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2016/05/23 Mon *目覚めよう / Topper Headon

20160523wakingup


目覚めよう。
頭も。
体も。
心も。
目覚めよう。

確かに。
未だ。
眠いし。
布団が。
恋しいし。

二度寝の。
誘惑には。
布団の。
温もりには。
抗し難いが。

朝だ。
月曜日だ。
週の始まりだ。
目覚めずには。
いられない。

朝だから。
月曜日だから。
週の始まりだから。
目覚めたくない。
それはわかるけど。

目覚めよう。
頭も。
体も。
心も。
目覚めるのだ。

『Waking Up』'86年リリース。
トッパー・ヒードンの初めての、そして唯一のソロ・アルバム。
そうです。あのクラッシュのトッパーのソロ・アルバムなのです。
尤も。クラッシュをイメージして針を落とすと大いに戸惑うことになると。
このアルバムで聴けるのは実にソウルフルでジャージーなサウンドなのです。
実はトッパーはソウルが大好きで。クラッシュ加入前にはソウル・バンドにいたとかで。
言わば、自らの原点に立ち返った、自らの嗜好に忠実なアルバムなのですね。
どうも。トッパーと言うと。薬物中毒で乱暴者、そんなイメージがあるのですが。
その実は、真面目で繊細な人だったみたいで。ドラムも真面目に学んだみたいで。
クラッシュのボトムを支えた、躍動感に溢れ、柔軟ながらも正確なビート。
そいつを叩き出した腕前は、パンク・ロックのナンバー・ワン・ドラマーと賞されたと。
人間関係が原因で薬物に耽溺してクラッシュを頸になったものの。
トッパーのビートを失ったのがクラッシュの崩壊の引き金になったとも言われていると。
そんなトッパー。このアルバムでも実にご機嫌なビートを叩き出していて。
スタックス・ソウルを思わせるサウンドを弾ませ、そして全体を引き締めています。
ミッキー・ギャラガーや、ボビー・テンチも実にご機嫌な演奏でサポート。
無名のジミー・ヘルムズなる人の歌声がソウルフルでまたいいのですよね。
MGズの「Time Is Tight」のカバーなんて。敬愛の思いが溢れ捲っていて。
トッパー、本当にスタックス、MGズが大好きなのだなと。微笑ましくなったりもして。
イギリスのミュージシャンってソウルやジャズが好きな人は多いのですが。
その路線でアルバムを作ると、妙に気取ってお洒落になり過ぎるきらいがあるのですが。
トッパーの場合は、ちゃんと血が通っていると言うか。体温とか体臭が感じられて。
その作り物ではない感覚。弾み具合が心地よくご機嫌な覚醒を呼び起こしてくれるのです。

目覚めなきゃ。
頭も。
体も。
心も。
目覚めなきゃ。

間違いなく。
未だ。
夢の中。
続きを。
見たいし。

二度寝の。
誘惑には。
夢の中の。
甘美さには。
抗し難いが。

朝は。
月曜日は。
週の始まりは。
目覚めずに。
いたい。

朝は。
月曜日は。
週の始まりは。
目覚めるのに。
覚悟がいるけれど。

目覚めなきゃ。
頭も。
体も。
心も。
目覚めなさい。

リズムを。
生んで。
刻んで。
弾んで。
目覚めよう。

ビートを。
生んで。
刻んで。
弾んで。
目覚めよう。

眠いけど。
布団が恋しいけど。
温もりが。
夢の続きが。
誘うけど。

二度寝の。
誘惑。
そいつは。
とても。
魅力的だけど。

朝だ。
月曜日だ。
週の始めだ。
致し方ない。
目覚めよう。

朝だ。
月曜日だ。
週の始めだ。
諦めて。
目覚めなさい(笑)。



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