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2017/04/19 Wed *生で / Lowell Fulson

20170419thebluesshowliveatpitinn


生で。
いけなきゃ。
何で。
いけるのか。
そう言うことさ。

生。
ぶっつけ本番。
出たとこ勝負。
誤魔化しも。逃げも隠れも。
出来やしない。

そいつは。
危ういけど。
怖いけれど。
だからと言って。
引くわけにはいかない。

危ういから。
怖いから。
退路がないから。
楽しいのだと。
面白いのだと。

そう。
腹を決めてしまえば。
それまで。
後は、もう。
生でやるだけ。

経験豊富で。
技巧派で、力業もいけるぜと。
そう嘯いて。
いなたく、如何わしく
やるだけ。はめるだけ。

『The Blues Show ! Live At Pit Inn』'81年リリース。
オクラホマ出身のテキサス・ブルース・マン、ローウェル・フルスン。
盟友であるリー・アレンと共に初めて日本の土を踏んだローウェル。
その初来日時に、今は無き六本木ピット・インで収録されたライヴ・アルバムです。
恐らくはこの来日が唯一の来日だった記憶しています。その意味でも貴重なアルバムで。
内容的にもB.B.キングや、ロバート・ジュニア・ロックウッドのそれと同様に。
日本で記録された、世界に誇るべきライヴ・アルバムと呼べるものになっています。
この時、ローウェルは60歳近かったのかな。日本ではそれこそ知る人ぞ知る存在で。
かの日暮泰文さんがどうしてもと呼び屋を説得して来日公演を実現させたのだとか。
アメリカでは活動していたのでしょうが。「Tramp」で一世を風靡してから既に20年近く。
どこまで現役感があるのか。不安視するむきも多かったと思われるのですが。
これが凄かったと。バンドの前奏に乗って出てきたローウェルがギターを手にして。
最初の音を出したら・・・本物だと。その一音で会場の空気が変わってしまったと。
チューニングがずれている感じもするのですが。ものともせずと言うか。
その音の存在感で周囲を圧倒してしまって。観る者、聴く者の心を鷲掴みにしてしまったと。
流石は百戦錬磨と言うか。その惚けた様なルックスに秘められた、いなたさ、如何わしさ。
テキサスから西海岸へと流れて。ゴツゴツしたブルースから、ファンクなブルースまで。
まさしく「Tramp」を地で行く感じで。どこか掴みどころの無いのが魅力なのですが。
その実、その地金、その骨格。そんなものが剥き出しとなるライヴでは、そう生では。
そのギターも、そしてその歌声も。実に真っ直ぐで、何とも黒光りのする傑物であること。
それを嫌と言う程、知らしめることになったのですね。これでいかなきゃ嘘だろうと。
やはり、ライヴだからこそ、生だからこそと言うべきものがあるのですよね。

生で。
いかせられなきゃ。
何で。
いかせられるのか。
そう言うことさ。

生。
ぶっつけ本番。
出たとこ勝負。
誤魔化しも。逃げ隠れも。
許されない。

そいつは。
脆くもあって。
恐ろしくもあるけれど。
だからと言って。
誤って済むものでもない。

脆いから。
恐ろしいから。
背水の陣だから。
楽しいのだと。
面白いのだと。

そう。
腹を括ってしまえば。
それまで。
後は、もう。
生でやるだけ。

あの手この手で。
四十八手で、何発でもいけるぜと。
そう嘯いて。
いなたく、如何わしく
やるだけ。はめるだけ。

好きこそ。
ものの上手なれ。
そう。
生こそ。
ものの上手なれ。

なんだかんだで。
生が。
その臨場感が。
その生々しさが。
好きなのだ。

だったら。
胡麻化さず。
逃げ隠れもせず。
退路を断って。
背水の陣で。

臨むだけ。
挑むだけ。
やるだけ。
はめるだけ。
いくだけ。いかせるだけ。

危うくて。
怖くて。
脆くて。
恐ろしくて。
だからこそ。

楽しいのだと。
面白いのだと。
腹を決めて。
腹を括って。
さぁ、一芝居、大芝居。

経験豊富。
四十八手もお手のもの。
技巧派で。
力業もいけるぜと。
嘯いて。

生で。
いなたく、如何わしく
やるだけ。はめるだけ。
いくだけ。いかせるだけ。
それだけさ。



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