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2017/07/24 Mon *異郷にて / Various Artists

20170724motortwonrevueinparis


異郷にて。

普段と。
異なる。
離れた。
空気の中。
匂いの中。

だからこそ。
感じるものがある。
出会えるものがある。
確かに。
存在する。

目には。
見えない。
映らない。
なにものかが。
呼んでいる。

その声の。
する方へ。
する処へ。
呼ばれるままに。
赴くままに。

その。
温かさ。
優しさ。
そこに生まれるものがある。
そこで始まるものがある。

異郷にて。

『Motortown Revue In Paris』'65年リリース。
モータウンが行っていたパッケージ・ショー、モータウン・レビュー。
その模様を収録したライヴ・アルバムの第三弾にあたるもので。
アルバム・タイトル通りに、パリで収録されています。
参加しているのはシュープリームス、ミラクルズ、マーサ&ヴァンデラス。
そしてスティーヴィー・ワンダーの綺羅星の如き4組で。
バックを担当しているのはアール・ヴァン・ダイク率いるソウル・ブラザーズ。
そう、今ではファンク・ブラザーズとして知られる名うてのミュージシャン達で。
勿論、あのジェイムス・ジェマーソンも参加していて。あのベースが響いています。
海賊盤かと思う程の音質で。リリースを意識しての録音だったのか疑問も残るのですが。
その音質が、かえって生々しく。当時のライヴの雰囲気を伝えてくれています。
時期的にはシュープリームスが一番、勢いのある頃だったのですかね。
「Stop In The Name Of Lobe」や「Baby Love」を生き生きと歌っています。
ミラクルズや、マーサ&ヴァンデラスは古参らしく貫禄のあるステージで。
声も若いスティーヴィーは、日の出の勢いの成長過程にあるのが感じられると。
実に、その、よく考えられている顔ぶれ、取り合わせだなと思うのですが。
それもこれも。それだけのタレントを揃えていたからで。
そう考えるとスタックス同様に、モータウンの底力を思い知らされるのですよね。
今から50年以上前に。大西洋を越えて、本場のソウル・レビューを欧州に輸出していたと。
その事実の持つ、意味とか意義は。もっと語られてもいいし、忘れてはならないなと。
そして。異郷、異境でステージに立った、ライヴを行った。
モータウンのスター達の目に映った光景、胸に浮かび、過った思い。
そんなものを、想像してみたくなるのですよね。どんな、出会いがあったのかなとかね。

異郷にて。

日常と。
異なる。
離れた。
空気に触れて。
匂いに包まれて。

だからこそ。
震えるものがある。
響き合うものがある。
間違いなく。
存在する。

手には。
取れない。
触れられない。
なにものかが。
呼んでいる。

その声の。
導く方へ。
誘う処へ。
招かれるままに。
趣くままに。

その。
新しさ。
懐かしさ。
そこで生まれるものがある。
そこから始まるものがある。

異郷にて。

普段と。
異なる。
離れている。
それが。
呼び起こすもの。

日常と。
異なる。
離れている。
それが。
目覚めさせるもの。

そんな。
目には。
見えない。
手にも。
取れない。

なにものかが。
呼んでいる。
招いている。
誘っている。
任せてしまえば。

空気の中。
風の中。
呼び起こされて。
目覚めて。
そのままに。

温かく。
優しく。
新しく。
懐かしく。
そのままに。

感じる。
震える。
響き合う。
そんな。
出会いが生まれる。

異郷にて。



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