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2017年1月

2017/01/29 Sun *その他大勢 / Nashville Teens

20170129tobaccoroad


雨後の筍。
その他大勢。
有象無象。
なんでもいい。
それでもいい。

そんなものでも。
ちっぽけだろうが。
気に留められなかろうが。
忘れ去られようが。
そんな運命だろうが。

確かに。
いま。
ここで。
この時に。
存在していて。

誰かと。
何かと。
振れ合って。
一瞬であろうと。
何かを遺したのだ。

そいつは。
きっと。
吹けば飛ぶ様なもので。
直ぐにでも。
消えてなくなるのだろう。

それがどうした。
そうであったとしても。
何もしないで。
指を咥えて見ているだけ。
そいつとは違うのだ。

『Tobacco Road』'64年リリース。
ナッシュビル・ティーンズの唯一のアルバム。
ブリティッシュ・ビート・バンドとしてデビューしたナッシュビル・ティーンズ。
リード・ヴォーカリストを2人擁すると言う珍しい編成で。
ビートの利いたサウンドを特徴に「Tobacco Road」がヒットして。
一躍、ビートルズを追いかける集団の中に位置することとなりました。
ところが。ロック・クラシックとなった「Tobacco Road」以外はパットせずに。
急速に英国での人気は下火となってしまい、アルバムも制作されませんでした。
一説にはマネジャーのミッキー・モストがアニマルズとハーマンズ・ハーミッツ。
その2つのバンドにかまけて3番手だったナッシュビル・ティーンズはおざなりにされて。
故に、英国でのプロモーション活動も活発には行われなくなったのだとか。
それでも全米ツアーも行ったせいか、米国ではこの唯一のアルバムが制作されました。
メンバーとしては忸怩たるものもあったでしょうが。
兎にも角にもアルバムを遺せたし。「Tobacco Road」を世に出した功績は大きいかなと。
ただ、その「Tobacco Road」も含めてレパートリーが総てカヴァーと言う。
オリジナルで、これがナッシュビル・ティーンズだとの個性を出せなかったのが。
それが短命に終わった要因ではあるかなと思われます。惜しいのですけれどね。
試行錯誤したのか。R&Bやブルース志向から、あっという間にポップに転向しているのも。
強力なマネージメントの援護を得られなかった悲哀を感じずにはいられないかな。
いまや、雨後の筍。その他大勢として語られることも少ないナッシュビル・ティーンズ。
しかしながら。このアルバムには、その中でも精一杯苦闘してもがいた。
その爪痕が感じられる。なんかね。それだけでも十分じゃないかとも思ってしまうのです。

二番煎じ。
その他大勢。
一派一絡げ。
なんでもいい。
それでもいい。

そんなものでも。
蟻の様であろうが。
目にも留まらなかろうが。
流れ去ろうが。
そんな運命だろうが。

確かに。
いま。
ここで。
この時に。
呼吸していて。

誰かと。
何かと。
共に合って。
一瞬であろうと。
何かが遺ったのだ。

そいつは。
きっと。
砂漠の中の一握の砂。
直ぐにでも。
消えてなくなるのだろう。

それがどうした。
そうであったとしても。
何もしないで。
遠くから眺めているだけ。
そいつとは違うのだ。

その他大勢。
その中の一人。
特別でも。
何でも。
ありゃしない。

誰に。
語られるでもなく。
思われるでもなく。
記憶に残るでもなく。
そんなもの。

それでも。
その他大勢の。
その中の一人。
そいつは。
俺、一人。

特別でも。
何でもなくても。
俺は。
俺、一人。
そういうこと。

語られなくても。
思われなくても。
記憶に残らなくても。
それも。
俺の軌跡。

吹けが飛ぼうが。
直ぐに。
忘れ去られようが。
一瞬でも。
頬を撫でられれば。

零れ落ちようが。
直ぐに。
消え去ろうが。
一瞬でも。
掌に掬われれば。

その他大勢。
その一人。
それでも。
微かな爪痕を遺したいなら。
やってみるしかないのさ。それだけさ。



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2017/01/28 Sat *芸能なのだ / Chris Farlowe

20170128theartofchrisfarlowe


大切なのは。
そっちじゃなくて。
こっちなのだよ。
その差は。
存外に大きいのさ。

大切なのは。
そこで終わりじゃなくて。
その先までいけるかなのだよ。
その違いは。
存外に致命的なのさ。

つまらないのは。
面白くならないのは。
その差に。
その違いに。
気が付かないから。

それどころか。
勘違いして。
持ち上げられて。
祭り上げられて。
その気になって。

見失って。
見誤って。
そのままで。
どんどん。
ずれていってしまう。

偉くなるのは。
そう勘違いするのは。
気持ちがいいだろう。
でも。
面白くもなんともないだろう。

『The Art Of Chris Farlowe』'66年リリース。
クリス・ファーロウの通算3枚目となるアルバム。
あのオーティス・レディングにソウル・ブラザーと言わしめたらしいクリス。
オーティスの渡英時にはエリック・バードンと共にTV番組で迎え撃っていました。
そのブルー・アイド・ソウルの一言で片づけるにはあまりにも黒すぎるクリス。
その歌声に痺れたのが、アンドリュー・ルーグ・オールダム、そしてミック・ジャガーで。
このアルバムはアンドリューのイミデエイトでの2枚目で、ミックがプロデュース。
そこは抜け目のないアンドリュー、ミックとキースによるナンバーを4曲歌わせていて。
「Ride On Time」はシングルとしてもかなりのヒットを記録しています。
ミック・・・と言うよりはおそらくはアンドリューの意向でホーンにストリングスに。
更にはコーラスまでと、過剰なくらいに豪華なサウンドが鳴り響いていて。
アルバム・タイトルと考え合わせると、素人考えの芸術志向が見え隠れするのですが。
そいつをものともしないのが、あまりにも圧倒的なクリスのヴォーカルで。
その生々しさ、その存在感が。芸術とやらの枠を超えて、芸能として鳴り響いている。
豪華なサウンド、そして重厚なリズム隊。それらに気おされることなく。
また気負いすぎることもなく。自然体で圧倒してしまう、それがクリスの魅力なのです。
昨年の来日公演でも感じましたが。兎に角、歌うことが大好きで。絶対の自信があって。
そして。何よりも、その歌で聴く者を楽しませる、震わせる、躍らせる。
そのことに全身全霊をかけている。その芸能の魂、根性がこちらをも熱くさせるのです。
「Paint It Black」等のストーンズ・ナンバーのカヴァーもいいのですが。
白眉はオーティスの「I've Been Loving You Too Long」のカヴァーで。
オーティスへの憧憬を滲ませながら、見事にクリスの歌として聴かせてくれています。
そこにある様々な感情の動きや、競争心や遊び心。そう、芸能こそが芸術だと感じさせてくれるかな。

大切なのは。
そこじゃなくて。
ここなのだよ。
そいつに気づけるか、どうかが。
存外に大きいのさ。

大切なのは。
一度は終わったと思っても。
また、歩き出せるか、見つけられるかで。
そこで止まったままだと。
存外に致命的なのさ。

弾まないのは。
踊れないのは。
気付けないから。
止まったままだから。
安住を求めてしまったから。

それどころか。
間違って。
担がれて。
持て囃されて。
その気になって。

見失った。
見誤った。
その姿で。
その椅子で。
ふんぞり返ってしまう。

特別なのだと。
そう勘違いするのは。
気持ちがいいだろう。
でも。
何も弾みもしないだろう。

大切なのは。
形式でも。
規範でも。
そんなものでは。
ありはしない。

大切なのは。
見本でも。
お手本でも。
そんなものでも。
ありはしない。

整ってなくても。
綺麗でなくても。
雑多でも。
弾んでいるか。
踊れるか。

偉くなくても。
特別でなくても。
そのままで。
楽しめるか。
面白いか。

生々しく。
生き生きとして。
その息吹が。
その鼓動が。
聴こえてくるか。

響いて。
震えて。
波が起こせるか。
ロックだけでなく。
ロールしているか。

ソウルが。
あるか。
ブルースが。
あるか。
思いがあるか。

共に。
笑い、泣き。
共に。
ありたい。
楽しみたいとの思いがあるかだけなのだ。

芸術じゃない、芸能なのだ。



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2017/01/27 Fri *俺も男だ / The Spencer Davis Group

20170127thebestofspencerdavisgroupu


心が。
体が。
震えるのだ。
こいつばかりは。
如何ともし難い。

身も。
心も。
ざわつくのだ。
こいつも。
何とも御し難い。

この夜。
この距離。
この空気。
それだけで。
幸せではあるけれど。

この夜。
この微笑。
この匂い。
そいつは。
とても甘美ではあるけれど。

だから。
もっとと。
その先をと。
いつまでもと。
囁く声がする。

思えば。
もう。
どれくらいの間。
この思いと共に。
駆けているのだろう。

『The Best Of Spencer Davis Group』'67年リリース。
スペンサー・ディヴィス・グループの初めてのベスト・アルバム。
今では星の数ほどのベスト・アルバムがあって。収録曲が多いもののもありますが。
やはり、この最初に編集されたアルバム、その14曲にこそ思い入れがあるかな。
ご存知の様に。スペンサー・ディヴィスと言うのはミュージシャンとしては凡庸で。
主役は何と言っても。スティーヴィー・ウィンウッドの歌声と才気溢れるその姿で。
それが証拠に。このアルバムはスティーヴィーの脱退に伴って編集されていますが。
既にスティーヴィーはトラフィックを結成して同じアイランドと契約をしていて。
要はスティーヴィーの新しいバンドの売り出しのダシにリリースされたと思われて。
ここまでくると。スペンサーが可哀そうにもなるのですが・・・まぁ、仕方ないかな。
その歌声、その鍵盤でのプレイ、そして音楽に対する情熱やセンス。
どれをとってもスティーヴィーは頭一つどころか、二つも三つも抜けていますからね。
特に、その歌声。英国で最も黒かったと称されるその歌声は堪らないものがあります。
エリック・バードン、スティーヴ・マリオット、ポール・ロジャース・・・
この時点ではスティーヴィーに分がある様に思えてならないのですよね。
A面に針を落とすと、「I'm A Man」「Gimme Some Lovin'」の連発でいきなりKOかな。
殆どトラフィックと化している「I’m A Man」のカッコ良さと来たとんでもないし。
「Gimme Some Lovin'」なんかはスティーヴィーの才気に大いに煽られるし。
B面頭の「Keep On Running」の疾走感たるや。思わず駆けだしたくなるのですね。
スティーヴィーはこの頃未だ十代だったはずで。言わば若気の至りでもあるのですが。
だとしたら。どれだけ至っているのだよとの話で。本当にとんでもないなと。
そうなると。凡人であるこちらは。せめて、いつまでも駆け続けることで。
この若き日のスティーヴィーに感じたものを忘れないでいようじゃないかと思ったりするのです。

心が。
体が。
痺れるのだ。
こいつばかりは。
如何ともし難い。

身も。
心も。
蠢くのだ。
こいつも。
何とも御し難い。

今夜も。
この距離。
この空気。
それだけで。
幸せではあるけれど。

今夜も。
この微笑。
この匂い。
そいつは。
とても甘美ではあるけれど。

だから。
もっとと。
その先までと。
いつまでもと。
湧き上がるものがある。

思えば。
もう。
どれくらいの間。
この思いと闘いながら。
駆け続けているのだろう。

昔。
その。
若き日。
叶わなかった。
届きもしなかった。

否。
あの。
若き日。
叶えようともしなかった。
届けようともしなかった。

諦めて。
傍観を決め込んで。
それも。
また。
若気の至り。

それでも。
俺も男だと。
熱いものだけは。
心に体に。
感じながら駆けてきた。

いまでも。
俺も男だと。
昂るものに。
身も心も。
焦がしながら駆けている。

今更では。
あるけれど。
熱いものが。
昂るものが。
ある限り。

思いのままに。
好きだと、告げよう。
好きだと、届けよう。
そして。
その何分の一でいい。いつの日か・・・

俺も男だ。
好きなものは好き。
隠しもしない。
逃げもしない。
愛しさの中を駆け続けるだけなのだ。



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2017/01/26 Thu *幕が上がる / Ry Cooder

