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2016年11月

2016/11/29 Tue *丑三つ時、わが時 / The Who

20161129liveattheisleofwight1970


草木も。
眠る。
そんな。
真夜中。
丑三つ時。

さぁ。
今からが。
ここからが。
俺の時間。
俺の出番。

陽の光。
白日の下。
そこで。
のさばっていた。
奴らは眠りについた。

潜む必要も。
隠れる必要も。
消え去った。
さぁ。
ざわめきのままに。

月の光は。
味方につけて。
その影から。
脱け出そう。
飛び出そう。

魑魅魍魎を。
引き連れて。
跋扈しよう。
わがもの顔で。
支配しよう。

『Live At The Isle Of Wight Festival 1970』'96年リリース。
イギリス南部、ワイト島で'70年に開催されたワイト島フェスティヴァル。
60万人ものの観衆を集めたと言われるそのフェスティヴァルでのフーのライヴ。
あの『Tommy』の再現を含むその模様がアナログ盤3枚組に収録されています。
(因みに数年前に新装版がリリースされているみたいですがそちらは未聴です)
恐らくはモノラルの所謂サウンドボード音源が元になっていると思われて。
音質的には必ずしも良好と呼べるものではないのですが。それがどうしたと。
大いに暴れまくり、観衆を虜にし、支配していく様が見事に捉えられています。
『Live At The Leeds』と同時期のライヴなのですが。大学のホールと野外。
その会場の違いからか。最初から全力で疾走し、暴れまくる感じが一際強いかなと。
リード・ヴォーカルに、リード・ギター。そしてリード・ベースに、リード・ドラムス・・・
ロジャー、ピート、ジョン、キース。三位一体ならぬ四位一体となって。
時に一丸となって攻めかかり、時にお互いに鬩ぎ合い火花を散らして。
観客と勝負して圧倒するのはもとより、メンバー同士も攻め合っている凄まじさ。
更に言えばジミヘンやフリー等の他の出演者とも勝負して。制圧しようとしていたのかな。
兎に角、異様なまでのテンションの高さも感じられて。殆どブチ切れていると。
何でも。進行が遅れに遅れて。フーのライヴが始まったのは午前2時過ぎだったとかで。
まさに。草木も眠る丑三つ時に出番を与えられた魑魅魍魎ってところでしょうかね。
しかもピートが減を切ったために終わったものの。実はまだまだやる気だったとの話も。
確か、ピートもこのライヴをフーのベスト・パフォーマンスに上げていたはずで。
まったくもって。フーと言うバンドの底力、凄まじさ、化け物さ加減。
そんなものが一気に噴出したライヴなのでしょう。この当時に来日していればなぁ・・・

軒も。
三寸下がる。
そんな。
真夜中。
丑三つ時。

さぁ。
今こそが。
こここそが。
俺の時間。
俺の出番。

陽の光。
白日の下。
それを。
頼みにしていた。
輩らは眠りについた。

忍ぶ必要も。
隠す必要も。
消え去った。
さぁ。
うごめくままに。

月の光は。
味方につけて。
その影に寄り添って。
這いまわろう。
近づこう。

魑魅魍魎を。
解き放って。
跳梁しよう。
わがもの顔で。
制圧しよう。

真夜中。
丑三つ時。
漸く。
眠気も。
吹き飛んだ。

真夜中。
わが時。
漸く。
覚醒して。
眼も輝いて。

身に。
心に。
活力が。
勢力が。
漲って。

さぁ。
何をしようか。
何を仕掛けようか。
何を楽しもうか。
誰を狙おうか。

さぁ。
何でもこい。
どこからでもこい。
楽しくやろうぜ。
誰の相手にもなるぜ。

真夜中。
丑三つ時。
漸く。
気だるさも。
消え去った。

真夜中。
わが時。
漸く。
血も巡って。
滾るものが湧いてきた。

真夜中。
丑三つ時。
わが時。
今なら支配できる。
今なら制圧できる。



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2016/11/28 Mon *沈みゆく夕陽を / The Kinks

20161128thekinksviking


沈みゆく。
夕陽を眺めながら。
今日一日を。
振り返り。
一日の終わりに思いを馳せる。

何かを。
誰かを。
待っていたのか。
待っていなかったのか。
もはやあやふやで。

確かに。
弛緩した時間の中で。
漠然とした疲労に包まれて。
流れ作業の様に。
一日が過ぎゆこうとする。

その半ばで。
足を止めて。
思いを呼び起こして。
夕陽の向こうに。
何かを探してみる。

待っていたのか。
待っていなかったのか。
もう、どうでもよくなっていて。
ただ感傷的に。
だけど幸福で。

沈みゆく。
夕陽を眺めながら。
胸の内の。
残照の。
沈むまでを数えてみる。

『The Kinks』'78年リリース。
何とも珍しいキンクスのベルギー盤の編集アルバム。
原盤は、この美麗なジャケットそして曲目も含めて。
その数年前にリリースされたフランス編集の同名アルバムだと思われます。
ヴァイキングなるシリーズものの一枚としてリリースされた様で。
パイ音源からヒット曲も含みながらも結構地味で渋い選曲となっています。
何故キンクスがシリーズのラインナップ入りしたのかは不明ですが。
当時、RCAからアリスタに移籍して再ブレイクの兆しがあったので。
その勢いを当て込んで、便乗してのものだったのかもしれません。
そうは言ってもA面頭が「Lola」ですからね。いきなり出鼻を挫かれますけど。
緩く、微妙に、奇妙に捻じ曲がったキンクスの世界へと誘われてしまいます。
B面頭が「Apeman」だったり、するので。それも狙いの内なのかな。
その実、「Lola」も「Apeman」もキンクスならではのヒット曲なのですけれどね。
他にも「Waterloo Sunset」「Til The End Of The Day」なんて必殺のナンバーもあり。
「Village Green Preservation Society」なんて渋くも珠玉のナンバーまで。
どうにも弛緩して。いかんせん疲労感に包まれて。だけどそれだけでは終わらなくて。
緩さの中に、切なさの中に。捻じ曲がった一筋縄ではいかない感情が潜んでいる。
そんな奇妙に美しく、奇妙に居心地の良い。そんなキンクスの世界は。
英国だけでなく、他の欧州諸国でも需要があったのかなと疑問を抱いたりもしますが。
ここ、東の果ての島国にも自分の様なファンが存在するのだから不思議ではないですね。
何にしろ。この美麗でありながら、不思議な、さかしまの感覚もあるジャケットも含めて。
結果として、実に何ともキンクスらしいアルバムになっているのが何ともです。

沈みゆく。
夕陽を背に受けて。
今日一日の。
締めくくり。
一日を終わらせる区切りをつけに。

何かを。
誰かを。
待っていたのだろう。
来ないとは知りながら。
それでも待ちたくて。

確として。
弛緩した時間が流れて。
漠然とした疲労が溜まって。
何事も無い様に。
一日が去ろうとしている。

その半ばで。
心を止めて。
思いを閉じ込めて。
夕陽のこちら側の。
世界を終わらせて。

来ないとはしりながら。
待ち続けていたことに。
そう、諦念と自虐が綯い交ぜになり。
妙に感傷的に。
それでも幸福で。

沈みゆく。
夕陽を背中に感じながら。
胸の内の。
残照の。
温もりを惜しんでいる。

沈みゆく。
夕陽。
帳を下ろす。
一日の。
終わり。

弛緩した。
時間の中。
漠然とした。
疲労に抱かれ。
流れ作業の様に。

何事も。
無かったかの様に。
弛緩して。
漠然と。
一日を見送り。

待っていた。
何かに。
誰かに。
出会えないまま。
思い出せないまま。

待っていたのか。
待っていなかったのか。
来ないとは知りながら。
それでも。
待っていたかったのか。

沈みゆく。
夕陽を。
掌に乗せて。
残照を。
惜しみながら。

沈みゆく。
夕陽を。
その残照を。
その温もりを。
胸の内に閉じ込める。



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2016/11/27 Sun *人民の人民による人民のための / Various Artists

20161127thatssoul


人々の。
人々による。
人々のための。
魂、焦がす。
そんな音楽。

熱く。
溢れる。
止まらない。
胸に突き刺さる。
そんな歌声。

そいつは。
世の中に。
ありそうで。
そうは。
ありはしない。

そいつを。
聴こうと。
思うなら。
焦がされたいのなら。
突きさされたいのなら。

ただ。
じっと。
何もしないで。
待っていても。
駄目ってことさ。

冷たい雨。
そんな夜でも。
求めて止まない。
望んで止まない。
そんな魂だけが救われる。

『That's Soul』'73年リリース。
アトランティック傘下のシンガーによるナンバーを集めたオムニバス・アルバム。
同名で同じジャケットのアルバムが'68年にも英国でリリースされていますが。
こちらはそのアルバムに新たに2曲を追加して全14曲となった西ドイツ盤となります。
(どうやら、原盤はオランダ盤で。それがヨーロッパ各国でリリースされた模様)。
アルバム・タイトル通りの姿でジャケットを飾っているウィルソン・ピケットを始めとして。
ドリフターズ、サム&デイヴ、オーティス・レディング、カーラ・トーマスときて。
ソロモン・バーク、アーサー・コンレイ、アレサ・フランクリン、パーシー・スレッジに。
エディ・フロイド、ジョー・テックス。そしてベン・E・キングまでの全12組。
そのうち、ピケットとスレッジが2曲ずつ収録されていて。裏ジャケにもフューチャーされ。
副題として、For People, Who Love Soul More Soul !との文字が印刷されています。
いずれ劣らぬ名シンガー達の代表曲、ヒット曲がこれでもかと連発されるので。
針を落とせば。いつでも。魂、焦がされる。胸に突き刺さる素晴らしいアルバムなのです。
ドリフターズ、サム&デイヴ、ドリフターズは、このナンバーじゃないだろうとか。
スレッジを2曲選ぶのなら、オーティスを2曲選べばとか。些細な不満はありますが。
ド迫力の男気溢れるピケットの「Mustang Sally」と「Land Of 1000 Dances」で勝負あり。
こうして並べて同じアルバムで聴くと。ピケットの魅力、こと迫力においては。
オーティスにも負けてはいない。その魅力に改めて気づかされたりもします。
スレッジも「When A Man Loves A Woman」と「Warm And Tender Love」で。
その朴訥とした、何とも言えない優しさに溢れた歌声の魅力が際立っているかな。
ソウルを愛して止まない人々にとっては。何とも愛おしいアルバムであることは間違いないかなと思います。

人々の。
人々による。
人々のための。
魂、震わせる。
そんな音楽。

深く。
刻まれる。
堪らない。
胸を掴まれる。
そんな歌声。

そいつは。
どこにでも。
ありそうで。
そうは。
ありはしない。

そいつを。
聴こうと。
思うなら。
震わされたいのなら。
掴まれたいのなら。

ただ。
じっと。
手を拱いて。
待っていても。
どうにもならないってことさ。

寒い夜。
そんな時でも。
求めざるを得ない
望まざるを得ない。
そんな魂だけが祝福される。

何が。
欲しい。
何を。
探している。
それを感じたい。

何が。
足りない。
何を。
見つけたい。
それに触れたい。

何を。
求めている。
何が。
望みだ。
それを教えてほしい。

冷たい雨。
寒い夜。
それでも。
何もしないで。
待ってはいられない。

冷たい雨。
寒い夜。
それでも。
手を拱いて。
待ってはいられない。

そんな。
心を。
魂を。
焦がす。
震わせる。

そんな。
胸に。
突き刺さる。
胸を。
掴んでしまう。

人々の。
人々による。
人々のための。
音楽がある。
歌声がある。



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2016/11/23 Wed *みな同じ / Donny Hathaway

