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2017/02/12 Sun あてどなく / 村八分

20170212kutabirete


草臥れて。
疲れ果てて。
遊び過ぎたから。
それも。
ないではないけれど。

もう。
ここ何年。
否。
ここ十数年。
この疲労感につき纏われている。

いつから。
なぜ。
そんなことは。
もう。
思い出せもしない。

いつまで。
なぜ。
そんなことは。
もう。
考えたくもない。

あてなどなく。
あてどなく。
この疲労感の中を。
彷徨いながら。
歩いている。

何処へ。
辿り着けるわけでなく。
何処へ。
行きたいわけでもなく。
歩いている。

『くたびれて』'15年リリース。
村八分の未発表音源を集めたスタジオ・アルバム。
初出は'91年でその際のタイトルは『草臥れて』で。
このアナログ盤はその再発になるもので、アナログ盤になったのは初めてでした。
録音されたのは'71年の4月30日とのことで。
メンバーはチャー坊、富士夫ちゃん、青ちゃん、浅田哲、そして上原裕、ユカリさんです。
録音時の平均年齢は20歳を切っていたのかな。若々しく荒々しい村八分です。
今では。何だか訳のわからないものも含めて。膨大な音源がリリースされていますが。
'91年当時はあの2枚組のライヴ・アルバム。それこそが普通に手に入る村八分の総てで。
この音源が世に出るとのニュースを耳にした時は半信半疑で。
そしてリリースされて耳にできた時は狂喜乱舞したことを今でも鮮明に覚えています。
その時のCDと比較すると音がクリアになった気がするのだけど。リマスターなのかな。
兎に角。アナログ盤の厚い音で聴けるようになったのは嬉しい限りですね。
針を落とすと毎回思うのは、チャー坊のあまりに特異な言語感覚。
どこから言葉が出てくるのだろう。身体の奥深いところか、頭上の数十センチ上なのか。
映像で観ることができる。不思議な浮遊感を漂わせた存在感。それが言葉になっている感じ。
そして。この、ただのロックンロールの凄まじいカッコ良さと圧倒的な存在感。
チャー坊のヴォーカルとのアンバランシにして、微妙なバランス。
Charが、セックス・ピストルズが出てきた時に、村八分だろ、と言ったとか。
でも。村八分にある倦怠感と厭世感。そいつはピストルズには感じないかな。
そう。若々しく荒々しいのに。どうしようもなく、くたびれて、醒めている。
そのザラザラっとした感覚が村八分のロックンロールをリアルなものにしているのだと感じるのです。

草臥れて。
疲れ果てて。
はしゃぎ過ぎたから。
それも。
あるにはあるけれど。

もう。
ここ何十年。
否。
生まれついてから。
この疲労感につき纏われている。

なぜ。
どうして。
そんなことは。
もう。
思い出せもしない。

なぜ。
どうして。
そんなことは。
もう。
考えたくもない。

あてなどなく。
あてどなく。
この疲労感の中を。
流離ながら。
漂っている。

何処か。
辿り着くあてがあるわけでなく。
何処か。
行きたいところがあるわけでもなく。
漂っている。

どうしようかな。
そんなこと。
考えたところで。
どうしようもない。
どうにもならない。

繰り返し。
積み重ね。
また。
繰り返し。
積み重ね。

つき纏われ。
絡み捕られ。
引きずり込まれ。
沈み込んで。
囚われて。

いつから。
どこから。
草臥れて。
いつまでも。
どこまでも。

疲労感の中を。
彷徨いながら。
歩き続けて。
流離ながら。
漂い続けて。

遊んで。
はしゃいで。
あてなどなく。
あてどなく。
弾けて。沈んで。

何処か。
辿り着くあてがあるわけでなく。
何処か。
行きたいところがあるわけでもなく。
漂っている。

あてなどなく。あてどなく。



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