20170126showtime


今宵も。
幕が上がる。
ショーが始まる。
普通に。
当たり前に。

そいつを。
そのことを。
意識もせずに。
自然に。
受け止めてしまえる。

そいつは。
普通だからこそ。
自然だからこそ。
だからこそ。
大切なのだと。

例えば。
袋小路で。
出口が見えない様な。
出口を見つけたくない様な。
そんな夜も。

幕が上がる。
ショーが始まる。
その瞬間。
その瞬間から。
非日常へと。

誘われる。
迎えてくれる。
そんな空間が。
そんな空気が。
あることの幸せを。

『Show Time』'77年リリース。
ライ・クーダーの6枚目にして初のライヴ・アルバム。
『Chicken Skin Music』に伴うツアーでのサンフランシスコ公演で収録されたとか。
実際のライヴはかなり長尺で。言わばそのダイジェストが収められているのかな。
A面の頭、「School Is Out」だけはスタジオ録音で。学校は終わった街へ繰り出そうと。
そんな内容のナンバーが、ライの鮮やかなスライドと共に軽快に奏でられていて。
実に、こう、何と言うか、ご機嫌な感じでショーへ、非日常へと誘ってくれます。
さて。そのショーですが。3人組のゴスペル・コーラス隊やフラーコ・ヒメネスを含んで。
チキン・スキン・レビューと名乗っていたそのバンドと共に豊かな音楽を届けてくれます。
特に、ゴスペル・コーラス隊とライの阿吽の呼吸が絶妙なやりとりが素晴らしくて。
「The Dark End Of The Street」での3人の歌声とライのスライド。
その自然で、巧みな会話とでも言うべき様には言葉を失いそうになるほどなのです。
ジェイムス・カーや、パーシー・スレッジの熱唱でも知られる「The Dark End Of The Street」。
ライはインスト・ヴァージョンをスタジオ録音で残していて。それも見事でしたが。
それを遥かに凌駕する仕上がりとなっていて。これがライヴの醍醐味なのだろうなと。
ライのスタジオ録音のアルバム。それはそれで素晴らしいのですが。
時に、あまりにも完成度が高いと言うか。計算し過ぎな、感じを受けることもあるので。
多少ラフだとしても、それが演奏の自由さを産み出しているライヴも魅力的だなと。
尤も。ライ自身は、あまりライヴは好まないのか。ライヴ・アルバムはこのアルバムだけで。
特に映画音楽にのめり込んでからはインストの比重がどんどんと増してしまって。
それを否定するものではありませんが。このアルバムのやや雑多で賑やかな豊かさ。
それが好きなだけに、やや寂しくもあり、そしてこのアルバムが愛しく思えるのですね。

今宵も。
幕が上がる。
ショーが始まる。
自然に。
当然の様に。

そいつを。
そのことを。
無意識に。
普通に。
楽しんでしまえる。

そいつが。
自然であること。
普通であること。
それこそが。
大切なのだと。

例えば。
出口のない。
袋小路に追い詰められた様な。
好んで袋小路に迷い込んだ様な。
そんな夜も。

幕が上がる。
ショーが始まる。
その瞬間。
その瞬間から。
ラインを越えて。

開け放たれる。
受け容れてくれる。
そんな空間が。
そんな空気が。
あることの幸せを。

さぁ。
もう。
終わりにして。
脱け出して。
繰り出そう。

電車に。
飛び乗って。
河を渡って。
そこまで。
駆けていこう。

今宵も。
幕が上がる。
ショーが始まる。
その街へ。
その店へ。

そいつが。
普通で。
当たり前で。
自然で。
当然で。

意識しなくても。
非日常へ。
無意識のうちに。
ラインを越えて。
さぁ、いこう。

袋小路の様な。
追い詰められた様な。
迷い込んだ様な。
そんな気持ちでも。
構いはしない。

そんな空間が。
そんな空気が。
あることの幸せを。
さぁ、今宵も。
幕が上がる。ショーが始まる。



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2017/01/25 Wed *愉悦 / Emmylou Harris

20170125luxuryliner


愉悦。

その。
文字を。
目にするだけで。
それだけで。
心が浮き立つ。

その。
名前を。
目にする。
それだけで。
顔が綻ぶ。

特別な。
文字でも。
言葉でも。
ない。
ただの挨拶。

特別な。
意味も。
意図も。
ない。
ただのやりとり。

でも。
それが。
実のところ。
特別な。
ものだったりするのさ。

愉悦。

『Luxury Liner』'77年リリース。
エミルー・ハリスの4枚目となるアルバム。
このジャケット。この瞳、この表情。もう、それだけでいいかなと。
実のところ。そいつに一目惚れしてジャケ買いをしたアルバムだったりします。
きっとね。そんな奴等は自分以外にもいっぱいいると思うのですけどね。
グラム・パーソンズのパートナーとして世に出たエミルー。
グラムの死のショックを乗り越えて。ソロとして活動を始めて。
ヒット曲もでて。軌道に乗って。少し余裕も出てきたのがこの頃だったのかな。
このアルバムには新たにアルバート・リーが参加して。流麗なギターを聴かせています。
そんなアルバートを始めとする腕達者なメンバー達に囲まれて、支えられて。
エミルーの歌にもいい意味での余裕、貫禄が感じられて。それがとても自然なのですね。
どうにも。カントリーの女性シンガーと言うと、古き良きアメリカのイメージ。
そいつから逃れられなくて。妙に男勝りになるか、その逆で妙に媚びを売るか。
どちらにしても。不自然な感じがして馴染めないのですが。エミルーにはそれが無くて。
自然にそこに佇んでいる。気づいたらそこにいる。そして自然と人を惹きつけてしまう。
そんな存在感を感じるのですよね。そこにグラムと共通する匂いがあるのかなと。
そんなエミルーのクリスタルを思わせる伸びやかな歌声の素晴らしさ。
特にグラムのナンバー「Luxury Liner」と「She」では一層輝いているかなと思われます。
本当に特別な存在だったのであろうなと。しみじみとしてしまいます。
そうだなぁ。このジャケット。そしてこの歌声。このアルバムに針を落としていると。
まさにアルバム・タイトルの様に、豪華客船に乗っているかの如く愉悦を感じられるのです。

愉悦。

その。
表情を。
思い出すだけで。
それだけで。
心が浮き立つ。

あの。
笑顔が。
瞼に浮かぶ。
それだけで。
顔が綻ぶ。

特別な。
時間でも。
一日でも。
ない。
ただの一日。

特別な。
意味も。
意図も。
ない。
ただの空想。

でも。
それが。
実のところ。
大切な。
ものだったりするのさ。

愉悦。

短い。
文字の。
言葉の。
いつもの。
やりとり。

特別な。
意味も。
意図も。
もたない。
やりとり。

特別な。
時間でも。
一日でも。
何でもない。
ただの一日。

でも。
その。
文字が。
言葉が。
やりとりが。

思い起こさせる。
思い出させる。
あの瞳。
あの表情。
あの笑顔。

声までも。
匂いまでも。
空気までも。
そこにあるかの様に。
蘇る。

愉悦。

その文字。
その言葉。
そして。
その名前。
そいつが愛おしい。



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2017/01/24 Tue *新たな / Doug Sahm And Band

20170124dougsahmandband


新たな。
集まり。
新たな。
仲間。
さてと。始めますか。

年齢も。
経験も。
バラバラで。
どう転がるか。
見えないところもあるけれど。

背景も。
思惑も。
それぞれで。
どう出るか。
読めないところもあるけれど。

自発的にしろ。
半ば強制にしろ。
集まって。
目指すところを共有したら。
後はやるしかないと。

やるのなら。
守るところは。
守りつつも。
より楽しく。
より面白く。

垣根を。
越えて。
柵を。
解き放って。
さてと。始めちゃいましょう。

『Doug Sahm And Band』'73年リリース。
テックス・メックス・ロック(?)の大御所、ダグ・サーム。
自らのクインテットを率いて'60年代からヒット曲も放っていたダグ。
意外な感じもしますが、このアルバムがダグにとっては初めてのアルバムでした。
何でもアトランティックのジェリー・ウェクスラーがダグの音楽に惚れ込んで。
三顧の礼で契約に至ったのだとか。そして何故かニューヨークで録音を行ったと。
その力の入れようは録音に参加した豪華な顔ぶれからも感じることができて。
ボブ・ディランに、ドクター・ジョンに、フラーコ・ヒメネスまでもが呼ばれています。
それだけダグが多くのミュージシャンに愛されていたことの証でもあって。
ライナーに載っている集合写真では満面の笑みを浮かべているディランの姿があります。
そのディラン、「Wallflower」なる(!)ナンバーを提供していたりします。
さて。そんな強力なメンバーの支援もあって。ダグも絶好調で、実にご機嫌で。
真骨頂である、寄せ鍋的な魅力を遺憾なく発揮していて。兎に角、楽しく面白いのです。
ブルースもあれば、カントリーもあれば、ケイジャンもあれば、メキシカンもありで。
もう、本当に何でもあり。分け隔てなく総てを取り込んで、総てを消化して。
ダグならではのロックとして聴かせてくれる、楽しませてくれる。いい味わいなのですね。
テキサスって言うのは、元々はスペイン領だったのかな。メキシコにも近くて。
やはりですね。異文化を排除するのではなくて。受け容れて交流を深めていく。
その姿勢、その心意気がないと。楽しいもの、面白いもの、豊かなものは生まれないのです。
またジャケットがいいのですよね。楽しく充実していたのであろう録音の様子。
新しい仲間と、新しいバンドを組んで。新しい音楽を産み出す、その面白さ。
それを実感していたダグ、そしてディラン達の姿を見事に捉えているなと思います。

新たな。
顔ぶれ。
新たな。
チーム。
さぁ。始まりましたよ。

年齢も。
経験も。
バラバラだから。
どう転がっても。
前例とかには囚われないだろう。

背景も。
思惑も。
それぞれだから。
どう出たところで。
慣例とやらも切り崩せるだろう。

自発的だろうが。
半ば強制されようが。
集まって。
思うところを共有したら。
もう後戻りはできない。

できないのなら。
闘うところは。
闘いつつも。
より楽しく。
より面白く。

境界を。
越えて。
足枷を。
解き放って。
さぁ。始めちゃいましたよ。

上も。
下も。
関係ない。
ただの。
同志。

年齢も。
経験も。
問題にはならない。
集まった。
ただそれだけ。

背景も。
思惑も。
障壁にはならない。
共にある。
ただそれだけ。

バラバラで。
それぞれで。
それでいい。
それがいい。
越えていくだけ。

先ずは。
取り入れて。
飲み込んで。
消化して。
昇華していくだけ。

垣根も。
境界も。
柵も。
足枷も。
ここにはない。

新たな。
集まり。
新たな。
仲間。
さてと。どこまでいけるか。

新たな。
顔ぶれ。
新たな。
チーム。
さてと。どこまで楽しめるか。

新たな。
寄せ鍋。
その。
産み出す。
味わいを楽しもう。



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2017/01/23 Mon *別動隊 / Hot Tuna

