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2016/04/04 Mon *メロディが / 南沙織

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メロディが。
聴こえる。
鳴っている。
頭の中で。
胸の内で。

昔。
懐かしい。
切ない。
あの。
メロディが。

ふと。
口に上る。
メロディが。
呼び覚ます。
蘇らせる。

あれは。
いつだったか。
あれは。
どこだったか。
あの時。あの場所。

確かに。
あの。
メロディが。
聴こえていた。
鳴っていた。

そして。
いまも。
いつも。
聴こえている。
鳴り続けている。

『潮風のメロディ』'71年リリース。
シンシア、南沙織の2枚目のオリジナル・アルバム。
(ついこの間まで。持っているのを忘れていたのですけどね・・・)
シングルだった「潮風のメロディ」とB面だった「なぜかしら」の2曲を含む全12曲。
その2曲以外の10曲は総てカヴァーと言う、企画色の強いアルバムで。
なんでも。1枚目の『17才』から僅か2ヶ月の間隔でリリースされたのだとか。
当初からこの企画があったのか。それとも急騰する人気に便乗したものなのか。
歌謡曲は流行歌ですからね。売れる間に売っとかないと、と。そっちかな。
そこは不明ですが。いずれにせよオリジナルを揃えている時間、余裕は無かったのでしょう。
それでも。やっつけ仕事と感じさせないのは南沙織の歌の上手さと、選曲の良さ。
そして、やはり「潮風のメロディ」の魅力によるところが大きいかな。
流石は筒美京平。有馬美恵子による歌詞もいいのですけど。このメロディでこその名曲です。
特別なファンでは無かったけど。ガキの頃に聴いて覚えていますからね。
そう。胸の奥の、柔らかいところに刺さったままで抜けていないメロディなのです。
カヴァーは、メリー・ホプキン、ビー・ジーズ、アレサ・フランクリン、シュープリームス。
更にはドリス・デイにフランス・ギャルと。なかなかに幅広い選曲で。
日本語で歌われている曲もありますが。英語で歌われている曲が多く、また素晴らしくて。
その美しい歌声と、そして美しい英語の発音。それも当時としては大きな売りだったのかな。
ここらは流石に沖縄から“来日”して活動を始めただけのことはあったのだなと。
いま聴くと懐かしい・・・否、恐らくは当時から懐かしい歌声だったのでしょうね。
南沙織の歌声には、憧れと共に懐かしさを掻き立てるものが宿っていると感じられるのですよね。
ただ一曲。「雨の御堂筋」はねぇ。無いかな。この曲は欧陽菲菲じゃないとね。駄目でしょう。

メロディが。
聴こえだす。
鳴り始める。
頭の中から。
胸の内から。

昔。
焦がれた。
温かい。
あの。
メロディが。

ふと。
口ずさむ。
メロディが。
呼び起こす。
生き返らせる。

あれは。
いつだったか。
あれは。
どこだったか。
あの空気。あの匂い。

確かに。
あの。
メロディが。
聴こえていたのだ。
鳴っていたのだ。

そして。
いまも。
いつも。
聴こえているのだ。
鳴り続けているのだ。

メロディが。
聴こえる。
鳴っている。
頭の中で。
胸の内で。

あの。
懐かしく。
焦がれた。
メロディが。
聴こえる。
あの。
切なく。
温かい。
メロディが。
鳴っている。

どこかで。
なにかが。
呼んでいる。
その錯覚が。
惑わせるのか。

どこかで。
誰かが。
待っている。
その暗示が。
眩ませるのか。

いや。
確かに。
いまも。
いつも。
聴こえている。
鳴っている。

週の初め。
日暮れ時。
逢魔が時。
聴こえるメロディ。
鳴っているメロディ。

その。
メロディが。
魔だとしても。
構いわしない。
いまも。いつも。共にありたい・・・



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