20161123evrythingiseverything


富士の高嶺に降る雪も・・・

新しかろうが。
古かろうが。
そんなもの。
根っ子を辿れば。
みな同じ。

男だろうが。
女だろうが。
そんなもの。
元を辿れば。
みな同じ。

若かろうが。
若くなかろうが。
そんなもの。
気の持ちようで。
みな同じ。

小さい。
違いを。
探して。
拘って。
何が面白い。

どうせなら。
楽しく。
面白く。
そいつは。とどのつまりは。
みな同じ。

京都先斗町に降る雪も・・・

『Everything Is Everything』'70年リリース。
かごめ、かごめ?なジャケットに和まされるダニー・ハサゥエイの1stアルバム。
邦題は『新しきソウルの光と道』などと大層なものでしたが。
原題は言ってみれば、みな同じと言った意味なのですけれどね。
マーヴィン・ゲイやカーティス・メイフィールドと並んで。
ニュー・ソウルの旗手と謳われていたダニーへの期待が伺える邦題ではあります。
そのカーティスの下などでキャリアを積み重ねて。満を持してのソロ・デビュー。
期待に違わぬ内容を持つ、実に何とも充実したアルバムとなっていて。
ダニーが並の新人では無かったことが瞬時にして感じられる素晴らしさです。
ジャズや、ファンク。更にはクラッシックにも通じるサウンド。
それをバックにした朗らかでいて、繊細なダニーの歌声が実に印象的で。
確かに、ニュー・ソウル、新しきソウルと呼びたくなるのも、わからなくはないなと。
社会や、世界へ向けたメッセージが込められたナンバーでも。決して叫ぶのではなくて。
力強くも、とても穏やかに語り掛けるようなダニー。故にその思いが一層伝わるかなと。
この静かなる意志の強さとでも言うべき感覚。それこそがダニーなのですよね。
そして。その根底にあるのはやはり、ゴスペルやブルースでもあって。
アフリカ系米国人としての視線、矜持、そして意識、意義を強く、深く感じさせる。
その点で、実はサム・クックやジェームス・ブラウン、スライ・ストーンと通じていて。
マーヴィンやカーティスらとも響き合っていたと思えるのですね。
そう、実のところ。奏でられるもの、その表現に多少の違いはあったとしても。
感じるもの、伝えたいもの。それは、結局はみな同じであると。
原題にはそんなダニーの思いが込められているような気がしてならないのですね。
そして。感じるもの、伝えたいもの。思いは人種を超えても同じなのだと。
だから、ダニーは、その遺したものは今も変わらずに広く愛されているのだと。そう感じるのです。

富士の高嶺に降る雪も・・・

どこにいようが。
どこに住んでいようが。
そんなもの。
根っ子を辿れば。
みな同じ。

肌の色が。
何色であろうと。
そんなもの。
元を辿れば。
みな同じ。

何歳になろうが。
どの世代だろうが。
そんなもの。
気の持ちようで。
みな同じ。

小さい。
違いを。
突いて。
ほじくり返して。
何が面白い。

どうせなら。
楽しく。
面白く。
そいつは。兎にも角にも。
みな同じ。

京都先斗町に降る雪も・・・

あんたも。
俺も。
誰かも。
根っ子を辿れば。
みな同じ。

あいつも。
俺も。
あの娘も。
元を辿れば。
みな同じ。

歌っているのも。
聴いているのも。
踊っているのも。
気の持ちようは。
みな同じ。

飲んで。
笑って。
響き合って。
一皮むけば。
みな同じ。

ロマンチストで。
センチメンタルで。
どうしようもなく。
愚か者で。
みな同じ。

エゴイストで。
ナルシストで。
どうしようもなく。
愛らしくて。
みな同じ。

壁が作られようが。
溝が作られようが。
そんなもの。
溶けて流れりゃ。
みな同じ。

忘れないでいこう!



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2016/11/22 Tue *創成 / Soul Children

20161122genesis


無から。
始まる。
始める。
考えて。
探して。

一片。
一片。
集めて。
埋めて。
形にする。

一片。
一片。
それぞれが。
それぞれの。
役割を果たして。

一片。
一片。
それぞれが。
それぞれに。
作用して。

その。
集まりが。
期待通りの。
期待以上の。
効果を生み出す。

その為に。
一片。
一片。
その魅力に。
思いを巡らせる。

『Genesis』'72年リリース。
後期スタックスの屋台骨を支えたソウル・チルドレン。
男性2人、女性2人の混成コーラス・グループであるソウル・チルドレン。
それぞれがリードをとれる実力を有する魅力的なシンガーで。
それぞれの魅力を生かしたナンバーを堪能できるアルバムとなっています。
元々、4人ともスタックスでバック・シンガーとしてキャリアを積んでいて。
サム&デイヴの離脱により新たなスターを必要としていたスタックスの意向によって。
アイザック・ヘイズとデヴィッド・ポーターにより集められて結成されたと。
自発的に結成されたのではなく、企画されたグループだったのですね。
結論から言うと。その企画は狙い通り、否、それ以上の成果を上げることになったと。
あまりに渋すぎるジャケット。そのイメージ通りに実に渋い内容となっていて。
ポップさとか、キャッチーさとかは殆ど感じられないのですが。それが素晴らしいと。
ゴスペルをベースとしたディープなサザン・ソウル。その世界にどっぷりと浸れるのです。
結成の経緯などまるで感じさせない、問題としない。実に自然な歌声とサウンド。
その息の合った様、相乗効果で深く味わい深いソウルを堪能させてくれるところ。
バックを務めているのはMGズ(一曲だけバーケイズが担当)なのですが。
流石はMGズと言うか、MGズもソウル・チルドレンの4人に触発されたのかなと。
そんな思いを抱かされるほどに。実に素晴らしいアルバムとなっているのですね。
ヘイズとポーターによる人選も見事ならば、それに応えた4人もまた見事だったと。
そう言うことになるのかな。渋いと言えば、あまりにも渋いと言うことにもなるのですが。
その渋さこそがサザン・ソウルの真骨頂とも言えるので。その点から考えると。
後期スタックスを代表するアルバムの1枚と言っても過言ではないかなと思います。

零から。
始まる。
始める。
慮って。
見出して。

一片。
一片。
揃えて。
整えて。
形とする。

一片。
一片。
それぞれが。
それぞれの。
個性を発揮して。

一片。
一片。
それぞれが。
それぞれを。
引き立てて。

その。
集まりが。
想像通りの。
想像以上の。
成果を生み出す。

その為に。
一片。
一片。
その輝きに。
思いを巡らせる。

例え。
初めは。
始まりは。
寄せ集めだと。
そう思われても。

そう。
初めは。
始まりは。
烏合の衆だと。
そう思われても。

一片。
一片。
それぞれが。
それぞれに。
輝いて。
光を放てば。

その。
光が。
自らだけでなく。
他をも。
輝かせることができる。

その。
光を。
絶やさずに。
放ち続ければ。
それができれば。

輝きが。
増して。
更に。
新たな。
輝きを生み出して。

一片。
一片。
その集まりが。
その数以上の。
なにものかとなる。

何かが。
始まる。
何かが。
起こる。
創成とはそんなものかもしれない。



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2016/11/21 Mon *銀河系まで飛んでいけ / Billy Preston

20161121iwroteasimplesong


銀河系まで飛んでいけ。

どうにも。
世界は。
自分を中心に。
回っていると。
信じて疑わない。

そんな。
輩が。
少なからず。
この世には。
いるらしい。

前言撤回。
朝令暮改。
懲りずに繰り返し。
微塵も。
気にも留めはしない。

何を言っても。
何をしても。
通ると。
許されると。
信じて疑わないらしい。

まぁ。
端から。
人品など。
求めても。
しかたのないことではあるけれど。

銀河系まで飛んでいけ。

『I Wrote A Simple Song』'71年リリース。
ビリー・プレストンのA&Mへの移籍後最初のアルバム。
若くして活動を始め。驚異の少年オルガン・プレイヤーとも称されて。
ストーンズやビートルズの作品への参加でも知られるビリー。
アップル・レコードから2枚(だったかな)アルバムをリリースもしていて。
その後にA&Mへと移籍。このアルバムを制作することとなります。
どうやら、ビートルズの中でもジョージ・ハリソンと仲が良かったらしくて。
このアルバムにも変名で参加。一聴して、それとわかるギターを弾いています。
他にもクインシー・ジョーンズやブラック・ベリーズも参加していて。
ソウルフルで、ファンキーで。そしてルーツであるゴスペルの香りも感じさせて。
更には時代の潮流でもあった、スワンプ・ロックへの接近も感じられるものとなっています。
ビリーの特色である、粘っこく、弾む様に奏でられるオルガンの響き。
そして少しハスキーな感じもあるソウルフルな歌声。いい感じで酔わせてくれます。
鍵盤奏者としての評価は高く、揺るぎのないもののあるビリーですが。
実のところ、その歌声も魅力的で。その生命力に溢れる様はもっと評価されてもいいかと。
そこらは、やはりゴスペル育ち故なのかな。ブラック・ベリーズとの相性も良い様で。
しかし。このアルバムから生まれたヒット曲、「Outa- Space」はインストなのですよね。
しかもこのアルバムに収められた唯一のインスト・ナンバーであると言う。
元々、若き日にオール・インストのアルバムをリリースしているビリーですからね。
「Outa-Space」も実にファンキーで、そして銀河系まで飛んでいきそうな。
そんなスペーシーな浮遊感、躍動感に溢れた素晴らしいナンバーなので大ヒットも納得。
少しだけ皮肉な感じも。どうしても鍵盤奏者としての側面にスポットが当たるのだなと。
まぁ、いずれにしても。実にシンプルで。ご機嫌になれるアルバムではあります。

銀河系まで飛んでいけ。

どうにも。
世界は。
自分の為に。
存在していると。
信じて疑わない。

そんな。
方々が。
それなりに。
この世には。
いるらしい。

頑なに。
凝り固まって。
聞く耳など。
持つ気は。
さらさらありはしない。

自分と同じ考え。
一言一句違わずに。
そんな。
人間しか受け容れられない。
いささかの余地もないらしい。

まぁ。
端から。
柔軟さなど。
求めても。
いなかったのではあるけれど。

銀河系まで飛んでいけ。

世界は。
自分を中心に。
世界は。
自分の為に。
そんな世界もあるだろう。

それは。
あなた一人の。
あなただけの。
世界だと。
気づきもしないのだろうが。

傲慢。
頑迷。
それは。
自由ではない。
矜持ではない。

言を弄して。
策に溺れて。
論に囚われて。
我に固まって。
独りの世界で。

もっと。
単純に。
素直に。
向き合えないのか。
開けないのか。

面倒だから。
もう。
ほったらかして。
銀河系にでも。
飛び出してしまおう。

自由と。
矜持と。
そして。
共感と共鳴。
そいつを共にして。

銀河系まで飛んでいけ。



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2016/11/20 Sun *赤備え / Sam Cooke