20170123burgers


特殊部隊。
遊撃隊。
呼び名は。
何でもいいけれど。
要するに別動隊。

本隊から。
離れて。
距離を置いて。
独自に動いて。
ジョーカーとなる。

なんて。
カッコいいものではなくて。
要は。
本隊では拾えない。
そんなものを拾って歩いている。

そんなところで。
平常時は。
たいして。
役にも立っていなくて。
ただ周りをうろついているだけ。

でも。
非常時には。
拾っておいたものが。
存外に役に立って。
本隊の助けになることもある。

どうやら。
常に。
そんな。
決して本流にはならない。
道を歩むことになっているらしい。

『Burgers』'72年リリース。
ジェファーソン・エアプレインの別動隊、ホット・ツナ。
その3枚目にして初のスタジオ録音となったアルバムです。
本隊での活動に飽き足らなくなったヨーマ・コウコネンとジャック・キャサディ。
元来ブルース志向が強かった2人のユニットとして活動を始めたホット・ツナですが。
徐々に人気を博して、課外活動の域を超える様になって。
ヨーマとジャックに加えてフィドラーのパパ・ジョン・クリーチも本格的に参加。
ドラマーも加わって。4人組のバンドとしての出発点となったアルバムとも言えます。
本隊にはグレース・スリックやポール・カントナーと言う個性的なスターがいたし。
フラワー・ムーブメントを背景にしたサイケデリックでドラッギーなサウンドなど。
特にヨーマにとってはストレスが溜まることも多々あったと思われて。
そこは自由を重んじるエアプレイン故に課外活動が許されてきたのだろうと。
ただ。正直言うとエアプレインはこの頃には役目を終えていたに近かったかなと。
故に、別動隊であるホット・ツナでの活動に本腰を入れるにはいいタイミングだったと。
そんなことを考えてしまう程に、アルバム全編から自由な空気が漂ってきます。
知る人ぞ知る超絶ギタリストであるヨーマ、そして個性的なフィドラーであるパパ・ジョン。
基本はアコースティックな要素も取り込んだエレクトリック・ブルースで。
そこにサイケデリックな感覚も見え隠れしていて。実に縦横無尽に楽しんでいます。
それこそが、ホット・ツナの別動隊ならではの強みなのだと思います。
勿論、エアプレインには本隊、メジャーであるが故の強みや魅力があるのは確かで。
だからこそ、しがらみもあって。身動きが取れないところもあっただろうと。
そんなエアプレインにとってもホット・ツナは刺激にもなり、活性化も果たして。
故にヨーマとジャックがホット・ツナに専念すると同時にエアプレインとしては終焉を迎えるのですよね。

独立部隊。
遊軍。
呼び名は。
何でもいいけれど。
要するに別動隊。

本隊とは。
分かれて。
一線を引いて。
独特な動きで。
ジョーカーとなる。

なんて。
誇れるものではなくて。
要は。
本隊は手を出さない。
そんなものを片付けて歩いている。

そんなところで。
平常時は。
殆ど。
昼行燈に等しくて。
ただ周りを適度に賑わせているだけ。

でも。
非常時には。
手を出しておいたことが。
存外に効いてきて。
本隊を加速させることもある。

どうやら。
常に。
そんな。
決して主流とは見なされない。
役割を負うことになっているらしい。

人と同じ。
そいつが。
嫌いで。
苦手で。
落ち着かなくて。

少し。
離れて。
遠くから。
斜めから。
見ていたくて。

自然と。
人とは。
違う視線。
違う視点。
そんなものが身について。

見えていないなとか。
見え方がおかしいなとか。
そいつは。
そいつだけは。
人よりも見えるので。

そいつが。
役に立つのなら。
効き目があるのなら。
遊軍でも。
遊撃隊でも。

特殊部隊として。
独立舞台として。
その道を歩むのも。
その役割を負うのも。
悪くは無いかなと。

本流とか。
主流とか。
そいつは。
窮屈で。
いけないし。

自由に。
泳がせてもらえる。
それならば。
別動隊でいるのも。
居心地はいいのだな(笑)。



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2017/01/22 Sun *明日も生きる / Don Nix

20170122livingbythedays


昨日は生きた。
今日も生きた。
そして。
そう。
明日も生きる。

淡々と。
粛々と。
しかし。
意を決し。
明日も生きる。

何故とか。
どうしてとか。
何のためとか。
取り敢えず。
置いておいて。

息を吸って。
息を吐いて。
呼吸ができるのを。
そいつを確かめて。
よしっと、呟いて。


流れるままに。
風の吹くままに。
気の導くままに。
動じず。慌てず。
それだけを少し意識して。

昨日は生きた。
今日も生きた。
だから。
そうだな。
明日も生きる。

『Living By The Days』'71年リリース。
スワンプ・ロッカー、ドン・ニックスの2ndアルバム。
メンフィスに生まれて。スティーヴ・クロッパーやドナルド・ダック・ダンの幼馴染みで。
クロッパーやダック・ダンとMGズの前身となるマーキーズを結成。
その後、レオン・ラッセルと出会ってシェルターから1stアルバムをリリースするも。
素晴らしい内容とは裏腹に商業的には惨敗を喫して。シェルターからも離れて。
新たにエレクトラと契約して制作されたのがこのアルバムでした。
R&Bやブルース、そして幼くして聖歌隊に参加していたからか。ゴスペルの影響も深く。
その自らを導いてくれた音楽に対する深い愛情と畏敬が感じられるのがドンの魅力で。
だからと言って、ただ土埃の匂いや、湖沼の深さだけでなく。
大地を吹き渡る風の爽やかさ。そんなものも持ち合わせているのが実に魅力的です。
ドンの味わい深く、そして美しくもある歌声。聴く者を温かく包み込む力が漲っています。
決して派手でもなく。そして声高にもならず。穏やかに、しかし芯がぶれることのない。
優しく、淡々としている様で。揺るぎない矜持を持つものだけが持つ歌声かなと。
そんなドンを支えるダック・ダンやマッスル・ショールズの手練れ達の演奏も流石です。
本当に、R&Bやブルースやゴスペル。そして南部の大地、そこに暮らす人々。
それらが大好きなのだろうなと。普通の日々の営みを慈しむ歌声と音楽なのですよね。
それが決して暑苦しくもなく、そして押しつけがましさも感じさせない。
そこはデラニー&ボニーやジェフ・ベック・グループのプロデュサーとして名を馳せた。
そんなドンのセンス、才能のなせる業なのだろうなとも思われます。
オリジナル・ナンバーのメロデイのキャッチーなところも流石と思わされて。
何故、ドンが、このアルバムが売れなかったのが不思議でならないのですけれどね。
昨日も、今日も。そして明日も変わらないであろうもの。それを愛おしむドン。それが愛おしいかな。

昨日は生きられた。
今日も生きられた。
ならば。
そう。
明日も生きる。

平々凡々と。
黙々と。
しかし。
刃を呑んで。
明日も生きる。

何故でも。
どうしてでも。
何のためとでもなく。
誰のためでもなく。
兎にも角にも。

息を吸って。
息を吐いて。
呼吸が止まりそうなら。
無理にでも動かして。
ままよと、呟いて。

流れを捉えて。
風を感じて。
気の震えるままに。
騒がず。焦らず。
それだけを少し意識して。

昨日は生きられた。
今日も生きられた。
そうさ。
だったら。
明日も生きる。

たかが。
生きる。
されど。
生きる。
それだけだ。

動じず。
慌てず。
騒がず。
焦らず。
そのままに。

意味も。
理由も。
理屈も。
理論も。
置いておいて。

愛情とか。
畏敬とか。
共感とか。
矜持とか。
それだけを胸に。

流れのままに。
風の中を。
奢らずに。
屈せずに。
粛々と歩む。

息を吸って。
息を吐いて。
呼吸の続く限り。
呼吸をしたいと。
そう思える限り。

昨日は生きた。
今日も生きた。
そうさ。
そのままに。
明日も生きる。



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2017/01/21 Sat *何にもできねぇ / Bobby Bland

20170121aintnothingyoucando


何もできねぇ。

珈琲を淹れて。
レコードに針を落として。
そうすれば。
心を安らがせる。
そんなことはできる。

キッチンに立って。
ありものを調理して。
そうすれば。
空腹を満たす。
そんなこともできる。

小説を開いて。
読みかけの頁をめくる。
そうすれば。
空想の世界へ飛び込む。
そんなこともできる。

PCを立ち上げて。
SNSでも覗く。
そうすれば。
たわいもない会話をかわせる。
そんなこともできる。

だけど。
そうしても。
いま。
ここで。
どうにもできないこともある。

何にもできねぇ。

『Ain't Nothing You Can Do』'64年リリース。
ボビー・ブランドのデュークでの4枚目となるアルバム。
(それ以外にカップリング・アルバムとかもある様ですが)
ボビーと言えば、このデューク時代、そして後のマラコ時代がベストかなと。
ボビー・ブルー・ブランドとも称された、そのブルーな歌声が実に魅力的です。
ブルーな歌声、そうブルージーで、力強く深く、そして艶やかな歌声。
この歌声はやはりボビーならではの味わいで、それがボビーの武器なのですよね。
ことに日本では。ブルースと言えばギターに限ると言った風潮が未だにあるようで。
一切ギターを弾かずに歌うことに専念したボビー、故にいま一つ人気がないと。
どうもねぇ、その辺りが不思議と言うか、勿体ないと言うか。
モダン・ブルース史上最高のシンガーと言っても過言ではないボビー。
ギタリストだろうが、ピアニストだろうが、ピアニストだろうが、シンガーだろうが。
ブルース・マンはブルース・マンなのだから。色眼鏡無しで接すればいいのにねと。
さて。モダン・ブルース史上最高のシンガーの絶頂期の一枚となるアルバム。
このアルバムでもアップからスローまで。その至高の歌声を聴かせてくれます。
ブルースにゴスペルの要素を取り込んで、鋼の如きシャウトと、甘い囁き。
その両面ともに自らの武器として自在に操っているボビー、数多の女性ファンを魅了して。
さぞかし泣かせ、濡らせたのであろうなと、その様が想像できるのですが。
このジャケット、そしてアルバム・タイトル、タイトル・ナンバーはそれを逆手に取って。
そんなボビーも、惚れた女性につれなくされたら、どうにも弱いのだと。
何もできない、特効薬などないのだと。そんなところが、また可愛いと受けるのだろうなと。
そのブルーな歌声を堪能しつつも、羨ましくもなるのですよねぇ。

何もできねぇ。

風邪をひいたなら。
薬でも飲んで大人しく。
そうすれば。
いつかは楽になる。
それくらいはできる。

飲みすぎたなと思ったら。
一日くらいは酒を控えて。
そうすれば。
翌日には忘れている。
それくらいはできる。

眠れなかったら。
頑張って羊を数えてみる。
そうすれば。
気づいたら朝が来ている。
それくらいはできる。

余計なことを考えてしまったら。
みじん切りにでも集中する。
そうすれば。
頭の中が空っぽになる。
それくらいはできる。

だけど。
そうだとしても。
いま。
この時。
どうにもできないこともある。

何にもできねぇ。

珈琲を淹れようが。
レコードに針を落とそうが。
何の役にも立たない。
どうしようもない。
何にもなりゃしない。

キッチンに立とうが。
みじん切りが上手くいこうが。
何の役にも立たない。
どうしようもない。
何にもなりゃしない。

空腹を満たそうが。
空想の世界へ飛び込もうが。
何の役にも立たない。
どうしようもない。
何にもなりゃしない。

PCに向かおうが。
SNSを覗こうが。
何の役にも立たない。
どうしようもない。
何にもなりゃしない。

風邪は治るだろう。
酒は抜けるだろう。
それはそうだが。
それがどうした。
何にもなりゃしない。

眠りは訪れるだろう。
頭は空っぽになるだろう。
それはそうだが。
それがどうした。
何にもなりゃしない。

いま。
ここで。
この時。
手も足も出ない。
どうにもできないこともある。

何にもできない。
特効薬もない。
そうさ。
こいつばかりは。
お手上げなのさ。

何にもできねぇ。



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2017/01/20 Fri *朝早くから / Elmore James

