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2016/04/13 Wed *チンピラ気質 / Graham Parker & The Rumour

20160413hightimes


いつまでも。
変わらない。
変えられない。
これからも。
そのまま。

そうだな。
ここまできたら。
今更だし。
それでもいいかと。
そのまま。

これでも。
結構。
変わってきている。
ものもあるけれど。
そのまま。

そう。
そいつだけは。
その一点だけは。
変わらずに。
そのまま。

そう。
生まれついたのか。
どこかで。
そうなったのか。
知らないけれど。

この。
チンピラ気質。
そいつだけは。
もう。ずっと。
そのまま。

『High Times』'79年リリース。
グラハム・パーカー&ザ・ルーモアのベスト・アルバム。
‘80年に同名のやはりベスト・アルバムが欧米でもリリースされましたが。
このアルバムは日本独自編集、独自ジャケットとなっていて。
グラハムの2度目の来日に際して来日記念盤として企画されたものとなります。
既発だった4枚のオリジナル・アルバムから選ばれた10曲と。
欧米ではシングル盤としてリリースされ日本では未発表だった2曲の、全12曲。
まさに。若き日のグラハムとルーモアの何たるかを見事に凝縮したアルバムかなと。
グラハムって言う人は、ブルー・アイド・ソウル・シンガーの系譜にも入れられるかと。
それ程にソウルフルなグラハムの歌声。歴戦の強者揃いのルーモアの慰し銀なサウンド。
このコンビネーションからすると。渋い通好みな世界になりそうな気もするのですが。
ところが。どうして。そうはならずに。実にこう尖っていて。ヒリヒリする肌触りだと。
これはひとえに、グラハムの反骨精神。レコード会社に毒づき、神にも物申す。
社会の不条理さに噛みつき、自らの内面にも容赦なく問いを投げかける、その姿勢。
時には、何もそこまでと思わせるその硬骨な姿勢が生み出しているものなのかなと。
それでいて直球だけでなく。わざとからかってみせもする軽やかさもあって。
なんとも。あっぱれなチンピラ振りなのですよねぇ。それがビシビシと突き刺さるのです。
青臭いまでの怒りと、それが故の容赦ない皮肉の利かせ方。好きなのですねぇ。
また。そんな暴れまくるグラハムを、実に絶妙なサウンドで支えるルーモア。
この人達はその経歴からして。またグラハムと異なる毒の吐き方を心得ていますからね。
ストレートなロックンロールでも、熱いソウル・バラードでも。どこかにウィットがあると。
要はルーモアも、ちょっと大人なチンピラで。そんなチンピラ達の魅力に溢れているのです。

幾つになっても。
変わらない。
変えられない。
これからも。
このまま。

そうだな。
この歳になったら。
今更だし。
それでもいいかと。
このまま。

それでも。
多少。
変わってきている。
ものもあるけれど。
このまま。

そう。
こいつだけは。
この一点だけは。
変わらずに。
このまま。

そう。
生まれつきなのか。
どこかで。
こうなってしまったのか。
分からないけれど。

この。
チンピラ気質。
こいつだけは。
もう。ずっと。
このまま。

もう。
いい加減に。
いいじゃないかと。
諦めるとか。
落ち着くとか。

そいつは。
どうにも。
似合わない。
そぐわない。
そうなのだから。

いつまでも。
尖って。
毒づいて。
物申して。
噛みついて。

いつまでも。
からかって。
皮肉って。
尻を捲って。
舌でも出して。

そんな。
こんなの。
チンピラ気質。
そいつだけは。
こいつだけは。

そのまま。
このまま。
どこまでも。
いけるところまで。
チンピラのままでいてやろう!



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