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2016/10/12 Wed *感染力 / The Robert Cray Band

20161012badinfluence


宜しくない。
悪しき。
そんなものほど。
広まり易い。
感染力が強い。

どんなに。
強い意志や。
強い思いも。
朱に交われば。
何とやらで。

いつの間に。
無意識に。
染まり。
冒され。
群れの中へと。

危ない。
危ない。
気を付けよう。
距離をとって。
交わらない様に。

感染力。
影響力。
躱して。避けて。
染まらぬ様に。
冒されぬ様に。

異物であれ。
異端であれ。
流行りには乗るな。
主流には飲まれるな。
失いたくないものがあるならば。

『Bad Influence』'83年リリース。
ロバート・クレイの2枚目となるアルバム。
ブルース界の新星、新世代のブルースマンとして話題を呼んだクレイ。
もうデビューして30年以上、年齢も60歳を超えたのですね。
なのに。いつまでも若手のイメージがあるところがブルース界の特徴で。
3大キング等のモダン・ブルースとクレイが現れるまでの長いブランク。
もしクレイ、そしてスティーヴィー・レイ・ヴォーンが登場しなかったら。
ブルースは完全に歴史の一部、過去の遺物になっていたかも知れません。
特にクレイの世代のアフリカ系米国人のブルース離れは進んでいた様で。
クレイもギターはビートルズを聴いて弾き始めたのだとかで。
普通にロックを聴いて、弾いてと。特にブルースに惹かれることも無かったと。
ところがハイスクールの卒業式でアルバート・コリンズのライヴに感銘を受けて。
それでブルースに心を決めて、ブルースを志したと。本当に新世代なのですよね。
(因みにコリンズはドタキャンしたフランク・ザッパの代役だったとか・・・)
そんなクレイの登場は先達のブルースマンやミュージシャンにも衝撃的だった様で。
このアルバムの冒頭を飾る「Phone Booth」はアルバート・キングが。
タイトル・ナンバーの「Bad Influence」はエリック・クラプトンがそれぞれカヴァー。
それもあってクレイは上昇気流に乗って。数年後にはメジャー・デビューと。
廃れつつあったブルースに真正面から取り組んだ姿勢、その影響力、伝染力は強かったと。
新世代ゆえの柔軟性からか。何の躊躇いも無くソウルにもロックにも接近して。
取り込んでしまうその姿勢が、頑固なブルース・ファンからは敬遠されることもある様で。
それが未だの若手扱いの遠因かもですが。その後のブルース界の活況を思うにつけ。
クレイの、このアルバムの存在は大きかったのではないかなと感じるのです。

好まれない。
怪しさ。
そんなものほど。
広めてみたい。
強い感染力をもたせてみたい。

どんなに。
固い意志や。
固い思いも。
清き水だけでは。
住んではいけまい。

いつの間に。
無意識に。
染まり。
冒され。
群れの外へと。

危ない。
危ない。
わかっていながら。
逆らえない。
誘われる様に。

感染力。
影響力。
増して。強めて。
染まらざるを得なく。
冒されざるを得なく。

異物であれ。
異端であれ。
流行りに逆らえ。
主流から取り込んでしまえ。
譲れないものがあるならば。

交わっても。
惑わされない様に。
群れても。
安住しない様に。
そうでありたい。

危ないと。
感じるのなら。
己が。
もっと。
危うくなればいい。

乗せられると。
思うのなら。
己が。
周りを。
乗せてしまえばいい。

飲まれると。
恐れるなら。
己が。
傍流へ。
主流を引き込んでしまえばいい。

染まりそうなら。
冒されそうなら。
逆に。
染めてしまえばいい。
冒してしまえばいい。

感染力。
影響力。
その強さ。その広さ。
数で勝てないのなら。
質で闘えばいい。

危ういほど。
怪しいほど。
灰汁が強いほど。
癖が強いほど。
人は惹かれるものなのだ。

異端であれ。
異物であれ。
感染させるほどに。
影響するほどに。
道を切り開きたいのならば。



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