20170120earlyinthemorning


朝から。
朝も早くから。
あれやこれやと。
よくもまぁ。
起こしてくれるなと。

未だ。
寒い。
未だ。
眠い。
頭など回っていない。

なのに。
容赦なく。
あれやこれやと。
これでもかと。
持ち込んでくれるよな。

だからと言って。
そう簡単に。
都合よく。
温まらない。
目覚めはしない。

それでも。
それなりに。
あれやこれやと。
手を打って。
さばいてみれば。

まぁ。
それなりに。
格好はつくもので。
それにしても。
朝も早くから、なぁ。

『Early In The Morning』'76年リリース。
なんとも奇妙なジャケットも目を引く。
そんなエルモア・ジェイムスの日本独自編集アルバム。
ブルース・グレイト・エッセンシャルなるシリーズの一枚としてリリースされたもので。
モダン・PPM.マスターズのサブ・タイトルが示す様に。
モダン・レコード、もしくはその傘下に残された音源から選曲、編集されていて。
エルモアも'53年もしくは'54年、そして'56年と。
モダン傘下のフレアーへの録音から選ばれた12曲が収められています。
僅か45年の生涯、僅か十数年のそのレコーディング・キャリアだったエルモアですが。
そのキャリアの総てにおいて、エルモア節とも言える個性的なブルースを奏でていますが。
その中でも一番脂が乗っていたのが'50年代の半ばだと言われているので。
このアルバムに収められているのは、まさにその絶頂期のエルモアと言うことになります。
グゥワーンと鳴り響く、あのスライドに象徴されるエルモアのブルース。
エモーショナルでパワフル。騒々しいまでに力強く、あまりの雄大さに興奮させられます。
決してスタイルとしては革新的なものではなく、目新しくもないのですが。
その滑らせると言うよりは、叩きつけるが如くのスライドを聴いていると。
周りのもの総てが新たに躍動するエネルギーを与えられたかの様に輝いて見えて。
寝ぼけ眼も見開かされて、刮目せざるを得なくなる。そんな生命力に満ちたブルース。
極上の一撃。こいつをかまされた日には、そりゃブッ飛ぶってものでしょうってところかな。
生来、丈夫では無かったと言うエルモア。心臓に持病があったらしく。
前述の様に若くして心臓発作で亡くなっているのですが。まるでそんな運命を知っていた。
だからこそ、誰よりも激しく、力強く、雄大に魂を揺さぶってみせたのかなと。
そんなことを。開かされた眼を擦りながら考えてしまうのです。

朝なのに。
朝も早くから。
あれもこれもと。
よくもまぁ。
かき回してくれるなと。

未だ。
早い。
未だ。
低い。
血など巡っていない。

なのに。
遠慮なく。
あれもこれもと。
これでもかと。
押し付けてくれるよな。

だからと言って。
そう簡単に。
都合よく。
上りはしない。
血液は循環なんかしない。

それでも。
それなりに。
あれもこれもと。
数を撃って。
落としてみれば。

まぁ。
それなりに。
収まりはするもので。
それにしても。
朝も早くから、ねぇ。

朝なんて。
朝陽なんて。
友達でも。
知り合いでも。
なんでもないし。

朝なんて。
朝一なんて。
頼まれても。
仲良しになど。
なりはしないし。

温かい。
布団が。
醒めない。
夢が。
そいつが親友なのだ。

だから。
早起きなんて。
誰が何を言おうと。
そんなものは。
何の得にもなりはしない。

頭は。
回らない、回さない。
血も。
巡らない、巡らせない。
そう簡単には。

なのに。
それなのに。
そんな。
朝から。
朝早くから。

騒ぐじゃないよ。
暴れるじゃないよ。
慌てるじゃないよ。
急かすじゃないよ。
朝早くから。

朝早くから。
叩き起こされる。
眼を開かされる。
そいつが。
極上の一撃ならいいけどね。



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2017/01/19 Thu *僕の先生は / Dr. Ross

20170119hisfirstrecordings


僕の先生は。

いつも。
もの静かに。
耳を傾けて。
目を細めて。
頷きながら。

そして。
静かな。
落ち着いた。
口調で。
語り掛けてくる。

それは。
いいですね。
いいじゃないですか。
でも。
急ぎ過ぎないで。

それは。
そうとも言えるけど。
違うと思うなら。
ちゃんと。
声にしていきましょう。

いま。
ここで。
勝てなくてもいいし。
そもそも。
勝ち負けなんか小さなことですよ。

僕の先生は。

『His First Recordings』'72年リリース。
メンフィス出身のブルース・マン、ドクター・ロス。
その'51年~'54年の録音を集めて編集されたアルバム。
ドクター・ロスは所謂ワンマン・バンドのスタイルで活動していて。
ギター、ヴォーカル、ブルース・ハープ、そしてドラムスも総て一人で同時に演奏したと。
まぁ、お医者さんで言えば総合診療医ってことになるのかな。
子供の頃に最初に手にしたのはブルース・ハープだったとのことで。
その後、軍隊時代にギターも弾き始めたのだとか。
その軍隊時代に何故か医学書を愛読していて。それでドクターの渾名がついたのだとか。
第二次世界大戦、そして朝鮮戦争にも従軍して。除隊後に本格的に活動を始めて。
メンフィスではラジオにも出演して。やがてシカゴに出てレコーディングの機会を得たと。
そのレコーディングはチェスの為のものだった様ですが。売れたかどうかは。
このアルバムに収められているのはその後、メンフィスに戻った時期のものかと。
ジョン・リー・フッカーとかに影響を受けたと思われるブギが持ち味で。
フッカーよりもしなやかで弾む様なブギのリズムとやや甲高い歌声が心地よい感じです。
このレコーディングでは曲によってドラムスやウォッシュボードが参加していて。
本来のスタイルとは異なる様ですが。その弾む感じは見事に捉えられているかな。
'60年代以降は自動車整備の仕事をしながら演奏活動を続けていた様で。
小さなレーベルにレコーディングしながら、フェスティヴァルなどにも出演して。
このジャケットも、そんなフェスティヴァル出演時に撮影されたものだとか。
残念ながら。ワンマン・バンドのブルースを生で体験したことはないのですが。
生で体験出来たら、さぞや楽しいだろうなと。そう思わせてくれるアルバムでもあります。

僕の先生は。

いつでも。
もの静かに。
聞きながら。
微笑を絶やさずに。
促しもせずに待っていて。

そして。
静かに。
穏やかな。
口調で。
語ってくれる。

それは。
ありますね。
悪くはないと思いますよ。
でも。
焦らない様にしましょう。

それは。
分からないけれど。
そう思うなら。
ゆっくりと。
試してみましょうか。

いまも。
これからも。
無理して答えを出さなくてもいいし。
そもそも。
答えは一つではないと思いますよ。

僕の先生は。

静かで。
穏やかで。
落ち着いて。
聞き流している様で。
聞いていて。

微笑ながら。
気長に。
待っていて。
急がせもしなければ。
無理強いもしなくて。

微笑ながら。
こちらを見つめて。
ゆっくりと。
語り掛けて。
時に問いかけて。

必要な時には。
少しだけ。
声に力を込めて。
言い聞かせる様にして。
照れくさいのか遠くを見る。

急がない。
焦らない。
力まない。
無理をしない。
それでいいと。

勝つとか。
負けるとか。
手に入れるとか。
手に入らないとか。
それだけではないと。

そうじゃない。
やり方も。
歩き方も。
ありますよと。
それでもいいかもしれないねと。

なんとか。
なりますよ。
逃げるが勝ち。
それもありですよと。
別に恥ずかしくもないのですよと。

色んな。
我儘や。
理不尽を。
一人で受け止めながら。
飄々とした風で笑っている。

僕の先生は。

生きていても。
いいのですよ。
生きていれば。
いいのですよ。
そんなものでしょと、笑い飛ばしてくれるのだ。



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2017/01/18 Wed *束の間でも / Little Johnny Taylor

20170118littlejohhnytaylor


寒いのは。
苦手なのさ。
寂しいのも。
嫌いなのさ。
そういうことさ。

ひと時でも。
一瞬でも。
我慢できない。
耐えられない。
それだけさ。

だから。
すき間風など。
吹き込まない様に。
感じない様に。
必死なのさ。

いつでも。
どこでも。
誰かがいないと。
誰かがいてくれないと。
堪らないのさ。

人の。
吐息を。
ぬくもりを。
匂いを。
感じていたい。

いつも。
いつまでも。
束の間でも。
恋をしていなきゃ。
生きてなどいられない。

『Little Johnny Taylor』'63年リリース。
モダン・ブルース・マン、リトル・ジョニー・テイラー。
その代名詞ともなった「Part Time Love」の大ヒットを受けて制作されたアルバム。
ゴスペル・ブルースとも称される、その熱く味わい深い歌声が魅力的なテイラー。
リトル・ミルトンやボビー・ブランドよりも新世代に当たるのかな。
それ故か、R&Bやソウルへの接近と言うか。境界を越えている感もあって。
ミルトンやブランドの影響を感じさせつつも。サム・クックにも近いかなと思われます。
「Part Time Love」が多くのソウル・シンガーに歌い継がれたのも、そんなところからか。
さて。アップ・テンポなナンバーや、ミドルのクールなナンバーでも聴かせるテイラー。
しかしながら。その真骨頂はやはりスロー・ブルースでの力感に溢れるところで。
その象徴がR&Bチャートの首位に立ち、スタンダードとなった「Part Time Love」で。
一人、独りじゃ生きられない。パート・タイムでもいいから恋人が欲しいのだと。
おいおい、それを言っちゃいますか的な歌を熱唱してしまったところが素晴らしいかなと。
実は。人恋しい、耐えられないと言うのは、皆が胸の奥で思っていることかもしれなくて。
だからこそ。大ヒットしたし。いまも歌い継がれているのだろうと。
まぁ、正直になればいいってものではないとは思いますけど。ある意味、禁じ手でもあって。
やっぱり恋は、恋人はフル・タイムでないとなんて、アンサー・ソングも生まれたのだとか。
ところで。テイラーはその生涯に渡って米国以外ではライヴを行っていないのですが。
その原因が。なんと出生証明書や戸籍が無くて。パスポートやビザの類が下りなかったから。
なんでも。'80年代に来日の話が持ち上がって、それで申請してその事実が判明したとか。
それを告げられたテイラー、総ては神の思し召しだと語っていたと言われます。
その出生、生い立ち。それがテイラーに「Part Time Love」を歌わせたのかな。
非常に信心深かったと言うテイラーの、その胸の奥にあったものを考えてしまったりもするのです。

寒いのは。
駄目なのさ。
寂しいのも。
無理なのさ。
そういうことさ。

ひと時でも。
一瞬でも。
我慢なんか。
できるものじゃない。
それだけさ。

だから。
すき間風など。
吹こうものなら。
感じようものなら。
死に物狂いになるのさ。

いつも。
いつまでも。
誰かがいないと。
誰かがいてくれないと。
堪らないのさ。

人の。
吐息に。
ぬくもりに。
匂いに。
触れていたい。

いつでも。
どこでも。
束の間でも。
恋をしていなきゃ。
死んでしまうのさ。

不謹慎。
不道徳。
そいつが。
どうした。
命がけなのさ。

常識。
倫理。
そいつが。
どうした。
生きなきゃならないのさ。

寒さを。
寂しさを。
我慢して。
耐えて。
生きてなんになる。

ひと時でも。
一瞬でも。
そんなものの中で。
生きるなんて。
まっぴら御免。

すき間風に。
吹かれて堪るか。
すき間風など。
感じて堪るか。
冗談じゃない。

人の。
吐息が。
ぬくもりが。
匂いが。
必要なのさ。

恋をしましょう。
恋をして。
浮いた、浮いたで。
暮らしましょう。
沈まずに浮かんでいたいのさ。

いつも。
いつまでも。
束の間でも。
恋をする。
そいつが生命線なのさ。



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2017/01/17 Tue *昨日の夢 / Johnny Shines

