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2017/02/22 Wed *再度 / Lou Reed

20170222mistrial


何かが。
違う。
何かを。
間違えた。
何を。

そいつは。
ひとつでは無く。
一元的な話では無く。
恐らくは。
複数で、複雑で。

ある部分。
ある方向。
正しくもあれば。
正しくもなく。
入り組んでいる。

ただ。
全体として。
統一されずに。
纏まらずに。
どうにも落ち着きが良くない。

そんなこともある。
そんな時もある。
それはそうなのだが。
そのままにはできない。
そんな感覚。

ここは。
一旦。
解体して。
再度構築しなおす。
そいつが必要かもしれない。

『Mistrial』'86年リリース。
ルー・リードの14枚目となるソロ・アルバム。
MTVの恩恵を受けてルーとしてはかなりのセールスを上げたのかな。
確かに「Video Violence」のビデオは秀逸で面白かったですけどね。
その「Video Violence」を含めて。ルーにしてはキャッチーなナンバーが多くて。
そこが評価の分かれ目かなとも思われます。従来のルーとは明らかに異なる・・・
否、ルーの中では繋がっているのかも知れませんが。
サウンドが分かりやすくなった分、ルーの意図は分かり辛くなってしまった。
そんな印象を受けたりもします。ルーならではの厄介な現象と言えるのかな。
また例によって’80年代中頃の特有なシャリシャリした音作りもねぇ。
その点でかなり損をしていることもまた否めない気がするのです。
ルーにしてはキャッチーで、ルーの歌声とリズム隊が前面に出ている。
そのシャープな構成は魅力的なだけに、時代に寄り添い過ぎた音作りが悔やまれるかな。
その点に関してルーがどこまで意識していた、気にかけていたかは分かりませんが。
アルバム・タイトルは無効審理を意味するもので。そこに込められたものは何かと。
タイトル・ナンバーの「Mistrial」はルーが半生を振り返ったナンバーとも言われていて。
今までの歩みをもう一度、聴き手に審理を求めているのか。それとも。
この新たな試みによるアルバムの心理を求めているのか。気になるところではあります。
ルーも、熱心なある意味では偏執的なファンが多くいたアーティストなので。
その中にはいつまでもヴェルヴェット・アンダーグラウンド、あるいはグラム時代の。
そのルーの姿を追い求めて止まない人も少なからず存在していたと思われて。
そんなファンに対するルーからの挑戦状だったのではと言うのはうがち過ぎかも知れませんが。

何かが。
異なる。
何かを。
取り違えた。
何を。

そいつは。
単純ではなく。
多面的な話で。
恐らくは。
複眼で、重層で。

ある視点。
ある局面。
正しくもあれば。
正しくもなく。
交じり合っている。

だから。
全体として。
整理されずに。
固まらずに。
どうにも座りが良くない。

そんな時もある。
そんなこともある。
それはそうなのだが。
そのままにはしておけない。
そんな感覚。

ここは。
一旦。
解体して。
再度編成しなおす。
そいつが必要かもしれない。

今が。
今までが。
正しいとは。
言えない。
言い切れない。

今が。
今あるものが。
誤りではないと。
言えない。
言い切れない。

今が。
今こそが。
異なっていないとは。
言えない。
言い切れない。

ひとつではなく。
一元的でもなく。
単純ではなく。
多面的で。
その集合体。

複数で。
複雑で。
複眼で。
重曹で。
その複合体。

無理に。
纏める。
無理に。
整理する。
必要はないけれど。

一旦。
解体して。
再審理。
再構築。
再編成。

問うてみる価値はある。



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