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2016/05/31 Tue *もう一度 / Staple Singers

20160531doitagain


あれ。
なに。
これじゃ。
このままじゃ。
ダメだよね。

それで。
誰も。
手を上げないの。
仕切らないの。
引き受けないの。

そう。
そうか。
それじゃ。
俺も。
黙っておこうかな。

なに。
なんですか。
なに。
この空気は。
そういうことですか。

いいよ。
わかったよ。
それじゃ。
俺がしゃしゃりでても。
文句は無いよね。

義理も。
あるしな。
面白くなるなら。
もう一度。
やってみますかね。

『Let’s Do It Again』'75年リリース。
カーティス・メイフィールドのカートムヘ移籍したステイプル・シンガーズ。
その第一弾となったアルバム。実は同名映画のサウンドトラック・アルバムなのですが。
ステイプル・シンガーズの魅力が十分に発揮されていて。
オリジナル・アルバムと考えても何の問題も無いかなと思います。
スタックスの看板アーティストだったステイプル・シンガーズですが。
スタックスが経営不振に陥って。他のアイーティストと同様に移籍を余儀なくされて。
選んだのがカーティスのカートムだったと。個性も異なるし、接点も見いだせない二組。
どんな仕上がりになるのかと。うまくいくのかと。不安視する声もあったようですが。
そこは。流石に百戦錬磨の二組です。実に見事にお互いの魅力、個性が生きていて。
ステイプル・シンガーズの歌声、特にメイヴィス・ステイプルズの歌声は素晴らしくて。
何とも、ソウルフル、何とも、ファンキー。艶やかに弾けるその歌声。
その味わいの深さ、漲る躍動感。あの名盤『Be Altitude: Respect Yourself』にも匹敵して。
現にアルバム・タイトル・ナンバー「Let's Do It Again」は全米チャートの首位を獲得。
『Be Altitude: Respect Yourself』からの「I'll Take You There」以来の快挙となったと。
またコーラスも見事なもので。ゴスペル・グループとしての凄味も感じられます。
一方、殆どのナンバーを書き、そしてプロデュースも務めているカーティス。
ヴォーカル・ナンバーではステイプル・シンガーズを生かすことだけを考えていたのか。
カーティスの個性は感じられないのですが。3曲収録されているインスト・ナンバー。
これが。何とも、スリリング、何とも、ファンキー。背筋がゾクゾクするカッコ良さ。
当時、ブラック・ムービーのサウンド・トラックを次々と手がけていたカーティス。
そのセンスの良さが。この3曲に凝縮されていて。アルバム全体を引き締めています。
こうして。カーティスの力も借りて。見事にステイプル・シンガーズは最前線に返り咲いたのです。

あれ。
なに。
これ。
このまま。
決まりなのね。

他には。
誰も。
手を上げないの。
最初から。
そのつもりだったの。

そう。
そうか。
それじゃ。
俺も・・・
今更、引き下がれないし。

はい。
なんですか。
はい。
この空気に。
乗ってしまいますよ。

いいよ。
わかったから。
そのかわり。
俺のやり方でやるけど。
文句は無しね。

恩義も。
あるしな。
楽しくできるなら。
もう一度。
やってみますかね。

一旦は。
手を上げたものの。
なんやかやと。
五月蠅いし。
面倒だし。

手を引いて。
見送って。
様子見を。
決め込んで。
そのままに。
それで。
もう。
いいだろうと。
終わりだろうと。
思っていたのだけれど。

せっかく。
生まれかけた。
育ちかけた。
そんなものが。
ダメになりそうなのを。

指を加えて。
そのままに。
そいつは。
少しばかり。
納得がいかないかなと。

だったら。
もう一度。
手を上げて。
仕切って。
引き受けてと。

どうにも。
仕組まれた。
乗せられた。
感じもあるけれど。
それも悪くは無いか。

もう一度。



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