20170117lastnightdream


昨日見た夢。
昨夜の夢。
そいつが。
俺を。
悩ませる。

夢のくせに。
妙に。
生々しく。
どこまでも。
迫ってくる。

逃げて。
追われて。
また。
逃げて。
追われて。

夢の中。
必死に。
走って。
空回りする。
己が足に苛立って。

どこまで。
いつまで。
逃げればいいのか。
逃げきれない。
そんな予感に苛まれ。

何が。
誰が。
夢の中。
そこまで。
追い立てるのか。

『Last Night's Dream』'69年リリース。
テネシー生まれのブルース・マン、ジョニー・シャインズ。
ハウリン・ウルフに教えを受けたとも言われるデルタ・ブルース。
その魅力が見事に捉えられた英国制作となるアルバム。
マイク・ヴァーノンの制作で。マイクのブルー・ホライズンへの録音。
恐らくは。ブルース・フェスティヴァルで渡英した際にマイクに見初められて。
ウィリー・デイクソン、ウォルター・ホートン、オーティス・スパン等が参加して。
バンド・スタイル、あるいはディクソンのベースだけを従えて奏で歌うシャインズ。
そのやや大雑把とも思える、しかし素直に胸に飛び込んでくるブルースがいい感じです。
シャインズを有名にしたのは。ロバート・ジョンソンと共に活動をしていたとの逸話で。
若き日にジョンソンと共にどさ回りをしていたその経歴がとかく注目された様で。
チェス等に録音を残しながらもなかなか陽の目を見ることがなかったシャインズ。
その存在が一躍、脚光を浴びる様になって。このアルバムも話の発端はそこにあったのかと。
確かに。ジョンソンとの共通項も見いだせるのですが。シャインズはシャインズ。
間違っても悪魔と取引など出来なさそうな、そんな素朴さ、優しさが滲み出ていて。
ディクソン達もそんなシャインズの個性を上手く引き立てている辺りは流石だなと。
さて。ジョンソンとの関わりと言うのはシャインズにとっては双刃の剣とも言えて。
徐々に、その呪縛に囚われる様になっていって。求められるままに。そして自らの意思で。
ジョンソンのスタイルを大胆に導入・・・ことさらに大袈裟な物真似に近くなってしまって。
それが特に日本では来日時に酷評されて。大きく評価を落とすことに繋がってしまいます。
共に歩み、影響を受け、憧憬を抱き、そして恐れをも抱いたとも思われるジョンソンの存在。
アルバム・タイトル、そしてジャケットの様に。シャインズは、魘されてもいたのかも。
そんなことを思うと。ひたむきなそのブルースが尚更、身近に感じられもするのです。

昨日見た夢。
昨夜の夢。
そいつが。
俺を。
魘させる。

夢のくせに。
妙に。
苦々しく。
どこまでも。
逃げていく。

追っても。
逃げられて。
また。
追っても。
逃げられて。

夢の中。
必死に。
伸ばして。
空を切る。
己が腕に苛立って。

どこまで。
いつまで。
追えばいいのか。
捕らえられない。
そんな予感に慄いて。

何を。
誰を。
夢の中。
そこまで。
求めているのか。

夢。
夢ならば。
追いつかれる前に。
逃げきれても。
いいだろう。

夢。
夢ならば。
逃げられる前に。
この手にできても。
いいだろう。

夢。
夢なのだから。
そんなに。
生々しくはなくても。
いいだろう。

夢。
夢なのだから。
そんなに。
苦々しくなくても。
いいだろう。

夢。
夢の中でまで。
必死に。
させなくても。
いいだろう。

夢。
夢の中でまで。
空回りさせなくても。
空を切らせなくても。
いいだろう。

夢。
夢の中でくらい。
何ものかに。
囚われなくても。
いいだろう。

昨日見た夢。
昨夜の夢。
そいつが。
俺を。
追い詰める。



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2017/01/16 Mon *認めよう / The Motors

20170116approvedbythemotors


認めよう。
そうさ。
もう。
廃車寸前の。
老いぼれさ。

認めよう。
そうさ。
いつも。
エンスト続きの。
ポンコツさ。

だから。
いつ。
走るのを。
止めてもいいし。
諦めるのもやぶさかではない。

だけど。
なんだか。
未だ。
止まるわけにはいかないらしい。
そう簡単なものではないらしい。

老いぼれでも。
ポンコツでも。
走れる。
少しは役に立つ。
そんなこともあるらしい。

となれば。
老骨に。
鞭打って。
もう少しばかりなどと。
思わないでもない。

『Approved By The Motors』'78年リリース。
パブ・ロック・バンド、モーターズの2ndアルバム。
早すぎた(?)パブ・ロック・バンド、ダックス・デラックス。
そのメンバー2人がパンク、そしてパブ・ロックの波に便乗して。
夢を再びと、若手2人をメンバーに迎えて結成したのがモーターズでした。
ダックス・デラックスもいいバンドでしたが。知る人ぞ知る存在だったので。
今度こそはヒット曲を出して、人気者になるのだとの意気込みがあったとか。
所謂、パワー・ポップとでも言うべきキャッチーなメロイディのナンバー。
そいつを、なんともいなたく奏でるのがモーターズならではの魅力で。
メロディアスなのですけど。どっか癖があると言うか。引っ掛かると言うか。
そんな真っ直ぐ過ぎないところが、亀の甲より年の功なのでしょうかね。
それでいて。思いっきりサビで泣かせようなんてナンバーがあったりして。
これがまた。パブで酔っぱらっている男達の琴線に触れる様な仕上がりで。
パブで演奏したら。たちまち大合唱になるだろうなと想像できるのですよね。
で、パブを中心に、か、どうかはわかりませんけど。結構な人気を博したみたいで。
このアルバムからはシングルが2曲全英チャートの上位を賑わせています。
米国や日本ではさっぱりだったみたいですけどね。それは、まぁ、そうかなと。
兎にも角にも。元ダックス・デラックスの2人にしてみれば念願が叶ったと言うか。
老兵の意地を見せたってことになるのでしょうか。良かったかなと。
このアルバムを最後に若手の1人、ブラム・チャイコフスキーがソロとして独立して。
栄光の日々はあっけなく終わりを迎えるのですけどね。それでも爪痕は残したぞと。
それにしても。このジャケットはねぇ・・・ある意味では凄く正しいのですけどね・・・

認めよう。
そうさ。
もう。
スクラップ寸前の。
老いぼれさ。

認めよう。
そうさ。
全身。
継ぎ接ぎだらけの。
ポンコツさ。

だから。
いつ。
走るのを。
止まってもおかしくないし。
降りるのもやぶさかではない。

だけど。
なんだか。
未だ。
止めろとは言ってくれないし。
そうそう楽隠居とはいかないらしい。

老いぼれでも。
ポンコツでも。
走れれば。
それなりに役に立つ。
そんなこともあるらしい。

となれば。
年寄りの。
冷や水だとしても。
あと少しくらいはなどと。
思わないでもない。

認めよう。
正真正銘。
承認済みの。
老いぼれさ。
ポンコツさ。

馬力も。
無ければ。
瞬発力も。
無ければ。
何も無い。

常に。
故障と。
隣り合わせ。
故障しても。
新しい部品も無い。

あちら。
こちら。
欠損したまま。
だまし、だまし。
何とか走っている。

クッションは悪いし。
ガタピシ言うし。
黒いガスを吐きながら。
全身を軋ませながら。
何とか動いている。

それでも。
亀の甲より。
年の功ではないけれど。
新車には無い。
そんなものもあるにはある。

守備範囲広く。
懐深く。
あの手この手で。
臨機応変に。
往生際悪く。

しぶとく。
しつこく。
何とかなるまで。
諦めずに。
動き続ける、走り続ける。

それでいいなら。
それが必要なら。
それを認めてくれるなら。
それを承認してくれるなら。
こっちも認めよう。

そう。
この老いぼれは。
このポンコツは。
まだ。
一花も二花も咲かせたいのさ。



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2017/01/15 Sun *故に我あり / The Police

20170115ghostinthemachine


故に我あり。

どうにも。
偏っているとは。
思うけれども。
それでも。
やはり、そこにある。

感じる。
蠢く。
思う。
そこにこそ。
あると。

そいつを。
殊更に。
身体と。
切り離す。
つもりはないけれど。

やはり。
胸の内にあるもの。
感じ。
振るえる。
そいつこそが。

己の。
本性。
本体。
そう思われて。
ならないのだけれど。

故に我あり。

『Ghost In The Machine』'81年リリース。
デジタル文字を配した簡素なジャケットも印象的なポリスの4thアルバム。
左から、アンディ・サマーズ、スティング、スチュワート・コープランドを模しているとか。
まぁ、言われてみれば。そう見えないこともないかなとは思いますが・・・
それまでの3枚のアルバムとはやや趣を異にした故か、比較的語られないアルバムですが。
だからと言って。簡単にやり過ごせるかと言うと。そうはいかない存在感があるかなと。
従来からの個性、そして魅力であるレゲエに積極的に接近したリズム、ビートはそのままに。
より硬質な感覚が強調された様に感じられるサウンドと、メロディが耳に残ります。
シンセサイザーの比重が高まり、全体的に計算し尽くされた様な完成度の高さがあります。
アンディなどは。その完成度の高さ故に、創造の余地が無く息苦しいと感じていたとも。
アルバム・タイトルは心身二元論を否定する哲学の表現から採られているとも思われて。
身体を単なる心、精神の入れ物だとする考え方の否定、ひいては物質社会の否定。
その様なテーマをコンセプトにして制作されたとも考えられて。
それが故に。敢えて無機質とさえ感じられる完成度の高さを目指したのかもしれません。
「Spirits In The Material World」「Too Much Information」「Omegaman」など。
各曲のタイトルにもそれらしきものが多く。最後が「Darkness」なるナンバーで終わると。
ここらはスティングの主導によるものなのだろうな。如何にも好きそうだし。
そして。そんなアルバムの中で異彩を放っているのがシングル・ヒットした、あの曲で。
そう「Every Little Thing She Does Is Magic」であると言うのが面白いところで。
この何とも柔らかく、甘く。そして幻想的な感じもあるラブ・ソングが含まれている。
恋なのか、愛なのか。そこに魔法を感じる。それを呼び起こすのは彼女であり。
それを感じている自分であり。自分の思い、心の動きであると。それがミソかなと感じたりもするのです。

故に我あり。

どうにも。
拘り過ぎだとは。
思うけれども。
それでも。
やはり、そこに求めてしまう。

感じて。
蠢いて。
思って。
それだからこそ。
あると。

そいつが。
完全に。
身体と。
無縁だとは。
思わないけれど。

やはり。
胸の奥にあるもの。
感じて。
鳴り響いて。
そいつこそが。

己の。
本性。
本質。
そう思われて。
しかたないのだけれど。

故に我あり。

何故。
振るえる。
何故。
震える。
感じているから。

何故。
鳴り響く。
何故。
揺れ動く。
感じているから。

何処が。
感じている。
何処で。
感じている。
そこにこそ。

何処が。
思っている。
何処で。
思っている。
そこにこそ。


胸の内で。
胸の奥で。
感じている。
思っている。
そこにこそ。

どうにも。
偏っている。
拘り過ぎている。
たとえ。
そうだとしても。

感じる。
思う。
動いてしまう。
心にこそ。
あるのだと。

我、感じる。
我、思う。
我、動いてしまう。
我、恋する。
我、恋してしまう。

故に我あり。



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2017/01/14 Sat *さすれば道は開かれん / Wreckless Eric

