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2016/04/01 Fri *告白 / B.B. King

20160401confessintheblues


本当の。
話をしよう。
そう。
この際だから。
本当の話。

毎日。
毎日が。
しんどくて。
退屈で。
堪らないんだ。

生きている。
そのこと自体に。
もう。
嫌気がさしてる。
そんなところかな。

大して。
楽しくもないし。
面白くもないし。
面倒だし。
重苦しいし。

いつからか。
そうだな。
たぶん。
物心ついた時から。
ずっとだな。

だからかな。
ブルースって。
奴が。
堪らなく。
好きだったりするんだ。

『Confessin' The Blues』'65年リリース。
B.B.キングのABC移籍後、3枚目となるアルバム。
企画もの的な色が強くて。言わばB.B.、ブルース・スタンダードを歌うってやつで。
B.B.が愛して止まないブルース・ナンバーを思い入れたっぷりに歌い上げると。
ギタリストとしてのB.B.よりもヴォーカリストとしてのB.B.の魅力が味わえるかな。
自らの憧れの対象に正面から向かい合って、真摯にその思いを告白している。
ジャケットにもそんな企画、思いが反映されている様な気がします。
(チェスの数多い名盤を飾ってきたドン・ブロンスタイン撮影の写真が使われています)
そしてそんなB.B.を支えるのがビッグ・ジャズ・バンドを思わせる。
ゆったりとして、そしてゴージャスなサウンドだったりします。これがまた素晴らしくて。
決して泥臭くもなく、スクィーズしなくても。ブルースはやれる、歌えるのだと。
その取り組み、解釈に思わず目を見開かされると言うか、気づかされてくれるのです。
そして。凄いのは。このサウンドを出しているのがB.B.のレギュラー・バンドで。
ホーン・セクションは増員されてはいるものの。前作となるあの傑作ライヴ・アルバム。
そう。『Live At The Regal』で熱く激しいブルースを演奏していたバンドと同一なのだと言うことで。
どれだけ幅広いスタイルに対応できるのだと、どれだけブルースを知り尽くしているのかと。
そのバンドを統率しているB.B.にも、そしてバンド・メンバーにも敬服するのみです。
火の出る様なギターで熱く昂らせてくれるB.B.は勿論、最高なのですが。
抑えたギターと端正な歌声で静かに慰撫してくれるB.B.もまた最高なのです。
この幅の広さ、その解釈の深さと繊細さ。やはりブルースの王様なんですよね。
そうだな。一日の終わり、一週間の終わり。そんなひと区切りをつけたくなる様な夜には。
このアルバムのジャージーで、お洒落で、そしてやはり熱い愛情に溢れたブルースが似合ったりするのです。

本音の。
話をしよう。
そう。
この際だから。
本音の話。

毎日。
毎日が。
きつくて。
つまらなくて。
仕方ないんだ。

生きていく。
そのこと自体に。
もう。
飽き飽きしてる。
そんなところだな。

大して。
楽しいこともないし。
面白いことも起きないし。
ややこしいし。
息苦しいし。

いつまでか。
そうだな。
たぶん。
おさらばする時まで。
ずっとだな。

だからかな。
ブルースって。
奴に。
堪らなく。
惹かれたりするんだ。

だいたい。
生まれてきて。
生きている。
そのこと自体。
大した意味はない。

毎日。
毎日。
飯食って。
糞して。
眠るだけ。

金の為に。
働いて。
金の為に。
縛られて。
その繰り返し。

砂漠の。
砂の一粒。
それだけの。
価値があるかも。
わからない。

愛も。
夢も。
語りはするけど。
騙りもするけど。
信じちゃいない。

本当の話。
本音の話。
正味の話。
そう。
これが俺の真摯な告白さ。

おいおい。
真面目な顔して。
聞いてるんじゃないよ。
今日に限らず。いつだって。
俺は真性の法螺吹きなんだぜ・・・



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