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2016年7月

2016/07/30 Sat *そこは駄目~! / The Michael Schenker Group

201609730onenightatbudokan


そこは駄目~!

人には。
それぞれ。
誰でも。
見られたくない。
知られたくない。

そんな。
秘密とか。
過去とか。
そんなものが。
あるわけで。

しかも。
そいつは。
意外と。
本人以外に。
してみると。

別に。
どうってこともない。
大したこともない。
そんなことだったりする。
そんなものだったりする。

でも。
本人にとっては。
秘密の抽斗。
秘密の隠し箱。
それは名誉?に関わるものでもあるらしい。

そこは駄目~!

『One Night At Budokan』'82年リリース。
マイケル・シェンカー・グループの2枚組ライヴ・アルバム。
当時は『飛翔伝説』なる壮大・・・大袈裟な邦題が冠されていましたが。
今では毎年の様に来日しているマイケルの初めての来日。それが如何に望まれていたか。
邦題からもその期待の大きさが伺われるようです。UFOでドタキャンされているしね。
アルバム・タイトルからもわかる様に日本武道館でのライヴが収録されていて。
契約の関係でコージー・パウエルのドラム・ソロがフューチャーされている2曲はカット。
それ以外は曲順もそのままに。’81年8月12日の公演の模様を再現しているとのこと。
(いまは契約関係をクリアした完全版のCDがめでたく世に出ています)
企画をしたのは日本側で。録音したマスター・テープをマイケルの下に送って。
ライヴ・アルバムの常ではありますが、かなりのオーバー・ダビングを行って完成したと。
当日体調を崩していたらしいコージーのドラム、そしてゲイリー・バーデンのヴォーカル。
どうやらそれが主な対象だったらしく。特に実際のゲイリーのヴォーカルは酷かったとか。
さてと。主役のマイケルのギターは好調で。マイケルならではのプレイ、フレーズ。
それが最初から最後まで。伸び伸びと空間を飛び回り、支配しています。
大いに気分屋のマイケル。ライヴの出来、不出来。その落差は激しく。当たるも八卦ですが。
精神的な安定度合いが多分に影響する様で。その部分ではポール・レイモンドの存在。
UFO以来の僚友でもあるポールの、時にキーボード、そして時にサイド・ギターと。
立ち位置を変えながらの的確なサポートが、マイケルが飛翔するには必要だったのかなと。
なんたってフライングVを抱えた神様ですからね。人々との仲立ち役はいりますよね。
どうも。ヘヴィ・メタル・ギターの神様、元祖みたいなイメージが独り歩きし過ぎていて。
ゴリゴリ、バリバリと弾き倒すだけのギタリストに思われているのが損しているかなと。
その壮大でかつ繊細なマイケルのギター、世界は実のところ哀愁に溢れてもいるのですけどね・・・

それは駄目~!

人には。
おのおの。
誰でも。
触れられたくない。
知られたくない。

そんな。
古傷とか。
黒歴史とか。
そんなものが。
あるわけで。

だけど。
そいつは。
意外と。
本人以外から。
見てみると。

別に。
なんてことはない。
気に留めるまでもない
そんなことだったりする。
そんなものだったりする。

でも。
本人にとっては。
秘密の小箱。
秘密の隠し棚。
それは生死?に関わるものでもあるらしい。

それは駄目~!

あの娘が。
キッチンで。
鼻歌を口ずさみながら。
晩御飯を作っている。
いい匂いがしている。

お腹空いたなと。
思いながら。
寝転がって。
やることないしと。
部屋の中を見回す。

見慣れた。
部屋の中。
その片隅に。
見慣れない。
レコードが並んだ棚が・・・

そこは駄目~!

言うが早いか。
キッチンから飛んできて。
俺の手から。
レコードを奪って。
背中に隠す。

見た?
いや。
見たでしょ?
まぁ、その。
見たなぁ。

そういうのも。
言わないで。
聴いたりするんだ。
言わないで。
意外だなぁ。

昔のことだから。
そうか。それにしても。
許して。
えっ?
誰にも言わないで。

別にいいじゃない。
恥ずかしいから。
いや、そんなことないよ。
言ったら別れるから。
わかった、言わない。言わないよ。

確かにね。
ブルースやニューオーリンズ好きで。
それで知り合って。話が合って。
RCとか冨士夫ちゃんが大好きで。
一緒に観に行って。付き合い始めて。

だけどね。
別に。
いいじゃない。
マイケル・シェンカーが好きで。
MSGのレコード持っていても。

このライヴ観たんだ。
そうなんだ。
ヘッド・バンギングもしたんだ。
へぇ、そうなんだ。
いま、笑ったでしょ・・・

もう。
二十数年前の。
そんな。
古い話をふと思い出した。
そんな、土曜日の夜。

そこは駄目~!か。
いい声だったよなって。
それは。
晩御飯の後。
明かりを消してからの話だな(笑)。



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2016/07/29 Fri *転がるだけ、投げうつだけ / Status Quo

20160729helloukorg


また。
来やがった。
これで。
何度目か。
数えるのも面倒だ。

来ちまったものは。
しかたがない。
帰れと言っても。
聞く耳など。
端から持っていないのだし。

やぁと。
こんにちはと。
挨拶を。
交わしたら。
後は例によって。

とことん。
いくとこまで。
落ちるところまで。
徹底的に。
つきあうしかない。

今度は。
どこまで。
転がると言うのか。
どこまで。
投げうてと言うのか。

いずれにしろ。
逃れようもないのなら。
面白くする。
楽しむ。
それに徹するのみと言うことだ。

『Hello !』'73年リリース。
ステイタス・クォーの6thアルバム。
実はサイケデリックな音楽性のバンドとして。
ヒット曲も放ったものの。やがて路線を変更して。
ハードなブギーバンドへと変貌したステイタス・クォー。
前作『Piledriver』で人気に火がついて、このアルバムで頂点を極めます。
このアルバムが初めて全英チャートの首位を獲得して。それ以降、今に至るまで。
40年以上、英国の国民的バンドとして絶大なる人気を誇っているわけです。
残念ながら米国や日本ではその人気はたかが知れたものなのですけどね。
AC/DCや、フォガット同様に。金太郎飴と言えば金太郎飴のそのサウンド。
ハードでブルージィーなブギーでひたすらグイグイと押しまくり。
口ずさみやすい、大合唱が起こりやすいキャッチーなメロディが耳に残ると。
そんなステイタス・クォーの特徴、魅力が炸裂しているのがこのアルバムなのですね。
「Roll Over Ray Down」「Caroline」と言った代表的なナンバーに顕著な。
これでもかと刻んでくるパワー・コード。そして突き抜けた爽快なメロディ。
その波状攻撃を受けていると。もう。兎に角。何もかもが、どうでも良くなって。
身も心も任せて。乗ったもの勝ちかなと。身体揺すって、首振って、声を上げて。
針を落とした瞬間から。一緒に面白く、楽しんでしまう。必要なのはそれだけだと。
そんなロック、ロックンロールの原点を思い起こさせてくれるアルバムでもあるのです。
そのメロディには英国らしい哀愁を感じさせてくれる部分もあるので。
日本でも人気があってもいいと思うのですけどね。ブギーのイメージが強過ぎるのかな。
聴かず嫌いは勿体ない。聴かないなんて人生の幾何かは損をしている。そう思うのですけどね・・・

また。
現れやがった。
これで。
何度目か。
数えても意味がない。

現れちまったものは。
しかたがない。
消えろと言っても。
理解など。
端からするつもりもないのだし。

やぁと。
また会ったなと。
挨拶を。
交わしたら。
後はいつもの様に。

とことん。
いけるとこまで。
堕ちるところまで。
徹底的に。
やりあうしかない。

今度は。
いつまで。
転がると言うのか。
いつまで。
投げうてと言うのか。

どっちみち。
逃れる場所もないのだから。
面白く。
楽しくする。
それ以外には無いと言うことだ。

また。
来やがった。
また。
現れやがった。
懲りもなく。

これで。
何度目か。
もう。
いい加減に。
飽きてもいるのだが。

来てしまうのは。
しかたがない。
現れちまうものは。
しかたがない。
受け入れるしかない。

後は。
どこまで。
いくのか。
いくところまで。
徹底的に。

そう。
どこまで。
堕ちるのか。
堕ちるところまで。
とことん。

もう。
いけるとこまで。
面白がれる様に。
楽しめる様に。
転がるだけ。投げうつだけ。

この。
金太郎飴には。
挨拶するのも。
飽き飽きしている。
そうだとしても。

逃れようもない。
逃げる場所もない。
ならば。
他に手も無い。
転がるだけ。投げうつだけ。



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2016/07/28 Thu *胸を張れ、羽を広げろ / Nazareth

20160728loudnproudukorg


別に。
確たる。
裏付けも。
自信も。
ありゃしない。

それでも。
否応なしに。
臨まねばならぬ。
闘わねばならぬ。
そんな時。

おどおどしても。
びくびくしても。
避けられるわけもない。
逃げられるわけもない。
致し方ない。

覚悟を決めて。
どうせなら。
堂々と。
ふてぶてしく。
偽ってでも。

大きく出よう。
大きく見せよう。
誰よりも。
大きな声を出し。
大きな態度をとり。

兎に角。
威嚇して。
威容を誇って。
隙も与えず。
呑み込んでしまおう。

『Loud 'N' Proud』'74年リリース。
『威光そして栄誉』なる邦題が冠されていたナザレスの4thアルバム。
羽を大きく広げた孔雀が描かれたジャケットが象徴するかの様に。
ナザレスが、ブリティッシュ・ハード・ロック・バンドとして大きく飛躍したアルバムです。
実は、そのバンド名をザ・バンドの「The Weight」の歌詞の一説からとっていて。
グラスゴー出身ながら米国音楽への憧憬が非常に強いバンドであったナザレス。
最初の2枚のアルバムは、それ故か音楽性にも迷いが感じられたのですが。
前作にあたる『Razamanaz』でハード・ロック路線に狙いを定めて頭角を現しました。
そんなナザレスをプロデューサーとしてサポートしたのがロジャー・グローヴァーで。
このアルバムでも、引き続きナザレスの魅力を引き出すのに大いに貢献しています。
マイケル・モンローやアクセル・ローズをも魅了したダン・マッカファーティーの歌声。
そのパワフルなハイトーンでのシャウト。がさつとすら感じられるそのシャウト。
それこそがナザレスの最大の魅力で。それをサポートするバンドの疾走感も素晴らしく。
その一丸となって突き進む姿には、ハード・ロックに心を決めた覚悟が見て取れます。
その実。本来の嗜好・・・志向とは異なる路線を走り始めたことへの不安もあったかなと。
しかし。例えハッタリだとしても。それを感じさせないだけのものが生まれたのだろうなと。
それ程に。自信に満ち溢れていると思われる、思わせるアルバムになっているのです。
面白いのはカヴァーの選曲で。ボブ・ディラン、リトル・フィート、ジョニ・ミッチェルと。
米国音楽への憧憬は変わっていなかったのだなと。しかもその総てが見事なまでに変身。
ハードなロックンロールへと生まれ変わっているのが。何とも痛快なのですね。
ディランの「The Ballad Of Hollis Brown」はヘビィにのたうち回るナンバーになっていて。
そのドロドロとした重量感が、決して勢いだけのバンドでは無いことを証明しています。

別に。
確たる。
証しも。
根拠も。
ありゃしない。

それでも。
否が応でも。
臨むしかない。
闘うしかない。
そんな時。

怯えがきても。
震えに襲われても。
避けては通れないし。
逃げる道も開けはしない。
是非に及ばず。

覚悟を決めたら。
どうもない。
悠々と。
余裕を見せて。
演じてでも。

賑やかに出よう。
華やかに見せよう。
誰よりも。
通る声を出し。
目に留まる態度をとり。

平然と。
威武して。
威光を放って。
仰ぎ見させて。
虜にしてしまおう。

胸を張り。
背筋を伸ばし。
羽を広げ。
高く咆哮し。
空気をものにする。

光も。
色も。
香りも。
匂いも。
味方につけて。

常に。
先を読み。
先を歩み。
先に手を打ち。
先に答えに辿り着く。

確たる。
裏付けはない。
証しもない。
だから。
自信はない。

だけど。
訳もなく。
理由もない。
自分なりの。
自負はある。

自信はなくても。
自負がある。
それで十分。
臨めばいい。
闘えばいい。

ちっぽけでも。
自分だけの。
誇りがあれば。
胸を張れれば。羽を広げられれば。
それでいい。

さぁ。
胸を張れ。羽を広げろ。



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2016/07/27 Wed *手に入れてしまおう / Ian Hunter