20170114thewonderfulworldof


さすれば。
道は。
開かれん。
まぁ。
そんなもの。

取り敢えず。
思ったら。
感じたら。
その。
赴くままに。

初めは。
恐れも。
躊躇いも。
あるだろう。
それでいい。

それでも。
思い切って。
扉を開けて。
飛び込めれば。
そうすれば。

なんとか。
なるもの。
なんとでも。
なるもの。
そんなところ。

やってしまえば。
こっちのもの。
やったもの勝ち。
形など。
後からついてくる。

『The Wonderful World Of』'78年リリース。
パブ・ロック界の異端児(?)、レックレス・エリックの2枚目のアルバム。
あのステッィフ・ツアーにも参加していたエリックですが。
そもそも、そのデビューのきっかけと言うのがなかなか面白くて。
なんでも、ステッィフ直営のレコード屋さんにデモ・テープを持参したのだとかで。
それも初めは勇気が無くて店の前を何度も素通りして往復して。
近くのパブで一杯飲んで。ようやく思い切ってその扉を開けて飛び込んだと。
その店舗の奥にスタジオがあって。そこにニック・ロウがいたなんて説もありますが。
兎にも角にも。押し掛けることに成功したエリックは無事にスティッフと契約して。
ロウのプロデュースでデビュー。前述した様にパッケージ・ツアーの一員にもなったと。
そんなシンデレラ・アウトーリーの主役となったエリックですが。
この2枚目のアルバムを聴いても。その強烈な個性が耳について離れません。
その個性。それは、もう見事なまでにB級なのですよね。本当に見事としか言えないほどに。
濁声で、まるでヒキガエルの様に異様に響く歌声。そしてチープでラウドなサウンド。
もう。徹頭徹尾、何から何まで。何処を切ってもB級なロックンロールなのです。
ロウや、エルヴィス・コステロと言った同僚にあるシャープな切れ味は微塵も無くて。
それこそ。本当に。パブで酔っぱらっている気のいい兄ちゃんが歌っているって世界で。
なのです、が。これが不思議なほどに心地よいとくるから、面白いと言うか、何と言うか。
何故か。只管に陽気で、楽しくて。エリック自身が心から楽しんでいるのが。
もう、これでもかとまでにダイレクトに伝わってくるのです。それが堪らないのですね。
多分。エリック自身も。まさかデビューできるとは思っていなかったのではないかと。
それでも。扉を開けたら道が開けたと。まさにやったもの勝ちで。それが痛快なのですよね。
その意味では。スティッフの意義を一番、体現していたのはエリックだったのかもです。

さすれば。
道は。
開かれん。
まぁ。
そんなところ。

取り敢えず。
思うがまま。
感じるがまま。
その。
命ずるが、ままに。

初めは。
恥じらいも。
戸惑いも。
あるだろう。
それがいい。

それでも。
意を決し。
扉の向こうへ。
突き抜ければ。
そうすれば。

なんとか。
できるもの。
なんとでも。
できるもの。
そんなもの。

やってしまえば。
こっちのもの。
やったもの勝ち。
意味など。
後から考えればいい。

やりたい。
いきたい。
そう。
思うのなら。
感じるのなら。

恐れを。
忘れられる。
恥じらいを。
捨てられる。
そんなものをあおって。

躊躇いも。
戸惑いも。
振り捨てて。
かなぐり捨てて。
進だけ。

取り敢えず。
思い切って。
扉を開けて。
飛び込むだけ。
突き抜けるだけ。

なんとか。
なると。
なんとでも。
なると。
思い込むだけ。

形も。
意味も。
後から。
どうにでも。
なるのだから。

やったもの勝ち。
その権利を。
こっちのものにと。
やってしまう。
それだけでいい。

さすれば。
道は。
開かれん。
まぁ。
そんなもの・・・かな。



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2017/01/13 Fri *それが問題なのか / The Clash

20170113giveemenoughropejp


放つか。
放たないか。
それが。
問題なのか。
そうなのか。

好もうと。
好むまいと。
どうしても。
抑制されている。
抑制している。

誰にも。
そうは。
思われていないかもだが。
そんなことは。
どうでもいいが。

縛って。
閉じ込めて。
抑えつけている。
そんなものが。
あるのは確かなことで。

そいつを。
解き放ってしまえば。
ありとあらゆるものが。
上手くいくかは知らないが。
楽にはなるだろうと。

そんな。
予感が。
昂って。
確信へと。
変化しかねない夜もある。

『Give'em Enough Rope』'78年リリース。
クラッシュの2枚目となるアルバム。米国ではデビュー・アルバムとなって。
日本では『動乱(獣を野に放て)』なる、分かった様な、分からない様な邦題が冠されたと。
まぁ、原題もよく分からないし。サウンドとかジャケットのイメージが作用したのかな。
結構、否定的な意見も多いみたいですが。なかなか言いえて妙な邦題かなとも。
当時、クラッシュを聴いて熱くなっていた身としては。共感を抱かないでもないかなと。
そう、クラッシュは、そのサウンドは、その姿勢は、解放のシンボルでもあったのかなと。
兎に角。抑圧と束縛しか感じられなくて。でも。逃げ出す術も何も見えなくてと。
そんなガキには。クラッシュが希望をもたらす一縷の光に見えた・・・そんなところかな。
真面目な話、それほどに、のめり込んで、熱くなって、尖がって聴いていたのですよね。
学校も、家も。面白くないし、退屈だし。何をやっても空回りするだけだし。
焦れば焦るほど、蟻地獄に嵌っていく様でもあって。どこかへ脱け出したくて仕方が無くて。
それだけを夢想しながら生きている様な日々を送っていたガキだったので。
もう。このアルバムは。どれだけ聴いたか。一日中、引っ繰り返して、繰り返して。
「Safe European Home」「English Civil War」「Tommy Gun」の3連発にノックアウト。
「Stay Free」の切なさに涙して。そして・・・
「All The Young Punks (New Boots And Contracts)」で叫んで拳を突き上げると。
そいつを繰り返しながら。袋小路の、どうしようもない日々を何とか生き抜いたのですよね。
このアルバム。かなりマネージメントやレコード会社の意向が反映されている様で。
録音前に徹底的に練習させられて。演奏が上手くなりすぎちゃったとか。
サンディ・パールマンのオーバー・プロデュースできれいに仕上がり過ぎちゃったとか。
あげくはサンディが、ジョー・ストラマーの歌声をオフにミックスしちゃったとか。
そんな諸事情を後に知って聴くと、確かにと、思わないでもないのですが。
でも。いまでも、針を落とせば。そんなことはどうでもよくなってしまうのですよね。
そう。いまでも、このアルバムは、クラッシュは。解放のシンボルなのですよね。
それは問題があるのではないかなとも思いますが・・・事実は事実だからなぁ・・・

解くか。
解かないか。
それが。
問題なのか。
そうなのか。

意識しようと。
意識しまいと。
どうしても。
抑制されている。
抑制している。

誰にも。
そうは。
感づかれていないかもだが。
そんなことは。
どうでもいいけれど。

縛られて。
閉じ込められて。
抑えつけられている。
そんなものが。
あるのは間違いないことで。

そいつを。
解き放ってしまえば。
ありとあらゆるものが。
解決などしなくても。
自然にはなるだろうと。

そんな。
思いが。
溢れて。
堰を切って。
決壊しかねない夜もある。

いまも。
いまだに。
放てない。
解けない。
そんなものがある。

いまも。
いまだに。
閉じ込めている。
抑えつけている。
そんなものがある。

そう。
抑圧されているうちに。
自ら。
抑圧してしまった。
そんなものがある。

こんなはずでは。
無かったのにと。
ここでは。
無いだろうと。
そんな声が聞こえてくる。

その。
声に。
煽られて。
突き動かされて。
いまこそと。

放ってしまえば。
解いてしまえば。
解き放ってしまえば。
それで。
いいのだと。

上手くいこうが。いくまいが。
解決しようが。しまいが。
楽になってしまえ。自然にもどれ。
眠れない、眠らない。
野性が叫んでいる。

放つか。
放たないか。
それが。
問題なのか。
そうなのか。



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2017/01/12 Thu *この街、この夜 / Dr. Feelgood

20170112liveinlondon


この街。
今夜も。
この店。
この空気。
この匂い。

いかした。
いかれた。
奴等が。
集まって。
溢れ出し。弾ける。

いつかの夜も。
この夜も。
ご機嫌な。
時間が。
幕を開ける。

このギター。
このビート。
この歌声。
そいつが。
身も心も痺れさせる。

今夜は今夜。
この夜はこの夜。
そいつが。
また。
訪れて。重なって。

蘇る。
生まれる。
そいつが。
また。
繋がって。繋がり合って。

『Live In London』'90年リリース。
ドクター・フィールグッドの通算16枚目(?)にあたるアルバム。
ライヴ・アルバムとしては通算4枚目になるのかな。
当時のドクター・フィールグッドは結構な逆境に置かれていて。
所属していたスティッフ・レコードは倒産。ギタリストも脱退してと。
前途が危ぶまれる状況で。その存在も、ややも、すると忘れられがちになっていてと。
しかし。そこは不屈の男、リー・ブリロー。そのまま消えはしなかったと。
自らレコード会社を立ち上げて。新しいギタリストを探し出してと。
そうして再びツアーに乗り出して。このアルバムを録音してリリースに漕ぎつけたと。
このアルバム、肝は何と言っても五代目ギタリスト、スティーヴ・ウォルウインの存在で。
そのプレイが実に何とも。派手さは無いものの。確かなテクニックに裏打ちされた熱さ。
そいつがブリローを刺激して、過去のナンバーをも蘇らせているところにあって。
ブリローが実に生き生きと歌い、そしてブルース・ハープを吹いているのです。
実のところ、少し精彩を欠きつつあったブリローはここで完全に蘇生したのですね。
このラインアップで来日もしていて。クラヴ・チッタで体験しましたが。
(競演がウィルコ・ジョンソン・バンドだったのですよね。共演はありませんでしたが・・・)
その熱く、そして全力投球だった。R&Bやブルースの匂いが濃厚に漂ったご機嫌な一夜。
その模様と重なるものもあって。実に何とも堪らないものがあるアルバムなのです。
いい意味で開き直って。もう一度、ドクター・フィールグッドとは何かを認識したブリロー。
そう。ウィルコはいなくても。R&Bやブルースに忠誠を誓った己さえ揺るがなければ。
いつでも。いつの夜でも。ドクター・フィールグッド足りえるライヴをやれるのだと。
今夜も。いつかの夜も。この街も。そしてどの街も。熱く痺れさせてやるぜと。
そんなブリローの自信と覚悟が感じ取れる、そんなライヴ・アルバムでもあるのです。

