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2017/03/19 Sun *鷲掴み / Johnny Winter

20170319capturedliveusorg


鷲掴み。
一発で。
一撃で。
持っていかれちまう。
そいつが堪らない。

そこには。
理由も。
理屈も。
ありはしない。
ただ。掴まれるだけ。

感じて。
震えて。
他は兎も角。
そいつだけは。
確かだと。

それならば。
とことん。
乗っかるだけ。
とことん。
ブッ飛ばされるだけ。

訳なんか。
わからなくていい。
余計なことは。
考えなくていい。
そう言うことだ。

鷲掴みにされる。
そんなものがある。
そんな時がある。
そいつは実のところ。
幸せなのだ。

『Captured Live !』'76年リリース。
『狂乱のライヴ』なる邦題が冠されていたジョニー・ウィンターのライヴ・アルバム。
このアルバムに限らずに当時のジョニー関連の邦題は結構なものが多いのですが。
針を落とすと。担当者の気持ちもわからなくはないと言うか、納得できると言うか。
兎に角。全編に渡って弾きまくり、弾き倒すジョニーのギター。
そのまさしく火を吹くが如く、狂えるが如き様に胸を鷲掴みされます。
セカンド・ギタリストに、リズム・セクション。4人編成でのライヴなのですが。
このメンバーがまた、ジョニーを支える、抑えるよりも煽りまくっていますから。
その激しさ、熱さは数あるジョニーのライヴ・アルバムの中でも極上となっています。
ジョニーのライヴ・アルバムと言うとどうしても。ジョニー・ウィンター・アンドでの。
あのアルバムばかりが語られがちですが。勝るとも劣らないアルバムだと思います。
全6曲中。スロー・ブルースはラストの「Sweet Papa John」のみで。
後はひたすらロックンロール。「Bony Moronie」「Roll With Me」「Rock & Roll People」…
この三連発などは。もう、本当に。極上中の極上。純度100%のロックンロールです。
フロイド・ラドフォードなるセカンド・ギタリストが大胆不敵にもジョニーに絡んで。
ジョニーがこれまた正面から容赦なく対抗しているのですよね。いやはやなんとも。
2人で好き勝手に弾きまくり、弾き倒して。それでいて。ちゃんとドライヴしている。
そう、両輪駆動車が最初から最後まで全速力でブッ飛ばしていく壮絶な爽快さ。
これを聴いて、胸を鷲掴みにされなきゃ、何も感じなきゃ、震えなきゃ嘘でしょうと。
そう断言したくなる。そんなジョニーのロックンロール魂が炸裂しているのです。
この後、ジョニーは原点回帰するかの様に。ブルースを前面に出し始めるので。
言わば、ロックンローラーとしてのジョニーの絶頂期、そして総決算。
そんな姿を捉えたアルバムでもあるかなと。是非フル・サイズで再発売してほしいのですけどね。

鷲掴み。
一発で。
一撃で。
撃ちぬかれてしまう。
そいつがご機嫌なのだ。

そこでは。
理由も。
理屈も。
必要などない。
ただ。掴まれるだけ。

感じるのだ。
震えるのだ。
他は置いといても。
そいつだけは。
間違いないと。

それならば。
どこまでも。
乗っかるだけ。
どこまでも。
ブッ飛ばされるだけ。

訳なんか。
どうだっていい。
余計なことは。
考えるまでもない。
それだけのことだ。

鷲掴みにされる。
そんなものがある。
そんな時がある。
そいつは実のところ。
有難いのだ。

その。
一発。
その。
一撃。
そいつがいい。

その。
一発。
その。
一撃。
それでいい。

理屈抜き。
理由はない。
感じた。
震えた。
それだけを信じて。

とことん。
どこまでも。
乗っかって。
ブッ飛ばされて。
いくだけのこと。

訳なんか。
わからなくていい。
考えてもしかたがない。
訳なんか。
端からありはしない。

鷲掴み。
一発で。
一撃で。
持っていかれちまう。
撃ちぬかれてしまう。

鷲掴みにされてしまう。
そんなものがある。
そんな時がある。
その幸せ。有難さ。
そいつを今夜も実感している。



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