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2017/11/01 Wed *その存在 / Howlin' Wolf

20171101thelondonhowlinwolfsessioms


いつでも。
どんな時でも。
ふと。
感じた時に。
触れてみる。

すると。
その時々で。
微妙に。
表情を変えながら。
伝えてくれる。

そう。
いい時も。
悪い時も。
上がっている時も。
下っている時も。

触れれば。
応じて。
蠢いて。
何らか。
指し示してくれる。

その。
存在の。
尊さが。
ともすれば。
薄らいでしまうのは。

あまりにも。
その存在が。
当たり前すぎるからか。
だから。いま。
触れたいのか。

『The London Howlin' Wolf Sessions』'71年リリース。
ハウリン・ウルフが、英国のミュージシャン達を従えて録音したアルバム。
ウルフが望んだのではなくて。マディの『Fathers And Sons』で味をしめたチェスが。
ウルフを英国に送り込んで、柳の下の泥鰌を狙ったってところなのだと思いますが。
クラプトンや、ウィンウッド、それにビルに、チャーリー辺りは大歓迎だっただろうし。
まぁ、自分を慕っている若い衆を相手にするウルフも悪い気はしなかっただろうなと。
それでも用心棒?としてヒューバート・サムリンは同行させているのも、らしいかな。
純粋にウルフのアルバムと呼んでいいのかは微妙なところもあるし。
クラプトンを始めとする面々の演奏が如何にも蒼くて、硬くてと、言うのもあって。
火花が散る様な激しさ、汗が滴る様な濃厚さ。そんなものに欠けるのは否めないのですが。
孫弟子たちに迎えられたウルフの、誇らしくも、慈愛に満ちた貫禄とか。
大師匠を迎えたクラプトン達の、緊張しつつも、無邪気に楽しんでいる様とか。
そんなスタジオの空気が伝わってくる様で。ブルースとロックの関係と言うか。
ロックにとってブルースがどんな存在であるのかと、そんなことを思わされます。
既に。それなりに名を成している連中が、嬉々としてウルフとの共演を楽しんでいる。
そして。その一方で。まだまだ及ばないことを痛感させられて、学ぼうともしているところ。
ロックにとってのブルース。愛して止まない、昂揚感を掻き立てられるそんな存在で。
そして。手を伸ばしても届かない、遠くに聳え立つ霊峰の様に、畏れ慄く存在でもあり。
そんな愛憎半ばする存在。愛さずにはおれなくて、届かなくても挑み続けざるを得ない。
そんなブルースがあってこそ、ロックは存在するのだと、ロック足りえるのだと。
企画は安易だったかもですが。その実、このアルバムに捉えられているものは大きいかなと。
「The Red rooster」でウルフにギターを弾いてほしいと頼むクラプトンが微笑ましいかな。
ミックは歌っていないのに、スタジオに現れて。ウルフとのツー・ショットで満面の笑みで。
更にはこの英国盤はローリング・ストーンズ・レコードが配給しているとか。
経緯、憧憬、愛情。そんなものは。妙にカッコつけずに。素直に表に出すのが良い時もあるのですよね。

いつでも。
どんな時でも。
ふと。
過った時に。
口にしてみる。

すると。
その時々で。
微妙に。
味わいを変えながら。
伝わってくる。

そう。
いける時も。
駄目な時も。
登っている時も。
沈んでいる時も。

口にすれば。
応えて。
震えて。
何らか。
示し唆してくれる。

その。
存在の。
愛しさを。
ともすれば。
忘れがちになってしまうのは。

あまりにも。
その存在が。
当たり前にすぎるからか。
だから。いま。
口にしたいのか。

その存在。
その関係性。
なくては。
ならなくて。
あり得なくて。

恐らくは。
驚くほどの。
奇跡の。
出会いと。
積み重ね。

恐ろしい程の。
幸福と。
同等の。
苦難と。
その果ての結果。

愛さずには。
いられなくて。
それが故に。
憎しみも。
生み出されて。

その。
せめぎ合い。
その。
繰り返し。
永続して。

いつの間にか。
当たり前に。
自然に。
薄らいで。
忘れたかのようで。

いつでも。
どんな時でも。
断ち切れない。
その存在。
その関係性。

だから。いま。
触れたくなる。
口にしたくなる。
その存在。
素直に向き合ってみる。



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