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2017/05/04 Thu *何歩でも / Hanoi Rocks

20170504twostepsfromthemove


そこから。
ここから。
脱け出せ。
飛びだせ。
一歩でも、二歩でも。

そこは。
ここは。
目指す場所ではない。
立ち止まるわけにはいかない。
終着点は未だ先にある。

交わって。
赤くなってはいけない。
染まる。
染められる。
その前に。

沼地を。
抜けて。
荒野を。
渡って。
先んじてしまうのだ。

目指す場所が。
あるのなら。
目指す場所が。
見えているのなら。
群れている暇はない。

そこから。
ここから。
脱け出せ。
飛びだせ。
一歩でも、二歩でも、何歩でも。

『Two Steps From The Move』'84年リリース。
ハノイ・ロックスの4枚目のスタジオ・アルバムにしてラスト・アルバム。
(後に再結成されて。何枚かアルバムを残していますが)
フィンランド出身のハノイ・ロックス。自国で人気を博した後に。
英国に活動拠点を移して。レディング・フェスティヴァル等にも出演して。
日本でもマイケル・モンローがアイドル的な人気を博していたと記憶していますが。
そんな状況下で。いよいよ本格的な米国進出を狙って制作されたのがこのアルバムで。
その為にプロデューサーにあのボブ・エズリンを起用して。
A面の1曲目にはCCRの「Up Around The Bend」のカバーを持ってきています。
この戦略にどこまでマイケル達の意思が反映されていたかは実は微妙だった模様で。
大半の曲作りにまで参加しているボブとの間にはかなりの軋轢があったとも。
まぁ、このアルバム以前のハノイ・ロックスはハッキリ言って上手いバンドではなくて。
殆ど勢いと、ハッタリだけで押し切っている様なバンドだったわけで。
プロフェッショナルなボブとしては、そのままでは駄目だろうと厳しく指導したと。
なにせ、あのキッスでさえも。『Destroyer』でみっちりとしごいたボブですからね。
その甲斐あって。確実に階段を上って。スケール・アップしています。結果は吉だったと。
それでも凡百の産業ロックや、ヘヴィ・メタルに成り下がっていないところ。
それこそがハノイ・ロックスの魅力で。それはもう、持って生まれたチンピラ体質によると。
どこかで。カッコ良ければそれで良しみたいな。開き直りがあるところが最高だなと。
そんなチンピラ感を残しつつも。明らかに一歩も、二歩も先に進んだハノイ・ロックス。
しかし、ドラマーのラズルが件の自動車事故で他界して。解散してしまうのですよね。
これからという時の悲劇。そして決断。何とも悔やまれるところではあるのですが。
実は米国においてもかなりの影響力を持っていたことはガンズ・アンド・ローゼズ等が証明したのでした。

今から。
今日から。
脱け出せ。
飛びだせ。
一歩でも、二歩でも。

今は。
今日は。
通過点に過ぎない。
いつまでも立ち止まってはいられない。
終着点は未だ見えていない。

麻の中の。
蓬であったとしても。
寄って。
寄られる。
その前に。

湖水を
泳いで。
大地を。
駆けて。
先んじてしまうのだ。

目指す姿が。
あるのなら。
目指す姿が。
感じられるのなら。
甘んじている暇はない。

今から。
今日から。
脱け出せ。
飛びだせ。
一歩でも、二歩でも、何歩でも。

来たところ。
拠るもの。
そいつを。
忘れていないのなら。
見失っていないのなら。

そいつが。
そいつだけは。
確かだと。
思えるなら。
信じられるなら。

そこから。
ここから。
今から。
今日から。
脱け出せ。飛びだせ。

通過点は。
どこまでも。
通過点。
躊躇わずに。
恐れずに。

目指す場所へ。
目指す姿へ。
群れずに。
甘んじずに。
先んじる為に。

朱に。
染まらず。
蓬に。
安んじず。
さぁ。

脱け出せ。
飛びだせ。
そこから。ここから。
今から。今日から。
一歩でも、二歩でも、何歩でも。



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