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2017/07/13 Thu *どっちもどっち / Junior Murvin

20170713policeandthieves


どいつも。
こいつも。
どっちも。
どっち。
そうなのだから。

些細なことで。
下らないことで。
いがみ合うとか。
争うとか。
やめたらどうだ。

出し抜こうとか。
足を引っ張ろうとか。
そんな事に。
労力を使うなよ。
時間も使うなよ。

隣の芝生なんて。
見ても仕方がない。
自分を誰かと。
比べても意味がない。
所詮、似たり寄ったり。

誰だって。
腹が立つ時もあれば。
魔がさす時もある。
いちいち目くじらをたてるなよ。
あんたにだってあるだろう。

絶対的な、悪もなければ。
絶対的な、善もありはしないのさ。
どっちもどっち。
どいつも、こいつも.
意味のない争いなど止めてしまえ。

『Police & Thieves』'77年リリース。
ジュニア・マーヴィンの、リー・ペリー制作下での初めてのアルバム。
個性的なファルセットを駆使した歌声が何とも魅力的なマーヴィン。
秀逸なレヴォリューション・ソングで代表作である「Police & Thieves」の素晴らしさ。
クラッシュがカバーしたことで世界的にも知られることになり。
更にはレゲエとパンクの接近、融合を促進したとも言われる「Police & Thieves」です。
権力と、それに抵抗している様で実はただ己の欲望を満たそうとしているだけの輩。
そんなどっちもどっちの奴等が、この社会を、この世界を壊しちまうのだと。
そんな強烈なメッセージを、ファルセットに乗せて軽やかに歌ってしまうマーヴィン。
その軽やかさが、風を巻き起こし、風となって世界中に伝えられたのです。
他のナンバーも含めて、その粒ぞろいな事と、それを引き立てる絶妙なサウンド。
そして奇を衒わずに。真正面から、穏やかに歌いかけるマーヴィン。
この見事なバランスにより、その歌声も、そしてメッセージもストレートに伝わってくる。
ここらはリー・ペリーの手腕によるところも大きかったのだろうなと思います。
レゲエの範疇を越えて、総ての圧力や暴力に屈しない人々のアンセムとなった。
そんな「Police & Thieves」を作り、歌い、世に届けたマーヴィン。その功績の大きさ。
それだけでなく。時を同じくしてボブ・マーレイ&ウェイラーズにも参加して。
後期のウェイラーズをギタリストとしても支えていくのですからね。凄いなと。
遡れば早くから渡英して。キーフ・ハートリー・バンドに新風を吹き込んだりもしていて。
その軽やかな歌声同様に、マーヴィン自身のフットワークも軽やかだったのだなと。
こんな重苦しい時代だからこそ。尚更にその軽やかさに惹かれ、そして後に続きたいと思ったりするのです。

あいつも。
あんたも。
どっちも。
どっち。
そうなのだから。

些末なことで。
どうでもいいことで。
こそこそと。
騙し合いとか。
やめたらどうだ。

蹴落とそうとか。
先回りして嵌めようとか。
そんな事に。
どれだけの労力を。
どれだけの時間を。

絵に描いた餅なんて。
食べられる筈もない。
必要以上に。
欲張っても意味がない。
所詮、似た者同士。

誰だって。
優しい気持ちになる時もあれば。
愛が零れる時もある。
いちいち勘ぐるなよ。
あんたにだってあるだろう。

絶対的な、真もなければ。
絶対的な、偽もありはしないのさ。
どっちもどっち。
どいつも、こいつも.
意味のない争いなど止めてしまえ。

誰かが。
より多くを得れば。
誰かの。
取り分は少なくなる。
そうかもしれない。

でも。
多いからって。
総てを消化できるのか。
少ないからって。
満たされないのか。

でも。
その結果は。
その位置は。
いつまでも同じだとは。
限らない。

そんなもの。
そんなところ。
些細なこと。
些末なこと。
そんなものに囚われるなよ。

隣の芝生の。
その青さは。
あんたの庭の。
芝生には。
似合わないかもしれないぜ。

絵に描きたい。
餅は。
あんたと。
誰かでは。
そもそも異なるかもしれないぜ。

なんにしろ。
どいつも。
こいつも。
どっちもどっち。
そんなものだから。

下らないことで。
どうでもいいことで。
争うとかやめたらどうだ。
本当の敵は他にいる。
本当の夢は他にあるのさ。



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