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2017/01/27 Fri *俺も男だ / The Spencer Davis Group

20170127thebestofspencerdavisgroupu


心が。
体が。
震えるのだ。
こいつばかりは。
如何ともし難い。

身も。
心も。
ざわつくのだ。
こいつも。
何とも御し難い。

この夜。
この距離。
この空気。
それだけで。
幸せではあるけれど。

この夜。
この微笑。
この匂い。
そいつは。
とても甘美ではあるけれど。

だから。
もっとと。
その先をと。
いつまでもと。
囁く声がする。

思えば。
もう。
どれくらいの間。
この思いと共に。
駆けているのだろう。

『The Best Of Spencer Davis Group』'67年リリース。
スペンサー・ディヴィス・グループの初めてのベスト・アルバム。
今では星の数ほどのベスト・アルバムがあって。収録曲が多いもののもありますが。
やはり、この最初に編集されたアルバム、その14曲にこそ思い入れがあるかな。
ご存知の様に。スペンサー・ディヴィスと言うのはミュージシャンとしては凡庸で。
主役は何と言っても。スティーヴィー・ウィンウッドの歌声と才気溢れるその姿で。
それが証拠に。このアルバムはスティーヴィーの脱退に伴って編集されていますが。
既にスティーヴィーはトラフィックを結成して同じアイランドと契約をしていて。
要はスティーヴィーの新しいバンドの売り出しのダシにリリースされたと思われて。
ここまでくると。スペンサーが可哀そうにもなるのですが・・・まぁ、仕方ないかな。
その歌声、その鍵盤でのプレイ、そして音楽に対する情熱やセンス。
どれをとってもスティーヴィーは頭一つどころか、二つも三つも抜けていますからね。
特に、その歌声。英国で最も黒かったと称されるその歌声は堪らないものがあります。
エリック・バードン、スティーヴ・マリオット、ポール・ロジャース・・・
この時点ではスティーヴィーに分がある様に思えてならないのですよね。
A面に針を落とすと、「I'm A Man」「Gimme Some Lovin'」の連発でいきなりKOかな。
殆どトラフィックと化している「I’m A Man」のカッコ良さと来たとんでもないし。
「Gimme Some Lovin'」なんかはスティーヴィーの才気に大いに煽られるし。
B面頭の「Keep On Running」の疾走感たるや。思わず駆けだしたくなるのですね。
スティーヴィーはこの頃未だ十代だったはずで。言わば若気の至りでもあるのですが。
だとしたら。どれだけ至っているのだよとの話で。本当にとんでもないなと。
そうなると。凡人であるこちらは。せめて、いつまでも駆け続けることで。
この若き日のスティーヴィーに感じたものを忘れないでいようじゃないかと思ったりするのです。

心が。
体が。
痺れるのだ。
こいつばかりは。
如何ともし難い。

身も。
心も。
蠢くのだ。
こいつも。
何とも御し難い。

今夜も。
この距離。
この空気。
それだけで。
幸せではあるけれど。

今夜も。
この微笑。
この匂い。
そいつは。
とても甘美ではあるけれど。

だから。
もっとと。
その先までと。
いつまでもと。
湧き上がるものがある。

思えば。
もう。
どれくらいの間。
この思いと闘いながら。
駆け続けているのだろう。

昔。
その。
若き日。
叶わなかった。
届きもしなかった。

否。
あの。
若き日。
叶えようともしなかった。
届けようともしなかった。

諦めて。
傍観を決め込んで。
それも。
また。
若気の至り。

それでも。
俺も男だと。
熱いものだけは。
心に体に。
感じながら駆けてきた。

いまでも。
俺も男だと。
昂るものに。
身も心も。
焦がしながら駆けている。

今更では。
あるけれど。
熱いものが。
昂るものが。
ある限り。

思いのままに。
好きだと、告げよう。
好きだと、届けよう。
そして。
その何分の一でいい。いつの日か・・・

俺も男だ。
好きなものは好き。
隠しもしない。
逃げもしない。
愛しさの中を駆け続けるだけなのだ。



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