この街。
今夜も。
この店。
この空気。
この匂い。

いかした。
いかれた。
奴等が。
集まって。
溢れ出し。弾ける。

いつかの夜も。
この夜も。
ご機嫌な。
時間が。
幕を開ける。

このギター。
このビート。
この歌声。
そいつが。
身も心も痺れさせる。

今夜は今夜。
この夜はこの夜。
そいつが。
また。
訪れて。重なって。

蘇る。
生まれる。
そいつが。
また。
繋がって。繋がり合って。

この街。
今夜も。
あの夜も。
そして。
いつかの夜も。

熱く。
ご機嫌な。
ギターが。
ビートが。
歌声が。

真っ当な。
ロックンロールが。
真っ当な。
ブルースが。
弾けている。溢れている。

それが。
いい。
それが。
堪らない。
ご機嫌で。

それで。
いい。
それが。
総てで。
構わない。

他に。
何がいる。
他には。
何もいらない。
そう感じさせてくれる。

この街。
今夜も。
あの夜も。
そして。
いつかの夜も。きっとね。



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2017/01/09 Mon *重く儚い夢だから / Eddie Hazel

20170109gamedamesandgutarthangs


重く。
儚い。
夢だから。
見続ける。
思い続ける。

現実が。
事実が。
どうであろうと。
見てしまうものは。
どうにもならない。

ならば。
どこまでも。
どうしても。
見るだけ。
思うだけ。

時に。
激しく。
時に。
切なく。
胸を掻き毟られて。

押し潰されそうで。
千切れてしまいそうで。
それでも。
紡ぐ。
紡ぎ続ける。

この心の。
軋む音を。
子守唄に。
出来るのならば。
それもまた悪くはない。

『Game, Dames And Guitar Thangs』'77年リリース。
ファンカデリックのギタリストとして名を馳せたエディ・ヘイゼル。
そのエディの初めての、そして唯一となったソロ・アルバム。
エディと言えば。ファンカデリック創設時からのメンバーで。
その超絶的なギターと、数々の名曲を提供して多大に貢献したことで知られます。
(クレジットを母親名義にして印税を全額渡していたのも有名な話かな)
そんなエディですが。薬物に耽溺する様になって。傷害事件を起こしたりもして。
たびたび収監されるに至って。ファンカデリックでの存在は徐々に薄いものになって。
そんなさなかに制作されたのがこのアルバムで。仮出所時に録音したとの説もあります。
御大、ジョージ・クリントンがプロデュース、ファンカデリックのメンバーも参加と。
ここらは盟友であるエディを立ち直らせたいとの思いもあったのかと思われますが。
ファンカデリックでの出番が減っていた鬱憤を晴らすが如くに鳴り響くエディのギター。
激しくファンキーでありながら、どうにも繊細で儚いエディの、そのギター。
ジミ・ヘンドリックス・フォロワー、その影響を指摘されることも多く。
確かにそれは否定できないもの。ジミ以上の振幅の大きさが感じられもするのです。
特にその繊細さ。ぎりぎりのところで音を紡いでいて。いつ千切れるかもわからない。
その緊張感。そこから生じる儚さ。そしてそれを覆い隠すかの様な激しさ。
ジミと同様に。エディもまた常に頭の中に音楽が溢れていて。それを奏でようと。
それを描き出そう、形にしようともがいていたのではないかと感じられるのです。
あの「California Dreamin'」も「I Want You (She's So Heavy)」も。
見事なまでに咀嚼してエディのナンバーとして奏でられているのですが。
そこにエディの見ていた、思っていた、求めていた夢の姿が見え隠れする様でもあります。

重く。
儚い。
夢だから。
見続ける。
求め続ける。

現実から。
事実から。
遠くにあろうと。
見てしまうものは。
どうにもならない。

ならば。
いつまでも。
どうやっても。
見るだけ。
求めるだけ。

時に。
激しく。
時に。
切なく。
体を切り刻まれて。

砕け散りそうで。
放り出されてしまいそうで。
それでも。
奏でる。
奏で続ける。

この体を。
苛む音を。
夜想曲に。
出来るのならば。
それもまた悪くはない。

いま。
ここではなく。
そこに。
あそこに。
立っていられたら。

なぜ。
そこではなく。
あそこでもなく。
ここに。
立っているのか。

せめて。
夢の中で。
そこに。
あそこに。
立っていたいのだ。

思い描く。
場所に。
世界に。
そこに。
立っていたいのだ。

それを。
思う。
求める。
時に激しく。
時に切なく。

思い続ける。
求め続ける。
思い描いた。
ものを描こうと。
ものを奏でようと。

重く。
儚い。
夢だから。
諦められない。
覚めもしない。



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2017/01/08 Sun *その声でないと / Aretha Franklin

20170108ladysouljporg


その声でないと。

誰でも。
いいって。
わけじゃないのだ。
そんなものじゃないのだ。
そうなのだ。

そんなに。
かしこまるとか。
大仰に考えるとか。
そんなものでは。
無いかもしれないけど。

でも。
大事な。
大切な。
ことなのだ。
曖昧にはできないのだ。

それだけは。
どうしても。
譲れないのだ。
曲げられないのだ。
だってさ・・・

その声。
その歌声。
そいつが好きで。
そいつに魅せられて。
それで決めたのだから。

その声でないと。

『Lady Soul』'68年リリース。
アレサ・フランクリンのアトランティック移籍後3枚目となるアルバム。
日本ではこの独自のジャケットでリリースされたのが初出だったのですね。
このアルバム・タイトル。よくぞ、まぁ、つけたものだなと思いますが。
アレサですからね。あの歌声ですからね。許されるのだろうなと。それだけの存在ですから。
地域限定とか、レーベル限定とか。そんなレディ・ソウルはいたとしても。
ソウルを代表する、ソウル全体を俯瞰してのレディ・ソウルはアレサしかいないかな。
メイヴィス・ステイプルズや、グラディス・ナイトもかなりのものではありますが。
ジャンプ・ナンバーであろうが、スロー・バラードであろうが。
他を寄せ付けない、圧倒的な存在感、その深い表現力、やはり唯一無比かな。
針を落としている時は勿論。そうでない時も。ふと聴こえてくる時が確かにあって。
歌声に包まれている、支えられている。そう感じると。胸の奥の柔らかいところが震える。
そんな歌声なんて。他にはないかな。アレサが歌っている、アレサがいてくれる。
少なくとも。アトランティック時代の脂の乗っている時期のアレサは特別ですかね。
時に熱く高揚させ、時に大きな優しさで包み込む。もはや逃れる術はありません。
「Chain Of Fools」「(You Make Me Feel) Like A Natural Woman」とかね。
どうしたら。こんな歌声で、こんな歌を歌えるのだろうと。驚嘆するしかないのです。
アルバムを締めくくる「Ain't No Way」に至ってはもう・・・震えるばかりです。
自分がいつも、いまも。ソウルを好きであり続ける。そこにはアレサの歌声があるのです。
バックはスプーナー・オールダムを始めとするマッスル・ショールズの面々ですが。
キング・カーティスや、ボビー・ウォマックも参加しています。
そしてスウィート・インスピレーションズのコーラスがまた実に見事なのですよね。
勿論、アレサが歌えば、その歌声が聴こえてくれば。それが総てではありますが。
このアルバム、この時代。アレサを支えた面々によるサウンドには特別なものがあるかな。

その声でないと。

誰でも。
いいって。
わけにはいかないのだ。
そんなに簡単ではないのだ。
そうなのだ。

そんなに。
筋を通すとか。
仁義を切るとか。
そんなものでは。
無いかもしれないけど。

とても。
大事な。
大切な。
ことなのだ。
いい加減にはできないのだ。

それだけは。
どうしても。
変えられないのだ。
諦められないのだ。
だってさ・・・

その声。
その歌声。
そいつに惚れて。
そいつに惹かれて。
それで決めたのだから。

その声でないと。

他の。
誰にも。
代わりは。
務まらない。
そうなのさ。

他の。
誰かの。
声では。
弾まない。
そうなのさ。

他の。
誰かの。
歌声では。
癒されない。
そうなのさ。

その。
声でないと。
どうしたって。
誘われない。
そうなのさ。

その。
歌声でないと。
どうにも。
ときめかない。
そうなのさ。

他の。
誰の。
声でも。
歌声でも。
駄目なのさ。

とても。
大切で。
大事で。
大好きな。
惚れぬいた。

その声でないと。



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2017/01/07 Sat *いいんだぜ / The Isley Brothers

20170107theisleyslive


いいんだぜ。

お雑煮で。
なんでも。
かんでも。
ぶち込んで。
煮込んでしまえば。

お餅も。
鶏肉も。
三つ葉も。
なるとも。
なんでもありで。

角餅でも。
丸餅でも。
餡子が入っていても。
焼こうが、焼くまいが。
なんでもありで。

澄ましだろうが。
白味噌だろうが。
なんの出汁だろうが。
なんでも旨味になれば。
なんでもありで。

異なるから。
違いがあるから。
面白い。
楽しい。
それさえ感じられれば。

いいんだぜ。

『The Isleys Live』'73年リリース。
アイズレー・ブラザーズの2枚組ライヴ・アルバム。
カーティス・メイフィールドやダニー・ハサイェイもライヴ・アルバムを収録した。
ニューヨークのクラブ、ビター・エンドで'72年に行われたライヴの模様が捉えられています。
アイズレー・ブラザーズが一番ファンキーだった所謂3+3体制になる前年ですが。
既にリズム隊の2人は参加していた模様なので。実質的には3+3でのライヴかな。
カーティスやダニーが録音したハコを意識したのか全体にニュー・ソウル風でもあり。
でも。そこはアイズレー・ブラザーズ。独特の粘っこいファンクネスが響き出します。
強靭なリズム隊の参加によって。足腰が鍛えられて、自在に暴れられる様になったと。
そんな喜びに溢れていて。その様が聴く者にも伝わってきます。
R&Bの時代からの長い芸歴を誇るアイズレー・ブラザーズです。
R&Bも、ゴスペルも、ニュー・ソウルも、ファンクも。総てを取り込んで。
旺盛な食欲を遺憾なく発揮して、見事に消化して、そして昇華させているのです。
ジャンルなど気にしない、ものともしない、ジャンルなんて概念のない。
そんな、なんでもありの雑多な生命力が魅力のアイズレー・ブラザーズなのです。
一時期、若き日のジミ・ヘンドリックスが参加していたこともあるのは有名ですが。
そのジミヘンを始めとして。キャロル・キング、ボブ・ディランのカヴァーもあって。
ロックも易々と自分達のものにしてしまっています。見事なものです。
まんまジミヘンなギターが聴ける「Machine Gun」も流石なのですが。
長尺なナンバーへと変貌させている「It’s Too Late」と「Lay Lady Lay」の。
その換骨奪胎振り。特にもともとただの愛欲の歌である「Lay Lady Lay」を。
上品に愛を囁いている様に聴かせながら、最後はとても下世話な感じにしてしまう。
このなんでもありで、いいんだと思わせるところ。そいつが実に堪らないのですね。

いいんだぜ。

チャンプルーで。
なんでも。
かんでも。
ぶち込んで。
痛めてしまえば。

ゴーヤも。
玉子も。
豆腐も。
もやしも。
なんでもありで。

スパムでも。
ロースハムでも。
ボンレスハムが入っていても。
焦がそうが、焦がすまいが。
なんでもありで。

醤油だろうが。
塩、胡椒だろうが。
チャンプルーの素だろうが。
なんでも味付けになれば。
なんでもありで。

異なるから。
違いがあるから。
面白い。
楽しい。
それさえ味わえれば。

いいんだぜ。

初めてでも。
馴染みでも。
久し振りでも。
なんでもありで。
いいんだぜ。

おっさんでも。
じじいでも。
若人でも。
なんでもありで。
いいんだぜ。

遠くからでも。
ご近所さんでも。
どこから来ようと。
なんでもありで。
いいんだぜ。

朝まで飲もうと。
酒は飲めなくても。
途中で帰っても。
なんでもありで。
いいんだぜ。

音を外そうとも。
歌詞を忘れようとも。
構成があやふやでも。
なんでもありで。
いいんだぜ。

またの約束を。
交わそうとも。
交わさなくとも。
なんでもありで。
いいんだぜ。

異なること。
違うこと。
それが交わること。
そいつが。
面白いなら。楽しいなら。

いいんだぜ。



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2017/01/06 Fri *君を呼んだのに / King Curtis

