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2017/10/12 Thu *愛でなくていい / Betty Davis

20171012antilove


愛でも。
恋でも。
何でもいい。
否。
どうでもいい。

この気持ち。
そいつは。
確かなのだから。
呼び名など。
どうでもいい。

例え。
愛とは呼べない。
恋とも呼べない。
そうなら。
それでもいい。

身を切られるほど。
切なくて。
心を乱されるほど。
苦しくて。
そして。何よりも。

震えるほどに。
それほどに。
愛しくて。
抱きしめたくて。
堪らない。

愛でも。
恋でも。
何でもいい。
この気持ちに。
忠実でいたいだけ。

『Anti Love The Best Of Betty Davis』'95年リリース。
褐色のファンキー・ディーヴァ、ベティ・デイヴィスのベスト・アルバム。
あのマイルス・デイヴィスと結婚していたこともあり創造のディーヴァでもあったベティ。
元々は今で言うスーパー・モデルで。ジミヘンとかクラプトンとも交流(?)があって。
マイルスとジミヘンを引き合わせたのは他でもないこのベティだったのだとか。
マイルスとはあっさり別れたものの。そのままデイヴィス性を名乗り続けて。
そして。超ド級のファンキーなアルバムを引っ提げて音楽シーンに颯爽とデビューしたと。
活動期間そのものは短くて。'73年にデビューして。'70年代後半にはフェード・アウト。
しかしながら。残された3枚のアルバムは。どれも素晴らしくファンキーな傑作で。
特に、1stアルバムは数多あるファンクのアルバムの中でも最高峰に近いかなと。
そんな3枚のアルバムから12曲が選ばれて収録されているのですが。
まぁ、何とも。実にファンキーで、実にご機嫌で。その迫力、凄味に改めて震えがきます。
ラリー・グラハム、コーネル・デュプリー、グレッグ・エリコ、ニール・ショーンと。
豪華で、腕の確かな面子がこぞって参加して叩き出しているそのサウンドの素晴らしさ。
そして。それを従えて。ある意味では奇声とも言える歌声で迫ってくるベティ。
その咆哮に宿る、タフで、ラフで、セクシーで、エロティックなファンクネス。
傍若無人とさえも言えそうな。その自信に満ち溢れたあり様、存在が痛快なのです。
間違っても上品とは言えないし。お洒落でもなく、お行儀もよくないのですが。
それが。どうしたと。そんなことはどうでもいい。これがいいなら、これが気持ちいいなら。
必要なのは。それに忠実であること。それに素直であること。それだけだと。
それが何と呼ばれようと、それで何を言われようと。構いはしないとの揺るぎなさ。
好きなら、もっと好きに。好きなら、とことん好きに。その潔いまでの愛しさに殉ずる様が堪りません。

愛だろうが。
恋だろうが。
何でも構わない。
否。
どうでもいい。

この気持ち。
そいつは。
揺るがないのだから。
名称など。
どうでもいい。

例え。
愛とは言えなくても。
恋とも言えなくても。
そうなら。
それでもいい。

身が焼けるほど。
甘くて。
心が蠢くほど。
激しくて。
そして。何よりも。

震えるほどに。
それほどに。
愛しさが募って。
抱きとめたくて。
堪らない。

愛でも。
恋でも。
何でもいい。
この気持ちに。
素直でいたいだけ。

こんなのは。
そんなのは。
許されないと。
認められないと。
言うのなら。

愛でなくていい。
恋でなくてもいい。
そんな言葉には。
何の意味も。
何の価値も無い。

こんなのは。
そんなのは。
違うと。
間違いだと。
言うのなら。

愛なんかどうでもいい。
恋なんかどうでもいい。
その定義になど。
何の興味も。
何の力も感じない。

形式も。
結果も。
何でもいい。
否。
どうでもいい。

叶わなくても。
敵わなくても。
何でもいい。
否。
どうでもいい。

そう。
愛でなくていい。
恋でなくていい。
この思いに。
殉じられればそれでいい。



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