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2016/11/19 Sat *いちばん大事なもの / Free

20161119freeuksecond


いちばん大事なもの。

俺も。
あんたも。
短い。
この。
人生。

命も。
金も。
恋も。
そいつも。
大事だが。

なんと言っても。
自由。
自由であること。
自由を認めること。
共に自由であること。

そいつ以外に。
そいつ以上に。
大事なものなど。
ある筈もないと。
そう心に決めたら。

堂々と。
自由に。
手を伸ばして。
自由へと。
踏み出すだけのこと。

いちばん大事なもの。

『Free』'69年リリース。
ジャケットも印象的なフリーの2ndアルバム。
アレクシス・コーナー等のバックアップを受けて若くしてデビューしたフリー。
(その若さ故、バンド名ハヘヴィ・メタル・キッズになる可能性もあったとか・・・)
このアルバムの段階でも未だ平均年齢は20歳未満だったのですよね。恐ろしい。
ポール・ロジャースとサイモン・カークが20歳になったばかりで。
ポール・コゾフは19歳、アンディ・フレイザーに至っては17歳なのかな。
そして。カバーも含まれ、ブリティッシュ・ブルースの範疇にあった前作から大きく前進。
総てのナンバーがオリジナルで占められ、その可能性を広げて見せたのがこのアルバムで。
つくづくと。早熟・・・ある意味で生き急いだバンドだったのだなと思わされます。
ロジャースは、このアルバムをフリーのソウル・アルバムだと語っている様ですが。
ブルース一辺倒から脱却して。柔らかく、そしてやはり大きくなったとの感が強くて。
特にフレイザーとロジャースのコンビによるソング・ライティングの充実。
真の意味でプログレッシブとも感じられるナンバーなど実に多彩で、魅力的で。
呼応するかの様にフレイザーのベースが艶やかに弾み、ロジャースの歌声も伸びやかにと。
逆に音数を減らして、一音、一音に情念を込めるかの如くになり始めたコゾフのギター。
そして一音、一発、入魂のカークのドラムスと。全体的に間がありながら有機的に作用して。
なんとも深さと、奥行きのある世界を描き出すことに成功しているのです。その素晴らしさ。
間や空間。弾いてないところ、叩いてないところ、歌っていないところを聴かせる。
言わば、行間を想像させることで、際限のない自由を感じさせるものとなっているのですね。
それをジャケットでも表現していて。大空を背景に大きく股を広げて闊歩しているその姿。
そして、その左手の先にはFREE・・・自由の文字があるのです。何ともはや・・・

いちばん大事なもの。

俺も。
あんたも。
一度きりの。
この。
人生。

生も。
精も。
性も。
そいつも。
大事だが。

なんと言っても。
自由。
自由であれること。
自由を認められること。
共に自由であれること。

そのこと以外に。
そのこと以上に。
大事なものなど。
ある訳もないと。
そう心が感じたのなら。

悠然と。
自由に。
手を伸ばして。
自由へと。
渡っていくだけのこと。

いちばん大事なもの。

俺の。
自由。
あんたの。
自由。
皆の自由。

声の大きさ。
数の多さ。
そんなものに。
左右されず。
惑わされず。

世の中の。
流行や廃り。
そんなものは。
目に入れず。
気にも留めず。
喧宣される。
空気や流れ。
そんなものも。
読まない。
乗らない。

支配しようと。
抑圧しようと。
するものになど。
屈せず。
従わず。

己以外の。
なにものも。
盲信せず。
盲従せず。
疑うことを恐れずに。

己の。
思うところ。
信じるところ。
感じるところ。
そいつに手を伸ばす、手に入れる。

俺の。
自由。
あんたの。
自由。
皆の自由。

いちばん大事なもの。



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