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2017/11/11 Sat *暁 / The Eric Burdon Band

20171111sunsecret


暁。
その変わりゆく。
輝きをましていく。
茜色。
その中に。

去りゆくもの。
生まれ来るもの。
その姿を。
感じながら。
ゆっくりと息を吸い込み。

朝の。
匂い。
上りくる。
新しい日の。
予感。

そいつに。
震えながら。
意を新たに。
思いも新たに。
その先を見つめてみる。

ふと。
彼方から。
呼ぶ声が。
聞こえた気がして。
振り返る。

暁。
その変わりゆく。
失われていく。
墨色。
その中に。

『Sun Secrets』'74年リリース。
エリック・バードン・バンドの1stアルバム。
アニマルズのヴォーカリストとして一世を風靡したエリック・バードン。
方向性の違いからオリジナル・メンバーとは決裂して。
単身、大西洋を渡って再編したアニマルズを率いて活動。
フラワー・ムーブメントに影響を受けたサイケデリックなサウンドを展開。
その後、ムーブメントの失速と共に興味を失って、アニマルズは遂に解散。
ファンクに接近してウォーの結成に参加。大胆なサウンドでヒットを生むも。
ほどなくして、恐らくは音楽性の違いからウォーを離れて(追われて)。
暫くの間。表立った活動は行わず沈黙の時間を過ごしていたエリック。
そのエリックが数年ぶりに自らのバンドを率いてシーンへと帰ってきたのがこのアルバム。
再びロックで、自らのヴォーカルを武器に勝負を賭けると。その証なのか。
アニマルズのナンバーのセルフ・カヴァーを4曲披露しているのが興味深いところで。
「It's My Life」も「Don't Let Me Be Misunderstood」も新たに生まれ変わっています。
元々。あのブライアン・ジョーンズをして英国最強のヴォーカリストと言わしめたエリック。
その再生には、下手な手を打つよりも。敢えて既に知られたナンバーに。
その強力なヴォーカルで新たな魅力を与えればいいのだと。そう考えたのかどうか。
新時代に対峙した歌声で歌われる「It’s My Life」も「Don’t Let Me Be Misunderstood」も。
新鮮に耳に響いてきて。新時代の暁の中に、新たな一歩を踏み出したエリックを感じるかな。
ジャケットからわかる様に人種混成のバンドで。プロデューサーもウォー時代と同一人物。
袂を分かったとは言え。ウォーでの経験も自らの再生、革新の糧にしているなと。
惜しむらくは。バンドの技量によるのか。そのサウンドがやや平坦に過ぎるかなとは。
それでも。エリックには暁、陽の光。その中で前へと進もうとする姿がよく似合います。

暁。
その変わりゆく。
色合いを濃くしていく。
茜色。
その中に。

消えゆくもの。
湧き上がるもの。
その姿を。
感じながら。
ゆっくりと息を吸い込み。

朝の。
空気。
迫りくる。
新しい日の。
予感。

そいつに。
怯えながら。
意を新たに。
思いも新たに。
その先へと視線を送る。

ふと。
背後から。
叫ぶ声が。
聞こえた気がして。
立ち竦む。

暁。
その変わりゆく。
薄れていく。
墨色。
その中に。

暁。
光と。
闇が。
交差する。
その時間。

暁。
茜色と。
墨色が。
交差する。
その時間。

暁。
朝と。
夜が。
交差する。
その時間。

暁。
今日と。
昨日が。
交差する。
その時間。

暁。
未来と。
過去が。
交差する。
その時間。

暁。
あらゆるものが。
交差する。
混沌とした。
その時間。

再生を。
革新を。
その中に。
感じるのなら。
感じられるのなら。

暁。
その。
秘密の時間。
その中で。
前へと進もう。



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