20161120liveattheharlemsquareclub


真っ赤だな。
真っ赤だな。
紅葉の葉っぱが。
真っ赤だな。
本当に、真っ赤だな。

赤く。
赤く。
燃え上がって。
視界を染めていく。
世界を染めていく。

立ち止まり。
見上げて。
包み込まれて。
この身も。
赤く染められて。

赤く。
赤く。
染められて。
静かに燃え上がり。
静かに奮い立つ。

燃え上がり。
奮い立ち。
赤く。
赤く。
真っ赤に染め上げられて。

赤く。
そして。
熱く。
身も心も。
備わっていく。

『Live At The Harlem Square Club』'05年リリース。
同胞を相手にクラヴで行われたサム・クックのライヴ・アルバム。
元々は'63年に録音されながらそのあまりの熱さ、激しさに。
マネージメントとレコード会社が恐れをなしてお蔵入りにされてしまって。
'85年にようやくリリースされ、その素晴らしさに世界が驚愕したアルバムで。
そのリリースから20周年と言うことでリマスターされ、ジャケットも新装され。
精器を超えて、この世界にその意味、意義を改めて問うたアルバムになります。
サムの、その歌声の素晴らしさに関しては広く知られているところですが。
その実、スタジオ・アルバムでは幅広い聴き手を常に意識していたと思われて。
特に、その熱く激しい部分は敢えて意識的に抑えていたと。
(勿論、それでも。とてつもなくソウルフルで素晴らしいのは間違いないのですが)
その抑制、リミッターを解除するとどうなるか・・・その真の姿が捉えられているのです。
熱く激しく、パワフルにソウルフルな歌声と歌唱で客席を熱狂の渦に叩き込んで。
更には、その掌の上で観客を完全に躍らせ、煽って。とてつもない一体感を生み出している。
ソウル・シンガーとしても、ゴスペル・シンガーとしても超越的な存在なのです。
公民権運動とも深く関わっていたサムです。当時お蔵入りとされた背景には。
その熱さ、激しさ。それが社会を動かすことを危惧した権力の影をも感じてしまいます。
聖と俗とを併せ持ち。その間を自由自在に行き来し、そのどちら側でも頂点に立つ男。
清らかで爽やかな笑顔で至高の愛を歌いあげながら、シスターをガンガン犯している様な。
そんな二面性を持つ超越者。そして常に大衆とともにあろうとした稀代のシンガー。
その不可解な死が。権力によって仕組まれたものであったとしても何の不思議もないと。
そう思わされてしまう程の、そこまでのアルバムなのです。下手に触れると火傷する程にね。
因みに、このアルバムのリマスターは臨場感も増していて。いい仕事をしているかな。

真っ赤だな。
真っ赤だな。
紅葉の葉っぱが。
真っ赤だな。
本当に、真っ赤だな。

赤く。
赤く。
燃え上がって。
視界を染めていく。
世界を染めていく。

立ち止まり。
見上げて。
包み込まれて。
この身も。
赤く染められて。

赤く。
赤く。
染められて。
静かに燃え上がり。
静かに奮い立つ。

燃え上がり。
奮い立ち。
赤く。
赤く。
真っ赤に染め上げられて。

赤く。
そして。
熱く。
身も心も。
備わっていく。

赤く。
熱く。
冷気の中でも。
抑えられない。
思いが燃え上がる。

どこまでも。
鮮やかに。
どこまでも。
深く。
静かに燃え始める。

目を閉じても。
瞼の裏まで赤く染めていく。
胸を開いて。
身の内も。心の内も。
赤く染めていく。

そうだ。
もはや。
隠すことも。
抑えることも。
封印することもない。

染められた。
そのままに。
赤く。
熱く。
燃え上がるだけ。

赤く。
赤く。
染まり。
燃え上がり。
奮い立ち。

身も心も。
赤く備えて。
その思いを。
解き放つ。
その時を待っている。



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2016/11/19 Sat *いちばん大事なもの / Free

20161119freeuksecond


いちばん大事なもの。

俺も。
あんたも。
短い。
この。
人生。

命も。
金も。
恋も。
そいつも。
大事だが。

なんと言っても。
自由。
自由であること。
自由を認めること。
共に自由であること。

そいつ以外に。
そいつ以上に。
大事なものなど。
ある筈もないと。
そう心に決めたら。

堂々と。
自由に。
手を伸ばして。
自由へと。
踏み出すだけのこと。

いちばん大事なもの。

『Free』'69年リリース。
ジャケットも印象的なフリーの2ndアルバム。
アレクシス・コーナー等のバックアップを受けて若くしてデビューしたフリー。
(その若さ故、バンド名ハヘヴィ・メタル・キッズになる可能性もあったとか・・・)
このアルバムの段階でも未だ平均年齢は20歳未満だったのですよね。恐ろしい。
ポール・ロジャースとサイモン・カークが20歳になったばかりで。
ポール・コゾフは19歳、アンディ・フレイザーに至っては17歳なのかな。
そして。カバーも含まれ、ブリティッシュ・ブルースの範疇にあった前作から大きく前進。
総てのナンバーがオリジナルで占められ、その可能性を広げて見せたのがこのアルバムで。
つくづくと。早熟・・・ある意味で生き急いだバンドだったのだなと思わされます。
ロジャースは、このアルバムをフリーのソウル・アルバムだと語っている様ですが。
ブルース一辺倒から脱却して。柔らかく、そしてやはり大きくなったとの感が強くて。
特にフレイザーとロジャースのコンビによるソング・ライティングの充実。
真の意味でプログレッシブとも感じられるナンバーなど実に多彩で、魅力的で。
呼応するかの様にフレイザーのベースが艶やかに弾み、ロジャースの歌声も伸びやかにと。
逆に音数を減らして、一音、一音に情念を込めるかの如くになり始めたコゾフのギター。
そして一音、一発、入魂のカークのドラムスと。全体的に間がありながら有機的に作用して。
なんとも深さと、奥行きのある世界を描き出すことに成功しているのです。その素晴らしさ。
間や空間。弾いてないところ、叩いてないところ、歌っていないところを聴かせる。
言わば、行間を想像させることで、際限のない自由を感じさせるものとなっているのですね。
それをジャケットでも表現していて。大空を背景に大きく股を広げて闊歩しているその姿。
そして、その左手の先にはFREE・・・自由の文字があるのです。何ともはや・・・

いちばん大事なもの。

俺も。
あんたも。
一度きりの。
この。
人生。

生も。
精も。
性も。
そいつも。
大事だが。

なんと言っても。
自由。
自由であれること。
自由を認められること。
共に自由であれること。

そのこと以外に。
そのこと以上に。
大事なものなど。
ある訳もないと。
そう心が感じたのなら。

悠然と。
自由に。
手を伸ばして。
自由へと。
渡っていくだけのこと。

いちばん大事なもの。

俺の。
自由。
あんたの。
自由。
皆の自由。

声の大きさ。
数の多さ。
そんなものに。
左右されず。
惑わされず。

世の中の。
流行や廃り。
そんなものは。
目に入れず。
気にも留めず。
喧宣される。
空気や流れ。
そんなものも。
読まない。
乗らない。

支配しようと。
抑圧しようと。
するものになど。
屈せず。
従わず。

己以外の。
なにものも。
盲信せず。
盲従せず。
疑うことを恐れずに。

己の。
思うところ。
信じるところ。
感じるところ。
そいつに手を伸ばす、手に入れる。

俺の。
自由。
あんたの。
自由。
皆の自由。

いちばん大事なもの。



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2016/11/18 Fri *開けゴマ / The Trinity

20161118open


開けゴマ。

平日から。
週末へ。
日常から。
非日常へ。
向こう側へと。

ケから。
ハレへ。
染みついた。
穢れを落とし。
聖なる時間へ。

さぁ。
もう。
いいだろう。
さっさと。
突き抜けよう。

その。
境目の。
扉を。
開けよう。
呪文を唱えて。

イフターヤシムシム。
オープン・セサミ。
祈れよ。
唱えよ。
さらば、開かれん。

開けゴマ。

『Open』'67年リリース。
ブライアン・オーガー率いるトリニティの1stアルバム。
ジャケットが示す様に、ジュリー・ドリスコールをヴォーカリストに迎えています。
(尤も。このアルバム、どちら側が表ジャケなのか定まってないと言う説も・・・)
そのジャージーなオルガンでモッズ・シーンでも異彩を放っていたブライアン。
そしてスウィンギング・ロンドンを代表する女性ヴォーカリストだったジュリー。
そんな2人が組んだアルバム。それだけでもう、内容は保証された様なもの。
オーガーの奏でるグルーヴィーなサウンドは当時の最先端をいっていたもので。
そのスリリングにクールに弾む様は、今でも十分に新鮮さを保っています。
また一説ではヤードバーズの追っかけだったとも言われるジュリーのヴォーカル。
可愛らしいルックスからは想像できないソウルフルでパワフルな魅力に溢れています。
元々、スティーム・パケットでロッド・スチュワートやロング・ジョン・ボルドリー。
英国を代表する二人のブルー・アイド・ソウル・シンガーと競っていただけのことはあると。
決してゲスト、添え物にならずに。堂々とオーガーと真正面から対峙しています。
A面がオーガー・サイドとも言えるインスト・ナンバーが中心となっていて。
B面でジュリーが登場するのですが。どちらとも甲乙つけ難いかな。カッコいいのですよね。
ただ。ジュリーが加わる、歌うことで独特の世界、個性を持つに至ったことは確かかな。
クールなサウンドに、ソウルフルな女性ヴォーカル。その絶妙な組合せ。
それがモッズ・シーン、スウィンギング・ロンドンの新たな扉を開けたと思うのです。
ファンキーでカラフルでもありながら、どうにもブリティッシュな香りも漂わせいて。
その音像が、その肌触り、匂いが。あの時代の非日常な空気を感じさせてくれるのです。
A面がウェス・モンゴメリーの「In And Out」、B面がローウェル・フルソンの「Tramp」と。
そんなナンバーで始まるのも、モッズ達には堪らなかったのであろうなと思われます。

開けゴマ。

平日が終わる。
週末が来る。
日常も終わらせる。
非日常へ。
向こう側へと。

ケを忘れて。
ハレを思い出して。
こびりついた。
穢れを剥がし。
聖なる時間へ。

さぁ。
もう。
いい頃合いだ。
とっとと。
駆け抜けよう。

その。
境界の。
扉を。
開けよう。
呪文を唱えて。

イフターヤシムシム。
オープン・セサミ。
叩けよ。
唱えよ。
さらば、開かれん。

開けゴマ。

もう。
十分だ。
さぁ。
燃え尽きる。
その前に。

境目を。
境界を。
越えるのだ。
突き抜けるのだ。
駆け抜けるのだ。

日常に。
埋没して。
没頭して。
消耗して。
ここまで来たのだ。

一息ついたら。
総てを。
脱ぎ捨て。
総てを。
忘れて。

ケの。
時の。
穢れは。
落として。
剥がして。

ハレの。
時の。
中へと。
身も心も。
投じるのだ。

呪文を唱えて。
扉を。
開けよう。
唱えよ。
さらば、開かれん。

開けゴマ。



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2016/11/17 Thu *忠実である、俗物である / The Troggs

20161117fromnowherethetroggs


忠実である。

己が矜持に。
己が規範に。
己が価値観に。
己が愛情に。
己が欲望に。

そんな。
カッコいいものではなくて。
ただ。
単純に。
我儘なだけである。

譲れない。
折れない。
曲げない。
好きにならずにいられない。
求めずにいられない。

好きと感じたら。
とことん好きで。
嫌いと感じたら。
とことん嫌いで。
それだけのこと。

己の。
感情に。
その。
赴くところに。
ひたすらに。

俗物なのである。

『From Nowhere The Troggs』'66年リリース。
元祖ブリティッシュ・ガレージ・バンド(?)のトロッグス。
トログッスと言えば、何をおいても「Wild Thing」なのですが。
そう。あのジミヘンもカバーして、映画『メジャー・リーグ』でも有名なあの曲。
欲求不満爆発な歌詞と、何とも下世話なサウンドが特徴的な大ヒット曲。
(当時の邦題は「恋のワイルド・シング」だったとか・・・)
そのイメージがあまりにも強烈で。ただのB級な一発屋と思われがちなのですが。
ところがどっこい。その後もそれなりにヒット曲を放っていたりするのです。
まぁ、それも欲求不満爆発で、下世話で。ねちっこくてと、言うのは同じなのですが。
その粗暴で刺々しいサウンドは確かに、ガレージ的なカッコ良さに溢れてはいるかな。
ブリティッシュ・ビート・バンドとしては後発だったトロッグス。それを逆手に取って。
先行していたバンド、それぞれのいいところ取りを狙った感じもあって。
フー、キンクス、ヤードバーズ、そしてストーンズを思わせるR&Bな感覚もあり。
そしてゾンビーズを思わせるキャッチーでポップな感覚をも有していてと。
ここれはプロダクションも含めて、売れたいとの欲望に忠実であった賜物なのかなと。
キャッチーでポップでも、どうにも下世話に聴こえる、聴かせるところは流石です。
「With A Girl Like You」とか「I Can't Control Myself」とか、欲求不満の塊で。
それを臆面もなく歌って、奏でて、世間に向かって鳴り響かせてしまうところ。
微妙に外しながらも、それなりに切れ味の鋭いところも憎たらしいところかな。
後のAC/DCにも通じる己が欲望にひたすら忠実な青臭い男子高校生な世界。
それが、どうにも魅力的に感じられてしまったりするから厄介なのですよね・・・

