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2017/08/13 Sun *熱病の如く / Hot Tuna

20170813yellowfever


好きなものは。
どこまでも。
いつまでも。
好きで。
大好きで。

それこそ。
寝ても。
醒めても。
それだけが。
頭の中に。

浮かんで。
巡って。
延々と。
変わることなく。
絶えることなく。

時に。
僅かな。
変化が訪れることも。
程度の。
差が浮かび上がることも。

それでも。
夢の中でも。
現でも。
それだけを。
追い求めて。

それこそ。
熱病の如く。
とりつかれ。
魘され。
甘美の渦の中へと。

『Yellow Fever』'75年リリース。
ホット・ツナの6枚目(?)となるアルバム。
ジェファーソン・エアプレインの別動隊としてスタートしたホット・ツナ。
ギター&ヴォーカルのヨーマ・コウコネンとベースのジャック・キャサディ。
この頃には既にホット・ツナの活動に専念していたのだと思います。
ドラムスを加えたトリオ編成でパーマネントに活動し始めた後のアルバムです。
兎に角。コウコネンの何とも下世話で変態的ですらあるギター、そしてヴォーカル。
一聴すれば、すぐにそれとわかる強烈な個性が何とも堪りません。
ワン・パターンと言えばワン・パターンなのですがこれほど癖になるのもそうはないかな。
基本的にはオーソドックスなブルース、ブルース・ロックなのですが。
どうにもコウコネンの手に掛かると、どこか妙だったりもするのですよね。
ここらはやはり、サンフランシスコのドラッグ・カルチャーから出てきたところなのかな。
ワン・パターンではありますが、それなりに時代の影響は受けていて。
このアルバムに収めらえているナンバーは形式としてはブルースをはみ出ているのですが。
もう形式云々ではなくて。その魂と言うか佇まいがどうにもブルースなのです。
結構エレキが唸りを上げていてハードだったりするのですが。
その勢いだけを恃まない、その勢いに流されない。骨格であるブルースが息づいていると。
そのしつこさ、しぶとさに。下世話なまでの矜持を感じてしまったりして。
その矜持の熱さに中てられて熱病にとりつかれたかの如くのめり込んでしまうのです。
シンセを使ったナンバーもあって。それがまた下世話で如何にもなんですよねぇ。
この何とも下世話なジャケットがまたね、内容を見事に表現しています。
バナナとツナでフィーバーですからねぇ・・・何の隠喩であるかはねぇ・・・いいなぁ、ホット・ツナ。

好きなものは。
どこまででも。
いつまででも。
好きで。
大好きで。

それこそ。
寝ていても。
醒めていても。
それだけが。
胸の中に。

染みついて。
棲んで。
延々と。
変わりはしない。
絶えもしない。

時に。
僅かに。
揺さぶられることも。
濃淡が。
陰影を描き出すことも。

それでも。
夢の中にあっても。
現にあっても。
それだけを。
追い続けて。

それこそ。
熱病の如く。
とりつかれ。
魘され。
狂気の渦の中へと。

熱く。
ただ。
ひたすらに。
熱く。
その中に。

身を置いて。
心も置いて。
熱病の如く。
とりつかれ。
渦のただ中へと。

巻き込まれ。
引き込まれ。
回りながら。
落ちていく。
堕ちていく。

好きなものは。
いつまでも。
どこまでも。
好きなだけ。
大好きなだけ。

寝ても。
醒めても。
それだけが。
頭の中。
胸の中。

それだけが。
浮かんで。
巡って。
染みついて。
棲んで。

甘美の。
狂気の。
渦の中で。
追い求めて。
追い続けて。

変わらない。
矜持と共に。
熱病の如く。
とりつかれ。
魘され。

それが心地よい・・・



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