20160727allofthegoodonesaretaken


いいもの。
いいと感じたもの。
ほしいもの。
ほしいと感じたもの。
そいつはね。

そいつは。
感じた。
その時に。
手に入れなければ。
ものにしなければ。

結局。
総て。
誰かのものに。
なってしまう。
もっていかれてしまう。

後悔しても。
後の祭り。
行き場を失った。
伸ばした手は。
虚しく宙を泳ぐだけ。

その。
虚空で。
その。
残り香。
それだけを抱きしめて。

感傷に。
浸る。
そんな時間も。
そんな夜も。
あると言うことだ。

『All Of The Good Ones Are Taken』'83年リリース。
イアン・ハンターの古巣CBSへの復帰第一弾となったアルバム。
モット・ザ・フープルから脱退してCBSでソロ活動を開始して。
その後にクリサリスに移籍して数枚のアルバムをリリースして。
そして。再びCBSへと。その新たな挑戦、その決意の表れなのか。
トレード・マークとも言えるサングラスを外して緑色の瞳を晒したハンター。
当時は、このジャケットだけでかなり話題を呼んだと記憶しています。
盟友であるミック・ロンソンが1曲のみの参加に止まっているのも驚きで。
ハンターが、変化を、新しい何かを求めて。強い思いで臨んだことは確かかなと。
クラレンス・クレモンズらをゲストに迎えたサウンドはポップでキャッチー。
時代を反映してか、ややチープな感じが漂っているのは否めないのですが。
いつも以上にハンターの歌声が伸び伸びと聴こえるのも、また確かかな。
どこか、なにかが吹っ切れたのかとも感じさせられるものがあります。
特に「All Of The Good Ones Are Taken」はA面一曲目とB面ラストに配置されていて。
曲調を変えて歌われているほどに力が入っていて。ハンターも最高傑作と自画自賛したと。
おそらくはアルバム・タイトルにもなったこのナンバーにハンターの心情がこもっていて。
いいものは、総てもっていかれる、奪われてしまうのだと嘆きつつ。
だったら、俺もいいものだけを、それだけを受け入れて歌うのだと宣言すると。
如何にもハンターらしいシニカルで、アイロニカルで。そしてタフなユーモアに溢れていて。
開き直りとも言える、その世界を芝居っ気もたっぷりに聴かせてしまう。
やはり、この詩人にして看板役者なところがハンターの最大の魅力なのですよね。
「All Of The Good Ones Are Taken」ばかりが耳に残ってしまうのは玉に瑕ですけどね。

いいもの。
いいと感じたもの。
ほしいもの。
ほしいと感じたもの。
そいつはね。

そいつは。
感じた。
その時に。
手に入れるしかない。
ものにするしかない。

結局。
総て。
誰かのものに。
なる前に。
もっていかれてしまう前に。

覚悟を決めて。
躊躇わずに。
伸ばした指先が。
虚しく宙を泳がぬ様に。
行き場を固めるだけ。

それが。
虚空でも。
それが。
残り香でも。
それだけを抱きしめて。

幸福を。
感じられる。
そんな時間も。
そんな夜も。
あると言うことだ。

いいのだろう。
欲しいのだろう。
好きなのだろう。
そいつだけは。
確かなのだろう。

一度は。
機を逃した。
手を伸ばす前に。
誰かに。
持っていかれたのだろう。

それでも。
永久には。
消え失せなかった。
いま再び。
出会うことができた。

いいのだろう。
欲しいのだろう。
好きなのだろう。
そいつだけは。
確かなのだろう。

それが。
虚しくて。
切なくて。
残り香に過ぎなくても。
残滓の様なものだとしても。

それに。
そこに。
幸せを。
感じられるのなら。
それでいいだろう。

それだけでも。
誰かのものになる前に。
誰かに持っていかれる前に。
いいもの。ほしいもの。好きなもの。
手に入れてしまおう。



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2016/07/26 Tue *社長は辛いよ / The Rolling Stones

20160726stickyfingersdeluxeedition


社長は大変なのだ。

その昔は。
兎に角。
権威とかが。
本当に。
大嫌いだったので。

もう。
役員だとか。
社長だとか。
それだけで。
訳もなく嫌悪して。

労働者の。
敵だと。
搾取する側だと。
思い込んで。
敵視してきた。

だけど。
それなりに。
組織の中で。
働いているとね。
見えてくるものもあって。

肩書があれば。
報酬を貰っていれば。
それだけの責任があって。
プレッシャーとも。
闘っているのだと。

社長は大変なのだ。

『Sticky Fingers Deluxe Edition』'14年リリース。
言わずと知れた『Sticky Fingers』の拡張版2枚組アルバム。
オリジナルの『Sticky Fingers』に未発表テイクを集めたテイクを集めたディスク。
それを付加した2枚組。そのディスク2のB面はラウンドハウスのライヴからの抜粋。
正直言って。海賊盤で慣れしたんできた音源ばかりではあるのですけどね。
それでも。正式にリリースされたことに意義があるかなと思います。
そもそも『Sticky Fingers』が傑物なので。その楽曲の素描も。
ストーンズならではの魅力、その原石の輝きが感じられるわけではあります。
前述した様に海賊盤では広く世の中に流通していたので。
ストーンズのメンバー、特にミックがその存在を感知していなっかった筈もなく。
ならば、何故に何十年もその存在を放置していたのか。そこは意地であり戦略で。
まだまだ現役でオリジナル・アルバムをリリースし続けて、ツアーもやって。
そんな状態で過去の、謂わば、残滓などに頼る必要も無いだろうと。
そこにミックの矜持、強い意志が感じられたかなとは思うのです。
それでも。特に'90年代半ば以降になると。以前ほど精力的には活動できなくなってきて。
そうなると。今や世界有数の企業と言っても過言ではないストーンズ、そして関係者。
ぶっちゃけると、その生活がミックの経営手腕、その双肩にかかってくるわけで。
そこはミュージシャンであると同時に経営者でもあるミックには冷静な判断が求められて。
そうなると。お蔵出し、それもマニアにとっては新鮮味に欠けるとの。
そんな指摘、批判的な意見がある程度噴出することは覚悟の上で踏み切ったのだろうなと。
ここ数年、いよいよ総括モードに入ったのか。過去の音源のリリースが相次いでいますが。
そこには。並々ならぬミックの経営者として、社長としての覚悟を感じるのです。
まぁ、間違ってもキースの旦那には背負えない重責でしょうからね。流石はミックなのです。

社長は辛いのだ。

根本的に。
兎に角。
権威とかが。
未だに。
大嫌いなので。

もう。
役員だとか。
社長だとか。
それだけで。
斜に構えて接するし。

労働者の。
気持ちなど。
搾取される側の。
風景など見もしないと。
軽蔑してきた。

だけど。
それなりに。
組織の中で。
闘っているとね。
感じられるものもあって。

肩書にものを言わす。
報酬を与えられている。
そこには責任が伴って。
その立場を。意識した瞬間に。
責任やプレッシャーが圧し掛かっているのだと。

社長は辛いのだ。

突き放せば。
望んで。
その立場を目指して。
その立場を得て。
それなりの恩恵をこうむっているのだろうと。

そうは。
思うので。
好きで選んだのなら。
そのうま味を享受するだけなく。
その代償も甘んじて受けろよと。

そう。
思うので。
距離を置いて。
都合のよい様に。
利用させてもらえれば。

それだけで。
いいし。
それ以上は。
知ったことかと。
そう、思うが。

でもね。
それなりに。
その人なりに。
重責と向き合って。
プレッシャーと闘っている。

それが。
垣間見えるとね。
自分に鞭打って。
本来、苦手なことも。
リーダーとして必死に取り組んでいる。

そいつを。
感じたのなら。
まぁ。
それなりに。
共に歩いてみるかとは思うわけで。

但し。
最後の責任は。
その立場にある。
それだけの報酬を得ている。
方に取ってもらうけどね。

社長は辛いよ。



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2016/07/25 Mon *裏稼業 / Jerry McCain

20160725southernharpcadillacandtheb


何が表で。
何が裏か。
そいつは。
どうにも。
判然としない。

飯の種になっているのが。
生業ではある。
それはそうなのだが。
それは表の顔ではあっても。
どうも正業とは言い難い。

別に。
手を抜いてもいないし。
プロ意識もあれば。
責任感もある。
遣り甲斐も無いことはない。

但し。
心から楽しんでいるか。
魂を込めて打ち込んでいるか。
そう考えると。
どうも。自信をもっては頷けない。

飯の種にはならなくて。
生業には程遠くて。
それはそうなのだが。
それは裏の顔ではあっても。
こっちが正業だと言いたいものがある。

つまりは。
どうにも。
この生業は。
俺にとっては。
裏稼業、そういうことになる。

『Southern Harp, Cadillac & The Blues』'81年リリース。
ルイジアナ出身のブルース・ハーピスト、ジェリー・マッケイン。
その'60年代ジュウエルに遺した録音を集めた日本独自のアルバム。
マッケインの音源が単独でアルバム化されたのはこの時が世界初でした。
さて。一般的な知名度は殆ど無いと言ってよいマッケイン。
それもその筈で。プロになっても故郷であるルイジアナを離れることをせずに。
録音もエクセロなど常にルイジアナのローカル・レーベルで行っていて。
一説によると。音楽雑誌の取材を受けたことも一度だけだったと言う。
徹底した地元密着型の、ローカルなシーンでの活動に徹した人物だったのですね。
その情報が極端に少ない影響もあってか。様々な噂、伝説もあったみたいで。
ローカル・ヒットはあったものの。音楽では食べていけなかったらしく。
生活保護の制度を適用されて、生活費の支給を受けていたらしいのですが。
それにもかかわらず、キャデラックが愛車で乗り回していたと言われていて。
さしずめ、今の日本であれば不正受給ではないかと追及を受けるところですが。
前述のインタビューでは堂々と副業について自ら語っていたらしく。
それが私設の諜報機関を運営していると言う、なんかとんでもない話だったとか。
諜報期間ですよ。それも私設。それも運営。何ともまぁ大層な裏稼業ですよね。
それでキャデラックですからね。ハープ吹くよりよっぽど儲かったのかな。
スタイルとしてはスリム・ハーポ直系とも言える、緩くレイジーな感じなのですが。
そこにモダンなR&B、そしてソウルの感覚を持込んでいるのが特徴で。
ほんわかとしながらも、どこかクールと言うか冷笑している様な空気が漂っていて。
それが独特のスタイリッシュとも言えるカッコ良さを生み出しています。
諜報活動でも、ほんわかとした雰囲気で対象を油断させながら目は笑っていない。
そんなスタイルだったのかなと。ついつい裏稼業の想像もしてしまいます。

何が表で。
何が裏か。
そいつは。
どうやら。
自分次第らしい。

飯の種になっているのが。
生業ではある。
それはそうだとしても。
それは表の顔ではあっても。
正業とは言いたくない。

別に。
舐めているわけでもないし。
誇りもあれば。
それなりに背負ってもいる。
熱くなる時だって多々ある。

但し。
心から楽しもうとも。
魂を込めて打ち込もうとも。
考えてはいない。
どうも。端からそう割り切っている。

飯の種になぞならなくて。
生業には一生ならなくても。
それは厳然たる事実だとしても。
それは裏の顔でも構わないけど。
こっちが正業だと言いきれるものがある。

つまりは。
どうにも。
この生業は。
俺に言わせれば。
裏稼業、そういうことになる。

世間は。
社会は。
表の顔。
そいつで。
総てを決めるのだろう。

生業が。
すなわち。
正業だと。
そいつで。
品定めをするのだろう。

それは。
それで。
構わない。
それらしい。
佇まいで笑ってみせるだけ。

その点では。
この。
表の顔。
生業は。
それなりに役に立って入る。

別に。
特別に。
誇れるものではないが。
特段に。
後ろめたいものでもない。

但し。
そいつは。
あくまでも。
裏稼業。
飯の種でしかない。

適度に。
距離を置いて。
割り切って。
冷静に。時には冷徹に。
遂行するのみ。

共に。
働きます。
共鳴も、共感もします。
でも。すいません。
あくまでも。俺には裏稼業なのです(笑)。



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2016/07/24 Sun*ティーネィジャーの頃 / The Teenagers

