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2017/08/24 Thu *吟遊詩人 / Donovan

20170824thehurdygudyman


明るくても。
暗くても。
何色でも。
何をどう描いていても。
その-色には関わらず。

溢れるもの。
滲むもの。
そこに。
思いがあれば。
意思があれば。

漂う様に。
浮かぶ様に。
包み込む様に。
そのままに。
任せていれば。

何かが。
点が線となり。
線が繋がり。
画が描かれ。
立ち上がり、像となる。

その像の。
声のする方へと。
呼ばれる方へと。
導かれる方へと。
歩み始める。

吟遊詩人。
その声が。
何色であれ。
その歌声が。
何色であっても。

『The Hurdy Gurdy Man』'68年リリース。
スコットランド出身のドノヴァン、6枚目(?)のオリジナル・アルバム。
デビュー時には英国のディランとも称されて。まさにその様なスタイルでしたが。
徐々に多彩な面を見せ始めて。特にサイケデリックを独自に解釈したかの様な世界へと。
トラッドにも通じるアコースティックなサウンドと香りが根底にはあるものの。
時に、そこを離れて浮遊するかの様な感覚を醸し出し、抱かせる様になったかなと。
地上を離れ、だと言って空高くへと姿を消すわけでもなく。常に視界の端に見え隠れ。
そう、地上数メールのところに浮かんで、漂っている。そんな感じなのです。
そして、手を伸ばせば届きそうなところから優しく、甘い歌声で問わず語りにと。
優しく囁いている様でもあり、冷たく見下している様でもあり。何とも微妙な距離感。
その得体の知れなさ、その捉えどころのなさ。それこそがドノヴァンなのですよね。
そんな世界を描くサウンドは多彩にならざるを得ず。参加する面子も多岐に渡っていて。
このアルバムにはレッド・ツェッペリンやペンタグルのメンバーも参加しています、
尤も。ツェッペリンは結成前で。ジョン・ポール・ジョーンズのみが参加したとの説も。
何でも。ジミヘンにギターを弾いてほしいと願ったナンバーもあったとかで。
ハードでアシッドなフォークとでも言うべき趣が感じられてりもします。
またサイケデリック・ミーツ・インドの様なナンバーもあったりして。多彩にして多才。
ドノヴァンの才能の煌めく様を十二分に感じられるアルバムとなっています。
ただ、あまりに多彩で。少々、焦点が絞り切れずに惚けてしまっているとも言えるかな。
針を落としていると、ふと自分の立ち位置が分からなくなる、連れられて惚けてしまうと。
それすらも。吟遊詩人たるドノヴァンの狙いで。その歌声に、その掌の上で踊らされているだけかもですが。

暖かくても。
寒くても。
何色でも。
何をどう描いていても。
その-色には依らず。

零れるもの。
落ちるもの。
そこに。
願いがあれば。
意志があれば。

漂うままに。
浮かぶままに。
包み込まれるままに。
そのままに。
委ねていれば。

何かが。
点が線を結び。
線が踊り。
画が現れ。
動き出し、像となる。

その像の。
歩む方へと。
進む方へと。
導かれるかの様に。
歩み続ける。

吟遊詩人。
その声が。
何色に思えても。
その歌声が。
何色に感じられても。

今夜も。
この街角で。
あの街角で。
今夜も。
どの街角にも。

その声が。
その歌声が。
溢れ出す。
零れ出す。
どの街角にも。

その声に。
その歌声に。
滲むもの。
落ちるもの。
どの街角にも。

思いが。
願いが。
意思が。
意志が。
どの街角にも。

漂う様に。
浮かぶ様に。
包み込む様に。
任せていれば。
委ねていれば。

何かが。
点が線に。
線が画に。
画が像に。
立ち上がり、動き始める。

その像の。
声のする方へと。
歩む方へと。
導かれる様に。
吟遊詩人と共に。



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