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2016/12/21 Wed *囚われていたい / Strapps

20161221prisnorofyourlove


囚われて。
すっかり。
魅了されて。
そう。
がんじがらめ。

しかも。
そいつが。
なんとも。
心地よいのだから。
どうしようもない。

誰の言うことも。
聞きはしない。
誰の指図も。
受けはしない。
それはそうなのだけど。

どうにも。
惹きつけられて。
どうにも。
逃れようもない。
そんなものに出会ってしまったら。

前言撤回も。
朝令暮改も。
なにもかも。
なにを言われても。
厭いはしない。

このまま。
囚われていたい。
魅了されていたい。
夢なら夢で。
覚めないでくれればいい。

『Prisoner Of Your Love』'78年リリース。
ブリティッシュ・ハード・ロック・バンド、ストラップスの3rdアルバム。
ブリティッシュ・ハード・ロック・・・なのですけどね、一応はね。
あのミック・ロックによる耽美的なジャケットが印象的だった1stアルバム。
そこにはやや時代遅れのグラム、グリッターな匂いもあって。
そんな匂いを纏いながらやや倒錯した歌の世界が個性的だったのですが。
商業的には失敗して2ndアルバムではハード・ロック一辺倒になって。
それも英国や米国では受け入れられなかったものの。日本では多少は評判になって。
確か、ディープ・パープルの後継者とかって持て囃されていたのですよね。
その頃にリード・ヴォーカルのロス・スタッグスが来日していたらしく。
日本での異常とも言える人気に本人が一番、驚いていたのだとか。
そして。このアルバム。前作の路線で行くかと思いきや。またしても路線変更して。
グリッターなナンバー、ハードなナンバーを残しながらも。
女性コーラスを参加させてソウルフルに歌い上げたり、レゲエを取り入れたりと。
恐らくは米国市場を意識したのでしょうが。何でもあり状態に陥ってしまったと。
ロスの、どこか爬虫類的な歌声だけは変わりようがなく健在なのですが。
全体としては脱皮を繰り返し過ぎて。自信がなんだったのかを見失った感じかな。
それでも楽曲のクオリティーが高いのと、ロスの癖になる歌声に囚われているのならば。
それなりに聴き応えのあるアルバムなのですけどね。それにしても。
英国、そして米国での商業的成功と言うプレッシャーに囚われ過ぎたのでしょうね。
結局、日本以外ではまたしても相手にされずに。4thアルバムは日本だけでのリリース。
ロスの粘着質な爬虫類的な歌声には、日本人の情感には訴えるものがあったのかな。

囚われて。
しっかり。
魅惑されて。
そう。
金縛り状態。

しかも。
そいつが。
なんとも。
楽しいのだから。
どうにもならない。

誰が何を言おうと。
信じはしない。
誰が何を命じようとも。
従いはしない。
それはそうなのだけど。

どうにも。
惑わされて。
どうにも。
逃れようとも思わない。
そんなものに出逢ってしまったら。

今までの。
言動も。
なにもかも。
撤回しても。
構いはしない。

このまま。
囚われていたい。
魅惑されていたい。
夢でも構わない。
覚めないでくれればいい。

囚われの身。
囚われの心。
その。
心地よさを知ってしまったら。
楽しさを知ってしまったら。

解かれたくない。
放たれたくない。
この。
心地よさの中で。
楽しさの中で。

魅せられたまま。
惑わされたまま。
そのままで。
いさせてくれればいい。
いかせてくれればいい。

誰の声も。
誰の言葉も。
耳に入らない。
届きはしない。
それでいい。

変わったと。
おかしいと。
囁かれようと。
指さされようと。
それでもいい。

惹きつけられて。
惑わされて。
逃れられない。
逃れようとも思わない。
そんなものと出逢ってしまったのだ。

囚われの身。
囚われの心。
囚われていたい。
魔法なら魔法で。
解けなければいい。

囚われていたい。



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