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2016/10/14 Fri *常在戦場 / Hound Dog Taylor

20161014liveatjoesplace


いざ。
その時に。
その場で。
考えても。
駄目なのだ。

いざ。
その時に。
その場で。
考えなくても。
動けなければ。

その為に。
常在戦場。
常日頃から。
その時のつもりで。
その場のつもりで。

常に。
目をぎらつかせ。
耳をとがらせ。
爪を磨き。
牙も磨き。

いつ。
その時が。
その場が。
訪れても。
いけるようにと。

猟犬に。
なりたければ。
それくらいの。
覚悟は。
当然のことなのだ。

『Live at Joe's Place』'92年リリース。
ハウンド・ドッグ・テイラーの死後に発掘された音源からのライヴ・アルバム。
'72年のマサチューセッツでのライヴで収録されたものの様です。
フランスの怪しげなレーベルからのリリースで。一応はオフィシャル盤扱いなのかな。
おそらくは権利関係とかあやふやなままのハーフ・オフィシャル・・・ほぼ海賊盤でしょう。
お世辞にも良好とは言えない音質ですが。ライン音源ではあると思います。
ただライン音源でも、放送用の音源では無くて、ミキサー用の音源かなと。
それ故に。客席の歓声が殆ど聴こえずに。臨場感に欠けるのは否めないところかなと。
尤も。それをものともしないのがハウンド・ドッグ・テイラーの凄いところで。
リリース前提の録音がされている日では無いので。所謂日常的なライヴそのままで。
何だかチューニングも狂っている様な。しかもそれをそのままにしているルーズさ。
なのに、もう弾き始めると、その凄いことと言ったら。日常的にこれかよと。
タフで、ラフで。猥雑なこと極まりなく。そのまま突っ走ってしまっている。
そのデレデレで、デヘデヘの突破力、破壊力。背筋を震わされるものがあるのです。
まさに猟犬の如し。日頃から狙った獲物は逃さない、そんなライヴをやっていたと。
きっとイグアロがテイラーを発見したのも、そんな日常のある日のライヴだったと。
それでテイラーを売る為だけにレコード会社を創っちゃったのですからね。
このアルバムに収録されているライヴが最高の状態のテイラーだとは思いませんが。
もし最低の状態だとしたら。最低でもこの迫力、このレベルなのかと驚かされるわけで。
ゲットーでの日々。それこそ常在戦場。リアルなことこの上ないブルースなのです。
やはりね。爪も、牙も。日常から研いでないとね。駄目なのですよね。
いざって時に、錆びついていた、役に立たなかったでは洒落にもならないですからね。
常在戦場。日常であるからこそのブルースの凄味。それを感じさせられるアルバムです。

いざ。
その時に。
その場で。
思い立っても。
駄目なのだ。

いざ。
その時に。
その場で。
思い立たなくても。
動けなければ。

その為に。
常在戦場。
常日頃から。
その時を想定して。
その場を想像して。

常に。
目を見開き。
耳を澄ませ。
爪を磨き。
牙も磨き。

いつ。
その時に。
その場に。
放り込まれても。
いけるようにと。

猟犬で。
ありたければ。
それくらいの。
腹決めは。
自然のことなのだ。

日々。
日夜。
一日中。
四六時中。
常在戦場。

探して。
求めて。
狙いをつけて。
捉えて。
モノにする。

探しているものが。
求めているものが。
ハッキリと。
見えているのなら。
決まっているのなら。

その。
気配。
匂い。
逃さぬ様に。
見過ごさぬ様に。

目も。
耳も。
爪も。
牙も。
常在戦場。

心も。
思いも。
勘も。
感覚も。
常在戦場。

その時も。
その場も。
常に。
この時。
この場。

今が。
その時。
その場。
常在戦場。
日常から猟犬であれ。



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