20160724theteenagers


あの頃の様に。
そう。
ティーネィジャーの頃の様に。
今でも。
胸が弾むのだ。

あれから。
もう。
何十年。
時は流れて。
時代は変わって。

あの頃は。
そう。
ティーネィジャーの頃は。
思いもしなかった。
道を歩んでいる。

道だけでなく。
いまいる。
この場所も。
その距離も。
総てが想像もし得なかった。

だけども。
だからこそ。
あの頃の。
ティーネィジャーの頃の。
想い。

それは。
今も。
変わらずに。
あると思いたいのだ。
だって。こんなにも胸が弾むのだから。

『The Teenagers Featuring Frankie Lymon』'56年リリース。
弱冠12歳の黒人少年、フランキー・ライモンを擁したティーネイジャーズ。
全米6位を記録した「Why Do Fools Fall In Love」の成功。
それを受けて制作された記念すべき初めてのアルバムです。
映画『アメリカン・グラフティ』でも使用された「Why Do Fools In Love」の素晴らしさ。
「恋はくせもの」なんて邦題も素敵なこのナンバー、歌詞を書いたのはライモン自身で。
何でも、自らに届いたラブ・レターを読んでいて着想を得たのだとか。
それを他のメンバーに聴かせたとろ、レパートリーに加えられて。
更にはコーラスの一員として臨んだレコーディングの場で才能を見出されて。
リード・シンガーに抜擢されて。そして抜擢に見事に応えて成功を手にしたと。
その、大空を飛び回る小鳥の様に自由に弾むかの如き歌声の魅力。
それが「Why Do Fools In Love」を永遠の名曲としている大きな要因であることは確かで。
かのマイケル・ジャクソンの登場する十数年前に、こんな天才少年がいたのだなと。
想像でしかありませんが。ジャクソン・ファイヴの下絵にはティーネイジャーズの。
その存在と成功があったのだろうと。そう思わざるを得ないものを感じさせられます。
そして。ライモンを支える他のメンバーのコーラスの見事さ。
僅か14歳~15歳の少年とは思えない見事なドゥー・ワップを聴かせてくれています。
特にベースの少年の歌声などは。大人顔負けの力強さと温かさに溢れているのです。
この後、ライモンはソロとして独立しますが、変声期を迎えたこともあり。
大きな成功を掴むにはいたらず。やがて薬物に依存するようになり。25歳で夭折。
まりにも、儚く、そして痛ましく、そして典型的でもある青春の光と影を描いたのですが。
このアルバムに遺された。その自由に弾むソプラノ・ヴォイス。
その鮮烈で、清廉な輝きは。いまも色あせることなく。光を放ち続けているのです。

あの頃の様に。
そう。
ティーネィジャーの頃の様に。
今でも。
胸が踊るのだ。

あれから。
もう。
何十年。
時は過ぎゆき。
時代は変り果て。

あの頃は。
そう。
ティーネィジャーの頃は。
思いもしなかった。
道を歩み続けている。

道だけでなく。
いまいる。
この環境も。
その位置も。
総てが想像もし得なかった。

だけども。
だからこそ。
あの頃の。
ティーネィジャーの頃の。
匂い。

それは。
今も。
変わらずに。
あると思いたいのだ。
だって。こんなにも胸が躍るのだから。

時は流れた。
否。
いまも流れている。
これからも。
流れ続ける。

いまいる。
この場所も。
いまある。
この環境も。
また変わっていく。

時代の変化に。
その大きさに。
その激しさに。
変り果てていくその姿に。
言葉を失いそうになる。

それでも。
時にも。
時代にも。
流されない。変えられない。
そんなものもある。

あの頃。
ティーネィジャーの頃。
感じた。
想い。
匂い。

あの頃の。
ティーネィジャーの頃の。
ままの。
想い。
匂い。

それは。
今も。
これからも。
流されず。変わらず。
だって。こんなにも胸が痛むのだから。



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2016/07/21 Thu *肖像 / Albert King

20160721albert


肖像。
男の肖像。
履歴書でも。
領収書でも。
何でもいいが。

してきたこと。
やってきたこと。
歩んできた道程。
そいつが。
表れるというのなら。

下手な。
小細工など。
そう。
取り繕うような。
そんなことはしないで。

ただ。
堂々と。
そこにあって。
笑顔のひとつでも。
浮べられればいい。

今更。
隠し立てなど。
誤魔化しなど。
通じるものでもない。
手遅れだ。

それに。
そんなに。
恥じるような。
道ばかり。
歩いてきたわけでもないだろう。

『Albert』'76年リリース。
アルバート・キングのスタックスから移籍後2枚目となるアルバム。
ノーマン・シーフの撮影によるこのジャケット、このアルバートの笑顔。
その見事なまでの存在感。アルバートの何たるかを見事に捉えた肖像。
それを目にするだけで。針を落とす前に傑作であることを確信したくなります。
実際に。スタックス以来の好調さをそのままに維持していて。
アルバートならではの剛毅で豪快で。そして陽気でファンキーなブルース。
そのギター、その歌声。実に何とも見事に聴く者の心を揺さぶるのです。
時に大雑把に過ぎるとも言われるアルバートですが。そこが持ち味なので。
細かいことは気にしないとばかりに。唸りを上げるギター。
そして。思わず鼻歌も飛び出すほどに上機嫌な歌声。文句の付け様がありません。
俺はこれでやってきたのだ。俺はこれからもこれでやっていくのだと。
そう宣言するかの様なA面頭の「Guitar Man」そいつでもう勝負ありってところで。
その宣言通りに自信に満ち溢れているアルバート、実に頼もしい限りです。
それが、その気持ちが自然とジャケットに捉えられた笑顔に繋がったのでしょうね。
「I'm Ready」「My Babe」と言ったナンバーも。見事に自分のブルースにしています。
親分肌ながら。バンド・メンバーに対しては厳しい一面もあったと言うアルバート。
豪快で陽気なブルースを奏でる為には妥協を許さない。そんな自負も表れているかな。
(その分、メンバーへのギャラの支払いは気前が良かったとの話もあります)
下積み時代は自らバンのハンドルを握ってツアーを回っていたアルバート。
レコード契約では不遇の時代もあったアルバート。そんな道程を辿って成功を収めた。
その肖像、履歴書には偽りも、何ら恥じるところはないと。
そう高らかに、そして陽気に。奏で、そして歌っているアルバムなのです。

肖像。
男の肖像。
履歴書でも。
領収書でも。
構いはしないが。

していくこと。
やっていくこと。
歩んでいく道程。
そいつが。
見えるというのなら。

下手な。
小細工とか。
そう。
塗り重ねる様な。
そんなことはしないで。

ただ。
泰然と。
そこにあって。
笑顔のひとつでも。
見せられればいい。

殊更。
隠し立も。
誤魔化しも。
必要などありはしない。
邪魔なだけだ。

それに。
そんなに。
恥じるような。
道を。
歩いていくわけでもないだろう。

別に。
誰に。
どう思われようと。
誰が。
どう思おうと。

知ったことでも。
関することでも。
ありはしない。
ただ。
ありのままに。

感じて。
受け止めて。
くれれば。
それでいい。
それだけでいい。

だから。
堂々と。
泰然と。
そこにあればいい。
それだけでいい。

その。
捉えられた。
その姿。
その表情。
肖像。

そいつが。
自ずと。
物語るもの。
それが。
己の履歴、己の道程。

肖像。
男の肖像。
偽りのない。
恥のない。
笑顔があればいい。



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2016/07/20 Wed *斬り込め / Freddy King

20160720giveyouabonanzaofinstrument


斬り込め。
せっかく。
飛びっきりに。
決めてきた。
カッコつけてきた。

ならば。
躊躇わずに。
遠慮せずに。
踏み込んで。
前へ出て。

打ち込め。
斬り込め。
前へ前へと。
先へ先へと。
出てこい。向かってこい。

カッコ先行でも。
カッコだけでも。
構わない。
斬り込むうちに。
追いつくものもあるだろう。

だから。
ひるまずに。
前のめりに。
真剣に。
白刃で。

斬り込め。
一度や二度。
跳ね返されても。
翻されても。
諦めるな。

『Gives You A Bonanza Of Instrumentals』'65年リリース。
フレディ・キングのフェデラルでの5枚目となるアルバム。
デビュー以来、順調に年に一枚のペースでリリースを重ねていたキング。
その人気のほどがそんなところからもうかがえます。
アルバム・タイトル通りに全編、全曲がインスト・ナンバーで。
フレディのギターがたっぷりと。これでもかってほどに味わえます。
このジャケットでもわかりますが。独特なストラップの掛け方が特徴のフレディ。
首に掛けずに。肩に掛けているのですね。これで演奏中に外れないのか不思議ですが。
この、なんだか。せっかちに、性急にも思えるストラップの掛け方。
気持ちが先走って。一生懸命にカッコをつけている様に見えるその姿。
そこにも、フレディのギター・プレイ、そのスタイルの特徴が表れているかなと。
アップ・テンポのナンバーは言うに及ばず。スローなナンバーでも攻めにかかってくる。
畳みかける様に迫ってくる、その勢いよく斬り込んでくる様がフレディの個性かなと。
三大キングと言われる。他の二人、B.B.の様に余裕を見せるでもなく。
アルバートの様に、いい意味で大雑把なほどにハッタリをかませるでもなく。
只管に、直向きに。斬り込んで、斬り込んで、斬り込み続ける。それこそがフレディだと。
故に単調にもなりかねないのですが。それもお構いなしの熱さに惹きつけられます。
テクニック云々以前に(決してフレディが下手だと言う意味ではなくて)。
弾きたいんだ、聴かせたいんだ、伝えたいんだ、届けたいんだ。その思いが前に出ている。
その前のめり、前傾姿勢のスタイル。そこにフレディのブルースがあったのだと思います。
結果論として。それが故に早世、夭折してしまったのかなとも感じてしまいますが。
その純粋な剣士の如きスタイル、そのブルースはいつまでも聴く者に真っ向勝負を挑んで。
その胸を捕らえたら決して逃さない。そんな魅力を放ち続けているのです。

斬り込め。
せっかく。
思い切って。
決めてきた。
覚悟をしてきた。

ならば。
躊躇を捨てて。
遠慮も捨てて。
踏み込んで。
前へ出て。

打ち込め。
斬り込め。
前へ前へと。
先へ先へと。
進んでこい。挑んでこい。

空回りしても。
意気込みしかなくても。
構わない。
斬り込むうちに。
見えてくるものもあるだろう。

だから。
只管に。
直向きに。
真剣に。
白刃で。

斬り込め。
何度でも。
刃をはじかれても。
切っ先で弄ばれても。
諦めるな。

斬り込め。
斬り込め。
斬り込め。
躊躇わず。
遠慮せず。

打ち込め。
打ち込め。
打ち込め。
只管に。
直向きに。

一生懸命に。
カッコつけたのなら。

カッコ先行でも。
空回りしても。
構わない。
斬り込むうちに。
打ち込むうちに。

追いつくものもあるだろう。
見えてくるものもあるだろう。
だから。
ひるまずに。
諦めずに。

跳ね返されても。
翻されても。
はじき返されても。
弄ばれても。
続けていれば。

万に一つ。
否、十回に一回。
斬れるかも。
打てるかも。
だから。とにかく今は。

斬り込め!



