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2017/02/23 Thu *原石 / Aerosmith

20170223rocksusorg


その輝き。
そいつは。
粗削りで。
故に。
眩しくて。

未だ。
削れば。
磨けば。
より一層。
輝くだろうと。

そんな。
期待を。
何故かしら。
抱かせる。
そんなものがある。

果して。
それほどのものなのか。
どれほどのものなのか。
何とも言えなくて。
何とも言えないから。

期待して。
賭けてみたくなる。
根拠はない。
ただの直感。
危険ではあるけれど。

危うさを。
感じさせないものには。
何の魅力もない。
危ういからこそ。
その原石に賭けてみたくなる。

『Rocks』'76年リリース。
大胆不敵なタイトルを冠したエアロスミスの4thアルバム。
一見、不愛想なこのジャケットにもその自信のほどが伺えるかなと。
並んだ5つのラフにカットされたダイアモンド(?)。その輝き。
ロックの原石、ロックの本質。それはここにあるのだと訴えかけてくるようで。
全9曲。40分にも満たない。その凝縮された、濃厚極まりないエアロスミスのロック。
荒々しく、乱暴で。しかし一部の隙も許さない様な緊張感に満ちていて。
少しでも触れれば、あるいは側を掠めただけで、切られて一筋の血が流れだしそうな。
この何とも言えない危うさこそがエアロスミスの本質であり、最大の魅力だなと。
名匠、ジャック・ダグラスの絶妙なプロデュース。その下であろうとも。
ダグラスによる様々な仕掛けがエアロスミスの魅力を今まで以上に引き出していても。
それ以上に、ダグラスの予想をさえも。時に上回ってしまうエアロスミス。
ラフで、隙だらけにも思えるのに。決して必要以上の接近を許すことはなく。
そして、不意に恐ろしいまでのスピードと迫力で打ち込んでくるその大胆さ。
言ってみれば。高速道路の速度制限などいつでも無視してしまう危うい感覚、匂い。
それこそがエアロスミスと凡百の産業ロックを隔てている決定的な差であり。
ボストンだとか、フォリナーだとか、ましてやジャーニーなど足元にも及ばないのです。
更に言ってしまえば。復活後のエアロスミスにも欠けているものでもあります。
「Back In The Saddle」の如何わしさ、「Rats In The Cellar」の性急さ。
そのいずれもが針を振り切ってしまう時、5つの原石が最高に輝いているのです。
ここでロックの本質に限りなく接近してしまったが故に、その反動として。
その後の迷走があったとも言えますが。そうだとしてもこのアルバムの輝きは些かも鈍らないのです。

その輝き。
そいつは。
荒々しく。
故に。
力強くて。

未だ。
削りようで。
磨きようで。
さらに。
輝くだろうと。

そんな。
希望を。
何故かしら。
呼び起こす。
そんなものがある。

果して。
それほどのものであるか。
どれほどのものであるか。
何ともわからなくて
何ともわからないから。

希望を。
賭けてみたくなる。
根拠はない。
ただの直観。
危険ではあるけれど。

危うさを。
匂わせないものには。
何の魅力もない。
危うさが漂うからこそ。
その原石に賭けてみたくなる。

やっと。
見つけた。
やっと。
出会った。
原石。

何の。
根拠もなく。
ただ。
直感が。
直観が。

こいつは。
危うい。
賭けるだけの。
価値がある。
そう告げている。

未だ。
粗削り。
荒々しく。
ただ。
真っ直ぐで。

その。
光には。
匂いには。
逸らせない。
魅力がある。

それほどのものか。
どれほどのものか。
何とも言えないから。
何ともわからないから。

その。
危うさに。
賭ける。
その。
危うさが。

何とも言えずに。
面白い。
楽しい。
原石。
その危うさに魅せられる。



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