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2016/07/16 Sat *何番目か / Keef Hartley Band

20160716seventysecondbrave


何番目か。
そんなことは。
問題ではない。
ただ。
外れたくはない。

そりゃ。
一番目。
先頭のが。
目立つだろうし。
格好も付くだろうし。

でも。
それよりも。
何番目であろうと。
喰らいつくこと。
諦めないこと。

一番目にも。
二番目にも。
なれないほどの。
ちっぽけな。
そんなものでも。

この胸に。
宿っているのなら。
燃やし続けること。
絶やさぬ様にすること。
そいつが大切。

ほんの。
僅かな。
細やかな。
思い。勇気。
そいつがあるのならば。

『Seventy Second Brave』'72年リリース。
キーフ・ハートリー・バンドの6枚目にしてラスト・アルバム。
前作リリース後に盟友ミラー・アンダーソンとも袂を分かったハートリー。
師匠であるジョン・メイオールとの活動を再開させるなど、バンドの存続も危ぶまれて。
その中で新たにジュニア・カーなる黒人のギタリスト兼ヴォーカリストと出会って。
心機一転、カーの持ち込んだソウルフルでファンキーな味わいを全面に押し出しています。
ハートリーの叩き出すビート、それに支えられてカーのギターとホーン・セクションが弾む。
そのファンキーな様は、同時期の第二期ジェフ・ベック・グループと遜色なく。
更には後年の、ココモやアヴェレージ・ホワイト・バンドに先駆けるものだったのかなと。
進取の気質に富むも、相当に頑固だとも思われる奇才のハートリー。
そのハートリーを刺激して、再びバンドへと向かわせたのはやはり新加入のカーだったと。
それもその筈で。このカーこそが、実は後のジュニア・マーヴィンだったりするのです。
そう、「Police And Chives」のオリジネイターであり、後期ウェイラーズでも大活躍する。
あのマーヴィンは、その数年前にハートリーと共に新たな世界を開拓していたのですね。
さて。ブリティッシュ・ブルース・ロック・バンドとしてのスタート地点を考えれば。
随分と遠くまで来たというか、その変化を恐れない姿勢は素晴らしいなと感じるのですが。
それこそがハートリーの懐の深さ、そしてある意味トンパチにも近い個性、魅力なのかな。
勇気と言うには、あまりにも博打が過ぎるとも言えないでもないかなとも思いますが。
そこはブルースブレイカーズ時代から叩き上げてきた技量への絶対の自信もあったと。
この勢いで。そのままいったら面白かったと思うのですが。そうは上手くいかずに。
結成以来ハートレーとリズム隊を組んでいたベーシストのゲイリー・セインが脱退して。
(セインは何と、ユーライア・ヒープに加入してしまいます・・・)
終にオリジナル・メンバーはハートリー一人となって。バンドの歴史にも終止符が打たれました。
もし、キーフ・ハートリー・バンドとジェフ・ベック・グループが解散していなかったら。
ブリティッシュ・ロックにおけるファンクの歴史は変わっていたかもしれません。

何番目か。
そんなことは。
関係ない。
ただ。
曲げたくはない。

そりゃ。
一番目。
先頭のが。
聞こえもいいだろうし。
注目も浴びるだろうし。

でも。
それよりも。
何番目であろうと。
矜持を持つこと。
忘れないこと。

一番目にも。
二番目にも。
なれなかったけれど。
ちっぽけで。
そんな程度でも。

その胸に。
宿っているのなら。
燃やし続けること。
絶やさぬ様にすること。
それが大切。

ほんの。
僅かな。
細やかな。
願い。勇気。
そいつがあるのならば。

何番目でも。
構いはしない。
何番目でも。
変わりはしない。
そう言うことだ。

外れたくない。
曲げたくない。
だったら。
後ろからでも。
遅れようとも。

諦めずに。
喰らいついて。
忘れずに。
矜持を持ち続ける。
それだけのこと。

目立たなかろうが。
人目につかなかろうが。
それでも。
そんな位置ででも。
絶やさず。燃やすこと。

ちっぽけで。
僅かで。
細やかで。
そんな。
思い、願い、勇気。

そいつを。
示すのには。
順番なんか。
問題ではない。
関係ない。

そう、関係ないのさ。



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