忠実である。

己が矜持、それが総て。
己が規範、それが総て。
己が価値観、それが総て。
己が愛情、それが総て。
己が欲望、それが総て。

なんとも。
不格好、極まりないくらいに。
ただ。
単純に。
傲慢なだけである。

譲るなど、思いもしない。
折れるなど、思いもしない。
曲げるなど、思いもしない。
断ち切るなど、露ほども思いもしない。
諦めるなど、露ほども思いもしない。

好きと感じたら。
どこまでも好きで。
嫌いと感じたら。
どこまでも嫌いで。
それだけのこと。

己の。
感情に。
その。
命じるままに。
ひたすらに。

俗物なのである。

ただ。
ひたすらに。
忠実に。
真っ直ぐに。
そのままに。

ただ。
感情の。
赴くままに。
命じるままに。
そのままに。

理性とか。
理屈とか。
そんなものは。
どこかへ。
置き去りにして。

躓くものは。
退けて。
縛るものは。
解いて。
取り除いて。

己が矜持だけ。
己が規範だけ。
己が価値観だけ。
己が愛情だけ。
己が欲望だけ。

純粋でも。
素直でも。
なんでもない。
カッコ良くもない。
不格好極まりなく。

単純に。
我儘で。
傲慢で。
好きなら。
とことん。どこまでも。

忠実である。
俗物である。



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2016/11/16 Wed *会いたい、君に会いたい / The Beatles

20161116meetthebeatlesusmono


会いたい。
出会いたい。
会いたい。
君に。
会いたい。

面白いもの。
楽しいもの。
そんなものに。
会いたい。
出会いたい。

新しかろうが。
古かろうが。
珍しかろうが。
普通だろうが。
そんなことは構わない。

奇想天外だろうが。
平凡だろうが。
規則性が無かろうが。
法則に則っていようが。
そんなことは関係ない。

柔軟で。
風通しが良くて。
興味を惹く。
好奇心を刺激する。
ワクワクさせてくれる。

会いたい。
出会いたい。
会いたい。
君に。
会いたい。

『Meet The Beatles』'64年リリース。
ビートルズの実質的な米国での1stアルバム。
ビートルズの英国での所属はパーロフォン・レーベルで。
親会社にあたるEMIは米国での提携先であるキャピトルに話を持ち掛けて。
しかしキャピトルは興味を示さず。インディのヴィージェイが当初は権利を獲得。
しかし。やがてビートルズの人気が高まるに連れて慌ててキャピトルもリリースを決断。
ヴィージェイからのアルバムがさほど売れていなかった為に。
このアルバムが多くの米国人にとってはビートルズとの出会い、入り口となったと。
ジャケットが示している様に英国盤、『With The Beatles』を基本としながらも。
ヒット中だったシングル・ナンバー、「I Want To Hold Your Hand」をA面の頭に配して。
続く2曲目には「I Saw Her Standing There」を持ってきています。
この辺りは勢いで一挙に聴き手を引き付けようとの意図が明らかになっているかなと。
更に当時の米国にはおかしな税法があって。1枚のアルバムの曲数は12曲までだと。
それを超えると税率が加算されるとかで。このアルバムも12曲収録となっています。
(英国にはそんな法律は無いので『With The Beatles』の収録曲は14曲です)
後に、この法律による制限を逆手にとってキャピトルはアルバムを乱発するのですが。
そのきっかけともなったアルバムでもあるのですね。収められた12曲。
その選曲には。それこそ様々な意見があるのでしょうが。まぁ、悪くは無いかなと言うか。
生きのいい、ブリティッシュ・ビート・バンド、ロックンロール・バンド。
そんなビートルズとの出会いのアルバムとしては、ワクワクさせられる感があるかなと。
多少、物足りない。もっと聴きたいと思わされると言う点も含めてですけれどね。
因みに、このアルバムはモノラル盤で聴くことをお勧めします。ステレオ盤は・・・です。

会いたい。
出会いたい。
会いたい。
君に。
会いたい。

面白いこと。
楽しいこと。
そんなことに。
会いたい。
出会いたい。

新しくても。
古くても。
珍しくても。
普通でも。
面白ければ、楽しければいい。

奇想天外でも。
平凡でも。
規則性が無くても。
法則に則っていても。
面白ければ、楽しければ問題ない。

臨機応変で。
気風が良くて。
嗜好を惹いて。
冒険心を刺激して。
ワクワクさせてくれればいい。

会いたい。
出会いたい。
会いたい。
君に。
会いたい。

いつでも。
いつまでも。
そんな。
出会いを。
求めている。

どこでも。
どんな時でも。
そんな。
出会いを。
求めている。

まだまだ。
面白いもの。
面白いこと。
楽しいもの。
楽しいこと。

そいつを。
欲している。
探している。
面白くするために。
楽しくするために。

知らないもの。
知らないこと。
ひょっとしたら。
そこに。
出会いがあるかもしれない。

好奇心を。
刺激してくれる。
冒険心を。
刺激してくれる。
ドキドキ、ワクワクさせてくれる。

会いたい。
出会いたい。
会いたい。
君に。
会いたい。



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2016/11/15 Tue *消え去らないもの / The Rolling Stones

20161115englandsnewesthitmakersusor


新しいもの。
それも。
消え去らないもの。
そんなものを。
見つけよう。

直ぐに。
誰かが。
何者かが。
隠そうとする。
騙そうとする。

そうは。
いくかと。
そんなに。
簡単じゃないぞと。
そう声を上げる為に。

新しい。
楽しみを。
新しい。
喜びを。
見つけよう。

消え去らない。
楽しみを。
消え去らない。
喜びを。
創り上げよう。

新鮮で。
だけど。
粘り強く。
うねりながら。
弾む様なものを。

『England's Newest Hit Makers』'64年リリース。
ローリング・ストーンズの記念すべき米国での1stアルバム。
英国でのデビュー・アルバムに準じながらも曲目、曲順を変更し。
ジャケットにバンド名を印刷し、アルバム・タイトルもつけられてと。
ここらは米国仕様で。英国との文化の違いを感じさせるものとなっています。
米国でのデビュー・シングルとなった「Not Fade Away」を収録して。
ボ・ディドリーのカバー、「I Need You Baby」が外されていて。
その「Not Fade Away」をA面の頭に配置していると。これが効いていて。
バディ・ホリーのカバーである同曲をボ・ディドリー・ビートでやっている。
この単なるカバーに終始していない独創性溢れる、粘り弾むビート。
そいつでこのアルバムの幕が上がることが、存外に衝撃的だったかなと。
英国以上に。ブルースやR&Bに対する免疫の無かった米国に、若者達に。
こんなビートが、こんな音楽があったのかと。目を開かせたのではないかと思うのです。
実は温故知新でもあるのですけど。埋もれそうなもの、忘れさられ、消え去りそうなもの。
そんなものに深い愛情を注いで、新たな衝撃として再生してみせたストーンズ。
無意識だったとは思いますが。そのストーンズによってブルースやR&Bは。
新しい生命を吹き込まれて。新たに埋もれない、忘れない、消え去らないものとなって。
それが今もストーンズ、そしてロックンロール全体の中に脈々と受け継がれているのです。
ブルースはロックンロールと言う名前の赤ん坊を手に入れた。そして。
ロックンロールはブルースと言う名目の祖父母の存在を世に改めて知らしめた。
米国ではその初端となる役割の少なからぬ部分を担ったアルバムだと思うのです。
新しく、そして消え去らないもの。その誕生の瞬間が刻まれたアルバムなのです。

新しいもの。
それも。
消え去らないもの。
そんなものを。
探し出そう。

直ぐに。
誰かが。
何者かが。
潰そうとする。
殺そうとする。

そうは。
いくかと。
そんなに。
軟弱じゃないぞと。
そう声を上げる為に。

新しい。
楽しみを。
新しい。
喜びを。
探し出そう。

消え去らない。
楽しみを。
消え去らない。
喜びを。
産み出そう。

新鮮で。
だけど。
しつこいくらいに。
重なる様に。
跳ぶ様なものを。

窮屈なら。
退屈なら。
もう。
旧弊や。
倣いなど。

無視して。
壊して。
蹴り破って。
押し開いて。
進んでみよう。

誰かが。
何者かが。
隠してきた。
騙してきた。
そんなものを掘り出して。

手にして。
手に取って。
新しい生命を。
吹き込んで。
共に進もう。

誰かが。
何者かが。
潰そうとする。
殺そうとする。
それでも失われない。

埋もれない。
忘れられない。
消え去らない。
そんなものを。
見つけて。探し出して。

新しい。
楽しみを。
喜びを。
創り上げよう。
産み出そう。

消え去らない歌。
消え去らない曲。
消え去らないリズム。
消え去らないビート。
消え去らない思い。

消え去らないもの。



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2016/11/14 Mon *問答 / B.B. King

20161114lucilletalksback


問答。

問いかける。
あなたは。
何を望んでいる。
何を欲している。
答えてくれないか。

問いかける。
あなたは。
何を見ている。
何を聞いている。
答えてくれないか。

問いかける。
あなたは。
何を考えている。
何を語ろうとしている。
答えてくれないか。

問いかける。
あなたは。
何に触れている。
何を感じている。
答えてくれないか。

問いかける。
あなたは。
何を思っている。
あなたは。
誰なのだ。

問答。

『Lucille Talks Back』'75年リリース。
B.B.キングがソウルに接近していた時代のアルバム。
当時のソウルでは定番に近かったワウワウ・ペダルを駆使して。
アルバム・タイトル通りに愛機ルシールに語らせるB.B.です。
全体的に地味な印象があるのか。あまり話題にならないアルバムではありますが。
ファンキーなビートに乗って。ルシールと新たな会話を繰り広げるB.B.の姿。
ワウワウによって饒舌になった(?)ルシールと問答している様なナンバーもあり。
なかなかに興味深く、楽しめるアルバムとなっています。
聴いていると。B.B.のルシールに対する愛情のほどが伝わってくると言うか。
如何に気持ちよく、心地よくルシールを鳴らすか、語らせるか。
そのことに注力し、ありったけの愛を注いでいる様が見えてくる気がします。
この時代ならではのうなるベースと、重量感に溢れたホーン・セクション。
そんなサウンドに支えられて。心ゆくまでルシールとの会話、問答を楽しむと。
それが独りよがりになっていないところに。B.B.ならではの余裕と技量を感じます。
二人(?)の会話、問答が興味深くて。ついつい聴き入ってしまうのですよね。
まぁ、確かにスクィーズなB.B.のギターを期待するなら的外れなのでしょうが。
この時代ならではの、円やかな感じさえするギターもまた乙だと思うのです。
リラックスしながらも。多重録音も効果的に生かして存分にルシールの魅力を引き出して。
豪快なファンク・ナンバーまで披露しているのですからね。
ここまで息が合う、手が合う、阿吽の呼吸、信頼感の存在と。やっぱり。そうだなぁ。
B.B.とルシールは夫唱婦随の関係だったのだなと感じざるを得ないのですね。