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2016/07/19 Tue *エースを目指せ / The Aces

20160719theaces


プロならば。
少なくとも。
プロを志す。
者であるならば。
必要とされるものがある。

しつこいまでに。
しぶとく。
食らいついたら。
離れない。
どこまでもしがみつく。

そんな。
そこまでの。
執念がなくて。
持ち合わせてなくて。
どうする。

あっさりと。
淡々と。
クールに。
こなせれば。
カッコいいだろう。

そうしたいなら。
そうなりらいのなら。
しつこく。
執念深く。
学び取れ、盗み取れ。

どうせ。
目指すのなら。
プロ。
それも。
エースを目指せ。

『The Aces』'71年リリース。
シカゴ・バンド・ブルース。そのスタイルの確立に貢献したジ・エイシズ。
ルイスとデイヴのマイヤーズ兄弟に、フレッド・ビロウの3人組。
'40年代後半からジュニア・ウェルズと組んで活動を始めて。
その後、リトル・ウォルターに引き抜かれて。ウォルターの快進撃を支えました。
ウォルターが亡くなって。自然消滅。その後はそれぞれの道を歩んでいたようですが。
歴戦の強者である3人はセッションでも引っ張りだこで。それぞれに名声を高めて。
その結果として実現したのが、このジ・エイシズとしては初めてのアルバムでした。
ルイスのギターとハープ、デイヴのベース、ビロウのドラムスが本来なのですが。
このアルバムではルイスはハープとヴォーカルに専念していて。
ギターにはこれまた名人のエディ・テイラーとサミー・ローホーンが加わっています。
時代、そして2人のギタリストの参加によって。ややモダン・ブルースに近い感触も。
しかしながら。その根底にあるのは、あの黄金のシカゴ・バンド・ブルースそのものです。
決して派手に唸るでも、弾けるでもなく。むしろ淡々と奏でられる。
そして。気づけばその世界に引きずり込まれて、どっぷりと浸ってしまう。魅せられている。
自然とシカゴ・バンド・ブルースの虜になってしまっている。まさに名人芸のブルースです。
ルイスの味わいあるハープとヴォーカル、デイヴとビロウのリズム隊の乗り心地の良さ。
総てがプロフェッショナル、マスターの力量が遺憾なく発揮されたものなのです。
若きウェルズと共に切磋琢磨して。大スターとなったウォルターに必死に食らいつき。
そんな日々で学び、更には盗み、そして日々鍛錬し続けた結晶がここにはあるのです。
そう。ジ・エイシズ。その名の通り、彼等はシカヴォ・バンド・ブルースのエースなのです。
派手さは無くとも。期待以上の成果を上げてきらりと光る。いぶし銀のエース達なのです。

プロならば。
少なくとも。
プロを志す。
道を選んだのであれば。
必要とされるものがある。

いつどんな時でも。
いつでも。
どこでも。
考える。
とことん考え抜く。

そんな。
そのことが。
自然になるほど。
身についていなくて。
どうする。

あっさりと。
飄々と。
ユーモラスに。
こなせれば。
カッコいいだろう。

そうしたいなら。
そうなりらいのなら。
とことん。
いつでも。どこでも。
考えろ、考え抜け。

どうせ。
目指すのなら。
プロ。
それも。
エースを目指せ。

プロ。
そいつを。
志した。
その道を。
選んだ。

その。
心意気。
その。
勇気。
そいつはいいだろう。

その。
重み。
その。
厳しさ。
そいつを受け入れられるならばだが。

淡々と。
飄々と。
答えには。
ゴールには。
辿り着けはしないのだから。

だから。
しぶとく。
執念深く。
学び。盗み。
考え抜く。

楽ではない。
時には。
理不尽でさえもある。
正直。
積極的に勧めはしない。

それでも。
プロを。
目指すなら。
それならば。
エースを目指せ。



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2016/07/18 Mon *書き加えられしもの / T. Rex

20160718twentythcenturyboy


書き加えられしもの。

あの頃。
あの時。
あの瞬間。
目にして。
耳にして。

感じたもの。
思ったもの。
好きになったもの。
そいつも。
結局、同じなのだと。

そんなもの。
そんなところ。
継続しているのか。
相変わらずなのか。
どっちでもいいけれど。

そいつにも。
何かを。
感じて。
思って。
好きになった。

その事実。
その真実。
そいつが。
例の思い込みだとしても。
それで構わない。

書き加えられしもの。

『20th Century Boy』'85年リリース。
英国編集のT.レックスの2枚組ベスト・アルバム。
当時。マーク・ボランの死後から約7年が経過して。再評価の機運が高まって。
このアルバムは『Tanx』以来12年振りに全英チャートのTOP10にランク・イン。
尤も。その背景には原盤権の移籍があって。新たに権利を獲得したレコード会社が。
オリジナル・アルバムも一気に再発させて。その販促の為にこのアルバムを編集して。
TVコマーシャルをバンバンうったと言う。そんな作られた再評価の面もあった様です。
そして。日本でも新興のSMSレコーズが新たに日本での発売権を獲得して。
英国同様に一大プロモーションを展開したのでした。その勢いは凄まじくて。
サン・オイルやら、自動車やら、ファッション・ビルやら。やたらとCMに起用されて。
時ならぬ、十数年振りのレクスタシーが巻き起こり。とにかく街中に流れていたと。
既にその存在を知っていて。聴き馴染んでいた身としては違和感もあったものの。
それまではエア・チェック(死語)とか、レンタル・レコード(これも死語)とか。
そんなレベルでしか聴いていなかったので。これ幸いと共に買ったのがこのアルバムで。
A面頭の「The Groover」、そのT・R・E・Xの掛け声一発で持っていかれて。
自分の中でも時ならぬレクスタシーが巻き起こって。ひたすら聴きまくっていたと。
そんな。思い出深いアルバムなのです。前身のティラノザウルス・レックス時代。
そのアシッド・フォークなシングルA面ナンバーも4曲収録されている辺りも心憎くて。
T.レックスとしてのシングルA面ナンバーも最後の3曲を除いては収録されていて。
更にはレアだった「Summertime Blues」のカヴァーの収録が目玉だったのかな。
兎に角。このアルバムで。その前身の世界にも初めて触れて。そして何よりも。
その時代の寵児として時代に殉じた潔さ。それ故のキャッチーでキッチュな魅力。
そのカッコ良さと切なさ、儚さを自分の胸に書き加えてくれたアルバムとなったのでした。

書き加えられしもの。

あの頃。
あの時。
あの瞬間。
手で触れて。
心に触れて。

感じたこと。
思ったこと。
好きになったこと。
そいつも。
結局、同じなのだと。

そんなもの。
そんなところ。
持続しているのか。
代り映えしないのか。
どっちでもいいけれど。

どれだけ。
何かを。
感じて。
思って。
好きになった。

その事実。
その真実。
そいつが。
例によって美化されていたとしても。
それで構わない。

書き加えられしもの。

あの頃。
あの時。
あの瞬間。
書き加えられるべき時に。
書き加えられしもの。

それも。
事実。
それも。
真実。
そいつも答え。

熱病的な。
思い込みだとしても。
経年による。
美化が作用していても。
構わない。

目が。
耳が。
手が。
心が。
やはり感じた。やはり思った。

それもまた。
事実。
それもまた。
真実。
それもまた答え。

進化など。
代り映えなど。
必要とはしない。
頑固であろうが。
頑迷であろうが。

書き加えられるべき時に。
書き加えられしもの。
それも答えで。
それも好きで。
それもまた好きで。

あの頃。
あの時。
あの瞬間。
それも。
特別な瞬間だったのだ。

書き加えられしもの。



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2016/07/17 Sun *刷り込まれしもの / Jimi Hendrix

20160717jimihen


刷り込まれしもの。

あの頃。
あの時。
あの瞬間。
目にして。
耳にして。

感じたもの。
思ったもの。
好きになったもの。
そいつが。
結局は答えだと。

そんなもの。
そんなところ。
ぶれてないのか。
進歩がないのか。
どっちでもいいけれど。

それだけの。
ものを。
感じて。
思って。
好きになった。

その事実。
その真実。
例えそいつが。
思い込みだとしても。
それには敵わない。

刷り込まれしもの。

『Best Of Jimi Hendrix』'77年リリース。
日本独自編集のジミ・ヘンドリックスの2枚組ベスト・アルバム。
当時。キング・レコードのローリング・ストーンズ程ではないにしろ。
日本の各レコード会社は毎年の様に独自にベスト・アルバムを企画していて。
ポリドールもその例に漏れず。ジミヘンやエリック・クラプトン、そしてザ・フーと。
結構な数の日本だけのベスト・アルバムが世に出ていたと思われます。
その多くが、懐が緩みがちな年末商戦を狙っての粗製濫造なものだったのでしょうが。
ロックに出会ったばかりのガキとしてはそんな大人の事情など知る由もなくて。
友達のお兄さんに聴かせてもらった、あのジミヘンとかって凄いギタリスト。
そのベスト・アルバム。しかも2枚組なのだから。きっともの凄いのだろうなと。
そう思い込んで。なけなしのお小遣いを握りしめて街のレコード屋さんで買ったのでした。
オリジナル・アルバムも売っていたのだろうけど。何枚も買う余裕なんてなかったし。
ベスト・アルバムなら。有名な曲は全部入っているに違いない。そう信じてね。
そして。針を落として。わけのわからないままにブッ飛ばされ。ジミヘン、カッコいいなと。
友達のお兄さんに聴かされた『In The West』とこのアルバムで運命は決したのですね。
実はこのアルバムには。当時出回っていた悪質な・・・と言っても正規リリースされた。
ジミヘンの死後に編集された、勝手にオーヴァー・ダブが施された曲も入っていて。
その実は、結構玉石混合なアルバムだったのですけどね。そんなこと知らないしね。
ただひたすら。ジミヘンは凄くて、カッコいいギタリストなのだと刷り込まれたと。
いま針を落とすと。疑似ステレオの曲も含まれていて。音圧も低い。そんなアルバムですが。
その刷り込みは、刷り込まれしものは。正しかった、間違っていなかったと。
そう感じるのですよね。ロックを聴き始めた頃に。ジミヘンに出会ってブッ飛ばされた。
その時に。わけもわからずに感じたロックって凄いなって感覚。
それが未だに自分を捕らえていて。こうしてロック馬鹿街道をまっしぐらなのですからね。

刷り込まれしもの。

あの頃。
あの時。
あの瞬間。
手で触れて。
心に触れて。

感じたこと。
思ったこと。
好きになったこと。
そいつが。
結局は答えだと。

そんなもの。
そんなところ。
筋が通っているのか。
融通が利かないのか。
どっちでもいいけれど。

どれだけの。
ものを。
感じて。
思って。
好きになった。

その事実。
その真実。
例えそいつが。
美化されていたとしても。
それでも敵わない。

刷り込まれしもの。

あの頃。
あの時。
あの瞬間。
刷り込まれるべき時に。
刷り込まれしもの。

それが。
事実。
それが。
真実。
そいつが答え。

熱病的な。
思い込みだとしても。
経年による。
美化が作用していても。
敵わない。

目が。
耳が。
手が。
心が。
そう感じた。そう思った。

それだけが。
事実。
それだけが。
真実。
それだけが答え。

進歩など。
融通など。
必要とはしない。
頑固であろうが。
頑迷であろうが。

刷り込まれるべき時に。
刷り込まれしもの。
それが答えで。
それが好きで。
それだけが好きで。

あの頃。
あの時。
あの瞬間。
それは。
特別な瞬間だったのだ。

刷り込まれしもの。



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2016/07/16 Sat *何番目か / Keef Hartley Band

20160716seventysecondbrave


何番目か。
そんなことは。
問題ではない。
ただ。
外れたくはない。

そりゃ。
一番目。
先頭のが。
目立つだろうし。
格好も付くだろうし。

でも。
それよりも。
何番目であろうと。
喰らいつくこと。
諦めないこと。

一番目にも。
二番目にも。
なれないほどの。
ちっぽけな。
そんなものでも。

この胸に。
宿っているのなら。
燃やし続けること。
絶やさぬ様にすること。
そいつが大切。

ほんの。
僅かな。
細やかな。
思い。勇気。
そいつがあるのならば。

『Seventy Second Brave』'72年リリース。
キーフ・ハートリー・バンドの6枚目にしてラスト・アルバム。
前作リリース後に盟友ミラー・アンダーソンとも袂を分かったハートリー。
師匠であるジョン・メイオールとの活動を再開させるなど、バンドの存続も危ぶまれて。
その中で新たにジュニア・カーなる黒人のギタリスト兼ヴォーカリストと出会って。
心機一転、カーの持ち込んだソウルフルでファンキーな味わいを全面に押し出しています。
ハートリーの叩き出すビート、それに支えられてカーのギターとホーン・セクションが弾む。
そのファンキーな様は、同時期の第二期ジェフ・ベック・グループと遜色なく。
更には後年の、ココモやアヴェレージ・ホワイト・バンドに先駆けるものだったのかなと。
進取の気質に富むも、相当に頑固だとも思われる奇才のハートリー。
そのハートリーを刺激して、再びバンドへと向かわせたのはやはり新加入のカーだったと。
それもその筈で。このカーこそが、実は後のジュニア・マーヴィンだったりするのです。
そう、「Police And Chives」のオリジネイターであり、後期ウェイラーズでも大活躍する。
あのマーヴィンは、その数年前にハートリーと共に新たな世界を開拓していたのですね。
さて。ブリティッシュ・ブルース・ロック・バンドとしてのスタート地点を考えれば。
随分と遠くまで来たというか、その変化を恐れない姿勢は素晴らしいなと感じるのですが。
それこそがハートリーの懐の深さ、そしてある意味トンパチにも近い個性、魅力なのかな。
勇気と言うには、あまりにも博打が過ぎるとも言えないでもないかなとも思いますが。
そこはブルースブレイカーズ時代から叩き上げてきた技量への絶対の自信もあったと。
この勢いで。そのままいったら面白かったと思うのですが。そうは上手くいかずに。
結成以来ハートレーとリズム隊を組んでいたベーシストのゲイリー・セインが脱退して。
(セインは何と、ユーライア・ヒープに加入してしまいます・・・)
終にオリジナル・メンバーはハートリー一人となって。バンドの歴史にも終止符が打たれました。
もし、キーフ・ハートリー・バンドとジェフ・ベック・グループが解散していなかったら。
ブリティッシュ・ロックにおけるファンクの歴史は変わっていたかもしれません。

