« 2017/03/09 Thu *最前列に / Various Artists | トップページ | 2017/03/11 Sat *地に足 / Clarence Gatemouth Brown »

2017/03/10 Fri *沈んだ陽も / The Jam

20170310settingsons


成長すれば。
衰退もする。
停滞もする。
その繰り返し。
その流れ。

昇る様な。
日々もあれば。
沈む様な。
日々もある。
そんなもの。

人も。
物事も。
その関係も。
そんな流れの中。
そんな日々の中。

無縁では。
いられない。
輝くこともあれば。
陰りを帯びることもある。
そんなもの。

それでも。
その中に立ち。
その中を歩み。
自然のままに。
向き合っていれば。

終わったのだと。
諦めていたはずのものが。
再び。
生まれ変わって。
始まる、そんなこともある。

『Setting Sons』'79年リリース。
ジャケットも印象的なジャムの4thアルバム。
そのジャケットやアルバム・タイトルから考えると。
戦争と、それを通した若者の成長を描いたコンセプト・アルバムなのかな。
アルバム・タイトルは日没にもかけられていると思われて。
そうすると単なる成長物語ではなく。光と影みたいなことも意識していたのか。
勿論、そこにはポール・ウェラーの自分自身、そしてジャムへの視点もあったのだろうと。
やれ、パンクだ。やれ、モッズだ。それはそうなのだけど。
もはや、それだけでは語れないところまでジャムは来てしまっていて。
それを音楽的な成長と捉えるのか。それとも初期衝動の衰退と捉えるのか。
そんなポールの自問自答、葛藤がアルバム全体のトーンを決定している感が強いなと。
ストリングスを導入したナンバーとか、ソウルへの接近が顕著なナンバーとか。
既にポールは次の段階を意識、見据え始めていたのだろうけれど。
一方で。ジャムとして、この3人でやること、やれることへの拘りも強く感じられて。
その複雑さがアルバムに陰影を与えて。深みを与えているのは間違いがないかな。
ただ、それが勢いを削いでいると感じさせてしまう時もあるのですよね。
だから、そうだな。初めて針を落とした10代の頃よりも。
10代を遥か遠く離れてしまった今、針を落とした時のが、沁みてくるものがあるかな。
成長と衰退、光と影。葛藤。その繰り返し。そうした日々、時間。その物語。
その最後が。「Heat Wave」のカヴァーと言うのは。些か安易ではないかと思うけれど。
その溌溂として勢いのある演奏を聴いていると。そこに再出発、再生を賭けたのかなとも。
あまりに、その「Heat Wave」の印象が強すぎる感は否めないけれどね。

成長すれば。
衰退もする。
停滞もする。
その繰り返し。
その流れ。

昇る様な。
日々もあれば。
沈む様な。
日々もある。
そんなもの。

人も。
物事も。
その関係も。
そんな流れの中。
そんな日々の中。

無縁では。
いられない。
輝くこともあれば。
陰りを帯びることもある。
そんなもの。

それでも。
その中に立ち。
その中を歩み。
自然のままに。
向き合っていれば。

終わったのだと。
諦めていたはずのものが。
再び。
生まれ変わって。
始まる、そんなこともある。

陽が落ちた。
夕闇の街で。
再会して。
静かに。
ぎこちなく語りだし。

すっかり暮れた。
帳の下りた街で。
肩を並べて。
ゆっくりと。
思いを胸に歩き出し。

更け行く。
深夜の街で。
ふざけ合い。
笑い合いながら。
思いを曝け出し。

眠らない。
不夜の街で。
語り合い。
確かめながら。
再生への思いを確かにする。

成長。
衰退。
停滞。
繰り返し。
流れ。

昇り。
沈み。
共に。
離れて。
葛藤を経て。

それでも。
沈んだ陽も。
再び昇るのだと。
開け行く街の片隅で。
信じられる。

それがいい。それでいい。



web拍手 by FC2

|

« 2017/03/09 Thu *最前列に / Various Artists | トップページ | 2017/03/11 Sat *地に足 / Clarence Gatemouth Brown »

001 British Rock」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/188094/65004972

この記事へのトラックバック一覧です: 2017/03/10 Fri *沈んだ陽も / The Jam:

« 2017/03/09 Thu *最前列に / Various Artists | トップページ | 2017/03/11 Sat *地に足 / Clarence Gatemouth Brown »