問答。

問いかける。
おまえは。
何を望んでいる。
何を欲している。
答えてくれないか。

問いかける。
おまえは。
何を見ている。
何を聞いている。
答えてくれないか。

問いかける。
おまえは。
何を考えている。
何を語ろうとしている。
答えてくれないか。

問いかける。
おまえは。
何に触れている。
何を感じている。
答えてくれないか。

問いかける。
おまえは。
何を思っている。
おまえは。
誰なのだ。

問答。

合せ鏡。
ブーメラン。
総ての。
問いかけは。
自分に返ってくる。

写るもの。
戻ってくるもの。
総ての。
答えは。
自分で出すしかない。

鏡の中。
写る姿。
問いかける。
答えを求める。
誰に対して。

何を望んでいる。
何を欲している。
それは。
その答えは。
どこにある。

何を見ている。
何を聞いている。
それは。
その答えは。
どこにいった。

何を考えている。
何を語ろうとしている。
それは。
その答えは。
どこにある。

何に触れている。
何を感じている。
それは。
その答えは。
どこにいった。

何を思っている。
おまえは。
誰なのだ。
その答えは。
どこにある。

問答。

嚙み合っている様で。
噛み合っていない様で。
阿吽の呼吸が。
ある様で。ない様で。
それを楽しんでもいる。



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2016/11/13 Sun *鎌首もたげて / Otis Rush

20161113icantquityoubaby


妄想。
執念。
強迫観念。
わからない。
けれども。

離れられない。
離れたくない。
ただ。
それだけ。
それだけのこと。

それが。
叶うなら。
他には。
何も。
望みはしない。

思い入れ。
思い込み。
恐らくは。
そんなもの。
それがどうした。

思いが。
無ければ。
入れられなければ。
込められなければ。
何の意味もない。

熱く。
深く。
激しく。
それを恐れていては。
何も始まりはしない。

『I Can't Quit You Baby』'87年リリース。
泣く子も黙る、コブラ時代のオーティス・ラッシュ。
日本独自の編集アルバムも何種類かリリースされていますが。
ジャケットのセンス、そして極上のテイクを凝縮したのがこのアルバムかなと。
'56年~'58年の7回とも8回とも言われているセッションから。
シングルとして発売された8枚に収められていた16曲が収録されていて。
まさにコブラ時代のラッシュのベスト、キング・コブラな(?)アルバムなのです。
ヴィヴィッドもP-VINEに負けず劣らずのいい仕事をしているのですよね。
さて。ラッシュと言う人は。相当に繊細で。そして内省的。そして完璧主義者かなと。
なので、そのメガトン級のブルースの衝動が外だけでなく内にも向かってしまうのではと。
聴く者だけでなく。自らの臓腑をも抉っている様などす黒いものがあるのですよね。
常に真剣勝負。ガチンコ、セメントでブルースと格闘しているのがラッシュなのです。
故に。ライヴでは当たり外れが大きいと言うか。出たとこ勝負と言うか。
豪快なKO劇を見せたかと思えば、攻め手にも決め手にも欠ける凡戦を延々と見せると。
実際に何回も拷問に近いライヴも体験しましたが、凄い時はもう超絶に極上で。
それを一度体験してしまうと。もう魅せられるしかないのです。厄介なのですけどね。
そんなラッシュが。間違いなく一番輝いていたのが、コブラ時代なわけで。
ここまで深く、激しく、切れ味鋭く、太く、弾んで、黒光りしたブルースは他に無いなと。
「I Can't Quit You Baby」「All Your Love (I Miss Loving)」等々、空前絶後なのです。
多分に。強迫観念に近い思い込みの激しさが生み出したとも思われるラッシュのブルース。
コブラ倒産後は、レコーディングの機会にも恵まれず。低空飛行を余儀なくされて。
それだけに。その思い入れ、思い込みがストレートに反映されたコブラ時代のラッシュ。
そのブルースは、その思いの強さと共に永遠の生命力に溢れているのです。

妄想。
執念。
強迫観念。
だとしても。
構わない。

欲しい。
欲しくて堪らない。
ただ。
それのみ。
それのみでいい。

それが。
手にできるなら。
他には。
何も。
欲しはしない。

思い入れ。
思い込み。
多分に。
それにすぎない。
それがなんだと言うのだ。

思いが。
無ければ。
入れられなければ。
込められなければ。
何の価値もない。

熱く。
深く。
激しく。
それを騙していては。
始まりにもなりはしない。

妄想。
膨らんで。
大きくなって。
外に向かい。
内に向かい。

執念。
深まって。
凝り固まって。
外に向かい。
内に向かい。

強迫観念。
強まって。
憑りつかれて。
外に向かい。
内に向かい。

斬り。
斬られ。
絶ち。
絶たれ。
血だまりの中。

乾かない傷口。
止まらない流血。
構わずに。
一撃を放つ。
その機を窺っている。

離れたくない。
欲しい。
その思いを。
抱えたまま。
のたうち回る。

熱く。
深く。
激しく。
そして強く。
思い入れ。思い込み。

どす黒い。
思いが。
鎌首をもたげて。
離れたくない。
欲しくて堪らない。



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2016/11/10 Thu *あの日あの森 / Buddy Guy

20161110thebestofbuddyguy


あの日。
あの頃。
迷路の様な。
森の中で。
出会って。

手を携えて。
手探りで。
必死に。
出口を探して。
彷徨いながら。

議論し。
作戦を練り。
打って出て。
跳ね返されては。
次の手を考えて。

立場は。
異なっても。
同じ思いを抱いて。
同じ目標を掲げて。
歩き続けて。

途中から。
勝ち目のない。
闘いだと。
気づきながらも。
投げ出さずに。

あの日。
あの頃。
何か。
大切なものを。
初めて手にしたのだろう。

『The Best Of Buddy Guy』'74年リリース。
日本独自のチェス音源によるバディ・ガイの編集アルバム。
オリジナルの『I Was Walkin' Through The Woods』の全曲に。
同じく『I Left My Blues San Francisco』から3曲を加えた選曲となっています。
コブラでデビューするも。コブラが敢え無く倒産。チェスに移籍したバディ。
チェスには’60年頃から録音を残していますが。他のブルース・マンのバックが多くて。
実は、スタジオ・ミュージシャンとして雇われたのではとの話もあるのだとか。
したがって。このアルバムに収められているナンバーも当時は殆ど陽の目を見なくて。
バディがチェスを離れて。ロック・シーンで注目される様になってから。
急遽前述の2枚のアルバムが編集され世に出たのですね。如何にもチェスらしい話ですが。
バディの最大の特徴、魅力である異様なまでのテンションの高さは既に爆発していて。
特にスロー・ブルースにおける、その血管が切れんばかりのシャウト。
そして偏執狂をも思わせる。蒼白い炎を燃やしながらネチネチと迫りくるギター。
もう。バディと言ったらこれに尽きるだろうといった個性的なブルースが堪能できます。
後年のヴァンガードへの録音などと比較すると。若さ故か。力み過ぎの感じはあって。
もう少しリラックスできていたら。それこそ最高傑作だったのにとも思いますが。
その分、その力みが可愛いと言うか。バディならではの人懐っこい陽気さが感じられて。
そこに。真摯で真面目だと言うバディの人柄を感じることもできるかな。
十八番である「First Time I Met The Blues」もド迫力で迫ってきながらも。
どこか、聴く者をほっとさせる瞬間があったりもするのですよね。その塩梅が面白いかな。
盟友となるジュニア・ウェルズとの最初期の録音も含まれているのですが。
もう息もピッタリで。バディもジュニアも絶好調。ブルースの森での出会いの瞬間の記録ですかね。

あの日。
あの頃。
深い、深い。
森の中で。
出会って。

手を組んで。
手当り次第に。
もがいて。
出口を探して。
流離いながら。

議論を重ね。
戦略を立てて。
突撃して。
玉砕しては。
新たな策を講じて。

立ち位置は。
対面でも。
互いの思いを感じて。
互いの目標に共感して。
振れ続けて。

途中から。
未来のない。
闘いだと。
気づきながらも。
捨て鉢にならずに。

あの日。
あの頃。
何か。
掛け替えのないものを。
初めて手にしたのだろう。

いま。
こうして。
あの日。
あの頃から。
遠く離れて。

いま。
こうして。
あの日。
あの頃とは。
異なる場所で。

それでも。
多くの言葉も。
いらないのは。
一から十まで。
語る必要もないのは。

あの日。
森の中で。
共に手にした。
初めての。
なにものかのおかげ。

それが。
なにものなのかは。
知る由もない。
知る必要もない。
ただ。

大切なもの。
掛け替えのないもの。
それを。
共に手にし、共に感じた。
それが総てなのだ。

あの日。
森の中で。



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2016/11/09 Wed *魔法と言うのは / Magic Sam

20161109magicsamlive


信じるとか。
信じないとか。
それは。
どうでもよくて。
あるものはあると。

およそ。
論理的でもないし。
科学的に証明もできないし。
それでも。
感じるものは感じると。

姿も。
形も。
無いから。
目にも。
見えないけれど。

確かに。
ここにある。
存在している。
間違いなく。
作用している。

そうでなければ。
何故。
今夜。
この時が。
特別なものになるのか。

説明がつかない。
否、つかなくてもいいけど。
ただ。
魔法と言うのは。
あるのだと。そういうことだ。

『Magic Sam Live』'81年リリース。
マジック・サムの初めてのライヴ・アルバムとなった2枚組のアルバム。
'69年に僅か32歳で夭折してしまったサムの実に貴重なライヴ音源。
これを世に出したにはまたしても日本のP-VINEだったりします。
(その後、逆輸入の形でデルマークからもジャケットを変えてリリースされましたが)
'63年、'64年のシカゴのクラヴでのライヴと'69年のフェスティヴァルでのライヴ。
(特に前者は)音質的にはお世辞にも良好とは言えないのですが。それは些末なこと。
ピックを使わずに指でギターを奏でる、サムならではのブルースが堪能できます。
兵役と脱走事件によるブランク。そしてなによりも夭折していなければ。
オーティス・ラッシュにも並ぶで、あろう名声と知名度を得ていたと思われるサムです。
伝統的なシカゴ・ブルースがソウルや、ファンクの影響を受けて生まれ変わろうとしていた。
まさにその時期に。その変化をいち早く汲み取って先頭を走っていた一人だったサム。
その勢い、熱さ。そして艶っぽさ。それは二つ名の通りのマジックとも言えるもので。
明らかに。ここでのサムは新しい段階へと昇り、新境地に突入しているかなと。
音質、ギターの歪み、微妙なチューニングの狂い。それらをものともしない、超越した。
新たなブルースを生み出す力に溢れている・・・溢れまくっているのです。
グイグイとファンキーにドライブしながら、突っ込んでくるギター。
そしてどこか繊細な感じもあり。それが独自の色気を生み出しているのかなと。
モダン・ブルースのモダンと言う言葉が一番よく似合うのはサムかもしれません。
今では様々なライヴ音源が発掘されていて。音質も演奏もこのアルバム以上のものもあり。
しかしながら。最初の衝撃。そこにマジック、魔法を感じた忘れ難いアルバムなのです。

