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2017/11/20 Mon *寒さのせいだけでなく / Third World

20171120jouneytoaddis


身を焦がす。
それ程の。
熱さに。
熱に。
触れてみたいと。

こんな。
寒い日は。
そんな。
灼熱の地へと。
思いを馳せてみる。

この道を。
進んで。
あの海を。
渡れば。
そんな地があると。

知っている。
ならば。
いっそ。
脱出して。
目指してみようかと。

せめて。
空想の中で。
その思いだけは。
灼熱の。
熱の下へと。

例え。
身を焦がしても。
この寒さと。
このもどかしさから。
逃れられるなら。

『Journey To Addis』'78年リリース。
サード・ワールドの3枚目となるアルバム。
当時の邦題は『エチオピアの道』と言ったのだとか。
比較的早い時期に全世界的な活動を始め、成功も手にした。
そんなサード・ワールドの特徴は、その汎用性と言うか。
ソウルやファンク、果てはポップやディスコまで取り込んだそのサウンド。
特に'80年代以降は、もうレゲエではないところまで行ってしまったかと。
このアルバムでも。オージェイズのカヴァー等もやっていて。
その兆しはあるのですが。未だその根っこにはルーツ・レゲエへの拘りもあって。
その塩梅がこのアルバム辺りではいい感じで。洗練され過ぎるその一歩手前。
その辺りで鳴っている様なリズムとビートが心地よかったりします。
アルバム・タイトルにもなっている「Journey To Addis」と言うナンバー。
スカタライツのナンバーの改作らしいのですが。そのやや長尺なインストを。
だれることなく緊張感をもって聴かせるところに。その技量の確かさも感じます。
エチオピアの首都、アディスアベバへの旅なるナンバーを演奏そしている。
そこにはラスタの思想が表されていて。サード・ワールドの硬派な一面が窺えます。
ハイレ・セラシエと言うのも。結局はただの独裁者に過ぎなかったわけですが。
それでも、その黒き皇帝の支配する、太陽に肌を焼かれた神の末裔が起こした国。
そんなエチオピアへの強い思い、回帰したいとの思いの強さが支えになっていた。
そうでもしなければ、信じなければ生きていくことが出来なかった人々がいた。
それは形を変えれば。世界中の至る所で同じ様な状況があったわけで。
故に、サード・ワールド、果てはレゲエが世界中で支持されたのも自然の事だったかと。
その身を焦がす様な思いに。心を惹かれるものがあるのです。

心を焦がす。
それ程の。
熱さに。
熱に。
抱かれてみたいと。

こんな。
寒い夜は。
そんな。
灼熱の国へと。
思いを飛ばしてみる。

この道を。
真っ直ぐに。
あの海を。
越えれば。
そんな国があると。

聞いている。
ならば。
いっそ。
逃亡して。
目指してみようかと。

せめて。
想像の中で。
その思いだけは。
灼熱の。
熱の源へと。

例え。
心を焦がしても。
この寒さと。
この愚かしさから。
逃れられるなら。

そう。
この寒さから。
この夜から。
この日から。
逃れられるなら。

そう。
このもどかしさと。
この愚かしさと。
そんな諸々から。
逃れられるなら。

この道を。
いって。
あの海を。
渡って。
彼の地へと。

知っている。
聞いている。
思いを馳せる。
思いを飛ばす。
彼の地へと。

せめて。
空想の中で。
創造の中で。
灼熱の。
熱の下へ、源へと。

身を焦がす。
心も焦がす。
熱さに。
熱に。
焼かれてみたいと。

身も。
心も。
魂も。
灼熱に。
焦がし尽くしてしまいたいと。

寒さのせいだけでなく。



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