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2017/09/21 Thu *境界越境 / Ry Cooder

20170921borderline


境界。
その線を。
引いたのは。
定めたのは。
誰なのか。

その線は。
本当に。
必要なのか。
引かれるべきなのか。
定められるべきなのか。

知らず知らずのうちに。
刷り込まれて。
慣らされて。
そう思い込んでいる。
それだけではないのか。

そもそも。
そこに。
線など。
見えるものか。
あるものか。

誰かに。
都合のいい。
常識などに。
騙されてはならない。
胡麻化されてはならない。

越境。
引かれた。
定められた。
その線など。
軽々と超えていけ。

『Borderline』'80年リリース。
ライ・クーダーの8枚目となるオリジナル・アルバム。
ライヴとサントラを含めると10枚目となるアルバムでもあります。
ちょうどメジャー・デビュー10年目にして10枚目のアルバムでもあったかな。
ちょうど前作『Bop Till You Drop』がライのアルバムにしてはヒットした後で。
レコード会社もライを本格的に売り出そうと力を入れ始めた時期だったとも。
そう言われると。数あるライのアルバムの中でもポップと言うか、聴きやすいと言うか。
ただ。それも。あくまでもライにしてはと言う範囲でのことで。そこがライらしく。
多少は贅沢な環境で録音できるようになったのではないかとか像増するのですが。
その背景の意図などお構いなしに。好きなナンバーを、好きな様に、気の合う仲間と。
様々な境界を軽々と超えていってしまう様が相変わらず痛快なのですね。
その越境者故の雑多な感覚。その楽しさに溢れている。それがライの魅力かなと。
確か喜納昌吉とのセッションの後に録音、制作に取り掛かった筈で。
雑食な食欲の旺盛さを発揮して。沖縄音階を取り入れたナンバーも含まれていて。
思わずニヤッとしてしまいます。やっていて楽しいだろうなと。だから聴くのも楽しいと。
そのテクニックの巧みなことや、マニアックな選曲ばかりが語られがちなライですが。
確かにテクニシャンでマニアなのは間違いないでしょうが。それが本質ではなくて。
越境者故の、雑食故の。逞しさ、生命力。それがその音楽に宿っている、その素晴らしさ。
やはり、そこに尽きる気がするし。それがとてもわかりやすいのがこのアルバムかなと。
アルバム・タイトル通りに。ベースにある米国南部の音楽に。州境も国境も越えて。
様々な音楽の要素を吸収し、消化し、見事に融合して奏でていて。
所謂、ワールド・ミュージックとやらのブームの何歩も先を歩んでいたのですよね。

境界。
その壁を。
建てたのは。
定めたのは。
誰なのか。

その壁は。
本当に。
必要なのか。
建てられるべきなのか。
定められるべきなのか。

知らず知らずのうちに。
植え付けられて。
馴らされて。
そう信じ込んでいる。
それだけではないのか。

そもそも。
そこに。
壁など。
見えるものか。
あるものか。

誰かの。
都合による。
正義などに。
振り回されてはならない。
目を眩まされてはならない。

越境。
建てられた。
定められた。
その壁など。
軽々と超えていけ。

必要のない。
線を引けば。
壁を建てれば。
それで。
安心できるのか。

意味のない。
線を定めて。
壁を定めて。
それで。
落ち着くのか。

見えない。
ありもしない。
色をつけて。
色分けをして。
何になるのか。

そこには。
誰かの。
誰かの為だけの。
都合が。
働いているなら。

そんな。
線など。
壁など。
色分けなど。
常識も。正義も。

そんな。
境界など。
必要ない。
意味もない。
ありもしない。

境界。
その線を。
消してしまえ。
その壁を。
崩してしまえ。

越境。
境界など。
旺盛に。
陽気に。
軽々と越えていけ。



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