信じようが。
信じまいが。
それに。
関わらずに。
あるものはあると。

たぶんに。
理論では解き明かせないし。
非科学的に過ぎるのだけれど。
それでも。
振れるものは振れると。

音も。
響きも。
しないから。
耳には。
聞こえないけれど。

確かに。
ここにある。
存在している。
間違いなく。
反応している。

そうでなければ。
何故。
今夜も。
この一瞬が。
特別なものになるのか。

答えようがない。
否、答える気もないけど。
ただ。
魔法と言うのは。
あるのだと。そういうことだ。

およそ。
論理とも。
化学とも。
遠く。
かけ離れて。

およそ。
理論でも。
化学でも。
説明できなくて。
答えも出なくて。

目にも見えないし。
耳にも聞こえないし。
およそ。
信じられない。
信じることなど考えられない。

だとしても。
作用している。
反応している。
それは。
確かなこと。

だとしても。
感じている。
振れている。
それは。
確かなこと。

今夜。
今夜も。
この時を。
この一瞬を。
特別なものにしている。

愛しくも。
切ない。
共振。
共鳴。
共感。

そんな。
魔法と言うのは。
あるのだ。
そういうことだ。
そうなのだ。



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2016/11/08 Tue *兎にも角にも / Little Milton

20161108weregonnamakeit


諦めずに。
兎にも角にも。
青息吐息でも。
じたばたと。
足掻いていれば。

なんとか。
かんとか。
恰好はつく。
生きてはいける。
そんなもの。

だから。
兎にも角にも。
どんなやり方でも。
どんな歩き方でも。
続けるしかない。

格好よくとか。
完璧にとか。
そんなことに。
気を取られていても。
仕方がない。

どんな格好でも。
不完全でも。
兎にも角にも。
やってみること。
やり続けること。

そうすれば。
何かは手にできる。
何かは生み出せる。
何かは創り上げられる。
兎にも角にも。

『We're Gonna Make It』'65年リリース。
リトル・ミルトンのチェス(チェッカー)での初めてのアルバム。
ミシシッピ出身のミルトン。'50年代にはサン等にも録音がある様ですが。
その魅力が開花し、人気も獲得したのはやはりこのチェス時代からかなと。
時代的にはR&Bからソウルへと趨勢が変わりゆく頃で。
ストレートなブルースはなかなかに受け入れられなくなっていた頃だと思われますが。
そんな時代にミルトンはその堂々たる熱い歌声で。ブルースを歌いながらも。
ソウルをも取り込み、飲み込んで。何とも言えない魅力を振りまいています。
そう。既に後年のスタックス時代を彷彿とさせるブルーズン・ソウルここにありなのです。
豪華と言うか、分厚いホーン・セクションを配したサウンドはチェスとしては冒険かなと。
しかし、その効果もあって。実にモダンなブルースに仕上がっているのですよね。
リズム隊が叩き出すリズムも、従来のブルースからすると弾む感じがモダンですかね。
そんなサウンドをバックに。実に堂々と言うか、いい意味での余裕を漂わせるミルトン。
本格的なブルース・マンでありながら。それに下手に固執することなく。
兎にも角にも。ソウルの時代に柔軟に対応し、進取の精神で挑戦してみせたと。
その姿勢が新たなブルースの時代を切り拓き、ミルトン自身をスターにしたのだろうなと。
しかも。本当のところはわかりませんが。自信たっぷりに挑んで、歌っているのですよね。
その思い切りの良さが。兎にも角にも。ミルトンをモダン・ブルースのスター足らしめたと。
タイトル曲である「We're Gonna Make It」は公民権運動とも連動してヒットしたそうで。
恐らくはミルトンの挑戦する姿勢が、共感を呼んだのではないかと思うのです。
スタックス時代に比べると。未だ古い時代の残り香が漂ったりもしますが。
それがまたいい塩梅にスパイスになっている感じも、チェスのミルトンの魅力なのです。

投げ出さずに。
兎にも角にも。
四苦八苦しながらも。
じたばたと。
もがいていれば。

なんとか。
かんとか。
形にはなる。
生き延びられる。
そんなもの。

だから。
兎にも角にも。
使えるものは使って。
やることはやって。
続けるしかない。

見栄えよくとか。
体裁を整えてとか。
そんなことに。
躍起になっても。
仕方がない。

不格好でも。
バラバラでも。
兎にも角にも。
やってみること。
やり続けること。

そうすれば。
何かが手にできる。
何かが生み出せる。
何かが創り上げられる。
兎にも角にも。

不安だから。
何かを手にしたい。
何かを生み出したい。
何かを創り上げたい。
そんな希望が必要で。

ならば。
兎にも角にも。
目標を定めて。
そこへ向かって。
踏み出すしかない。

固定概念とか。
既定路線とか。
そんなものから。
はみ出しても。
逸脱しても。

気にせずに。
気にならなない振りをしてでも。
兎にも角にも。
挑んでみる。
挑戦してみる。

恰好は。
後からついてくる。
形も。
後から出来上がる。
そう信じて。

少しだけ。
自信をもって。
少しだけ。
余裕ももって。
やってみる。

命まで。
取られるわけじゃなし。
なんとか。
かんとか。
やり続けてみる。

兎にも角にも。



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2016/11/07 Mon *それでも / Phoebe Snow

20161107itlookslikesnow


寒さに。
身を縮めて。
もう。
冬なのだなと。
空を見上げる。

流石に。
未だ。
雪は。
振り出しそうにも。
無いけれど。

その空気。
その匂い。
その気配だけは。
もう。
感じられそうで。

目を閉じて。
白い結晶が。
暗い空から。
舞い降りてくる。
その様を想像してみる。

この身にも。
この心にも。
雪が降り積もり。
白い世界に。
閉じ込められる。

それでも。
温かく。
熱く。
いられる様にと。
過ごせる様にと。

『It Looks Like Snow』'76年リリース。
ニューヨーク出身の女性シンガー、フィービー・スノウ。
シェルターからデビューしたフィービーのCBS移籍後2枚目のアルバム。
ユダヤ系とアフリカ系の混血でありながら、その白い肌からスノウと呼ばれたと。
そんな生い立ちもあってか。正規の音楽教育には馴染まず。路上で学んだのだとか。
そんな経緯で育まれたスノウの歌声、そして音楽はとても個性的なもので。
ブルースやゴスペルを深く根底に感じさせながらも。その枠には収まらなくて。
ソウルフルでもあれば、ジャズの香りも感じさせ。更にはシンガーソングライターでもある。
その混合する様、交流する様はフィービーの生まれ育ったニューヨークを思わせるかな。
1stアルバムで注目を集めるも。トラブルから移籍を余儀なくされ。
私生活でも障害のある子どもの母親になるなど。波乱万丈な歩みを続けていてフィービー。
それ故か。その歌声は基本的に美しく静かなものながら。とても力強く温かいものなのです。
決して声高に叫んだり、訴えたりすることはなく。でも正面から語り掛けてくる。
その語り口・・・歌声が。聴く者の体を包み、胸に染み込んでくる。それがフィービー。
オリジナルも。そして「Don't Let Me Down」や「Shakey Ground」のカヴァーも。
同等にフィービーの歌となっていて。静かに、力強く迫ってくるのです。
寒い冬の日。降り続く雪、大地を白く覆う雪。そんな静謐な美しさを感じさせながら。
どんなに寒い日でも。絶えることなく温かさをもたらす小さいながらも熱く明るい炎。
その温かさ、その熱さ、その明るさ。そんなものも強く感じさせられるのです。
『雪模様』と言う邦題、ジャケットの穏やかな笑顔。それだけに捕らわれずに。
雪模様の下の大地、笑顔の裏の意思。そんなものを感じさせるフィービーの歌声の魅力。
それを聴いてほしい、それを感じてほしい。そう思わずにはいられないのです。

寒さに。
心も竦みそうで。
もう。
冬なのだなと。
街を見下ろす。

流石に。
未だ。
雪に。
覆われるわけも。
無いけれど。

その空気。
その匂い。
その気配だけは。
もう。
迫ってきている様で。

目を閉じて。
白い絨毯が。
街中を。
覆いつくしている。
その様を想像してみる。

この身も。
この心も。
雪に包まれて。
白い世界で。
息を潜めている。

それでも。
温かい。
熱い。
思いを抱いていられる様にと。
願いを抱いていられる様にと。

気候だけでなく。
何かと。
寒さを。
感じることの多い。
そんな日々。

空からだけでなく。
わが心の中にも。
雪が降る。
そんな思いに囚われる。
そんな日々。

それでも。
その寒さを。
象徴する。
雪の白さを。
愛しく思える。

それでも。
消えることのない。
温かく。
熱く。
明るい。

炎が。
灯っている。
明りが。
見える。
熱を感じている。

その。
炎を。
明りを。
熱を。
掌に抱きしめながら。

雪の気配に。
身を縮めながら。
心を竦めながら。
それでも。
温かい希望を抱いている。



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2016/11/06 Sun *果報はは風の中で / Ron Davis

20161106ufo


簡単じゃない。
長くて。
辛くて。
そいつは。
些か大袈裟にしても。

探していると。
求めていると。
なかなかに。
出会えなくて。
巡り会えなくて。

欲しいなと。
会いたいなと。
思う。
その気持ちだけが。
独り歩きをするのか。

これは。
縁が無いのかなと。
諦めかけて。
忘れかけて。
そんな時に。ふと。

目の前を。
何かが。
過る時がある。
飛んでいく時がある。
その先を目で追うと。

あれ。
こんなところに。
こんなところで。
出会いが。
転がってきたかなと。

『U.F.O.』'73年リリース。
ルイジアナ出身のロン・ディヴィスの2ndアルバム。
荒野に放り投げた・・・風で飛ばされたテンガロン・ハット。
その様を未確認飛行物体に見立ててアルバム・タイトルにする。
そんな惚けたセンスも魅力的なロン。まったくの無名に近い存在ですが。
ソングライターとしてミュージシャンの間では知られていた様で。
デヴィッド・ボウイが「It Ain't Easy」をかのアルバムで取り上げていますし。
「Long Hard Climb」はマリア・マルダーやスリー・ドッグ・ナイトが歌っています。
AORなスワンプ・シンガーなどと呼ばれることの多いロンですが。
確かにメロウなナンバーでは、メロウな歌声を聴かせてくれますが。
それ以外のナンバーでは、土の香り漂う男臭い歌声でと。懐の深さを感じさせます。
兎にも角にも。素晴らしいのはその手による楽曲の表情豊かで、実に豊饒なところで。
その様々な顔と出会っていると。まるで一編の小説を読んでいるかの感じになるのです。
しみじみと情簡に溢れ、切なく。軽快に陽気に、前向きに。描かれる様々な心無用。
そして。所詮は。風任せ、運任せみたいな。開き直った温かい諦念に貫かれているかな。
アンディ・ニューマークやビリー・プレストン等の腕達者が揃ったバンドが奏でるサウンド。
その骨太で円やかな様が、またロンの歌声との相性が良くて。実にしっくりときます。
クラウデニィア・リディア等による女性コーラスも実に素晴らしくて。
特にスワンプ・ロック好きな人には是非聴いてもらいたいアルバムなのですが。
無名であることと、ジャケットのイメージからか。何故かプログレのコーナーにあるとか。
300円均一のコーナーに入っているとか。なかなかに出会うのに苦労するかもですが。
心の片隅にでも止めておけば。いつかどこかで出会えるのではないかと。
その際には、逃さない様にしてほしい。そんな素敵なアルバムなのです。

容易じゃない。
遠くて。
しんどくて。
そいつは。
些か過大表現にしても。

探している時には。
求めている時には。
どうしてか。
出会えなくて。
巡り会えなくて。

欲しいなと。
会いたいなと。
思う。
その欲求だけが。
強すぎるからか。

これは。
無理なのかなと。
諦めかけて。
忘れかけて。
そんな時に。ふと。

目の前を。
何かが。
過る時がある。
飛んでいく時がある。
思わず手を伸ばしてみると。

あれ。
こんなところに。
こんなところで。
出会いが。
待ち構えていたかなと。

探しても。
求めても。
なかなかに。
どうにも。
うまくいかない。

欲しいなと。
会いたいなと。
思っても。
願っても。
叶いそうもない。

そんな時。
諦めはしないものの。
一度。
下ろしてみる。
力を抜いてみる。

さほど。
長くも。
難しくも。
無いかもしれないが。
一旦は風任せ、運任せに。

そうして。
忘れはしないものの。
心の片隅にだけ。
止めておく。
そうやって風の中に身を置いてみる。

すると。
思わぬ時に。
思わぬところで。
目の前を。
転がっていく。飛んでいく。

その瞬間。
そいつを。
見逃さずに。
手を伸ばせば。
手に入る、出会えることもある。

果報は。
追うのでも。
寝て待つのでも。
なくて。
風の中で待つものなのだ。



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2016/11/05 Sat *爆発寸前 / Canned Heat