何番目か。
そんなことは。
関係ない。
ただ。
曲げたくはない。

そりゃ。
一番目。
先頭のが。
聞こえもいいだろうし。
注目も浴びるだろうし。

でも。
それよりも。
何番目であろうと。
矜持を持つこと。
忘れないこと。

一番目にも。
二番目にも。
なれなかったけれど。
ちっぽけで。
そんな程度でも。

その胸に。
宿っているのなら。
燃やし続けること。
絶やさぬ様にすること。
それが大切。

ほんの。
僅かな。
細やかな。
願い。勇気。
そいつがあるのならば。

何番目でも。
構いはしない。
何番目でも。
変わりはしない。
そう言うことだ。

外れたくない。
曲げたくない。
だったら。
後ろからでも。
遅れようとも。

諦めずに。
喰らいついて。
忘れずに。
矜持を持ち続ける。
それだけのこと。

目立たなかろうが。
人目につかなかろうが。
それでも。
そんな位置ででも。
絶やさず。燃やすこと。

ちっぽけで。
僅かで。
細やかで。
そんな。
思い、願い、勇気。

そいつを。
示すのには。
順番なんか。
問題ではない。
関係ない。

そう、関係ないのさ。



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2016/07/15 Fri *踏んだり蹴ったり / Frankie Miller

20160715doubletroublejp


踏んだり蹴ったり。
結構な。
断崖の先端。
そこに立たされている。
否、自ら立っている。

傍目に。
どう映っているか。
そいつは。
わかりもしないし。
どうでもいいことだが。

表にしろ。
裏にしろ。
少し冷静に。
状況を考えれば。
おおよそ。そんなところかな。

どうにも。
危ない道を。
紙一重の。
微妙なバランスの上で。
歩いている。

実のところ。
穏やかで。
変わりなく。
見えていても。
内情はそんなところだったりする。

その上で。
それを承知で。
回避策とか。
安全策とか。
取る気にならないのだから。困ったものである。

『Double Trouble』'78年リリース。
山高帽がトレードマークのフランキー・ミラー。
ブリティッシュ三大ホワイト・ソウル・シンガーの一人とされるミラー。
更に言えば英国のオーティス・レディングとも称されたミラーの5thアルバム。
その熱い、ソウルフルな歌声。その実力は疑うまでもないミラー。
実に魅力的なヴォーカリストでありながら。なかなか大きな商業的成功には恵まれず。
ミラー本人以上に、レコード会社は気負うと言うか、焦りもあった模様で。
ロッド・スチュワートに続けと、ばかりに。同じ様な路線を歩ませようと試みるとか。
あの手この手で売り出しに掛かって。試行錯誤を繰り返していた様で。
このアルバムでは、あのジャック・ダグラスをプロデューサーに迎えています。
何でもエアロの『Draw The Line』の制作が終わるのを待ってまで依頼したとかで。
その縁もあってか。スティーヴン・タイラーがコーラスで参加していたりします。
要はロッド路線が駄目なら、次はアメリカン・ハードで米国市場を狙おうと。
この。次から次へと持ち込まれる試みをミラーがどう感じていたかはわかりませんが。
ソウルやブルースに傾倒していたミラーからすると。余計なお世話だったかなとも。
実際。このアルバム。そのアメリカン・ハードなサウンド。
そいつは必ずしもミラーの歌声との相性が良いとは思われず。狙った程の効果は・・・
しかも結果的に。このアルバムも大ヒットとはならなかったので。踏んだり蹴ったり・・・
それでも。その相性の悪さをものともしない歌声を聴かせてくれるのがミラーの底力。
マーヴィン・ゲイのカヴァー、「Stubborn Kind Of Fellow」など実に見事なものなのです。
だから。変に凝らなくて。ミラーの歌声を聴かせるだけに注力すればいいのだと。
そう思うのですが。それじゃ売れなかったのだから。致し方無かったのかな。
やがて。メジャー契約を失い。言わば断崖絶壁に立たされるミラーなのですが。
その時代の。余計な重圧から解放された歌声がまた素晴らしかったりするのですよね。
このアルバム・タイトル、その内容、その後の活動。複雑な気持ちになったりします。

踏んだり蹴ったり。
結構な。
絶壁の谷底。
そこを覗かされている。
否、自ら覗いている。

傍目に。
どう見えているか。
そいつは。
わかりもしないし。
関わりのないことだが。

公にしろ。
私にしろ。
少し冷静に。
情勢を計れば。
おおよそ。そんなところかな。

どうにも。
危ない淵で。
紙一重の。
微妙なバランスの上で。
立っている。

実のところ。
安らかで。
同じ様に。
見えていても。
内実はそんなところだったりする。

その上で。
重々承知で。
回避策とか。
安全策とか。
打つ気にならないのだから。困ったものである。

踏んだり蹴ったり。
にっちもさっちも。
どうにもならない。
それはそうなのだが。
それはそんなものだろうと。

大体が。
そうでない時が。
あるだろうかと。
あっただろうかと。
考えてみるのだが。

いつでも。
どこでも。
いまも。
断崖絶壁。
そんなものだよなと。

そんな。
紙一重の。
微妙なバランスの。
そんな立ち位置。
そんな歩き方。

それ以外の。
状況も。
知らないし。
情勢も。
覚えがないし。

踏んだり蹴ったり。
にっちもさっちも。
どうにもならない。
だから。どうした。
それが。どうした。

無理な回避策も。
及び腰の安全策も。
必要じゃない。
ただ己が道を歩むだけ。
それだけに注力すれば、それでいい。

踏んだり蹴ったり・・・望むところかな(笑)。



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2016/07/14 Thu *追い続けよう / Paul Kossoff

20160714thehunter


それは。
痛みが。
無いと。
言ったら。
嘘になる。

こう。
見えても。
どう。
見えても。
痛手を負って。

少し。
腐りかけて。
諦めかけて。
もう。
これまでかと。

だけど。
そいつはね。
らしくないし。
第一.
面白くない。

なので。
再び。
爪を砥いで。
牙を磨いて。
鎌首を擡げて。

この手に。
するまで。
手に入れるまで。
狩人の如く。
追い続けよう。

『The Hunter』'81年リリース。
ポール・コゾフの全キャリアを網羅した編集アルバム。
'77年にリリースされた2枚組の『Koss』を1枚に再編集したもので。
当時は未発表だったバック・ストリート・クロウラー時代の3曲が目玉だったのかな。
アルバム・タイトルに冠された「The Hunter」はフリーのレパートリーとして有名ですが。
ここではバック・ストリート・クロウラーでのライヴ・テイクが収録されています。
(後年、そのライヴがフル・サイズでライヴ・アルバムとしてCD化されています)
フリー、ソロ、そしてバック・ストリート・クロウラーと。
彗星の如く。その才能を蒼白く燃焼させて。余りにも早く燃え尽きてしまったコゾフ。
その繊細で、神経質とも言える性格故かの、啼きのギターが心を震わせます。
あのクラプトンが。わざわざ楽屋を訪ねて。ビブラートのかけ方を訪ねたと言う。
その震え、啼くギターのサウンド。まさに一音、一音に全身全霊を込めているかの様で。
コゾフの存在の稀有さを今更ながらに感じずにはいられないのです。
決して速弾きをするわけでもなく。華麗なテクニックをひけらかすわけでもなく。
音数も少ないのに。何とも言えない存在感をハッキリと感じさせるコゾフ。
その存在感故にフリーではポール・ロジャースのあの歌声に対抗できたのだろうと。
そして。その代償として。やはり命を削る思いでギターを奏でていたのではないかと。
どうしても。そんな思いを抱かざるを得ないのですよね。多分に感傷的に過ぎるとしても。
ブルースが大好きで。最後までブルースに固執し続けたらしいコゾフ。
それがアンディ・フレイザーとの確執を生んだりもしたのでしょうが。そこまでしてでも。
ブルースを、そして自らのギター、そのサウンド、その音を追い求めた狩人の如き執念。
その自ら課した厳しき歩みに耐えうるほどの。精神力があったならば、と。惜しまれます。

それは。
迷いが。
無いと。
言ったら。
嘘になる。

こう。
見えても。
どう。
見えようとも。
痛みを感じれば。

少し。
俯いて。
跪きかけて。
もう。
いいかなと。

だけど。
そいつはね。
らしくもないし。
第一.
楽しくない。

なので。
再び。
爪を出して。
牙を剥き出して。
鎌首を傾げて。

この手に。
するまで。
手に入れるまで。
狩人の如く。
求め続けよう。

他人から。
したら。
他人から。
見れば。
価値が無くても。

自分が。
己の。
心が。
魂が。
求めるのであれば。

自分の。
己の。
体を。
命を。
賭けて。打ち込んで。

追い続けよう。
この手に。
するまで。
手に入れるまで。
狩人の如く。

他人から。
したら。
他人から。
見れば。
意味が無くても。

自分が。
己の。
心が。
魂が。
求めるのであれば。

己の。
体を。
命を。
賭けて。打ち込んで。

タフに。
ラフに。
どこまでも。
いつまでも。
追い続けよう。



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2016/07/08 Fri *続けよう / Johnny Winter

20160708johndawsonwinterthirdus


続けよう。

それだけだ。
兎に角。
何があっても。
何が起きても。
続けていこう。

この。
揺れが。
この。
乗りが。
心地良いと。

そう。
感じたのなら。
そいつを。
信じて。
そいつに賭けて。

とことん。
どこまでも。
揺れていこう。
乗っていこう。
それだけだ。

心地良いのだから。
躊躇も。
遠慮も。
そんなものは。
無用でいこう。

続けよう。

『John Dawson Winter Ⅲ』'74年リリース。
その正装した姿にも気合が感じられるジョニー・ウィンターのアルバム。
それもそのはずで。このアルバムが自らのブルー・スカイ・レーベルの第一弾で。
故に、アルバム・タイトルにも本名を冠して。勝負に出たアルバムだったのですよね。
その気合を感じたのか日本のレコード会社がつけた邦題が『俺は天才ギタリスト』・・・
どうもね。CBSソニーはどうしてもジョニーをハード・ロック・ギタリストとして。
その範疇で売り出したくてしかたなかったと。なので、アルバム・タイトルに限らずに。
収録曲の邦題にも。結構、凄いものがあるのですよね。ちょっと、なんなのかですよね。
さて。気合入りまくりのジョニー。ロックンロールからブルースから。
そしてキャッチーなナンバーもあればファンキーなナンバーもあって。弾きまくっていて。
もう。実になんとも。心地良く、ご機嫌だねとしか言い様の無いアルバムなのです。
ところが。何故か全米チャートでの成績はあまり振るわなかったとかで。
本当に不思議なのですが。音楽の質と商業的な成功は必ずしも結びつかないのでしょうね。
同時期に同じスタジオで録音していたジョン・レノンに贈られた「Rock And Roll People」から始まって。
そのジョンへのお礼とも言えそうなオリジナルのブルース「Sweet Papa John」で終わるまで。
兎に角。ジョニーのギターが唸りを上げて鳴り響く最高なアルバムなのですけどね。
その中でも特筆すべきは「Roll With Me」、この必殺のナンバーのカッコよさと言ったら。
盟友であるリック・デリンジャーらしいキャッチーなナンバーをバリバリと弾きたおしていて。
その揺れる感覚、乗っていく感覚。何とも極上のロックンロールなのですよね。これで乗れなかったら嘘でしょと。
そう、断言したくなるかな。否、断言してしまおう。ジョニーのベスト・プレイの一つであることは間違いないな。
100万ドルのブルース・ギタリストとして華々しく売り出されるも商業的には苦戦して。
ジョニー・ウィンター・アンドでブレイクするも。精神面や薬物の問題で活動休止。
そして復活と。不屈の闘志で続けた、弾き続けた、やり続けた。ジョニーの軌跡のひとつの頂点だと思います。

