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2017/06/11 Sun *飄々と虎視眈々 / Grin

20170611allout


にやりと。
軽妙な。
笑みを浮かべながら。
そろそろと。
ぶらぶらと。

力まず。
声高にならず。
身を躱しながら。
さらりと。
受け流しながら。

四角四面は。
遠慮して。
杓子定規に。
陥らない様に。
そこには気を配りつつ。

その実。
そのことには。
その一点には。
全力投球で。
挑んでみる。

飽くまでも。
素知らぬ振り。
そいつを。
気取る。
余裕だけは忘れずに。

飄々と。
虎視眈々。
そんな姿勢で。
そんな足どりで。
挑んでみる。

『All Out』'72年リリース。
ニルス・ロフグレン率いるグリンの3rdアルバム。
飄々とした感もある、フットワークの軽さ。
そんなギター、そして活動のスタイルが魅力的なニルス。
若くしてニール・ヤングのアルバムにも参加していて。
クレイジー・ホースのギタリストにとの勧誘もあったそうですが。
それはそれ。これはこれ。自らの活動の主軸はこのグリンに置いていたと。
またグリンがあったからこそ、ニールとの活動でも妥協することは無かったと。
しなやかでありながら、したたかでもある。そんなニルスの佇まいがいいなと。
ニールに限らず、様々なミュージシャンから引っ張りだこだったと思われますが。
それには感謝しつつも。自らを見失うことは無い様にと。
グリンなどと言う、人を食ったバンド名、そしてこのアルバムのジャケット。
そのユーモアの影に潜む、骨太な覚悟のほど。それこそがニールの本質かなと。
故に。アコースティックなナンバーが多いこのアルバムも、実にロックンロールで。
その小気味よさ、気風のよさ。それがストレートに反映されるギター。
そのサウンド、そのメロディが実に何とも風通しがいいのですね。
この風通しのよさは、グリンの、そしてニルスのソロ・アルバムにも共通していて。
ニールも、そしてスプリングスティーンもそんなニルスを必要としたのだろうなぁ。
このアルバムにはキャシー・マクドナルドがゲストとして参加していて。
そのシャウトとニルスのギターの絡みが、独特の魅力を生み出してもいて。
そのセンスにニルスの才能、そして飄々としているだけではない策士振りを感じもします。
なかなか評価されない存在ですが。決して忘れることのできない、グリン、そしてニルスなのです。

にたりと。
意味深な。
笑みを浮かべながら。
ぶらぶらと。
そろそろと。

硬くならず。
固くもならず。
身を翻しながら。
さらりと。
受け渡しながら。

既定路線は。
遠慮して。
固定観念に。
陥らない様に。
そこには目も配りつつ。

その実。
あることには。
ある一点には。
全力投球で。
臨んでみる。

飽くまでも。
余興の範囲。
そう。
嘯く。
芝居だけは忘れずに。

飄々と。
虎視眈々。
そんな佇まいで。
そんな足並みで。
臨んでみる。

笑みに。
目元に。
口元に。
本音は。
出さずに。

笑みで。
目元で。
口元で。
本質は。
秘めて。

そろそろと。
ぶらぶらと。
身を躱しながら。
さらりと。
受け流しながら。

ぶらぶらと。
そろそろと。
身を翻しながら。
さらりと。
受け渡しながら。

飽くまでも。
余興の範囲と。
素知らぬ素振りで。
装いながら。
嘯きながら。

その実。
このことには。
この一点には。
全力投球で。
挑んでみる。臨んでみる。

飄々と。
虎視眈々。
そんな。
身構え。心構え。
そいつが好きなのだ。



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