20161105liveattopangacorral


暴発寸前。
温められて。
加熱されて。
乗せられて。
熱くなって。

寒い冬。
そんな夜でも。
温かくなれる。
乗れる。
熱くなれる。

それだけで。
冬の寒さなど。
凍える寂しさなど。
ものでもない。
どうってことはない。

そんな場所がある。
そんな時間がある。
そんな仲間がいる。
それがいい。
それが幸せ。

ただただ。
それに魅せられて。
ただただ。
そいつに惹かれて。
爆発寸前。

同じ。
空間。
一つの。
ハコの中。
集まって。熱くなって。

『Live At Topanga Corral』'70年リリース。
キャンド・ヒートの初めてのライヴ・アルバム・・・なのですが。
リリースに至るには少々複雑な経緯があった様で。
ライヴ・アルバムのリリースを主張するキャンド・ヒートに対して。
理由は不明ですがレコード会社側が難色を示したとかで。
納得できなかったキャンド・ヒートが以前に小さなクラヴで録音していたテープ。
それをデビュー前の秘蔵音源だとか何とか偽って他の会社に持ち込んで。
独自に海賊盤としてリリースすると言う強硬手段に出たのだとか。
そこまでして拘ったライヴです。悪いはずもありません。
ボブ・ヘイト、アル・ウィルソンを擁するオリジナル・メンバーで。
ハリウッドの小さなクラヴでの熱い、熱いまさに爆発寸前のライヴが堪能できます。
(今では無事に?正規のアルバムとしてカウントされているそうです)
選曲は1曲を除いてはブルースのカヴァーで。ゴリゴリと押しまくっています。
ブルース・マニア、コレクターとしても著名だったボブとアルですので。
独自の、そしてマニアックな解釈やアレンジ、ギター・ソロが実にいい味を出しています。
ブルースに対する純粋で真摯な思いを一丸となって奏でるキャンド・ヒート。
時に弾ける様に、時に沈み込む様に。熱い、熱いブルースが迸っています。
決して派手でもなく、超絶な技巧があるでもなく。されどこの熱さ。
それだけでキャンド・ヒートの存在価値は十二分にあるのだと思わされるアルバムです。
ライヴならではで。各曲とも比較的長尺で。ギターやブルース・ハープのアドリブも十分に。
スタジオ録音以上にヘヴィーなキャンド・ヒートのブルースが堪能できるのです。

暴発寸前。
温まろう。
加熱しよう。
乗ろう。
熱くなろう。

寒い冬。
そんな夜ほど。
温かくなれる。
乗れる。
熱くなれる。

それだけで。
冬の寂しさも。
凍える寒さも。
もってこい。
かえって望ましい。

そんな場所を知っている。
そんな時間を過ごせる。
そんな仲間と共にあれる。
それがいい。
それが幸せ。

たかだか。
それに魅せられて。
たかだか。
そいつに惹かれて。
爆発寸前。

同じ。
空気。
一つの。
ハコの中。
集まって。熱くなって。

寒いから。
凍えるから。
寂しいから。
温まろう。
熱くなろう。

寒いから。
凍えるから。
寂しいから。
温まれる。
熱くなれる。

集まって。
その空気。
そのざわめき。
その匂い。
そいつが堪らない。

奏でられ。
反響して。
共鳴して。
共感して。
そいつが堪らない。

段々と。
徐々に。
徐々に。
加速していく。
加熱していく。

一つの。
ハコの中。
思いが。
願いが。
集まって。

温めあって。
加熱しあって。
乗せあって。
熱くなって。
爆発寸前。



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2016/11/04 Fri *恋している、愛している / Joan Jett & The Blackhearts

20161104iloverocknroll


恋している。

誰が。
何を言おうと。
誰に。
何を言われようと。
これは恋なのだ。

今夜。
近くにいられなくて。
顔を見られなくて。
声を聞けなくて。
そうだとしても。

今夜も。
気持ちだけは。
思いだけは。
あの娘の下へ。
飛んで行っている。

この。
気持ちが。
この。
思いが。
届いてくれるといいのだが。

どんな。
形でも。
ちょっと。
変わっていたとしても。
そう。これは。やっぱり・・・

恋している。

『I Love Rock 'N Roll』'81年リリース。
ジョーン・ジェット、一世一代の傑作にして代表作たるアルバム。
ランナウェイズ解散後、2枚目(3枚目?)となるこのアルバムにして。
ジョーンは自らをランナウェイズの呪縛から解き放つことに成功したのかな。
もう。兎に角。ひたすらに好きなようにロックンロールしましたとの。
その吹っ切れた、潔さがアルバム全体から溢れ出していて。実に気持ちが良い。
まぁ、その分。ランナウェイズでは束縛や拘束も多かったのだろうと推測されますが。
ギター2人に、ベースとドタムスのリズム隊。そのシンプルな編成で。
ひたすらに。シンプルで、ストレートで、タフで、そしてキャッチーなロックンロールをと。
解放された、開放感。それがビンビンに感じられるのも、またご機嫌なのです。
ジョーンは根っからのロックンローラーなのだなと。好きにならずにいられないとね。
アルバムの頭に「I Love Rock 'N Roll」ですからね。もう、この瞬間に勝負あったと。
キャッチーなメロディに乗せて、ロックンロールへの恋心、愛を高らかにと。
全米チャートで7週連続(だったかな?)1位を獲得して。今や永遠のロック・アンセム。
元ウォッカ・コリンズ、元アロウズのアラン・メリルによるご機嫌なナンバー。
そこに新たな命を吹き込んで。ものの見事に蘇生させている、そのカッコ良さときたら。
他にもデイヴ・クラーク・ファイヴの「Bits And Pieces」もカヴァーしていて。
ジョーンのルーツが垣間見えると共に、ロックンロールへの深い愛情を感じるのですよね。
そして。それらカヴァーとオリジナル・ナンバーが何の違和感もなく並んでいて。
その非凡なソングライティングの才能にもジョーンのロックンロールへの愛情故かなと。
極端に言えば、何の虚飾も施さずに。馬鹿正直にロックンロールしているだけのアルバム。
でも。それだからこそ。ジョーンには恋してしまう、愛してしまうのです。

愛している。

誰か。
文句があるか。
誰にも。
何も言わせやしない。
これは愛なのだ。

今夜。
その場にいられなくて。
姿を目にできなくても。
手を伸ばしても届かなくても。
そうだとしても。

今夜も。
気持ちだけは。
思いだけは。
あの娘の下で。
応援している。話しかけている。

この。
気持ちが。
この。
思いが。
届いてくれると信じながら。

こんな。
形でも。
そうさ。
普通じゃないとしても。
そう。これは。やっぱり・・・

愛している。

理由は。
わからない。
理屈は。
いらない。
ただ。感じるだけ。

何を。
どうしたいわけでも。
何を。
どうするわけでも。
ありはしない。

シンプルに。
ストレートに。
感じたまま。
そのまま。
それだけのこと。

何の。
虚飾もなく。
何の。
策略もなく。
馬鹿正直なまま。

ただ。
そう。
感じた。
そんな。
思いになった。

だから。
近くにいたい。
感じていたい。
離れていても。
感じていたい。感じてほしい。

だから。
気持ちだけは。
思いだけは。
飛んで行けと。
届くといいなと。

恋している。愛している。


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2016/11/03 Thu *石の様に / Southside Johnny And The Asbury Jukes

20161103heartsofstone


どことなく。
やるせない。
重い。
身体も。
精神も。

何が。
どうだと。
言えるわけでもなく。
なんとなく。
虚しい。

そんな。
思いが。
身体も。
精神も。
支配してしまいそうな。

そんな。
時間が。
そんな。
一日が。
訪れてしまったら。

しかたない。
腰を落ち着けて。
その重みと。
じっくりと。
向き合ってみる。

そんな。
時間を。
そんな。
一日を。
過ごさざるを得ない。

『Hearts Of Stone』'78年リリース。
サウスサイド・ジョニーとアズベリー・ジュークスの3rdアルバム。
確か、このアルバムがエピックでの最後のアルバムで。マーキュリーに移籍したと。
どうにも。その実力、その魅力と商業的な成功が比例しないジョニーなのです。
内容は素晴らしかった前2作も、大きなセールスを上げることはできなくて。
梃入れの意味もあったのか。盟友であるブルース・スプリングスティーンが楽曲提供。
スティーヴ・ヴァン・ザントがプロデュースを担当し、全面参加しています。
(クレジットにはありませんが、ブルースもギターを弾いているのではないかと・・・)
サウンドも全体的に従来のソウル、R&Bからロックンロールへとシフトしてと。
どうにもエピックはジョニーを第二のブルース、リトル・ブルースにしたかったのかなと。
そこが。間違っているのですけどね。ジョニーはロックンローラーでもあるけれど。
そのソウルフルな歌声はブルー・アイド・ソウル・シンガーとしての魅力に溢れていて。
滲み出てくる哀愁、そして熱い歌声の裏側に漂うヒリヒリとした緊張感が堪らなくて。
ジャケットに捉えられたのと同様に。どうにも街の、街角の孤独を思わせる、感じさせる。
そんな、どうしようもない虚しさ、その重みを歌うことができるジョニーなのです。
勿論、このアルバムでもその歌声、そんな歌を歌うジョニーは健在なのですが。
故に、あまりにもブルースとE・ストリート・バンドを意識し過ぎたプロダクションがねぇ。
まぁ、それでも。孤軍奮闘。その中でもいつもと変わらぬ歌声を聴かせてくれるジョニー。
その歌声に、その佇まいに、より一層惹かれてしまうわけでもあって。
疲労や倦怠。そんなものが纏わりつく身体と精神。無精髭で疲れた顔をしていても。
目の輝きは失われていない。その輝きは歌声にも宿っている。そんなジョニーがいいなと。

どことなく。
やりきれない。
気だるい。
身体も。
精神も。

何が。
どうしたと。
言うわけでもなく。
なんとなく。
空っぽ。

そんな。
思いが。
身体も。
精神も。
隷属させてしまいそうな。

そんな。
時間が。
そんな。
一日が。
やって来てしまったら。

しかたない。
腹を据えて。
その気だるさと。
じっくりと。
向き合ってみる。

そんな。
時間を。
そんな。
一日を。
過ごしてみるしかない。

砂をかむ様な。
空虚な思い。
石を飲み込んだ様な。
重い孤独。
そいつらを相手に。

空いてしまったもの。
虚しくなってしまったもの。
重くなってしまったもの。
そして。
どうしょうもできない気だるさ。

抱えすぎて。
しまったから。
零れ落ちて。
しまったから。
それだから。

重みは。
確かにあるのに。
どうにも。
空っぽでしかたない。
それだから。

軽いのに。
動けない。
軽すぎて。
動けない。
伸ばした手は何も掴めない。

実体のない。
重みだけが。
のしかかり。
動けない。
立ち上がろうとする膝が崩れる。

石の様に。
冷たく、重い。
疲労、倦怠。
空虚、そして。
どうしようもない孤独。


石の様に。
動かず。
じっくりと、向き合い。
時間を、一日を。
過ごしてみるしかないのだ。



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2016/11/02 Wed *防波堤 / Dr. Feelgood