続けよう。

それだけだ。
兎に角。
何もなくても。
何も起きなくても。
続けていこう。

この。
揺れが。
この。
乗りが。
ご機嫌だと。

そう。
感じたのだから。
そいつを。
信じて。
そいつに思いを込めて。

とことん。
いけるところまで。
揺れていこう。
乗っていこう。
それだけだ。

ご機嫌なのだから。
躊躇も。
遠慮も。
そんなものは。
忘れてしまおう。

続けよう。

順風ばかりではなくても。
諦める。
必要はない。
逆風の時こそ。
乗っていこう。続けていこう。

月夜ばかりではなくても。
怖がる。
必要はない。
闇夜の中でこそ。
揺れていこう。続けていこう。

心地良くて。
ご機嫌で。
それ以外に。
何を求める。
何を望む。

心地良いなら。
そのままに。
ご機嫌なら。
そのままで。
続けていこう。

それだけだ。
兎に角。
何があっても。
何が起きても。
続けていこう。

それだけだ。
兎に角。
何もなくても。
何も起きなくても。
続けていこう。

揺れない。
その手はない。
乗らない。
その手もない。
続けよう。



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2016/07/07 Thu *生々しくてこそ / New York Dolls

20160707redpatentleather


生々しさ。
息遣いとか。
手触りとか。
そんなもの。
そいつを感じたい。

生きている。
生命が宿っている。
そいつは。
そう。
きれいごとでは済まされない。

匂いもあれば。
ノイズもあれば。
摩擦もあれば。
引っ掛かりもある。
それが自然のこと。

なんでも。
かんでも。
管理して。
清掃して。
消毒して。

そんな。
無味無臭の。
均一化された。
表面だけ。
整った様に見えるもの。

そこには。
何の。
思いも。
感情も。
入り込めやしないのだから。

『Red Patent Leather』'84年リリース。
ニューヨーク・ドールズの初めてのライヴ・アルバム。
収録されたのは'75年5月2日、場所はニューヨークのクラブ。
時期的にはジョニー・サンダースとジェリー・ノーランが脱退する直前なのかな。
アーサー・ケインは既に薬物でボロボロ。何とローディーが代役を務めていたりして。
シルヴェイン・シルヴェィンがプロデューサーとしてクレジットされていますが。
恐らくは元になった音源を提供したってだけの様な気がします・・・
音質はお世辞にも褒められたものでなく。まぁ、所謂、ハーフ・オフィシャルなので。
ブートレッグとして考えると上等な部類かなと言ったところですが。
それ故の、生々しいにも程があるだろうって程の臨場感がかえって素晴らしいと言うか。
ニューヨーク・ドールズの実態、何たるかを見事に捉えているかなと。
クラブに立ち込める空気や、その匂い。バンドと観客の息遣いまでが身近に感じられて。
ガレージで、パンクな。ロックンロール・バンドとしてのニューヨーク・ドールズ。
そのラフで、チープで、スリリングなライヴが何とも魅力的なのです。
2枚のオリジナル・アルバムよりも、よっぽど優れたアルバムと言えるかもしれません。
管理されていないから、消毒・・・解毒されていないからこそ伝わるものがあるのですよね。
ジャケットに写る何とも毒々しい深紅のレザーに身を包んだメンバー達の姿。
このライヴの時期にマネージメントを担当していたマルコム・マクラレーンの発想で。
この奇抜と言うか大胆不敵なアイデアが、後にセックス・ピストルズを生むのですよね。
因みに。脱退したジョニーとジェリーはマクラレーンに英国に誘われたらしいのですが。
無下にも蹴ったのだとか。ひょっとしたら、ひょっとしていたかも・・・なんて想像もね。
何にしろ、ニューヨーク・ドールズを聴くなら。このアルバムを真っ先に勧めたいかな。

生々しさ。
息遣いとか。
手触りとか。
そんなもの。
そいつが感じられないなら。

生きているとは。
生命が宿っているとは。
言えないかな。
そう。
きれいごとではないのだから。

匂いを嗅ぎたい。
ノイズを聞きたい。
摩擦を感じたい。
引っ掛かってみたい。
それが自然の欲求。

なんでも。
かんでも。
管理されて。
清掃されて。
消毒されて。

そんな。
無味乾燥の。
規格化された。
表層だけ。
整った様に見えるもの。

そこには。
何の。
思いも。
感情も。
入る余地が無いのだから。

生きている。
生命が宿っている。
ならば。
それを。
感じさせてくれ。

生きている。
生命が宿っている。
ならば。
それを。
感じさせてやろう。

誰かの。
生々しい。
息遣い。
手触り。
肌触り。

自分の。
生々しい。
息遣い。
手触り。
肌触り。

その匂い。
そのノイズ。
その摩擦。
その引っ掛かり。
その交差するところ。

その。
坩堝の様な。
世界にこそ。
思いがある。
感情がある。

簡単に。
管理されるな。
消毒されるな。
解毒されるな。
飼い馴らされるな。

生々しくてこそ命なのだ。



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2016/07/06 Wed *逃れられない / Gram Parsons

20160706gp


逃れられない。

そいつが。
持って生まれた。
星なのか。
どうしても。
逃れられないものがある。

好んで。
そうしている。
そんな訳でもないのに。
気が付くと。
そうなっている。

いつでも。
どこでも。
立っている位置も。
辿り着く場所も。
結局は同じ。

さりとて。
それを。
ことさらに。
特別だとも。
思わない。

悲しいとも。
虚しいとも。
勿論。
喜ぼうとも。
思わない。

逃れられない。

『GP』'73年リリース。
グラム・パーソンズの初めてのソロ・アルバム。
そして。その生前にリリースされた唯一のソロ・アルバム。
バーズを解雇され。フライング・ブリトー・ブラザーズからも脱退して。
クリス・ヒルマンに紹介されたエミルー・ハリスをデュエット・パートナーに迎え。
エミルーに加えてジェイムス・バートンやリック・グレッチも参加して制作されています。
カントリーとロックを融合させた初めての男、カントリー・ロックの創始者として。
今や伝説の男として語られているグラムですが。このアルバムでのグラムは。
とても陽気に、足取りも軽く。飄々とも感じられる様な歌声を聴かせています。
哀愁が漂うバラードにしても。どこか明るい諦念とも言うべき感覚があるのです。
その女を泣かせ、男を震わせる。その歌声に秘められた底抜けに悲しく、明るい光。
それこそがグラムを特別な存在足らしめているもので。グラムが逃れられなかったもの。
持って生まれた星なのか。生まれついての性質なのか。それを宿命とでも呼ぶのか。
そう。誰といても、何処にいても。常に独りであることを意識せざるを得ない。
独りであることを忘れられない。独りでなくなることを恐れ、避けてしまう。
そんな孤独であることを、自らの拠り所にするしかない者の性が放つ光なのではないかと。
南アフリカ公演へ向かうバーズと離れて、キース・リチャーズと行動を共にしたグラム。
キースとは硬い絆で結ばれて。一説ではストーンズのメンバーに成りたがったとも。
しかし。それは敵わないことであることをグラムは知っていた、感じていたのではないかと。
何故なら。自信の性は、ストーンズの一員であることよりも独りを選ぶであろうと。
そのことを誰よりもよく理解していた、知っていたのは他ならぬグラム自身であったと。
その陽気に輝き、そして聴く者を惹きつけて止まない歌声に。
何者をも、入り込ませない、入れられない。何者にも染まらない、染まることができない。
そんな悲しくも、凛としたグラムの魂の在り様が感じられてしまうのです。
それと引き換えの、この輝き、この歌声、この才能。余りにも悲しく、そして美しいのです。

逃れられない。

そいつが。
生まれついての。
性質なのか。
どうしても。
逃れられないものがある。

意識して。
選んでいる。
そんな訳でもないのに。
気が付けば。
また繰り返している。

いつでも。
いまでも。
歩いている道も。
目指している場所も。
結局は同じ。

さりとて。
それを。
ことさらに。
否定しようとは。
思わない。

寂しいとも。
辛いとも。
勿論。
楽しいとも。
思わない。

逃れられない。

生まれた時から。
物心ついた時から。
自然と。
この位置に立ち。
この道を歩いて。

気づけば。
同じところを。
目指して。
同じところに。
辿り着いている。

それだけのこと。
独りを。
望みも。好みも。
してはいないが。
いつも。独り。

それだけのこと。
誰がいても。誰といても。
何処にいても。
意識しなくても。
いつも。独り。

何者をも。
拒みはしないが。
受け入れることが。
できない。
それが己の性。

何者とも。
共にあろうとするが。
染まることが。
できない。
それが己の在り様。

逃れられない。
星のせいか。
性質なのか。
生まれついた時から。
逃れられないものがある。



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2016/07/05 Tue *もっとお寄りよ離れずに / Linda Ronstadt

20160705getcloser


もっと。
お寄りよ。
離れずに。
なんて。
簡単では無いけれど。

誰かの。
力。
言葉とか。
思いとか。
そんなものが。

あると。
思えるだけ。
感じられるだけ。
それだけで。
軽くなる時もあるのなら。

この。
大嘘つきの。
この。
女好きの。
他愛もない戯言。

そいつを。
馬鹿だねと。
笑いながら。
掌で転がしてみなよ。
少しは軽くなるかもよ。

もっと。
お寄りよ。
離れずに。
なんて。
軽くは言ってないのだよ。

『Get Closer』'82年リリース。
リンダ・ロンシュタットのたしか11枚目のソロ・アルバム。
この後、リンダはネルソン・リドルとのスタンダード路線に変わるので。
一旦は、このアルバムまでがロック歌手としてのリンダの軌跡となるのかな。
リンダは、ロッド・スチュワートと並んで。カバーの名手であって。
その選曲のセンスや、咀嚼力の強さ、解釈の素晴らしさは見事だなと思うのですが。
何でも。この頃には、いい曲がない、歌いたい歌がないと嘆いてもいたそうで。
既に次の路線を見据えていたのかもしれませんね。その証と言ってもいいのかな。
B面のラスト2曲は録音年代も古くて。過去のお蔵入りテイクを復活させたのかなと。
埋め草を必要とする程に。リンダの創作意欲は低下していたのでしょうね。
従ってアルバムとしては未完との印象も残りますし。傑作とは言えないのでしょうが。
それでも。この時代のリンダの勢い、少々、蓮っ葉な感じで迫ってくる迫力や。
しっとりと、妖しく纏わりついてくる情感など。流石だなと思わされます。
特に「Get Closer」などのこぶしも効かせた、その歌声、その唱法、その表現力。
改めて、リンダのロック・シンガーとしての底力を思い知らされます。
スタンダードを歌うリンダも魅力的ですが、やっぱりロックなリンダには敵わないかな。
そうそう。過去のお蔵入りから復活させたと思わしきうちの一曲は。
ドリー・パートンの作品で。ドリー、そしてエミルー・ハリスが参加しています。
言わば、後の三人でのアルバム制作の下地は既に'70年代に生まれていたのですね。
リンダの嗜好、音楽的な視野は。想像以上に最初から想像以上に広かったのでしょう。
それにしても、リンダに、リンダのあの歌声で、もっとお寄りよ、なんて迫られたらねぇ。
そいつはですねぇ、逆らうのは野暮と言うか、逆らえないですよね(笑)。

