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2016/11/09 Wed *魔法と言うのは / Magic Sam

20161109magicsamlive


信じるとか。
信じないとか。
それは。
どうでもよくて。
あるものはあると。

およそ。
論理的でもないし。
科学的に証明もできないし。
それでも。
感じるものは感じると。

姿も。
形も。
無いから。
目にも。
見えないけれど。

確かに。
ここにある。
存在している。
間違いなく。
作用している。

そうでなければ。
何故。
今夜。
この時が。
特別なものになるのか。

説明がつかない。
否、つかなくてもいいけど。
ただ。
魔法と言うのは。
あるのだと。そういうことだ。

『Magic Sam Live』'81年リリース。
マジック・サムの初めてのライヴ・アルバムとなった2枚組のアルバム。
'69年に僅か32歳で夭折してしまったサムの実に貴重なライヴ音源。
これを世に出したにはまたしても日本のP-VINEだったりします。
(その後、逆輸入の形でデルマークからもジャケットを変えてリリースされましたが)
'63年、'64年のシカゴのクラヴでのライヴと'69年のフェスティヴァルでのライヴ。
(特に前者は)音質的にはお世辞にも良好とは言えないのですが。それは些末なこと。
ピックを使わずに指でギターを奏でる、サムならではのブルースが堪能できます。
兵役と脱走事件によるブランク。そしてなによりも夭折していなければ。
オーティス・ラッシュにも並ぶで、あろう名声と知名度を得ていたと思われるサムです。
伝統的なシカゴ・ブルースがソウルや、ファンクの影響を受けて生まれ変わろうとしていた。
まさにその時期に。その変化をいち早く汲み取って先頭を走っていた一人だったサム。
その勢い、熱さ。そして艶っぽさ。それは二つ名の通りのマジックとも言えるもので。
明らかに。ここでのサムは新しい段階へと昇り、新境地に突入しているかなと。
音質、ギターの歪み、微妙なチューニングの狂い。それらをものともしない、超越した。
新たなブルースを生み出す力に溢れている・・・溢れまくっているのです。
グイグイとファンキーにドライブしながら、突っ込んでくるギター。
そしてどこか繊細な感じもあり。それが独自の色気を生み出しているのかなと。
モダン・ブルースのモダンと言う言葉が一番よく似合うのはサムかもしれません。
今では様々なライヴ音源が発掘されていて。音質も演奏もこのアルバム以上のものもあり。
しかしながら。最初の衝撃。そこにマジック、魔法を感じた忘れ難いアルバムなのです。

信じようが。
信じまいが。
それに。
関わらずに。
あるものはあると。

たぶんに。
理論では解き明かせないし。
非科学的に過ぎるのだけれど。
それでも。
振れるものは振れると。

音も。
響きも。
しないから。
耳には。
聞こえないけれど。

確かに。
ここにある。
存在している。
間違いなく。
反応している。

そうでなければ。
何故。
今夜も。
この一瞬が。
特別なものになるのか。

答えようがない。
否、答える気もないけど。
ただ。
魔法と言うのは。
あるのだと。そういうことだ。

およそ。
論理とも。
化学とも。
遠く。
かけ離れて。

およそ。
理論でも。
化学でも。
説明できなくて。
答えも出なくて。

目にも見えないし。
耳にも聞こえないし。
およそ。
信じられない。
信じることなど考えられない。

だとしても。
作用している。
反応している。
それは。
確かなこと。

だとしても。
感じている。
振れている。
それは。
確かなこと。

今夜。
今夜も。
この時を。
この一瞬を。
特別なものにしている。

愛しくも。
切ない。
共振。
共鳴。
共感。

そんな。
魔法と言うのは。
あるのだ。
そういうことだ。
そうなのだ。



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