも犯した。
それでも目途はつけた。

さぁ。
もういいだろう。
もう終わりにしよう。
今日は。今週は。
ここまでにいたしとうござります。

ほら。
電報が。
届いたし。
白鳥も。
迎えに来たし。

早く。
家に帰って。
仮面と仮想を。
脱いで。
一息ついたら。

革命の。
子供に戻って。
十代の夢を。
再びと。
老骨に鞭を入れ始めるのだ。

熱く。
明るく。
愛する。
ブギーを口ずさみながら。
行動に移すのだ。

ラ、ラ、ラ、ララララ~!

『Golden Greats』’87年リリース。
日本独自編集のT.レックスの編集アルバム。
ちょうどマーク・ボラン没後10年に当たる年で。
当時権利を所有していたSMSなるレコード会社が。
オリジナル・アルバムの再発だけに止まらず。ここぞとばかりに。
数多くの編集アルバムやら12インチ・シングルを乱発していて。
記憶にあるだけでも片手では足りない程だったのですが。その中の一枚です。
やたらとCMにT.レックスが使われていた頃なので。まぁ、便乗商法ですね。
「Ride A White Swan」に始まって「I Love To Boogie」で終わる13曲を収録。
そのうちの10曲が全英TOP5内に入っていると言う。レクスタシーの軌跡。
しかも、「Hot Love」「Get It On」「Telegram Sam」「Metal Guru」は全英1位と。
いやぁ、本当に神憑り、否、魔女憑りか。凄まじいものがあったのですね。
「Children Of Revolution」「20th Century Boy」「The Groover」もカッコいいし。
「Jeepstar」「Solid Gold Easy Action」「Teenage Dream」「Light Of Love」もね。
結局、全曲列記してしまいましたが。本当に光り輝く軌跡、そして奇跡なのです。
恐らくは、生来は繊細で内向的だったと思われるボランなのです。
ブローニュの魔女との有名な逸話は、よくあるロック都市伝説だとしても。
アコギをエレキに持ち替えて。呪術的だったブギを、キャッチーなブギーに再生してと。
そこには相当な覚悟と決意、清水の舞台並みのものがあったのだろうなと。
だからこそ英国中を巻き込んでのケからハレへの渡し守、越境者になれたのですよね。
いま、聴いても。これほどに。一瞬にして空気を、空間を飛び越える瞬発力の。
その輝きと凄まじさはいささかも衰えていないなと感じさせられるのです。
自力だけでは越境できない時、これほど強力な援軍、魔力もそうそう無いと思うのです。

ラ、ラ、ラ、ララララ~!

苦慮した。
心苦しい展開もあった。
嬉しいけど、慌てさせられる話も飛び込んだ。
ちょいと見過ごしもした。
それでも目処はつけた。

でも。
もういいのだ。
もう終わったのだ。
今日は。今週は。
ここまでとさせていただきます。

ほら。
グルーヴが。
届いたし。
ジープも。
迎えに来たし。

早く。
家に帰って。
虚飾と虚構を。
剥がして。
一息つけたら。

二十世紀の。
少年に戻って。
十代の夢を。
手に入れに。
老体に喝をいれてやるのだ。

熱く。
明るく。
愛する。
ブギーを口ずさみながら。
導師へと変身するのだ。

ラ、ラ、ラ、ララララ~!

ハレの世界。
ハレの時間。
そこでは。
仮面も仮想も。
虚飾も虚構も。

必要ない。
通じやしない。
素顔に戻って。
ありのままに。
ふるまうだけ。

清水の舞台からなど。
とうの昔に。
飛び降りてしまっている。
今更。
覚悟も決意もありゃしない。

革命の子供なのだ。
二十世紀の少年なのだ。
十代の夢を手に入れる為に。
白鳥に乗って。
ブギーを口ずさむだけなのだ。

そう。
熱く。
明るく。
愛するブギーを。
ブチかますだけなのだ。

鋼の導師となって。
十代の夢を。
愛の明かりを。
皆に配達する。
それだけのことなのだ。

子供の様に。
少年の様に。
この老体に。
流れる血が。
騒ぎ始める金曜日の夜なのだ。



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