もっと。
お寄りよ。
離れずに。
なんて。
趣味では無いのは承知しているけど。

誰かが。
力とも言えなくても。
言葉とか。
思いとか。
そんなものを寄せているかも。

そんな風に。
思えるだけ。
感じられるだけ。
それだけで。
笑える時もあるのなら。

この。
お調子者の。
この。
女好きの。
歯の浮くような麗辞。

そいつを。
阿呆だねと。
呆れながら。
適当に打ち返してみなよ。
少しは上手く笑えるかもよ。

もっと。
お寄りよ。
離れずに。
なんて。
言うのにも覚悟はいるのよ。

寄り添えたなら。
寄り添ってくれたなら。
寄り添え合えたなら。
それは。
素敵なことだとは思うけど。

そう。
簡単でも。
単純でも。
ありはしない。
時も、場合も味方とは限らない。

それでも。
放ってはおけない。
放っておかれたくない。
独りじゃないと思いたい。
そんな時もあるのさ。

だから。
身体が。
肌が。
合わせられないのであれば。
思いだけでもね。

だから。
精神が。
心が。
直接繋がってはいなくても。
思いだけでもね。

寄り添えたなら。
寄り添ってくれたなら。
寄り添え合えたなら。
それは。
素敵なことだとは思うのさ。

もっと。
お寄りよ。
離れずに。
なんて。
見境なく言っているわけではないのだよ(笑)。



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2016/07/04 Mon *踊り手 / Jackie De Shannon

20160704youronlydancer


そうさ。
俺は。
たかが。
踊り手。
演じ手だ。

そんなことは。
言われるまでもなく。
百も承知。
踊るだけ。
演じるだけだ。

望みを。
期待を。
受けて。
その通りに。
動いてみせるだけ。

この踊りに。
この芝居に。
何が望まれているか。
何が期待されているか。
そいつを汲み取って。

踊る。
演じる。
単純と言えば単純。
だがな。
そう簡単でもない。

直ぐに。
真似できると。
やれると。
思うのなら。
やってみてもいいけれど。

『You're The Only Dancer』'77年リリース。
ケンタッキー出身のシンガー、そしてソングライター、ジャッキー・デ・シャノン。
長いキャリアを誇るジャッキーの佳作、されど商業的には成功しなかったアルバム。
元々は'50年代に歌手としてそのキャリアをスタートさせるも。なかなか眼が出ずに。
先に花が開いたのはソングライターとしての才能で。
'60年代に入ってから数々のヒット曲。アーマ・トーマスの「Break Away」とか。
マリアンヌ・フェイスフルの「Come And Stay With Me」等を書いています。
バーズも1stアルバムでジャッキーの作品を取り上げていたかな。
ところが。不思議なもので。シンガーとしてのジャッキーの最初にして最大のヒット曲。
それはジャッキーのオリジナルではなくてバカラック=デヴィッドのナンバーだったと。
その「What The World Need Now Is Love」はディオンヌ・ワーウィックが蹴ったもので。
それがジャッキーに回ってきて。歌ってみたら見事にはまって大ヒットしたと。
複雑なものもあったでしょうが。自信がライターだからこそ歌えたものもあったのかな。
その後、念願のオリジナルのヒット曲も出て。’70年代は精力的にアルバムを発表して。
そのどれもが、いいアルバムなのですが。シンガー・ソングライターの波には乗れずに。
どうにも。地味と言うか。知る人ぞ知る存在に止まってしまったのが惜しかったかなと。
このアルバムでも「You're The Only Dancer」なんて凄く素敵なナンバーなのですけどね。
ただ、面白いのはビージーズの「To Love Somebody」も収録されているのですが。
ジャッキーのシンガーとしての魅力は後者により表れているかなと思われて。
自らのナンバーを他人に提供して。その出来に満足できないこともあったのでしょうから。
作り手の望み、期待に自然と敏感になり、それを超えてしまう・・・そんなところがあったのかも。

そうさ。
俺は。
されど。
踊り手。
演じ手だ。

そいつを。
忘れることなく。
胸に刻んで。
踊るだけ。
演じるだけだ。

望みを。
期待を。
受けたら。
それ以上に。
動いてみせるだけ。

この踊りに。
この芝居に。
望まれている何か。
期待されている何か。
その上をいってみせるだけ。

踊る。
演じる。
簡単と言えば簡単。
だがな。
そう単純でもない。

直ぐに。
ものにできると。
やれると。
思うのなら。
やってみるのもいいけれど。

ただ。
踊る。
ただ。
演じる。
それだけにしても。

脚本の。
演出の。
意図を。
汲み取らなければ。
感じなければならない。

脚本の。
字面だけを。
演出家の。
言葉だけを。
追っていても意味はない。

脚本の。
演出の。
行間までも。
汲み取って。
感じて。

踊る。
演じる。
期待通りに。
そして時に。
期待を裏切って。

それで。
唸らせて。
感じ入らせて。
初めて。
飯の種にできる。

そうさ。
俺は。
たかが。
踊り手。
演じ手だ。

そして。
俺は。
されど。
踊り手。
演じ手なのだ。



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2016/07/03 Sun *いいことはいい、悪いことは悪い / Peter Tosh

20160703nonuclearwar


いいことは。
いい。
悪いことは。
悪い。
それだけのことだ。

いや。
そうだよ。
世の中の。
この世界の。
大部分のことは。

いい面もありゃ。
悪い面もあって。
曖昧で。グレーで。
それだから。
成り立っている。

そんなものだろう。
それどころか。
それだから。
味わいがある。
そんなものもある。

それは。
否定はしない。
単純な。
一元論。
そいつは俺も嫌いだ。

でも。
いいことはいい。
悪いことは悪い。
そう。
断言しなきゃならないものもあるのだ。

『No Nuclear War』'87年リリース。
ステッピング・レザー、ピーター・トッシュの9枚目のアルバム。
そしてピーターからの最後のメッセージとなってしまったアルバムでもあります。
ウェイラーズの一員として活動。ソロに転じてからも常に第一線で活躍。
堂々とマリファナの解禁を訴えたり、ストーンズのレーベルに所属したりと。
ボブ・マーリーとは別の歩き方で、マーリー同様にメッセージを発信し続けたトッシュ。
測らずしも、最後となってしまったメッセージが、核戦争反対だったのですね。
その。あまりにも真っすぐなアルバム・タイトル。そして。
核戦争の恐ろしさを訴えている様で。どこかポップなアメコミにも思えるジャケット。
そのどちらもが。トッシュらしいなと思うのですよね。
思い込んだら、譲らない。猪突猛進。強靭な意思でもって、なにものにも屈しない。
その一方で。決して暴力的に喚き散らすだけでなく。ポップでキャッチーなセンスの持ち主。
だからこそ。世間からすると過激ととられるメッセージも。幅広く聴かせて浸透させられる。
ただ憤怒のままに怒り狂うのではなくて。それを、どうやったら伝わるかをちゃんと考えて。
それは。決しておもねるとか、そんなことではなくて。優しく、穏やかに。
しかしながら。いいものはいい。悪いものは悪い。そこは頑として譲ることはない。
こういう男が、こういう人が。真の勇者、真の強者なのだと思います。非業の死がね・・・
特に日本では未だに夏の風物詩みたいな聴き方をされることが多いのであろうレゲエです。
それは、致し方なくて。確かに夏の暑さに朦朧としている時に。そのリズムは心地良くて。
ついつい身体が揺れてしまう。そしてついつい鼻歌で口ずさんでしまう。それでいいかなと。
それで。その時。口ずさんだフレーズをきっかけに。何かを真剣に考えられればね。
グラミーの最優秀レゲエ・アルバムにも輝いたこのアルバム。
いまこそ、多くの人達に踊りながら口ずさんでほしいと。そう願わずにはいられないのです。

いいことは。
いい。
悪いことは。
悪い。
単純なことだ。

そう。
そうだね。
世の中は。
この世界は。
そうでもなくて。

ある意味ではよくても。
ある意味では悪かったりもして。
曖昧で。灰色で。
それだから。
うまくいっている。

そんなものだろう。
それどころか。
そうでないと。
成り立たない。
そんなこともある。

それは。
否定はしない。
単純な。
白か黒か。
それだけで総ては決まらない。

でも。
いいことはいい。
悪いことは悪い。
そう。
断言しなきゃならない時もあるのだ。

人を。
殺して。
その命を。
奪って。
いいのかい。

戦争。
その名のもとに。
多くの人を殺して。
計り知れない命を奪って。
いいのかい。

防衛。
抑止。
その名のもとに。
核兵器を使って。
核戦争を起こして。
いいのかい。

核兵器が。
使いやすくなる。
核戦争が。
勃発しやすい。
そんな世の中、世界でいいのかい。

核兵器も。
核戦争も。
いまなら。
まだ防げるかもしれない。
なのに。手をこまねいていていいのかい。

丸い地球は。
誰のもの。
人類だけのものではない。
ましてや一部のキ○ガ○だけのものではない。
このままにしておいて、いいのかい。

いいことは。
いい。
悪いことは。
悪い。
それだけのことだ。

いいことはいい。
悪いことは悪い。
そう。
断言しなきゃならない。
そんな時もあるのだ。



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2016/07/02 Sat *機は熟した / Judy Mowatt

20160702loveisoverdue


時は来た。
機は熟した。
さぁ。
いまから。
ここから。

始めよう。
始めてみよう。
女神に。
後ろ髪は。
ないらしいから。

なにも。
難しいことじゃない。
なにも。
難しく考えなくてもいい。
変わらないのだから。

ただ。
より広く。
より遠く。
そいつを目指して。
超えていけばいい。

慣例だとか。
規則だとか。
そう。
配慮はしておこう。
遠慮はいらない。

いま、いるところも。
これから、むかうところも。
違いなんて。
ほんの些細なことだろう。
さぁ、熟しすぎる前に。

『Love Is Overdue』'86年リリース。
美'70年代から活動をしていて。バニー・ウェイラーに見出されて。
ウェイラーズと行動を共にすることになり。バニーがボブ・マーリーと袂を分かつと。
ボブの下に残り。リタ・マーリー、マーシャ・グリフィスとアイ・スリーズとして活動。
ボブの死後、ソロ・シンガーとしてのキャリアを本格化させることになったと。
そんなところかな。アイ・スリーズの中でも、その美貌が一際目立っていたジュディ。
勿論、それだけが総てではないでしょうが。一番、華やかな道を歩んだかな。
その美貌と、艶やかな歌声はレゲエの枠を超えて注目をされることとなっていって。
特にこのアルバムの前作辺りから米国のソウルの世界へとも活動の幅を広げて。
このアルバムでも。数曲はフィリー・ソウルの総本山、シグマ・スタジオで録音されていて。
それらのナンバーは、もうソウルと呼んでもなんの違和感もない仕上がりとなっています。
越境者の宿命か。そんなジュディに対しては特にレゲエ・サークルからは批判もあった様で。
このアルバムの日本盤のライナーでも執筆者がネチネチと愚痴を書き連ねていて・・・
まったくね。贔屓の引き倒しじゃないけど。時に好きすぎて本質を見失う方々はいる様で。
このアルバムで「Try A Little Tenderness」を見事にものにしているジュディ。
その歌声を耳にすれば、その歌声に触れられれば。その艶やかな歌声が超越的であること。
それは感じられると思うし、それは喜ぶべきことだと思うのですけどね。
レゲエ・シンガーでも、ソウル・シンガーでも。何でもいいのと。ただのシンガーなのと。
そんなジュディの声が聞こえてきそうな気もするのです。それでいいのではないかと。
より広く、より遠く。垣根を超えて伝えるものがある。その機が熟したアルバムなのです。
だから。その艶やかな歌声とともに。こちらも共に越境していきたいなと思うのです。

時は来た。
機は熟した。
さぁ。
いまこそ。
ここより。

始めよう。
始めてしまおう。
女神は。
前髪だけ。
掴ませてくれるらしいから。

なにも。
複雑なことじゃない。
だから。
簡単に考えてしまえばいい。
いまも同じなのだから。

ただ。
より軽やかに。
より自然に。
そいつを心に決めて。
超えていけばいい。

前例だとか。
規約だとか。
そう。
配慮はするけど。
遠慮はしない。

いま、いるところも。
これから、むかうところも。
異なることなんて。
ほんの小さなことだろう。
さぁ、熟しすぎる前に。

時は来た。
機は熟した。
さぁ。
いまから。
ここから。

ジャンルとか。
カテゴリーとか。
そんなもの。
難しく考えずに。
超えていこう。

経験則とか。
固定観念とか。
そんなもの。
簡単に考えて。
超えていこう。

慣例も。
前例も。
規則も。
規約も。
配慮はしても。遠慮はせずに。

始めよう。
始めてしまおう。
軽やかに。
自然に。
ここから、むこうへ超えていこう。

時は来た。
機は熟した。
さぁ。
いまこそ。
ここより。

なんでも。
いいのだと。
なんでも。
ありなのだと。
機を逃さずに。超えていこう・・・



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2016/07/01 Fri *今夜 / Barbara Lewis

