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2017/03/04 Sat *人にやさしく / Otis Redding

20170304liveineuropeusorg


人にやさしく。
心、開いて。
心、寄せて。
歩み寄って。
触れ合って。

それぞれで。
おのおのだから。
そう簡単ではない。
そいつは。
そうなのだけれど。

いま少し。
いま一歩。
近づいて。
お互いに。
お互いが。

異なっていても。
違っていても。
きっと。
どこかに。
突破口はあるはずだ。

少しだけ。
見方を。
考え方を。
変えてみる。
譲ってみる。

それだけで。
もしかしたら。
上手くいく。
転がり始まる。
そんなこともあるはずだ。

『Live In Europe』'67年リリース。
オーティス・レディングの生前唯一のライヴ・アルバム。
そして。その生前、最後にリリースされたアルバム。
圧倒的な歌声と存在感で。あっという間にソウル界の頂点に上り詰め。
モントレーへの出演などでロック・ファンにもその存在を知らしめて。
さぁ、これから更に広い世界へ・・・その矢先に悲劇に見舞われたオーティス。
僅か26年の生涯。僅か6年ほどの活動期間。しかし永遠に色褪せることはなく。
このアルバムは、スタックス・レコードの欧州ツアーで収録されてもので。
サム&デイヴ、エディ・フロイド、カーラ・トーマス等とのパッケージ・ショー。
その中のパリとロンドンでのオーティスのステージから抜粋され収録されています。
ツアーに同行したブッカーT&MGズ、そしてメンフィス・ホーンズと共に。
まさに絶頂期のオーティスが、これでもかと熱く歌い迫ってくる様は圧巻です。
モントレーの噂、そして渡欧後のTV出演の効果もあってか。観客も熱く応えていて。
終始、オーティスと客席の間に魂の交感とでも言うべき空気があったのだと。
そんなことすらも伝わってくる様な実に何とも素晴らしいアルバムなのです。
アップ・テンポのナンバーでは、ガッタ、ガッタと観客を高みへと上らせて。
バラードでは、圧倒的な表現力でその胸の内を鷲掴みにして共に連れていってしまう。
「These Arms Of Mine」などは明らかに観客の魂を救済しているのではないかとさえ。
そして極めつけは。ラストに収録されている「Try A Little Tenderness」で。
サム・クックが歌っているのを聴いて、自らもレパートリーにしたと言うこのナンバー。
静かに、優しく歌い始めて。徐々にテンポ・アップして熱く語りかける様に。
もう少し、もう少しだけやさしくなろう、やさしくしてみようと観客に歌いかけます。
モントレーのライヴ映像ではこのナンバーで、多くのカップルの抱擁する姿が映し出され。
最後には子猫がじゃれ合っている姿も。それが凄く印象に残っているのですが。
勿論、偶然ではあるのですが。オーティスの最後のアルバムのラスト・ナンバーが。
この感動的な「Try A Little Tenderness」であったことに。心が震えてしまうのです。

人にやさしく。
心、開こう。
心、寄せよう。
歩み寄ってみよう。
触れ合ってみよう。

それぞれで。
おのおのだから。
言うほど簡単ではない。
そいつは。
そうではあるけれど。

いまよりも少し。
いまよりも一歩。
近づいて。
お互いを。
お互いが。

異なっているから。
違っているから。
きっと。
どこかに。
光は、出口はあるはずだ。

少しだけ。
見方を。
感じ方を。
広げてみる。
幅を持たせてみる。

それだけで。
もしかしたら。
案外と。
簡単じゃないかと。
そんなこともあるはずだ。

異なるから。
違うから。
拒絶する。
受け容れない。
端から相手にしない。

そいつは。
少しばかり。
否、大いに。
悲しくないかい。
淋しくないかい。

異なるだけ。
違うだけ。
それだけで。
理解も共感も。
端から諦めてしまう。

そいつは。
少しばかり。
否、大いに。
みっともなくないかい。
情けなくないかい。

俺は俺で。
あなたはあなたで。
誰かは誰かで。
それは。
そうでしかないけれど。

俺とあなた。
あなたと俺。
俺とあなたと誰か。
誰かとあなたと俺。
どこか似てもいないかい。

異なるから。
違うから。
いま少し。
いま一歩。
やさしくできないかい。

いまよりも少し。
いまよりも一歩。
心、開いて。
心、寄せて。
人にやさしく。そうしてみないかい。



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