20161102downbythejetty


難しく考えない。
単純に。
簡単に。
基本に戻ればいい。
それでいい。

見失いそうに。
迷いそうになったら。
立ち止まって。
立ち戻って。
それがいい。

どうしても。
守りたい。
譲れない。
失いたくない。
そんな思いが過った時は。

基本に。
立ち戻って。
思い出して。
取り戻す。
そうすればいい。

そんなものが。
そんな場所が。
そんな時間が。
あることを。
忘れずにいればいい。

防波堤。
それがあることを。
それを築いてきたことを。
思うだけで。
力を取り戻せるのだ。

『Down By The Jetty』'75年リリース。
ドクター・フィールグッドの記念すべき1stアルバム。
何が記念すべきって。このアルバムがリリースされていなければ。
ロックンロールは取り戻せなかった、失われていたかもしれないのです。
肥大して、装飾過多になっていた。飽食状態に陥っていたロック・シーン。
そこに突然現れて、脳天に一撃を食らわしたのがドクター・フィールグッド。
そしてこのアルバムだったのですよね。もしこのアルバムが存在しなかったら。
パブ・ロックはおろか、パンク・ロックも泡沫の様に消えていた、生まれなかった。
そう考えると。このアルバムの果たした歴史的な役割の大きさが感じられるかなと。
あの時代に。シンプルでストレート。それだけのロックンロールをブチかました。
その潔さ、その根性。胡散臭く、如何わしくもありながら。純粋に。
ただ只管、ブルースやR&Bへの憧憬を隠そうともせずにロックンロールしたと。
世間に向かって正対して、外連味たっぷりに大見得切りながら真摯にぶつかったと。
それがロック・シーンに、世間にロックンロールを思い出させたのだろうなと。
なにしろ、モノラル録音ですからね。モノラル盤でしかリリースしてないのですからね。
それだけで気持ちが良いと言うか、爽快と言うか、ロックンロールなのです。
どうにも。見失いそうになると言うか、迷いそうになると言うか。
ロックンロールさえも信じられなくなりそうな、そんな気持ちに陥った時には。
このアルバムを思い出し、このアルバムを思い。そしてこのアルバムに針を落とす。
それで。立ち戻って。取り戻すことができる。そんな防波堤(Jetty)の様なアルバムです。
ウィルコ・ジョンソン時代も。ジッピー・メイヨー時代も。その後も。
いいアルバムはいっぱいあって。駄作は殆ど無いと言ってもいいドクター・フィールグッド。
その中でも最初の3枚、特にこのアルバムは特別な意味合いを持っているのです。

難しく考えない。
単純に。
簡単に。
基本に戻ればいい。
それでいい。

見失いそうに。
迷いそうになったら。
立ち止まって。
立ち戻って。
それがいい。

どうしても。
守りたい。
譲れない。
失いたくない。
そんな思いが過った時は。

基本に。
立ち戻って。
思い出して。
取り戻す。
そうすればいい。

そんなものが。
そんな場所が。
そんな時間が。
あることを。
忘れずにいればいい。

防波堤。
それがあることを。
それを築いてきたことを。
思うだけで。
力を取り戻せるのだ。

複雑に。
してしまった。
肥大してしまった。
過剰に。
なってしまった。

供給も。
需要も。
過多に。
してしまった。
なってしまった。

ならば。
簡単に。
すればいい。
削ぎ落せばいい。
捨ててしまえばいい。

需要も。
供給も。
絞って。
絞りぬいて。
必要なものだけに。

シンプルで。
ストレートで。
モノトーンの。
モノラルの。
世界に立ち返ればいい。

基本に。
立ち戻って。
原点に。
回帰して。
そこに立てばいい。

防波堤。
それがある。
それを思う。
そこに佇む。
それだけでいい。



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2016/11/01 Tue *直情爆撃機 / Moterhead

20161101nosleeptilhammersmith


一応。
人様の前では。
穏やかに。
振る舞って。
装ってはいるが。

実のところ。
瞬間湯沸器で。
直情爆撃機である。
兎に角。
短気で感情的で。

一度。
火がついてしまったら。
直ぐに沸点。
とことん焼き尽くす。
納まりがつかなくなる。

なので。
出来る限り。
何事も。
気にしない様にと。
努めてはいるのだが。

癇に障るものは。
障るのだ。
あらら。
それを言っちゃうのだと。
それをやっちゃうのだと。

だったら。
こっちも。
ひたすらに。
徹底的に。
本能の赴くままにと。

『No Sleep 'Til Hammersmith』'81年リリース。
モーターヘッドの初のライヴ・アルバムにして大傑作。
レミー、ファスト・エディ・クラーク、フィルシー・アニマル・テイラー。
最強にして最怖のラインナップによる最高にご機嫌で痛快なライヴ。
アルバム・タイトル通りにハマースミスでの三日間の公演で収録されていて。
もう聴かずに眠れるか、聴かずに死ねるかクラスのアルバムなのです。
針を落として、あの「Ace Of Spades」が爆音、轟音で鳴り響く。その刹那に。
血は沸き上がり、肉は踊り出し。叫びながら駆けだしたくなるのです。
それに止まらず。目につくものを手当たり次第に破壊したくなる恐ろしいまでの快感。
恍惚と破壊衝動に身を任せることの素晴らしさを体感させてくれるのです。
このアルバムに出会ってなかったら。本当の破壊行動に走ることが多々あっただろうなと。
ある意味、はけ口、代替機能として存在してくれることに心底感謝したくなるのです。
『極悪ライヴ』なる邦題が冠されていましたが。誇張でもなんでもないなと。
ここまでのスピード、ここまでの迫力。維持したままでブッ飛ばし続けるモーターヘッド。
間違いなく全盛期の、冷酷無比とも言える問答無用さが捉えられているのです。
ヴォーカルもサウンドも。団子状態で歪みっ放し。単調と言えば単調。それがどうしたと。
テクニックとか機材の良し悪しとか、細かいチューニングとか。しゃらくさいと。
ただ、ひたすらに、徹底的に。歌い、弾き、叩き。走るだけ、暴れるだけ、それだけ。
この原始的とも言える、根源的な衝動の赴くままにやっている、その姿勢に痺れるのです。
あまりと言えばあまりなので。好き嫌い別れるでしょうし。駄目な人は駄目なのでしょうが。
この半端の無い、いきっぷり。それがこの上も無く堪らないと感じられるのです。
まぁ、さすがに毎日針を落としていたら身も心も正常ではいられなくなりそうですが。
それをやっていたモーターヘッド。畏敬の念を抱かずにはいられないのです。

一応。
人様の前では。
優し気に
振る舞って。
欺いてはいるが。

実のところ。
瞬間湯沸器で。
直情爆撃機である。
兎に角。
単細胞で単純で。

一度。
火がついてしまったら。
直ぐ噴火。
とことん燃やし尽くす。
収まりもつかなくなる。

なので。
出来る限り。
何事も。
受け流す様にと。
努めてはいるのだが。

癪に障るものは。
障るのだ。
ふ~ん。
それを口にするのだと。
それを態度に表すのだと。

だったら。
こっちも。
ひたすらに。
徹底的に。
本性を剝き出しにしてと。

しかたないよね。
障っちゃったものは。
火がついちゃったものは。
いくとこまでいかないと。
どうにもならないねと。

沸点に達して。
噴火しちゃったから。
マグマが上昇して。
火柱が立って。
噴煙を噴き上げて。

溶岩を飛ばして。
火砕流が発生して。
総てを飲み込んで。
焼き尽くすまで。
燃やし尽くすまで。

もう。
納まらなきゃ。
収まりもしない。
瞬間湯沸器で。
直情爆撃機である。

落とし前をつけるまで。
かたをつけるまで。
終わらない。
終われない。
眠れるわけがない。

とことん。
いくとこまで。
いくだけ。
叩き潰すだけ。
破壊するだけ。

本能のままに。
本性のままで。
赴くままに。
剥き出しで。
直情爆撃機が離陸する!



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2016/10/31 Mon *白か黒か / The Stranglers

20161031blackandwhite


灰色。
中間色。
曖昧。
それも。
必要ではある。

何が。
正解で。
何が。
誤りか。
わからないものもある。

そこは。
察して。
慮って。
なるようになると。
そんな時もある。

けれども。
右か左か。
白か黒か。
やるのかやらないのか。
ハッキリしないとならない。

そんなものも。
そんな時も。
あるのだ。
そこには。
灰色など必要ではない。

白か。
黒か。
やるのかやらないのか。
いるのかいらないのか。
ハッキリさせろと言うことだ。

『Black & White』'78年リリース。
ストラングラーズの3枚目となるアルバム。
ブリティッシュ・パンクの中でも一際異彩を放っていたストラングラーズ。
まぁ、たまたまパンクの時代に現れた、パンクの波を利用しただけであって。
そもそも、その音楽性は最初からパンクでは括れないものではあったかなと。
メンバーの平均年齢も高ければ、中産階級出身で学歴も高かったと言う。
故に、反抗するにしても単純に力に訴えるよりも、知能犯と言うか狡猾と言うか。
(そのわりには、クラッシュの楽屋を襲うとか暴動騒ぎも多かったとか)
高飛車で高圧的で。毒に溢れた皮肉で過激な思想を歌詞にして歌うと。
更には、サウンドもその姿勢を反映した重く陰鬱で鋭角的なものになっていると。
デイヴ・グリーンフィールドのキーボードとジャン・ジャック・バーネルのベース。
その何とも執拗で、何とも攻撃的なこと。何とも不快なのだけど、やがて快楽へと。
些かもぶれない思想、姿勢があってこそですが。時代の勢いもあったのかなと。
ハッキリ言ってここまで異様なサウンド、バンドが世間の支持を集めていたのですから。
今の管理が進み、無菌、無味無臭に馴らされてしまった時代では難しいかなと。
聴く者に、その思想、姿勢、立ち位置を問い但し、曖昧な答えは許さないサウンドです。
A面がホワイト・サイド、B面がブラック・サイドと名付けられていて。
ホワイト・サイドが比較的、世間のパンンク・ロックに近いイメージのサウンド。
ブラック・サイドはより幻想的で実験的なサウンドと言えるのかも知れませんが。
どちらにしろ、安易な妥協を許さない、朱には交わらない孤高のサウンドが鳴り響きます。
ややスノッブな感じがしないではないものの。この白黒をハッキリさせる。
曖昧な姿勢を許さない迫力に満ちたサウンドこそ、真の意味でのパンクかもと感じます。

灰色。
混合色。
模糊。
それも。
必要ではある。

何が。
正しくて。
何が。
間違いなのか。
わからないものもある。

そこは。
触れずに。
避けて。
なるようになると。
そんな時もある。

けれども。
右か左か。
白か黒か。
進むのか退くのか。
ハッキリしないとならない。

そんなものも。
そんな時も。
あるのだ。
そこには。
灰色などあってはならない。

白か。
黒か。
進むのか退くのか。
必要なのか不要なのか。
ハッキリさせろと言うことだ。

選ばなければならない。
選ばざるを得ない。
そんな状況で。
その分岐点で。
心を決めて選択をした。

そこに。
思想が。
姿勢が。
あったのならば。
込められているのならば。
それは軽くはない。

そこに。
信念が。
矜持が。
あったのならば。
決めたのならば。
そこには重みがある。

選んだのだ。
込められたのだ。
決めたのだ。
その事実が。
簡単に揺らいではいけない。

立ち位置を決めて。
そこに立ったのならば。
曖昧にすることは。
曖昧であることは。
許されない。

その。
選択は。
決意は。
安易な妥協の。
産物ではない筈だ。

だから。
白黒を。
ハッキリさせる。
白黒を。
つけなければならない。

白か。
黒か。
そんなもの。
そんな時も。
あると言うことだ。



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