20170106playsgreatmemphishits


それで君を呼んだのに。

今日は今日で。
楽しかった。
悪くはなかった。
そうなのだ。
そうなのだけれど。

ふと。
夕陽を。
目にしたら。
急に。
寂しくなってしまって。

慌てて。
君を呼んだのに。
君を思い出したのに。
でも。
それでも。

埋められない。
空白が。
欠落が。
どうしても。
辺りを包んでしまう。

君の笑顔。
君の声。
君の空気。
君の匂い。
思い浮かべても。

それで君を呼んだのに。

『Plays The Great Memphis Hits』'67年リリース。
ソウル界屈指のサックス・プレイヤー、キング・カーティス。
アトランティック入社後はプロデュサー、アレンジャーとしても大活躍。
勿論、プレイヤーとしてもアレサ・フランクリンを始めとして。
多くのアーティストをその絶妙なプレイで支えて絶大なる信頼を得ていました。
そして。カーティス自身も数多くのアルバムを制作しています。
その精力的な活動量には驚かされるものがあります。寝る時間があったのかと。
このアルバムではサザン・ソウルの名曲をこれでもかと吹きまくっています。
「Knock On Wood」「Hold On, I'm Comin'」「When Something Is Wrong With My Baby」
「Green Onions」「Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song)」「In The Midnight Hour」
「I've Been Loving You Too Long」「Last Night」などなど。豪華なラインアップで。
そのいずれ劣らぬ名曲を、カーティスの何とも言えない深みのあるサックスが奏でると。
更にはクレジットが無いので詳細は不明なのですが。強者ぞろいのバンドで。
恐らくギターはコーネル・デュプリーなのかな。そのファンキーなサウンドも堪りません。
この辺りの技量、そしてセンスが。やがてソウルの枠を超えて支持されるに至った所以かと。
ただ惜しむらくは。一曲一曲はカーティスの才気が迸ってはいるものの。
アルバムとしてまとめて聴いてしまうと。やはりそこはインストなので。
しかも。なまじ著名なナンバーが揃っているだけに所謂、歌のない歌謡曲に聴こえてしまう。
どうしても。食い足りなさ、物足りなさが残ってしまうかな。
カーティスを始めとして演奏が素晴らしいだけに、このサウンドに歌が乗っていたらと。
尤も。そうしてしまったら。カーティスのアルバムである必然性も失われるのですけどね。
なんかね。この美女のジャケットに目を奪われるのだけど。実際には会えない。
そのもどかしさと共通するものがあるかな。う~ん、満たされない思いが残るなぁ・・・

それで君を呼んだのに。

今日は今日で。
面白かった。
悪くはなかった。
そうなのだ。
そうなのだけれど。

ふと。
夕闇に。
身を置いたら。
急に。
悲しくなってしまって。

慌てて。
君を呼んだのに。
君に思いを馳せたのに。
でも。
それでも。

埋められない。
隔たりが。
すき間が。
どうしても。
周りを囲んでしまう。

君の笑顔。
君の声。
君の空気。
君の匂い。
思い浮かべても。

それで君を呼んだのに。

君の笑顔。
瞼に。
焼き付いて。
いつでも。
思い出せる。

君の声。
耳に。
残って。
いつでも。
思い出せる。

君の空気。
風の中に。
感じられて。
いつでも。
思い出せる。

君の匂い。
残り香が。
胸の奥にあって。
いつでも。
思い出せる。

そうさ。
いつだって。
どこだって。
君を。
思い出せる。

でも。
それは。
あくまでも。
どこまでも。
思い出なのだ。

それも。
悪くはない。
思い出せる。
それは。
それで幸せで。

でも。
物足りない。
満たされない。
君は。
ここにはいないのだから。

それで君を呼んだのに。



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2017/01/05 Thu *時間ですよ / Betty Everett

20170105therellcomeatime


時間ですよ。

うん。
そうか。
もう。
そんな時間か。
そうですか。

いや。
その。
別に。
嫌だとか。
断るとかはしないけど。

だから。
もう少し。
惰眠を。
貪っていたいかな。
許してくれないかな。

時間だと。
その時が来たのだと。
そいつは。
十分に。
承知してはいるのだが。

その。
なんだ。
心の準備もいるし。
体も温めないといけないし。
猶予を与えてくれないか。

時間ですよ。

『There'll Come A Time』'69年リリース。
シカゴ・ソウルのフィメール・シンガー、ベティ・エベレット。
そのベティの代表作となった5thアルバム。
時計を示して。時間ですよと微笑む?ベティの笑顔に先ずはやられるかな。
実はミッシシッピー出身のベティ。どういう縁なのかシカゴにやってきて。
どうやらウィリー・ディクソンとかマジック・サムとの親交があったらしく。
そのキャリアをブルース・シンガーとしてスタートさせています。
尤も。ベティ自身はどうやらブルースに強い思い入れは無かったみたいで。
'60年代の初めにはR&Bシンガーへと転身。その流れでソウル・シンガーにと。
ダイナミックなシカゴ・サウンドをバックにグイグイと迫ってくるナンバーでも。
スローの囁きかける様なバラードでも。ベティのキュートな歌声が実に魅力的で。
こんな歌声で子守歌でも歌われた日には気持ちよく夢の中へ入っていけるかなと。
またこの歌声で起こされるのなら、目覚めも悪くはないかなとか思ってしまいます。
多分にモータウンを意識していると思わされる曲調やアレンジもあるのですが。
単なる二番煎じには終わっていないのはやはりシカゴ・サウンドの迫力。
そしてベティのキュートでありながらも、力感漲る歌声によるところが大きいかな。
ストリングスが大胆と言うか、仰々しく鳴り響くナンバーもあるのですが。
決して安っぽくならない、ポップスに流れ過ぎないところがいいのですよね。
カーティス・メイフィールドのナンバー、「Hold On」を歌っていますし。
没になったナンバーにはアレンジをダニー・ハサウェイが担当したものもあったとか。
その歌声の魅力を最大限に生かす、引き出す才能にも恵まれて。
ベティにしてみれば、まさに時間ですよ・・・時は来た、のアルバムだったのでしょうね。

時間ですよ。

うん。
そうだね。
もう。
そんな時間だね。
そうなのだね。

いや。
その。
別に。
嘘だとか言わないし。
とぼける気もないけれど。

だけど。
もう少し。
このまま。
うとうとしていたいかな。
見逃してくれないかな。

時間だと。
その時が来たのだと。
そいつは。
十二分に。
理解してはいるのだが。

その。
あれだ。
心の準備ってものがあるし。
体中に血も巡らさないといけないし。
お情けを頂戴できないか。

時間ですよ。

そう。
確かに。
その。
時間だよ。
時が来たのだよ。

長い様で。
短かった。
あっという間の。
休暇は。
終わったのだよ。

また。
日常とやらに。
戻って。
労働とやらを。
始めなければいけない。
そうなのだけど。
まだ。
もう少しだけ。
うとうとと。
していたいのだよ。

承知しているけど。
そう。
もう少しだけ。
惰眠の続きを。
夢の続きを見ていたいのだよ。

理解しているけど。
その。
たまには。
冬眠させてくれても。
許してくれてもいいのだよ。

駄目かぁ。
駄目だよね。
そうですか。
仕方が無いな。
始動しますかね。

時間ですよ、か(苦笑)。



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2017/01/04 Wed *電圧上げて、電流流して / AC/DC

20170104highvoltageausorg


何事も。
初めが。
肝心かなめ。
そいつで。
決まってしまう。

やるのか。
やらないのか。
貫くのか。
貫かないのか。
どっちなのだと。

躊躇っている。
僅かの間に。
機を逃す。
後の祭り。
そんなもの。

ならば。
無理矢理にでも。
電圧を上げて。
強力な。
電流を流して。

走りだしてしまおう。
飛びだしてしまおう。
結果とやらには。
意味とやらにも。
後から追ってきてもらおう。

ラフでいい。
タフでさえあれば。
そいつだけを。
掌の中に。
握りしめて。さぁ、いこう。

『High Voltage』'75年リリース。
地元オーストラリアのみでリリースされたAC/DCの1stアルバム。
前年にシングル盤をリリースしてデビューするも鳴かず飛ばずで。
ツアーの移動に利用するバンの運転手だったボン・スコットが新たなヴォーカリストに。
アンガス、マルコムのヤング兄弟にボンを中心として僅か三日間で録音されました。
(リズム隊は未だ流動的で。プロデューサーのジョージ・ヤングがベースを弾いています)
このアルバムに収められたナンバーは2曲が全世界での1stアルバムに収録されて。
4曲は『'74 Jailbreak』に収録されて。2曲のみが未だにこのアルバムのみで聴けるのかな。
未だ海のものとも、山のものとも判別のつかない時代のAC/DCです。
ブルース・ロックやグラム・ロックからの影響も色濃く残っているかなと思われて。
それがアンガスとアルコムのギター・ソロが絡むところや、ボンの妙にねちっこい歌声とか。
特に、アンガスとマルコムの役割が明確になっていないところは新鮮に感じられるかな。
ボンの歌声はキュートでもあって。セーラー服でステージに立っていたのもわかるかなと。
ただ。既にリズムが強調されたグイグイと乗せていくスタイルの萌芽は窺えて。
強烈で強靭なビートを武器に押しまくり、只管に突き進むバンドであることの宣言。
そいつは十分に成されているかなと。あのご機嫌なハード・ブギーが鳴り始めているのです。
「Baby Please Don't Go」のカヴァーの尋常ならざる疾走感なんてなんとも堪らないかな。
他にもAC/DCならではのハード・ロックの原型を思わせるナンバーが心地よいなと。
恐らくは。漠然としたビジョンはあっても。明確な勝算は無かったのではないかと。
そう思われるのですが。それでも勝負に打って出て。アンガス、マルコム、ボンに賭けたと。
その機に賭けた力、思いの強さ。その潔さが聴く者にも電流の様に伝わってくるのですね。
このチープで、ダーディなジャケットも。後のAC/DCのイメージを決定づけたかな。

何事も。
最初が。
肝心かなめ。
そいつが。
総てと言ってよい。

いくのか。
いかないのか。
突っ張るのか。
突っ張らないのか。
どっちなのだと。

逡巡している。
僅かの隙に。
機は逃げる。
先に立たず。
そんなもの。

ならば。
無茶を覚悟で。
電圧を上げて。
強力な。
電流に痺れて。

駆けだしてしまおう。
跳びはねてしまおう。
結論とやらには。
意義とやらにも。
後から追ってきてもらおう。

ラフでいい。
タフでさえあれば。
そいつだけを。
胸の奥に。
抱いて。さぁ、いこう。

そう。
結果が同じだと。
結論が同じだと。
言うのであれば。
尚更に。

駄目で元々。
上手くいけば儲けもの。
ならば。
やってしまえばいい。
やらない理由などない。

そう。
意味が無いと。
意義も無いと。
言われるのであれば。
尚更に。

考えなどいらない。
当たればもうけもの。
ならば。
挑んでしまえばいい。
挑まない理由などない。

そう。
女神には。
後ろ髪は無いのだ。
だから。
尚更に。

先手を打つのだ。
機先を制するのだ。
初めの一歩を。
踏み出してしまえばいい。
踏み出さない理由などない。

海のものとも。
山のものとも。
わからない。
ビジョンはあっても。
勝算などありはしない。

それでも。
僅かな希望があるのなら。
電上げて。
電流を流して。
さぁ、ラフに、そしてタフに、いってみよう!



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