20160701babyimyours


今夜。
今夜は。
今夜だけは。
今夜だけで。
いいから。

例えば。
それが。
夢だとしても。
夢でも。
いいから。

言ってほしい。
囁いてほしい。
言葉がある。
言葉だけでも。
いいから。

身も。
心も。
擦り切れた。
擦り減った。
そんな夜は。

甘い夢に。
甘い言葉に。
救われたい。
救ってほしい。
そうなのだ。

夢だと。
分かっている。
知っている。
だから。
救われる時もあるのだ。

『Baby, I'm Yours』'66年リリース。
ミシンガン出身のソウル・シンガー、バーバラ・ルイス。
「Baby, I'm Yours」そして「Hello Stranger」、2曲の大ヒットを含むアルバム。
独特の夢見る様な甘い歌声を聴かせてくれるバーバラ。この頃未だ10代だったと。
逆に10代だからこその、この歌声も最高に魅力的に聴こえるのかもしれません。
あまりにも甘すぎて。そこがソウル・シンガーとしての評価のわかれるところなのかな。
しかし。ジャンルを超えてその歌声が愛されてきたのは数多のカバーの存在。
それもジャンルを超えたカバーが多いところからも間違いのないところだと思います。
あのヴァン・マッコイがブレイク前に書いた「Baby I’m Yours」での。
甘く、優しく恋人に語り掛ける様の何とも可愛らしいところ。
そしてデルズがコーラスで参加している「Hello Stranger」での。
別れた恋人にわざとよそよそしく振舞う健気なところ。
そのどちらも。バーバラが歌うからこそ、甘さも切なさもより聴く者に迫ってくるのだと。
誰もが経験のある、甘い恋心、切ない別離。それを。心をこめて歌うバーバラ。
10代だったからこそ。10代ならではのリアリティがそこにはあって。
また、その思い、そのリアリティ。それはジャンルを超えて、時代を超えて。
そして年齢をも超えて。いつでも、どこでも、誰にとっても身近なものであるが故に。
「Baby, I'm Yours」「Hello Stranger」、そしてバーバラは愛され続けているのでしょう。
そうなのです。身近に感じられるから。その甘い歌声が愛しくてならないのですよね。
それこそ。耳元で歌われたら、囁かれたら。そう思うと。胸が締めつけられるかな。
ところで。このアルバム・ジャケット。凄くセンスが良くて。可愛らしいのですけど。
白人のカップルを起用しているところがね。時代とは言え。画竜点睛を欠いてるかなと。

今夜。
今夜は。
今夜だけは。
今夜だけで。
構わないから。

例えば。
それが。
嘘だとしても。
嘘でも。
いいから。

言ってほしい。
呟いてほしい。
言葉がある。
言葉だけでも。
いいから。

身も。
心も。
疲れ切った。
萎みかけている。
そんな夜は。

甘い嘘に。
甘い言葉に。
救われたい。
救ってほしい。
そうなのだ。

嘘だと。
分かっている。
知っている。
だから。
救われるものもあるのだ。

今夜。
今夜は。
今夜だけは。
今夜だけで。
いいから。

夢でも。
いいから。
嘘でも。
いいから。
それでいいから。

夢なら。
夢で。
嘘なら。
嘘で。
構わないから。

言ってくれないか。
囁いてくれないか。
呟いてくれないか。
あの言葉を。
この耳に。この胸に。

甘さは。
切なさに。
甘ければ甘いほど。
深い切なさに変わる。
それでも。

言ってくれないか。
囁いてくれないか。
呟いてくれないか。
あの言葉を。
この身に。この心に。

今夜。
今夜は。
今夜だけは。
今夜だけで。
構わないから。

あの声が聞きたいのだ・・・



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2016/06/30 Thu *目は口ほどに / Marvin Gaye

20160630moodsofmarvingaye


その。
目線。
その。
視線。
その背後。

そこに。
何がある。
そこに。
何が隠されている。
そいつが肝心。

そいつに。
気づかなければ。
そいつを。
読み取れねば。
勝負にならない。

その。
自信。
その。
プライド。
本物かどうか。

そいつを。
読み解いて。
その。
本心に。
たどり着くまで。

その目線。
その視線。
そのままには。
受け取らない。
信じはしない。

『Moods Of Marvin Gaye』'66年リリース。
スモーキー・ロビンソンとのコンビでスター街道を歩み始めたマーヴィン・ゲイ。
「I'll Be Doggone」そして「Ain’t That Peculiar」とR&Bチャートの首位を奪った。
その2曲を収録し、その2曲を中心に制作(編集)されたアルバムです。
ナット・キング・コールに憧れて。スタンダード・シンガーになりたかったマーヴィン。
当初はその路線を歩むも、売れなくて。止む無くソウルを歌い始めたら売れてしまったと。
それでも。当時の主流のソウル・シンガーと比較すると甘く優しい歌声は異色で。
(後のニュー・ソウル時代は、その歌声あってこそのものなのですけどね・・・)
男らしい、テンプテーションズやフォー・トップスの出現に危機感を抱いていたのだとか。
何しろ。ステージ恐怖症を始めとして。様々な精神的な脆さを抱えていたマーヴィン。
特に当時の夫人がモータウンの社長の姉であったと言うのもプレッシャーだったとか。
そこで。名プロデューサーでもあるスモーキーが一計を案じて。
マーヴィンに自信をつけさせよう、その男らしさをアピールしようと考えて。
マーヴィンの為に書いたのが「I'll Be Doggone」で。このタイトルの意味は。そうだなぁ。
ふーん、そうなの、それで?そんな感じで。かなり上から目線の時に発するフレーズだとか。
歌詞は、その後に。それなら君とは一緒にいられないね、みたいに続くもので。
そんなことを、色男のマーヴィンに言われて。女性ファンが悲鳴を上げるみたいなね。
スモーキーの狙いは当たって。大ヒット。マーヴィンはその地位を不動とするのですが。
深読みすると。実生活では頭の上がらなかったと思われる夫人に向かって歌っていたかな。
そう考えると。「I'll Be Doggone」も含めて。溌剌とした強気な二枚目を演じながらも。
どこか、その上から目線、自信たっぷりに思える歌声、その行間から。
生来の気の弱さ、人の良さが透け見えてこなくもないかなと感じられるから不思議です。
それが。また。マーヴィンの重層的な魅力になっていると。きれいに纏めるとそんなところになるのかな。

この。
目線。
この。
視線。
その背後。

そこに。
ある何か。
そこに。
隠されている何か。
そいつが肝心。

そいつに。
気づかれては。
そいつを。
読み取られては。
勝負にならない。

この。
自信。
この。
プライド。
本物かどうか。

そいつを。
隠し通して。
この。
本心に。
たどり着かせない。

この目線。
この視線。
そのままに。
受け取らせよう。
信じさせよう。

目は。
口ほどに。
ものを言い。
なるほどねと。
だとすればとね。

その。
もの言う。
目線が。
視線が。
正直者かどうか。
見抜けるか。
読み取れるか。
そこが。
本丸に。
たどり着けるかの分かれ道。

隠せるか。
騙せるか。
そこが。
本丸に。
たどり着かせない為の分かれ道。

心理戦に。
持ち込めるかの。
前哨戦。
虎口を。
破れるか。守られるか。

心理戦に。
持ち込ませない為の。
前哨戦。
虎口を。
守れるか、破られるか。

その目線。
その視線。
この目線。
この視線。
どちらが。

目は。
口ほどに。
ものを言うのか。
ものを言わせるのか。
勝負の分かれ道。



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2016/06/29 Wed *何のために / Stevie Wonder

20160629iwasmadetoloveher


何のために。
生きているか。
それは。
難しい様で。
簡単な事で。

だってさ。
生まれてきたのが。
そもそも。
誰かが誰かを。
愛した結果。

その結晶。
そうであるならば。
誰かを愛するため。
誰かに愛されるため。
そのために生まれてきて。

そのまま。
誰かを愛するため。
誰かに愛されるために。
生きている。
それだけだと思うのだ。

だってさ。
誰かを愛そうと思ったら。
それだけで。
大変じゃない。
他の事なんかできないでしょ。

そして。
誰かを愛せなかったら。
誰かに愛されないでしょ。
だから。
それ以外の答えなんて、無いと思うのだな。

『I Was Made To Love Her』'67年リリース。
スティヴィー・ワンダーの8枚目となるオリジナル・アルバム。
この時点で既にスターであったスティーヴィーですが。
このアルバムの録音、制作段階でまだ17歳だったのですよね。
まさに天才少年、恐るべき子供だったわけなのですが。
より高い次元のアーティストを目指していたスティーヴィーにとって。
当時のモータウンの扱い、その契約内容は決して満足のいくものではなかった様で。
モータウンはあくまでスティーヴィィーをシンガーとしてししか扱っていなくて。
ソングライターとしての契約はしておらず。従ってなかなか自らの楽曲を発表できないと。
スティーヴィーの才能に気付いていて。敢えてそれを飼い殺しにしようとしていたと。
しかし。アルバム・タイトルにもなった「I Was Made To Love Her」の大ヒット。
そして世間からの高い評価、称賛に遂に抗しきれなくなって契約内容を変更。
はれてこのアルバムからはスティーヴィーの意向が大きく反映される様になったと。
確かに「I Was Made To Love Me」の素晴らしさはずば抜けていて。
スティーヴィーの熱いヴォーカル、キャッチーなメロディー。相乗効果で登りつめていく。
「Up Tight」と並ぶ。もしくは凌駕するスティーヴィーの傑作だと思われます。
何せ、アレサ・フランクリンの「Respect」からR&Bチャートの首位を奪ったのですから。
そして。シンガーとしてのスティーヴィーの挑戦が見られるのもこのアルバムの特徴で。
リトル・リチャード、ジェームス・ブラウン、レイ・チャールズ、ボビー・ブランド。
そしてオーティス・レディングのカバーに果敢に挑んでいます。しかも真っ向勝負しながら。
単なるカバーに終わらせないで。スティーヴィー自らの歌へと昇華させています。
まぁ、その出来に関しては正直、バラつきがあるものの。その姿勢が素晴らしいかなと。
アルバム全体から溢れて、弾けている音楽を創造できる喜び、音楽への愛情。
そこに。スティーヴィーの原点、何のために音楽をやるのかの答えがある気がするのです。

何のために。
生きているか。
それは。
難しくも何ともなく。
単純な事で。

だってさ。
ここにいること自体。
それこそ。
誰かが誰かに。
愛された結果。

その結晶。
そいつは信じよう。
誰かを愛するため。
誰かに愛されるため。
そのために生まれてきたのだと。

そうしたら。
誰かを愛するため。
誰かに愛されるために。
生きているのだと。
それだけだと思えるはずだ。

だってさ。
誰かを愛そうと思ったら。
それだけで。
しゃかりきじゃない。
他の事なんか忘れちゃうでしょ。

そして。
誰かを愛せなかったら。
誰かに愛されないでしょ。
そこに。
他の答えが入り込む余地など、無いと思うのだな。

何のために。
幸せに背を向けて。
何のために。
独り行く・・・
それもありだとは思うけど。

愛する。
愛される。
それが。
必ず、しも。
幸せには直結しないとも思うけど。

なんか。
喜びとか。
楽しみとか。
嬉しいなとか。
それだけではなくて。

そう。
悲しみとか。
怒りとか。
寂しさとか。
その様なものも。

総て。
その根底には。
愛し、愛され。
そんなものが。
あるのではないかと。

喜怒哀楽。
人生いろいろ。
そいつを。
生きるには。
やはり愛が必要なのだと。

だから。
原点を思い出し。
何のためにと尋ねられたら。
愛のためにと答えたい。
それしかないと思いたいのだな。


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