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2016/07/19 Tue *エースを目指せ / The Aces

20160719theaces


プロならば。
少なくとも。
プロを志す。
者であるならば。
必要とされるものがある。

しつこいまでに。
しぶとく。
食らいついたら。
離れない。
どこまでもしがみつく。

そんな。
そこまでの。
執念がなくて。
持ち合わせてなくて。
どうする。

あっさりと。
淡々と。
クールに。
こなせれば。
カッコいいだろう。

そうしたいなら。
そうなりらいのなら。
しつこく。
執念深く。
学び取れ、盗み取れ。

どうせ。
目指すのなら。
プロ。
それも。
エースを目指せ。

『The Aces』'71年リリース。
シカゴ・バンド・ブルース。そのスタイルの確立に貢献したジ・エイシズ。
ルイスとデイヴのマイヤーズ兄弟に、フレッド・ビロウの3人組。
'40年代後半からジュニア・ウェルズと組んで活動を始めて。
その後、リトル・ウォルターに引き抜かれて。ウォルターの快進撃を支えました。
ウォルターが亡くなって。自然消滅。その後はそれぞれの道を歩んでいたようですが。
歴戦の強者である3人はセッションでも引っ張りだこで。それぞれに名声を高めて。
その結果として実現したのが、このジ・エイシズとしては初めてのアルバムでした。
ルイスのギターとハープ、デイヴのベース、ビロウのドラムスが本来なのですが。
このアルバムではルイスはハープとヴォーカルに専念していて。
ギターにはこれまた名人のエディ・テイラーとサミー・ローホーンが加わっています。
時代、そして2人のギタリストの参加によって。ややモダン・ブルースに近い感触も。
しかしながら。その根底にあるのは、あの黄金のシカゴ・バンド・ブルースそのものです。
決して派手に唸るでも、弾けるでもなく。むしろ淡々と奏でられる。
そして。気づけばその世界に引きずり込まれて、どっぷりと浸ってしまう。魅せられている。
自然とシカゴ・バンド・ブルースの虜になってしまっている。まさに名人芸のブルースです。
ルイスの味わいあるハープとヴォーカル、デイヴとビロウのリズム隊の乗り心地の良さ。
総てがプロフェッショナル、マスターの力量が遺憾なく発揮されたものなのです。
若きウェルズと共に切磋琢磨して。大スターとなったウォルターに必死に食らいつき。
そんな日々で学び、更には盗み、そして日々鍛錬し続けた結晶がここにはあるのです。
そう。ジ・エイシズ。その名の通り、彼等はシカヴォ・バンド・ブルースのエースなのです。
派手さは無くとも。期待以上の成果を上げてきらりと光る。いぶし銀のエース達なのです。

プロならば。
少なくとも。
プロを志す。
道を選んだのであれば。
必要とされるものがある。

いつどんな時でも。
いつでも。
どこでも。
考える。
とことん考え抜く。

そんな。
そのことが。
自然になるほど。
身についていなくて。
どうする。

あっさりと。
飄々と。
ユーモラスに。
こなせれば。
カッコいいだろう。

そうしたいなら。
そうなりらいのなら。
とことん。
いつでも。どこでも。
考えろ、考え抜け。

どうせ。
目指すのなら。
プロ。
それも。
エースを目指せ。

プロ。
そいつを。
志した。
その道を。
選んだ。

その。
心意気。
その。
勇気。
そいつはいいだろう。

その。
重み。
その。
厳しさ。
そいつを受け入れられるならばだが。

淡々と。
飄々と。
答えには。
ゴールには。
辿り着けはしないのだから。

だから。
しぶとく。
執念深く。
学び。盗み。
考え抜く。

楽ではない。
時には。
理不尽でさえもある。
正直。
積極的に勧めはしない。

それでも。
プロを。
目指すなら。
それならば。
エースを目指せ。



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