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2017/06/08 Thu *交差点に立つ / Santana

20170608caravanserai


ものが。
人が。
情報が。
行き交う。
その中心。

あっちから。
来るもの、来る人。
こっちから。
行くもの、行く人。
交わされる情報。

出会い。
触れ合い。
すれ違い。
それぞれの場所から。
それぞれの場所へ。

止まらず。
澱まず。
されど。
交わり。
混ざり。

新たな。
何ものかを。
生み出す。
その。
契機とするべく。

行路の。
交差路の。
宿主として。
結合点として。
交差点に立つ。

『Caravanserai』'72年リリース。
サンタナがその世界を広げた、4枚目となるアルバム。
メンバーの交代や、新たなメンバーの加入。
そして何よりも、カルロス・サンタナの意識の変化。
それらが、相互に作用し合い、影響を及ぼし、新たなものを生み出した。
そんな生命力、活力に溢れている、そして穏やかに語りかけてくるアルバム。
元々はサンタナ・ブルース・バンドと称して、ブルースの影響が色濃く。
そこにマリアッチの父を持つカルロスが率いたからこそのラテンへの接近があり。
所謂ラテン・ロックの雄として大人気を博していたサンタナ。
しかし、そこに止まることなく。更に新たなものを貪欲に取り入れて。
サウンド的には、ジャズやフユージョンへの接近を試みていて。
その背景には、精神世界へ興味を抱き積極的に宗教にも傾倒していくカルロスの姿勢。
それがあったのだと思われます。バディ・マイルスと共演、マイルス・ディヴィスとも接近。
アルバムに針を落とすと虫の声が聴こえてきて。サックスやウッド・ベースが奏でられる。
あの、怒涛の、情熱のラテン・ロックは何処へいったのだと戸惑うのですが。
実のところ、カルロスの情熱は些かも衰えても、変わってもいなくて。
ただ、その表現に新たな要素が加わり、また表現するものも新たになっていったと。
この、何でもありに近い。雑多なものを次々に取り込んでいく積極的な交雑性。
それこそがサンタナの最大の魅力なのだろうなと思われるのです。
あらゆる音楽が行き交う、その交差点に立って。積極的に交流して咀嚼して整理して。
年齢も出自もそれぞれの雑多とも言えるメンバーを結び付けて率いて新たな世界へと。
たぶんに。ヒッピー文化や、フラワー・ムーブメンとへの失望からの反動。
それにより精神世界へと歩み寄ってしまった側面もありながら。神さえも取り込んでしまう。そこがらしいかな。

ものが。
人が。
情報が。
集まってくる。
その真ん中。

あっちから。
来たもの、来た人。
こっちから。
行ったもの、行った人。
交わされた情報。

出会って。
触れ合って。
すれ違いながら。
それぞれの世界から。
それぞれの世界へ。

止まらせず。
澱ませず。
されど。
交わらせ。
混ぜて。

新たな。
何ものかを。
生み出す。
その。
契機を創るべく。

行路の。
交差路の。
宿主となり。
結合点となり。
交差点に立つ。

流れを止めず。
澱みを作らず。
新たな。
流れの。集まりの。
契機を。

怯まず。
怯えず。
拒まず。
追わず。
あらゆるものを。

出会わせ。
触れ合わせ。
取り込んで。
咀嚼して。
整理して。

交差する。
雑多な。
ものも。
人も。
情報も。

受け止め。
受け容れ。
されど。
混沌とした。
坩堝にはならぬ様。

ものが。
人が。
情報が。
行き交う。集まる。
その中心。その真ん中。

行路の。
交差路の。
宿主としてありながら。
結合点としてありながら。
交差点に立つ。立ち続ける。



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