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2016/12/20 Tue *走馬燈の様な / Queen

20161220adayattheracesukorg


走馬燈の様に。
レースの。
競走馬の様に。
今年の。
一年間の。

あれや。
これや。
気づくと。
瞼の裏に。
脳裏に駆け巡る。

あぁ。
もう。
今年も。
そんな時期に。
なってしまったのだなと。

あれはしたし。
これもしたし。
でも。
あれはやってないし。
これもやってないし。

あそこには行った。
ここにも行った。
でも。
あそこには行ってないし。
ここにも行ってないし。

巡る。
思いを。
胸に抱いて。
年の瀬の街を。
歩いていく。

『A Day At The Races』'76年リリース。
『華麗なるレース』なる邦題でも知られるクイーンの5thアルバム。
アルバム・タイトル、ジャケットから『A Night At The Opera』と比較されることが多く。
マルクス兄弟の映画からのタイトルの引用、フレディのデザインによるイラスト。
クイーン自身も商業的な意味も含めてそこは意識的にやっているのだろうなと。
実際に特に日本では、その2枚のアルバムがクイーンのアルバムとしては認知度が高いと。
自分にとっても、初めてリアル・タイムで聴いたアルバムなので思い入れがあるかな。
当時はラジオでも、このアルバムからのナンバーがよく流れていましたからね。
クイーンにとっては初のセル・プロデュースによるアルバムでもあるので。
よくよく聴いてみると。『A Night At The Opera』とは手触り、肌触りが異なってもいて。
やや装飾が少なくなって。剥き出しとまでは言わないまでも素の部分が多いかもと。
ここらは今だから感じられると言うか。今になってわかってきたと言うか。
結局のところ『A Night At The Opera』はそれまでにない成功をもたらしはしたものの。
クイーン自身にとっても冒険だったと言うか、妥協の産物でもあったのだろうなと。
だからこそ。完全に元には戻せないにしても。揺り戻しを掛けたくなったのだろうなと。
「Tie Your Mother Down」「Somebody To Love」「White Man」辺りのナンバー。
そこに顕著に感じられる生々しさ、肉体性。定着を余儀なくされることとなったイメージ。
それへのせめてもの反抗、覚悟を決めた上での最後のガス抜きに聴こえなくもないかなと。
この時に、フレディ、ブライアン、ロジャー、ジョンの脳裏に過った思いはなんだったのか。
そんなことを考えてみたくもなりますかね。特にここ数年は、そんな感じかな。
「Teo Torriatte (Let Us Cling Together)」は日本のファンへのプレゼントだと言われて。
そう信じて聴いてきましたが。そこにもクイーンの複雑な思いを感じもするかな。
そうは言っても。結局は洋楽を聴き始めたころの思い出が走馬燈の様に巡ったりするのですけどね。

走馬燈の様に。
レースの。
競走馬の様に。
今年も。
一年間の。

なんだ。
かんだ。
無意識に。
瞼の裏に。
脳裏に駆け巡る。

あぁ。
もう。
今年も。
そんな時期だと。
押し詰まってしまったのだなと。

あれはできた。
これもできた。
でも。
あれはできてないし。
これもできてないし。

あいつには会えた。
こいつにも会えた。
でも。
あいつには会えてないし。
こいつにも会えてないし。

巡る。
思いを。
胸の内で反芻して。
年の瀬の街で。
グラスを乾している。

今年も。
相変わらずで。
譲らずに。
曲げずに。
折れずに。

わが道を。
行った。
己が思いを。
通した。
誰の言うことも聞かず。

遊んで。
暴れて。
恋をして。
無茶をして。
走り続けた。

今年も。
相変わらずで。
計算して。
流して。
受け入れて。

道を。
譲った。
思いを。
閉じ込めた。
己の心の声も聞かず。

手を汚して。
心に嘘をついて。
大人しい振りをして。
騙して。
走り続けた。

今夜くらい。
走馬燈の様な。
糾なえる。
あても。これも。
忘れた振りをして。

大好きな。
恋している。
歌声に。
身を委ねても。
許されてほしいかな(笑)。



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